2025.12.09更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: MGC REPORT2025

サマリ

半導体洗浄薬液・BT材料・光学樹脂ポリマーなど「ICT3事業」で世界シェアを築き、メタノールでは資源開発~誘導品まで手掛ける“唯一無二”の総合力。環境循環型メタノール「CarbopathTM」や脱酸素剤エージレス®、地熱発電を軸に、社会実装まで見据えた“Uniqueness & Presence”で選ばれる素材群を拡張する。

目指す経営指標

・2030年度:売上高1.2兆円/営業利益1,200億円/営業利益率10%以上
・2030年度:ROE12%以上/ROIC10%以上
・2030年度:GHG排出量39%以上削減(2013年度比)
・2030年度:Sharebeing売上高5,000億円以上

用語解説

■ICT3事業
半導体向けの薬液(エレクトロニクスケミカルズ)、高周波基板に使うBT材料、カメラやディスプレイの光学樹脂ポリマーという3つの柱で構成したMGCの成長領域の呼び方で、ICT機器の性能向上を素材から支える事業群を指します。

■BT材料
「ビスマレイミド・トリアジン(BT)樹脂」をベースにした積層板用材料で、低誘電・低損失かつ耐熱性に優れ、半導体パッケージ基板など高周波対応分野で使われます。MGCは早期から開発・量産化し、主要用途で高い存在感を持ちます。

■エレクトロニクスケミカルズ
半導体やディスプレイ製造工程で使われる高純度薬液の総称で、洗浄・現像・表面処理などに用いられます。微量不純物まで管理された品質が求められ、MGCは装置メーカーやデバイスメーカーの工程要件に合わせて最適配合を提供します。

■光学樹脂ポリマー
レンズや保護フィルム、光学部材向けの透明性・耐候性・加工性に優れた樹脂材料を指します。MGCは樹脂設計と成形・コーティング技術を組み合わせ、光学性能と成形安定性の両立を図ります。

■Carbopath™
CO₂・廃棄物・バイオマスなど多様な炭素源をメタノールに変換し、燃料や化学品へ循環利用するMGCの炭素循環コンセプトで、既存のメタノール製造・誘導品チェーンを活かして社会実装を目指します。

■エージレス®
食品の酸化やカビ発生を抑える脱酸素剤のブランドで、包装内の酸素を吸着して鮮度を保ちます。加熱不要・ガス不使用で簡便に扱えるため、菓子・惣菜など幅広い分野で採用されています。

■MXナイロン
キシレン由来モノマーを用いたナイロン系樹脂で、ガスバリア性や耐熱性に優れ、飲料ボトル多層容器や自動車部品などで使われます。透過を抑えることで内容物の劣化を防ぎ、軽量化にも寄与します。

■MXDA(メタキシレンジアミン)
エポキシ樹脂硬化剤などに用いられる芳香族ジアミンで、耐熱性・機械強度に優れた硬化物を形成します。塗料・接着剤・複合材料での高性能化に貢献します。

■Sharebeing(シェアビーイング)
環境負荷低減や資源循環に実質的な効果をもたらす製品・事業を、MGCが社内で識別・評価する概念で、売上指標としても管理します。環境価値を「共有する存在であり続ける」という意思を込めています。

■Uniqueness & Presence(U&P)
独自性(Uniqueness)と存在感(Presence)を両立させるMGCの事業コンセプトで、尖った技術・製品を市場で確かな選択肢に育てることを目指します。資源配分や研究テーマ選定の判断軸として使われます。

■BMU
事業単位を機動的に運営するためのマネジメント単位(Business Management Unit)を指し、収益責任や投資判断を近い距離で行うことで意思決定を速め、U&P事業への集中を支えます。

■マーケットアウト志向
技術起点で積み上げるのではなく、まず顧客の未充足ニーズや用途から逆算して素材・プロセスを設計する発想で、研究開発と事業開発を一体で進めるMGCの方針を指します。

