ストーリー・沿革
サマリ
堺化学グループは、粉体プロセッシング、有機合成、医薬品製造を核に、社会の快適と安心を支える素材を生む会社です。チタン酸バリウム、異形状硫酸バリウム、超微粒子酸化亜鉛、チオール製品などで用途を広げています。今は「稼ぐ力」を再構築し、高付加価値品へ事業を変える局面です。
過去
現在
未来
目指す経営指標
・2026年度までにROE8%
・2030年までにROE12%
・中期経営計画期間中に株主還元総額80億円以上
・DOE3%を目安とした安定配当
・Smart Material認定製品
・サービス上市5件以上
・研究開発品やサービスにおいて売上20億円
・売上利益率50%
トップメッセージの要約
稼ぐ力
量から質へ
生産出荷を止めてでも品質・安全を優先する
シャイン会
用語解説
堺化学グループが進める中期経営計画の名称です。過去の延長ではなく、2030年以降のありたい姿から逆算し、事業、組織、人材を変えていく方針を示しています。
■Smart Material
堺化学グループが掲げる開発方針です。同社の強みで未来を拓く製品・サービスを指し、「環境・エネルギー」「エレクトロニクス」「ライフサイエンス・ヘルスケア」の3分野で価値を生む素材を育てる考え方です。
■粉体プロセッシング
粉の形、大きさ、表面の性質などを細かく設計する技術です。堺化学グループでは、電子材料や化粧品材料などで、素材の使いやすさや機能を高める中核技術として位置付けられています。
■チタン酸バリウム
積層セラミックコンデンサ向けの誘電体材料です。堺化学グループは粉体プロセッシング技術を使い、電子部品の高性能化や小型化に貢献する材料として展開しています。
■異形状硫酸バリウム
板状や球状に加工された硫酸バリウムです。化粧品材料として、肌の欠点をぼかすソフトフォーカス効果や良好な使用感を生み出す素材として使われています。
■超微粒子酸化亜鉛
非常に細かい粒子にした酸化亜鉛です。高い紫外線遮蔽効果と透明性を両立し、サンスクリーン向け材料として展開されています。
■β-メルカプトプロピオン酸(BMPA)
メガネレンズの高屈折率化に使われる有機イオウ化合物です。堺化学グループは、有機イオウ化合物の合成技術を生かし、この分野で独自の地位を築いています。
■チオール製品
低温・短時間で硬化する樹脂硬化剤として使われるイオウ化合物です。電子材料向け接着剤材料などに使われ、高い密着性や耐水性が特徴です。
■Multhiol
堺化学グループが有機化学品事業で期待を寄せる新たな機能性材料です。電子材料向け接着剤材料として、新たな有機化学品の柱に育てる方針が示されています。
■効率化検討事業
収益安定化を目指して、工場集約、生産規模の縮小、製品の統廃合などを進める対象事業の区分です。堺化学グループは、この区分を安定して稼げる事業へ転換しようとしています。
■成長事業
堺化学グループが今後の成長を担う事業として位置付ける区分です。電子材料、化粧品材料、有機化学品が該当し、高付加価値品への投資や新規顧客開拓を進めています。
■量から質へ
売上数量の拡大を追うだけでなく、採算性の高い製品へ経営資源を移す考え方です。不採算製品の統廃合や価格の適正化を進める、同社の変革方針を表す言葉です。
■稼ぐ力
堺化学グループが重視する、事業として安定的に利益を生み出す力を指す言葉です。中期経営計画では、この力の再構築が大きなテーマになっています。
■社員が輝く「シャイン会」
経営陣と従業員が直接対話する取り組みです。現場の声を経営に反映し、従業員の自律性やエンゲージメントを高める場として運営されています。
■ライン対話会
社長が部長職や課長職と直接対話する取り組みです。経営方針や事業戦略の浸透に関する課題を把握し、組織の改善につなげる目的で実施されています。
沿革
2【沿革】
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1918年6月 |
現堺事業所の一角に堺精煉所を創立 |
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1920年5月 |
合資会社に組織変更 |
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1932年2月 |
株式会社に組織変更 |
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1932年11月 |
現社名堺化学工業株式会社に商号変更 |
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1936年2月 |
堺商事株式会社を設立(現連結子会社) |
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1950年3月 |
当社株式を大阪証券取引所に上場 |
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1961年2月 |
大崎工業株式会社を設立(現連結子会社) |
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1961年10月 |
当社株式を東京証券取引所に上場 |
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1963年5月 |
小名浜事業所完成 |
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1963年6月 |
日本カラー工業株式会社を設立(現連結子会社) |
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1964年3月 |
改源株式会社の事業を継承し、株式会社カイゲンを設立 |
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1965年6月 |
小西顔料製造株式会社(現 レジノカラー工業株式会社)を子会社化(現連結子会社) |
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1968年10月 |
堺商事株式会社がSAKAI TRADING NEW YORK INC.を設立(現連結子会社) |
