2026.05.14更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 広栄化学レポート 2025

サマリ

広栄化学は、含窒素化合物のリーディングカンパニーです。100年超の有機合成技術を土台に、ピリジン類、ピラジン類、アミン類を磨いてきました。現在は医農薬中間体、有機金属触媒、CO2吸収アミン化合物へ挑戦しています。多彩な設備と人材力で、顧客の困りごとを解決する研究開発型企業です。

目指す経営指標

・2027年度までに売上高247億円
・2027年度までに営業利益33億円
・2027年度までに営業利益率13%
・2027年度までにROIC8%
・2027年度までにCCC120日
・2027年度までに社員エンゲージメント指標4.0以上
・2030年度までに売上高300億円
・2030年度までにROIC10%
・2030年度までにCCC100日
・2030年度までに社員エンゲージメント指標4.5以上
・2030年度までにCO2排出量50%削減
・2030年度までに女性社員比率15%
・2050年度までにカーボンニュートラル達成

用語解説

■含窒素化合物
分子の中に窒素を含む化合物のことです。広栄化学は、ピリジン類、ピラジン類、アミン類などの含窒素化合物を長年開発・製造しており、同社の技術力を支える中心分野です。

■ピリジン類
窒素を含む環状構造を持つ化合物のグループです。医薬原料、農薬原料、電材関連、溶剤などに使われます。広栄化学は国内唯一の合成ピリジンメーカーとして、この分野を基盤製品の一つにしています。

■ピラジン類
窒素を含む環状構造を持つ化合物のグループです。広栄化学では、結核薬ピラジナミドの原料であるCPZなどを手がけており、医薬分野で使われる重要な製品群です。

■CPZ
結核薬ピラジナミドの原料となるシアノピラジンを指します。広栄化学のピラジン類の代表的な製品で、資料では世界シェアNo.1とされています。

■アミン類
窒素を含む有機化合物の一種です。広栄化学は100種類以上の特殊アミンを製造しており、界面活性剤、樹脂、塗料、潤滑油、CO2吸収材など幅広い用途に供給しています。

■ホルマリン
接着剤、塗料、樹脂、酸化防止剤などに使われる基盤製品です。広栄化学は1934年にホルマリンの製造を開始しており、創業期から現在につながる事業基盤の一つです。

■基盤製品
広栄化学の事業を支える主力製品群です。資料では、ピリジン類、ピラジン類、アミン類、ホルマリンが基盤製品として位置づけられています。

■機能製品・新規事業
広栄化学が成長分野として展開する製品群です。カスタム合成製品と機能性製品が含まれ、医薬中間体、有機金属触媒、イオン液体、ウレタン関連製品などが対象です。

■カスタム合成製品
顧客からの要望に応じて、広栄化学が製造開発や生産を行う受託合成品です。医農薬中間体、有機金属触媒、電子材料関連製品、光学製品などが含まれます。

■機能性製品
特定の機能を発揮する化学製品です。広栄化学の資料では、イオン液体やウレタン関連製品が機能性製品として扱われています。

■気相プラント
気体の状態で化学反応を進める設備です。広栄化学では、ピリジン類やピラジン類を製造する設備として使われています。

■高圧反応プラント
高い圧力をかけて化学反応を進める設備です。広栄化学では、主にアミン類の製造に使われています。

■マルチプラント
複数の製品を柔軟に生産できる設備です。広栄化学では、CMⅠ、CMⅡ、CMⅢ、CMⅣなどのマルチプラントを活用し、医農薬中間体、有機金属触媒、電子材料関連製品などを製造しています。

■有機金属触媒
金属を含む有機化合物を使った触媒です。広栄化学では、ハイエンドポリオレフィンの製造に欠かせない素材として扱われています。厳密な禁水・禁酸素管理が必要で、難易度の高い製造技術が求められます。

■イオン液体
イオンだけで構成される液体状の化合物です。広栄化学では、帯電防止剤、電解液、溶媒などの用途を想定した機能性製品として展開しています。

■ウレタン関連製品
塗料、インク、樹脂などに使われる低温硬化システム関連の製品です。広栄化学では、機能性製品の一つとして位置づけられています。

■CO2吸収アミン化合物
CO2を吸収するために使われるアミン化合物です。広栄化学は、100種類を超えるアミン化合物の知見を活かし、カーボンニュートラル関連製品の成長ドライバーとして開発を進めています。

■DAC
「Direct Air Capture」の略称です。大気中のCO2を直接回収する技術を指します。広栄化学は、DAC向けのCO2吸収アミン化合物を重点ターゲットとして開発しています。

