ストーリー・沿革
サマリ
KHネオケムは、独自のオキソ技術や高純度化技術を強みとするスペシャリティケミカル企業です。世界シェアNo.1の冷凍機油原料や先端半導体製造を支える高純度溶剤、高級化粧品原料など高付加価値製品を世界展開しています。現在は、海洋生分解性樹脂(PHB)やバイオ医薬品向け糖鎖といった新製品・新規事業の創出に挑み、環境・ヘルスケア・エレクトロニクス領域で持続可能な社会への貢献と飛躍的成長を目指しています。
過去
現在
未来
目指す経営指標
・第5次中期経営計画(2025年~2027年)累計EBITDA:653億円
・2027年目標 ROE:15%
・2027年目標 ROIC:12%
・2027年目標 EBITDAマージン:18%
・2027年目標 一人当たりEBITDA:28百万円
・2027年目標 GHG排出量(Scope1+2):2017年度比30%削減(2030年目標を前倒し達成)
・2027年目標 総合職に占める女性社員の割合:17%以上
・2027年目標 管理職に占める女性社員の割合:11%以上
・2027年目標 男性育児休業取得率:80%以上
・VISION 2030財務目標(2030年) 売上高:1,800億円
・VISION 2030財務目標(2030年) 営業利益:250億円超
・VISION 2030財務目標(2030年) ROE:12%超
・VISION 2030財務目標(2030年) 自己資本比率:50%
トップメッセージの要約
稼ぐ力
構造改革
真のマーケットイン
結果を生み出すのは人
用語解説
オレフィンなどの原料に一酸化炭素と水素を反応させてアルデヒドを合成する技術であり、KHネオケムの多様な製品群を生み出す中核となる合成技術です。
■冷凍機油原料
エアコンや冷凍機のコンプレッサー内部で使用される潤滑油(冷凍機油)に特殊な機能を付与する原料であり、環境対応型エアコンの普及と地球温暖化抑制を素材面から支えています。
■イソノナン酸
環境対応型エアコンに使用される冷凍機油の原料などに使われる合成脂肪酸であり、KHネオケムが世界トップクラスのシェアを有する主要製品です。
■1,3-ブチレングリコール
スキンケア化粧品等に優れた保湿性と低刺激性を付与する高機能化粧品原料であり、高級化粧品市場で高い評価と世界トップクラスの生産能力を有しています。
■高純度溶剤
半導体やディスプレイのフォトリソグラフィー工程などで使用される溶剤であり、1兆分の1(ppt)レベルの極限まで不純物を制御・管理する技術によって製造されています。
■高圧・低圧オキソ設備
高圧条件と低圧条件の異なるオキソ反応設備の両方を保有する製造基盤のことであり、原料に応じて最適な製造プロセスを選択し多様な製品を展開できる当社の強みです。
■PHB(ポリヒドロキシ酪酸)
バクテリア由来の100%バイオマス原料による海洋生分解性樹脂であり、海洋環境下でも自然分解されるため海洋プラスチックごみ問題の解決に貢献する次世代素材です。
■糖鎖(GlyMuch®)
DNAやタンパク質に次ぐ「第三の生命鎖」と呼ばれる生体分子であり、バイオ医薬品の機能向上やドラッグデリバリーシステム(DDS)への応用に向けて開発を進めている新規事業テーマです。
■KH i-Lab
オープンイノベーションを活用し、既存事業とは異なる発想で新製品や新規事業の創出・探索を推進するために設立された研究・開発拠点です。
■7つの約束
KHネオケムが企業理念および「VISION 2030」の実現に向けて特定した重要な経営課題(マテリアリティ)であり、持続的な企業価値向上とサステナブル経営を推進するための指針です。
沿革
2【沿革】
当社(KHネオケム株式会社)は、協和発酵ケミカル株式会社(実質上の存続会社)の事業の承継を目的に、2010年12月8日にケイジェイホールディングス株式会社(形式上の存続会社)として設立いたしました。
協和発酵ケミカル株式会社は、協和醱酵工業株式会社(現 協和キリン株式会社)の化学品製造子会社であった大協和石油化学株式会社の基礎化学原料事業のうち、誘導品(オレフィン等の基礎化学原料から化学反応によって生成される各種製品)の事業部門を1966年11月1日に分離し承継した協和油化株式会社として設立されました。
協和油化株式会社は、1991年7月1日に協和醱酵工業株式会社の化学品製造子会社である日本オキソコール株式会社を吸収合併した後、2004年4月1日に、製販一体化による意思決定の効率化や事業責任の明確化を図るため協和醱酵工業株式会社の化学品事業部門(企画管理、販売、研究等の機能を持っていた部門)を吸収分割により承継し、同日に商号を協和発酵ケミカル株式会社に変更しております。
2010年10月に投資組合を管理・運営する事業を営む日本産業パートナーズ株式会社と協和発酵キリン株式会社(現 協和キリン株式会社)との間で協和発酵ケミカル株式会社の事業の譲渡に関して基本合意がなされ、その譲渡を実行するための特別目的会社として日本産業パートナーズ株式会社によりケイジェイホールディングス株式会社が設立されました。ケイジェイホールディングス株式会社は、2011年3月31日に協和発酵ケミカル株式会社の全株式を協和発酵キリン株式会社から取得し完全子会社とした後、2011年6月1日に協和発酵ケミカル株式会社を吸収合併し、合併直後に商号を協和発酵ケミカル株式会社に変更しました。さらに、2012年4月1日には商号を現在のKHネオケム株式会社に変更しております。
以下においては、協和発酵ケミカル株式会社(実質上の存続会社)から連続性を有するものについて、当社の沿革と合わせて記載しております。
(協和発酵ケミカル株式会社(実質上の存続会社)の沿革)
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1966年11月 |
協和醱酵工業㈱(現 協和キリン㈱)の化学品製造子会社として大協和石油化学㈱の誘導品部門を分離して協和油化㈱を設立(資本金10億円、東京都千代田区) |
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1970年4月 |
四日市工場霞ヶ浦製造所が完成しプロピレンを原料とするオキソ法により「ブチルアルデヒド」等の製造を開始 |
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1991年7月 |
日本オキソコール㈱を吸収合併したことで生産拠点に千葉工場(千葉県市原市)が加わる。千葉工場ではオキソ法により高級アルコール等を製造しており、その製造技術を継承 |
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2000年4月 |
三菱化学㈱(現 三菱ケミカル㈱)との合弁により各種可塑剤の製造及び販売を目的として㈱ジェイ・プラスを設立 |
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2002年12月 |
四日市工場が無災害記録の業種別最長記録を樹立(有機化学工業製品製造業) |
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2004年4月 |
協和醱酵工業㈱の化学品事業部門を吸収分割により承継すると共に商号を協和発酵ケミカル㈱に変更し、本店を東京都中央区へ移転 |