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1969年5月 |
湯本工場完成 |
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1969年6月 |
泉北工場完成 |
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1973年3月 |
共成製薬株式会社を子会社化 |
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1975年7月 |
ラインファルト工業株式会社を設立 |
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1987年11月 |
株式会社カイゲンが株式を大阪証券取引所第二部特別指定銘柄に上場 |
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1991年7月 |
大剣工場完成 |
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1994年4月 |
堺商事株式会社が株式を大阪証券取引所第二部特別指定銘柄に上場 |
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1994年12月 |
富岡化学株式会社(現 SC有機化学株式会社)を子会社化(2024年4月に吸収合併) |
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1996年1月 |
堺商事株式会社株式が大阪証券取引所第二部銘柄に指定 |
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1997年9月 |
小名浜事業所内に化粧品材料工場完成 |
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1997年10月 |
常磐化成株式会社を設立 |
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2000年4月 |
堺商事株式会社がSAKAI AUSTRALIA PTY LTD.(現連結子会社)および韓国堺商事株式会社を設立 |
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2001年3月 |
堺商事株式会社がSAKAI TRADING EUROPE GmbHを設立 |
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2002年10月 |
共同薬品株式会社を子会社化(現連結子会社) |
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2002年11月 |
堺商事株式会社が堺商事貿易(上海)有限公司を設立(現連結子会社) |
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2005年7月 |
堺商事株式会社が台湾堺股份有限公司を設立(現連結子会社) |
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2007年12月 |
SAKAI CHEMICAL (VIETNAM) CO.,LTD.を設立(現連結子会社) |
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2012年2月 |
株式会社片山製薬所を子会社化(現連結子会社) |
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2012年3月 |
株式会社カイゲンを株式交換により完全子会社化、上場廃止 |
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2012年9月 |
堺商事株式会社が合弁会社PT. S&S HYGIENE SOLUTIONを設立(現連結子会社) |
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2012年11月 |
堺商事株式会社がSAKAI TRADING(THAILAND)CO., LTD.を設立(現連結子会社) |
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2013年4月 |
当社医薬事業部および共成製薬株式会社を株式会社カイゲンに統合し、商号をカイゲンファーマ株式会社に変更(現連結子会社) |
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2014年12月 |
カイゲンファーマ株式会社が松岡メディテック株式会社を子会社化 |
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2017年8月 |
松岡メディテック株式会社の株式の一部をエア・ウォーター株式会社に譲渡(2018年12月に残りの株式を譲渡) |
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2017年9月 |
ラインファルト工業株式会社の全株式をニチレキグループ株式会社に譲渡 |
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2018年8月 |
SIAM STABILIZERS AND CHEMICALS CO., LTD.を子会社化(現連結子会社) |
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2021年3月 |
SAKAI TRADING EUROPE GmbHを清算 |
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2022年4月 2023年8月 2024年4月 2024年7月 |
東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所プライム市場に移行 堺商事株式会社を公開買付により完全子会社化、上場廃止 完全子会社であるSC有機化学株式会社を吸収合併 SIAM STABILIZERS AND CHEMICALS CO., LTD.の株式を追加取得し完全子会社化 |