■Carbopath™とCCS・クリーンアンモニアの連携
CO₂回収(CCS)やアンモニアを介した水素輸送と組み合わせ、メタノール経由で燃料・化学品へ循環させる構想で、既存インフラを活かしながら段階的に商用化を進めます。
2025年3月期有価証券報告書より

沿革

2【沿革】

1951年4月

天然ガス化学工業を営むことを目的として、日本瓦斯化学工業株式会社を設立

1952年9月

榎工場メタノール製造設備操業開始(1974年12月生産停止)

1954年2月

東京証券取引所に株式上場

1957年4月

日本尿素工業株式会社を吸収合併し、当社松浜工場(現当社新潟工場)として操業開始

1960年5月

日本樹脂化学工業株式会社水島工場(現当社水島工場)操業開始

1962年1月

日本スチレンペーパー株式会社(現株式会社JSP 現持分法適用会社)設立

1968年1月

水島工場にて当社の技術開発によるキシレン分離異性化装置の操業を開始

1971年10月

三菱江戸川化学株式会社と合併し、三菱瓦斯化学株式会社と改称

1978年10月

鹿島工場操業開始 過酸化水素の製造を開始

1979年11月

日本・サウジアラビアメタノール株式会社(現持分法適用関連会社)設立

1982年10月

MITSUBISHI GAS CHEMICAL SINGAPORE PTE. LTD. (現連結子会社)設立

1983年6月

当社を中心に進めた「サウジメタノール計画」の現地法人 SAUDI METHANOL COMPAMY 操業開始

1984年10月

MITSUBISHI GAS CHEMICAL AMERICA, INC. (現連結子会社)設立

1991年3月

エレクトロテクノ株式会社(現MGCエレクトロテクノ株式会社 現連結子会社)設立

1992年3月

現地資本及び三菱商事株式会社と合弁でMETANOL DE ORIENTE, METOR, S.A. (現持分法適用関連会社)を設立

1994年3月

三菱化成株式会社(現三菱ケミカル株式会社)と合弁で三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社(現連結子会社)を設立

1995年1月

MGC PURE CHEMICALS AMERICA, INC. (現連結子会社)設立

1995年7月

現地資本と合弁でTHAI POLYACETAL CO., LTD. (現連結子会社)を設立

2000年7月

社内カンパニー制発足

2003年6月

執行役員制導入

2005年10月

大阪工場と富士化成株式会社を統合し、MGCフィルシート株式会社(現連結子会社)として発足

2006年3月

現地資本及び伊藤忠商事株式会社と合弁でBRUNEI METHANOL CO., SDN. BHD. (現持分法適用会社)を設立

2009年8月

菱優工程塑料(上海)有限公司(現三菱瓦斯化学工程塑料(上海)有限公司 現連結子会社)設立

2012年1月

MGC ELECTROTECHNO (THAILAND) CO., LTD. (現連結子会社)設立

2013年3月

CARIBBEAN GAS CHEMICAL LIMITED設立

2018年7月

三菱ガス化学トレーディング株式会社(現連結子会社)設立

2018年12月

泰興菱蘇機能新材料有限公司(現連結子会社)設立

2020年4月

コーポレート部門、カンパニー部門を6つの部門に整理・統合

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

関係会社

4【関係会社の状況】

名称

住所

資本金

(百万円)

主要な事業内容

議決権の所有割合

(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

三菱ガス化学ネクスト㈱

東京都港区

274

グリーン・エネルギー&ケミカル事業部門

100.0

当社製品(有機合成品の原料、塗料樹脂原料)の販売先

役員の兼任あり

 

MGCターミナル㈱

 

東京都千代田区

100

グリーン・エネルギー&ケミカル事業部門

100.0

(14.2)

当社製品の保管等に関する業務

役員の兼任あり

 

㈱東邦アーステック

 

新潟県新潟市

240

グリーン・エネルギー&ケミカル事業部門

50.3

役員の兼任あり

MGC Specialty Chemicals Netherlands B.V.

