2025.12.09更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書2025

サマリ

大阪有機化学工業は“特殊アクリル酸エステル”のリーディングカンパニー。多品種少量・R&D~工業化の一貫体制と、重合防止・制御など独自技術でニッチトップ製品を量産。4-HBAや先端半導体向けモノマー、表示材料、化粧品原料まで広く展開し、職人技のデータ化やMI活用で開発スピードを高めている。

目指す経営指標

・2026年度:環境配慮型製品比率15%(総生産量)
・2030年度:売上高500億円
・2030年度:営業利益75億円/営業利益率15.0%以上
・2030年度:ROE12.0%以上/ROIC9.0%以上
・2030年度まで累計投資300億円以上 ・配当性向40%目安
・2030年度:CO₂排出量30%削減(最終目標2050年カーボンニュートラル)

用語解説

■特殊アクリル酸エステル
アクリル酸に多様なアルコールを組み合わせて作る高機能モノマーの総称です。粘接着、塗料、電子材料など用途ごとに特性を細かく設計でき、同社は少量多品種で顧客仕様に合わせて供給します。

■4-HBA(4-ヒドロキシ安息香酸)
樹脂や機能性材料の原料として使われる化学品で、耐熱性や強度向上などに寄与します。同社は安定供給と品質管理を強みとして、用途拡大に取り組んでいます。

■レジスト用モノマー
半導体やディスプレイの微細加工に使う「レジスト(感光性樹脂)」の原料となるモノマーです。解像度や耐薬品性など要求特性に合わせ、分子設計と不純物管理が重要になります。

■EUV対応材料
極端紫外線(Extreme Ultraviolet)露光に対応した半導体材料です。微細化工程で性能を発揮するため、超低不純物と反応制御が求められます。

■表示材料
液晶や有機ELなどディスプレイの製造・貼り合わせに使う粘着剤や機能性モノマー等を指します。光学特性や透明性、耐久性のバランス設計が鍵です。

■マルチパーパス設備
多種類の製品を同じ設備で切り替え生産できる体制を意味します。需要変動や個別仕様に迅速に応えることができ、少量多品種の強みを支えます。

■MI活用(マテリアルズ・インフォマティクス)
材料データを統計・機械学習で解析し、配合や条件を最適化する手法です。熟練の暗黙知をデータ化し、開発スピードや歩留まり向上につなげます。

■重合防止・制御
モノマーが意図せず固まる(重合する)ことを抑え、狙った分子量や構造に仕上げる技術です。高純度・高再現の製品を安定的に作る基盤となります。

■エステル交換法
既存のエステルと別のアルコールを反応させ、新しいエステル(モノマー)を合成する方法です。副生成物や不純物の管理が品質に直結します。

■塊状重合
溶媒を使わず、モノマー自体を固めてポリマー化する製法です。溶媒由来の不純物を避けやすく、高純度材料の製造に適します。

■バイオマスアクリレート(BRC100% などの表記)
植物由来原料から作るアクリレートで、化石資源依存を減らします。「BRC100%」は同社の表記で、バイオ由来比率100%であることを示します。

■後工程周辺材
半導体の実装・封止・配線形成など前工程後のプロセスで使う材料の総称です。耐熱・接着・低アウトガスなど実装適性が求められます。

■チップレット
複数の小さな半導体チップを組み合わせ、高性能なシステムを構成する考え方です。材料面では接合や保護に適したモノマー・樹脂が必要になります。

■スマートテキスタイル
電気・センサー機能を持つ繊維や布素材のことです。導電・伸縮・耐洗濯性を両立する樹脂・モノマー設計が鍵になります。

■有機圧電
有機材料で機械的変形を電気信号に変換する性質、またはその材料を指します。軽量・柔軟という特徴を活かし、ウェアラブル等への応用が期待されます。

■サーキュラー対応
廃溶剤の熱回収や原料の見直しなど、資源循環を意識した製造・供給体制を指します。環境負荷低減とコスト安定化の両立を目指します。

■ERP刷新
研究・生産・営業など社内データを統合管理する基幹システム(ERP)を最新化する取り組みです。受発注から品質・在庫までの情報連携を強化し、意思決定を速めます。

■ニッチトップ
需要は限定的でも技術要求の高い領域で、品質・対応力でトップを狙う戦略です。少量多品種と顧客密着の開発体制が前提となります。

■匠の会
社内の自発的なアイデアや技能を持ち寄り、新規テーマや改善を生むための活動名です。現場起点の工夫を事業の芽へ育てる場として機能します。
2024年11月期有価証券報告書より