関係会社
4【関係会社の状況】
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2026年3月31日現在 |
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名称 |
住所 |
資本金または出資金(百万円) |
主要な事業の内容 |
議決権の所有割合 (%) |
関係内容 |
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(連結子会社) |
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堺商事㈱ ※1,2 |
大阪市北区 |
820 |
電子材料 |
100.0 |
原料の購入及び当社製品の販売 役員の兼任…有 |
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カイゲンファーマ㈱ ※1,3 |
大阪市中央区 |
2,364 |
医療事業 |
100.0 |
原料の供給 役員の兼任…有 |
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大崎工業㈱ |
堺市西区 |
200 |
その他 |
100.0 |
原料の供給及び製品の購入 役員の兼任…有 |
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レジノカラー工業㈱ |
大阪市淀川区 |
200 |
受託加工 |
100.0 |
原料の供給及び製品の購入 役員の兼任…有 |
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共同薬品㈱ |
神奈川県秦野市 |
200 |
樹脂添加剤 |
100.0 |
原料の供給及び製品の購入 役員の兼任…有 |
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日本カラー工業㈱ |
堺市西区 |
45 |
受託加工 |
100.0 |
原料の供給及び製品の購入 役員の兼任…有 |
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SAKAI CHEMICAL (VIETNAM) CO.,LTD. |
ベトナム ホーチミン市 |
18,582 千米ドル |
樹脂添加剤 |
100.0 |
原料の供給及び製品の購入 役員の兼任…有 |
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㈱片山製薬所 |
大阪府枚方市 |
30 |
有機化学品 |
100.0 |
営業上の取引なし 役員の兼任…有 |
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SIAM STABILIZERS AND CHEMICALS CO., LTD. |
タイ王国 ラヨーン県 |
190,000 千バーツ |
樹脂添加剤 |
100.0 |
原料の購入 役員の兼任…無 |
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PT. S&S HYGIENE SOLUTION |
インドネシア スラバヤ市 |
10,500 千米ドル |
衛生材料 |
55.0 (55.0) |
営業上の取引なし 役員の兼任…無 |
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SAKAI TRADING NEW YORK INC. |
アメリカ合衆国 ニューヨーク市 |
750 千米ドル |
電子材料 |
100.0 (100.0) |
営業上の取引なし 役員の兼任…無 |
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SAKAI AUSTRALIA PTY LTD. |
オーストラリア シドニー市 |
300 千豪ドル |
その他 |
100.0 (100.0) |
営業上の取引なし 役員の兼任…無 |
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堺商事貿易(上海)有限公司 |
中華人民共和国 上海市 |
2,483 千人民元 |
触媒 |
100.0 (100.0) |
原料の購入及び当社製品の販売 役員の兼任…無 |
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台湾堺股份有限公司 |
台湾 台北市 |
10,000 千台湾ドル |
樹脂添加剤 |
100.0 (100.0) |
営業上の取引なし 役員の兼任…無 |
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SAKAI TRADING (THAILAND) CO.,LTD. |
タイ王国 バンコク市 |
100,000 千バーツ |
衛生材料 |
100.0 (100.0) |
営業上の取引なし 役員の兼任…無 |
(注)1 主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。
2 ※1:特定子会社に該当しております。
3 ※2:堺商事㈱は、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
主要な損益情報等 (1)売上高 10,047百万円
(2)経常利益 1,082百万円
(3)当期純利益 765百万円
(4)純資産額 9,917百万円
(5)総資産額 22,296百万円
4 ※3:カイゲンファーマ㈱は、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
主要な損益情報等 (1)売上高 8,392百万円
(2)経常損失(△) △14百万円
(3)当期純損失(△) △209百万円
(4)純資産額 9,655百万円
(5)総資産額 12,444百万円
5 議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。