(注)5

オランダ

ロッテルダム

千ユーロ

20,000

グリーン・エネルギー&ケミカル事業部門

100.0

当社製品(MXDA)の製造

役員の兼任あり

MGCエネルギー㈱

東京都千代田区

5

グリーン・エネルギー&ケミカル事業部門

100.0

当社製品(電力)の仕入販売

役員の兼任あり

MGCウッドケム㈱

東京都千代田区

480

グリーン・エネルギー&ケミカル事業部門

100.0

当社製品(メタノール、ホルマリン)の販売先

役員の兼任あり

泰興菱蘇機能新材料有限公司

(注)5

中国 江蘇省

千中国人民元

334,256

機能化学品事業部門

100.0

当社の過酸化水素の製造技術を提供

役員の兼任あり

SAMYOUNG PURE CHEMICALS CO., LTD.

韓国 天安市

百万ウォン

3,500

機能化学品事業部門

51.0

当社の超純過酸化水素の製造技術を提供

役員の兼任あり

MGC PURE CHEMICALS
AMERICA, INC.

(注)5

米国

アリゾナ州

千米ドル

214,084

機能化学品事業部門

100.0

(5.3)

当社の超純過酸化水素の製造技術を提供

役員の兼任あり

MGC PURE CHEMICALS SINGAPORE PTE. LTD.

シンガポール

千米ドル

7,106

機能化学品事業部門

100.0

(5.2)

当社の超純過酸化水素の製造技術を提供

役員の兼任あり

巨菱精密化学股份有限公司

台湾 台中市

百万台湾ドル

80

機能化学品事業部門

100.0

当社の超純過酸化水素の製造技術を提供

役員の兼任あり

 

MGCフィルシート㈱

 

埼玉県所沢市

50

機能化学品事業部門

100.0

(45.4)

当社製品(ポリカーボネートシート・フィルム)の製造

役員の兼任あり

グローバルポリアセタール㈱

東京都港区

301

機能化学品事業部門

100.0

役員の兼任あり

THAI POLYACETAL CO.,LTD.

タイ

バンコク都

百万タイバーツ

840

機能化学品事業部門

70.0

(70.0)

役員の兼任あり

 

 

名称

住所

資本金

(百万円)

主要な事業内容

議決権の所有割合

(%)

関係内容

KOREA POLYACETAL CO., LTD.

韓国 ソウル市

百万ウォン

3,560

機能化学品事業部門

100.0

(100.0)

役員の兼任あり

三菱瓦斯化学工程塑料(上海)有限公司

(注)5

中国 上海市

千中国人民元

2,072,661

機能化学品事業部門

100.0

当社のポリカーボネート樹脂の製造技術を提供

役員の兼任あり

MGCエレクトロテクノ㈱

(注)5

東京都千代田区

500

機能化学品事業部門

100.0

当社製品(プリント配線板用材料)の製造

役員の兼任あり

MGC ELECTROTECHNO (THAILAND) CO., LTD.

タイ ラヨン県

百万タイバーツ

710

機能化学品事業部門

100.0

(100.0)

当社製品(プリント配線板用材料)の製造

役員の兼任あり

永和化成工業㈱

京都府京都市

420

機能化学品事業部門

91.0

役員の兼任あり

三菱エンジニアリングプラスチックス㈱

東京都港区

3,000

機能化学品事業部門

75.0

当社製品(合成樹脂)の販売先

役員の兼任あり

THAI POLYCARBONATE CO.,LTD.

(注)5

タイ

バンコク都

百万タイバーツ

1,000

機能化学品事業部門

65.0

(60.0)

当社のポリカーボネート樹脂の製造技術を提供

役員の兼任あり

AGELESS (THAILAND) CO., LTD.