■「変革への挑戦」KX2027
広栄化学の2025年度から2027年度までの中期経営計画です。収益力強化、事業成長加速、経営基盤強化を基本方針とし、2027年度の目標達成を目指す計画です。

■KOEI Vision 2030
広栄化学が2030年度に向けて掲げる将来像です。売上高、ROIC、CCCなどの経営目標に加え、CO2排出量削減、女性社員比率、社員エンゲージメント指標なども重視しています。

■事業は総力戦
トップメッセージで佐々木 康彰社長が示した考え方です。研究、製造、営業、管理部門が壁を越えて連携し、全社員の力を結集して収益力強化と企業価値創造に取り組む姿勢を表しています。
2026年3月期有価証券報告書より

沿革

 

2 【沿革】

 

1917年6月

広栄製薬株式会社(資本金50万円)を設立し、酢酸の製造を開始する。

1926年5月

社名を広栄株式会社と改称する。

1934年11月

ホルムアルデヒド類の製造を開始する。

1940年6月

東京出張所(現東京本社)を開設する。

1950年7月

社名を広栄化学工業株式会社と改称する。

1952年12月

多価アルコール類の製造を開始する。

1955年1月

大阪市東区伏見町二丁目14番地へ本社を移転する。

1959年11月

森化成工業株式会社(後、広和商事株式会社に商号変更、現広栄テクノ株式会社)に資本参加する。

1962年10月

アミン類の製造を開始する。

1963年2月

大阪市東区道修町二丁目40番地(住友化学道修町ビル)へ本社を移転する。

1964年11月

ピリジン塩基類の製造を開始する。

1967年10月

千葉県姉崎地区に千葉工場を新設、1970年同袖ケ浦地区に新工場を建設、両工場を千葉製造所(現千葉事業所)とする。

1971年12月

医薬品の製造を開始する。

1973年2月

事業年度を年1回に変更する。

1981年9月

大阪市東区横堀二丁目7番地(住化不動産横堀ビル)へ本社を移転する。
(現 中央区高麗橋四丁目6番17号)

1985年10月

ピラジン類とそのアンモ酸化による誘導体の製造を開始する。

1991年4月

広栄テクノサービス株式会社(資本金1千万円)を設立する。

1997年10月

大阪証券取引所市場第二部へ上場する。

   12月

大阪広栄サービス株式会社(資本金1千万円)を設立する。

1998年6月

千葉広栄サービス株式会社(資本金1千万円)を設立する。

2000年7月

無機凝集剤事業を朝日化学工業株式会社に譲渡する。

2003年1月

大阪市城東区放出西二丁目12番13号へ本社を移転する。

   4月

千葉広栄サービス株式会社が大阪広栄サービス株式会社と合併し、広栄ゼネラルサービス株式会社に商号変更する。

   7月

パーストープABと合弁で広栄パーストープ株式会社(資本金5千万円)を設立する。

2004年10月

広和商事株式会社を存続会社として、広栄テクノサービス株式会社及び広栄ゼネラルサービス株式会社を合併し、広栄テクノ株式会社(現在は解散)に商号変更する。

2006年10月

実質的な本社機能を東京都中央区日本橋本町三丁目7番2号に集中する。

2010年1月

千葉プラント(現千葉事業所)に研究棟を建設し、研究機能を集中する。

2013年7月

大阪証券取引所の現物市場の東京証券取引所への統合に伴い、東京証券取引所第二部(現スタンダード市場)へ上場する。

   9月

実質的な本社機能を東京都中央区日本橋小網町1番8号に移転する。

   12月

広栄パーストープ株式会社を解散する。

2016年6月

千葉県袖ケ浦市北袖25番地へ本店所在地を移転する。

2019年10月

広栄テクノ株式会社を解散する。

2020年10月

社名を広栄化学株式会社と改称する。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行。

2023年10月

KGS株式会社(資本金1千万円)を設立する。

 

 

関係会社

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金
(百万円)

主要な事業
の内容

議決権の所有
(又は被所有)
割合(%)

関係内容

(親会社)

 

 

 

被所有

55.95

(0.04)

製品を販売する一方、アセトアルデヒド等主要原材料の供給を受けております。
また、工場用地(千葉)を賃借しております。
役員の兼任等
 兼任1名、転籍2名

住友化学㈱

 (注)1、2

東京都中央区

90,179

総合化学工業

 

(注) 1 議決権の被所有割合の( )内は、間接被所有割合で内数であります。

2 有価証券報告書提出会社であります。