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協和醱酵工業㈱が保有していた黒金化成㈱(現 連結子会社)、㈱黒金ファインズ(現 連結子会社)の株式も承継し、両社が関係会社となる |
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2007年7月 |
協和醱酵工業㈱からの株式譲受により Kyowa Hakko Industry (Singapore) Pte. Ltd.(後のKH Neochem Singapore Pte. Ltd.、2021年に清算)が関係会社となる |
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2008年10月 |
四日市工場が無災害記録の当時の業種別最長記録を更新(2,395万時間、有機化学工業製品製造業) |
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2010年1月 |
協和発酵キリン㈱(現 協和キリン㈱)からの株式譲受によりミヤコ化学㈱及び柏木㈱が関係会社となる |
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2011年1月 |
ミヤコ化学㈱が柏木㈱を吸収合併 |
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米国における化学品の販売等を目的として米国イリノイ州において Kyowa Hakko Chemical Americas, Inc.(現 KH Neochem Americas, Inc.)を設立 |
(当社(形式上の存続会社)の沿革)
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2010年12月 |
協和発酵ケミカル㈱の全株式の取得及び合併を目的としてケイジェイホールディングス㈱を設立(資本金25千円、東京都中央区) |
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2011年3月 |
日本産業パートナーズ㈱が管理・運営するファンドや機関投資家等を引受先とする第三者割当増資を実施(資本金120億円) |
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協和発酵キリン㈱(現 協和キリン㈱)から協和発酵ケミカル㈱の全株式を取得 |
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2011年4月 |
中国における化学品の販売等を目的として中国上海市において晟化(上海)貿易有限公司を設立 |
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2011年6月 |
当社が協和発酵ケミカル㈱を吸収合併すると共に商号を協和発酵ケミカル㈱に変更 |
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2012年4月 |
商号をKHネオケム㈱に変更 |
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2015年5月 |
ミヤコ化学㈱の全株式を蝶理㈱へ売却 |
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2015年7月 |
合弁会社(曄揚股份有限公司)への投資を目的として英国ロンドン市において KH Neochem U.K. Ltd.を設立(2022年に清算) |
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2015年9月 |
台湾中油股份有限公司及び兆豊國際商業銀行股份有限公司との合弁によりイソノニルアルコール等の製造及び販売を目的として曄揚股份有限公司を設立(2020年に清算) |
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2016年10月 |
東京証券取引所市場第一部に上場 |
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2019年5月 |
本社を現在地に移転 |
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2019年10月 |
研究開発拠点として神奈川県川崎市において「KH i-Lab(KH Neochem innovation Laboratory)」を開設 |
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2022年4月 |
東京証券取引所市場区分見直しにより市場第一部からプライム市場に移行 |
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2024年3月 |
監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行 |
関係会社
4【関係会社の状況】
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名称 |
住所 |
資本金 |
主要な事業の内容 |
議決権の所有割合又は被所有割合 (%) |
関係内容 |
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(連結子会社) |
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黒金化成㈱ |
愛知県 名古屋市中区 |
90百万円 |
電子情報分野、医療分野向け高機能有機材料等の受託製造 |
70.9 |
当社が同社に製品を販売 代表取締役社長の派遣 当社が同社より資金を借入 役員の兼務 |
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㈱黒金ファインズ |
愛知県 名古屋市中区 |
10百万円 |
健康食品原料、医薬原料、工業薬品等の販売 |
74.0 (64.0) |
当社が同社に製品を販売 当社が同社より資金を借入 役員の兼務 |
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KH Neochem Americas, Inc. |
米国 イリノイ州 |
870千米ドル |
化学品の輸出入及び販売 |
100.0 |
当社が同社に製品を販売 役員の兼務 |
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(持分法適用関連会社) |
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㈱ジェイ・プラス |
東京都中央区 |
480百万円 |
各種可塑剤の製造及び販売 |
50.0 |
当社が同社に製品を販売 当社が同社から原料を購入し製造受託 当社と同社との間の資金貸借 当社が同社に土地を賃貸 役員の兼務 |
(注)議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。