沿革

 

2 【沿革】

 

1946年12月

「カナダバルサム」「ツェーデル油」の製造販売のため、大阪市東成区に大阪有機化学工業株式会社を設立。

1947年3月

「有機溶剤」「試薬」の製造販売を開始。

1951年11月

関東方面の販売強化のため、東京都江東区に東京出張所を開設。

1953年12月

試薬精製品から石油化学品への転換が進み、「アクリル酸」の製造を開始。

1955年9月

製造規模の拡大に伴い、大阪市城東区に関目工場を設置。

1958年7月

本社を関目工場に移し、関目工場を本社に統合する。

1961年7月

生産規模の拡大に伴い、大阪府柏原市に本社及び工場を移転。

1961年10月

販売活動の充実を図るため、大阪市東区(現・中央区)に大阪営業所を設置。

1968年10月

東日本地域の流通体制強化のため、千葉県八千代市に八千代事業所を設置。

1969年4月

神港有機化学工業株式会社(現・連結子会社)を設立し、「酢酸エステル類」の一部製造を移管。

1981年6月

生産規模の拡大に伴い、石川県松任市(現・白山市)に松任工場(現・金沢工場)を設置。

1984年6月

本社を大阪市東区(現・中央区)に移転し、大阪営業所を統合する。

1987年7月

大阪証券取引所市場第二部に株式を上場。

1988年12月

関連会社のサンユーケミカル株式会社を共同出資により設立し、「メタクリル酸エステル」を製造。

1997年6月

松任工場(現・金沢工場)ISO9002認証取得。

1999年3月

事業拡大のため、山形県飽海郡遊佐町に工場用地取得。

2000年7月

山形県飽海郡遊佐町に酒田工場を建設、本格稼動を開始。

2001年1月

柏原工場(現・大阪事業所)ISO9002認証取得。

2003年11月

本社・開発部・研究部・酒田工場に対象部署を拡大してISO9001認証取得。

2003年12月

東京支店を東京オフィスに名称変更。

2005年2月

柏原工場を大阪工場(現・大阪事業所)、松任工場を金沢工場に名称変更。

2005年11月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場。

2005年12月

酒田工場ISO14001認証取得。

2006年1月

金沢工場ISO14001認証取得。

2007年11月

酒田工場労働安全衛生マネジメントシステム(OHSAS18001)認証取得。

2011年12月

東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。

2012年3月

中国上海市に日本大阪有機化学工業株式会社上海代表処を設置。

2014年1月

中国上海市に光碩(上海)化工貿易有限公司(現・連結子会社)を設立。

2014年12月

日本大阪有機化学工業株式会社上海代表処(中国上海市)を廃止。

2015年12月

大阪工場を大阪事業所に名称変更。

2018年4月

関連会社のサンユーケミカル株式会社を解散。

2021年6月

八千代事業所を閉鎖。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場に移行。

2022年10月

大韓民国ソウル特別市に韓国連絡事務所を設置

2024年7月

大韓民国ソウル特別市に韓国大阪有機化学工業株式会社(現・非連結子会社)を設立

2024年12月

韓国連絡事務所(大韓民国ソウル特別市)を廃止。

 

 

関係会社

4 【関係会社の状況】

名称

住所

資本金

(千円)

主要な事業

の内容

議決権の

所有割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

神港有機化学工業

株式会社

神戸市東灘区

55,000

機能化学品事業

77.1

当社へ製品を販売しております。

当社が資金を貸し付けております。

当社が債務保証をしております。

役員の兼任があります。

光碩(上海)化工貿易有限公司 (注2)

中華人民共和国

上海市

210,000

化成品事業

電子材料事業

機能化学品事業

100.0

当社へ製品を販売しております。

当社が製品を販売しております。

役員の兼任があります。

 

(注)1 主要な事業の内容欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。

2 光碩(上海)化工貿易有限公司については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等

(1) 売上高

3,659,690千円

(2) 経常利益

541,252千円

(3) 当期純利益

405,652千円

(4) 純資産額

1,136,962千円

(5) 総資産額

1,900,267千円

 

 

 

3 上記の他に非連結子会社が1社ありますが、重要性が乏しいため記載を省略しております。