タイ

チョンブリー県

百万タイバーツ

250

機能化学品事業部門

100.0

当社製品(脱酸素剤)の製造

役員の兼任あり

三菱ガス化学トレーディング㈱

(注)5

東京都千代田区

210

グリーン・エネルギー&ケミカル事業部門・機能化学品事業部門

100.0

当社製品の仕入販売等

役員の兼任あり

MITSUBISHI GAS CHEMICAL SINGAPORE PTE.LTD.

シンガポール

千米ドル

1,161

グリーン・エネルギー&ケミカル事業部門・機能化学品事業部門

100.0

当社製品(メタノール等)の仕入販売

役員の兼任あり

MITSUBISHI GAS CHEMICAL AMERICA,INC.

米国

ニューヨーク州

千米ドル

1,084

グリーン・エネルギー&ケミカル事業部門・機能化学品事業部門

100.0

当社製品(メタノール等)の仕入販売

役員の兼任あり

その他 20社

 

 

 

 

 

 

 

名称

住所

資本金

(百万円)

主要な事業内容

議決権の所有割合

(%)

関係内容

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

国華産業㈱

東京都港区

100

グリーン・エネルギー&ケミカル事業部門

50.0

当社製品の海上輸送に関する業務

役員の兼任あり

 

日本・サウジアラビアメタノール㈱

 

東京都千代田区

2,310

グリーン・エネルギー&ケミカル事業部門

47.4

当社製品(メタノール)の輸入業務

海外製造会社への投融資

役員の兼任あり

METANOL DE ORIENTE, METOR, S.A.

ベネズエラ

アンソアテギ州

千米ドル

134,689

グリーン・エネルギー&ケミカル事業部門

25.0

当社製品(メタノール)の製造

役員の兼任あり

BRUNEI METHANOL COMPANY SDN.BHD.

ブルネイ

ブライト地区

千米ドル

189,400

グリーン・エネルギー&ケミカル事業部門

50.0

当社製品(メタノール)の製造

役員の兼任あり

日本トリニダードメタノール㈱

東京都千代田区

12,035

グリーン・エネルギー&ケミカル事業部門

50.0

海外製造会社への投融資

役員の兼任あり

湯沢地熱㈱

秋田県湯沢市

3,802

グリーン・エネルギー&ケミカル事業部門

20.0

役員の兼任あり

㈱JSP

(注)4

東京都千代田区

10,128

グリーン・エネルギー&ケミカル事業部門

47.6

(0.2)

役員の兼任あり

安比地熱㈱

岩手県八幡平市

100

グリーン・エネルギー&ケミカル事業部門

34.0

役員の兼任あり

KOREA ENGINEERING PLASTICS CO., LTD.

韓国 ソウル市

百万ウォン

12,600

機能化学品事業部門

50.0

(10.0)

役員の兼任あり

エムジーシー大塚ケミカル㈱

大阪府 大阪市

450

機能化学品事業部門

49.0

当社製品(過酸化水素)の販売先

役員の兼任あり

菱電化成㈱

兵庫県 三田市

300

機能化学品事業部門

45.0

役員の兼任あり

台豊印刷電路工業股份有限公司

台湾 新竹県

百万台湾ドル

1,104

機能化学品事業部門

50.0

当社製品(プリント配線板用材料)の販売先

役員の兼任あり

㈱グラノプト

秋田県能代市

150

機能化学品事業部門

49.0

役員の兼任あり

Samyang Kasei Co., Ltd.

韓国 ソウル市

百万ウォン

20,000

機能化学品事業部門

25.0

(25.0)

役員の兼任あり

(注)1.主要な事業内容欄には、セグメントの名称を記載しております。

2.議決権所有割合の( )内は、子会社による間接所有割合であり、内数となっております。

3.関係内容における役員の兼任については、当社の役員と従業員が含まれております。

4.有価証券報告書を提出している会社であります。

5.特定子会社に該当いたします。