事業内容
セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります
-
売上
-
利益
-
利益率
最新年度
| セグメント名 | 売上 (百万円) |
売上構成比率 (%) |
利益 (百万円) |
利益構成比率 (%) |
利益率 (%) |
|---|---|---|---|---|---|
| パッケージング&グラフィック | 549,677 | 50.5 | 31,076 | 52.3 | 5.7 |
| カラー&ディスプレイ | 247,473 | 22.7 | 4,991 | 8.4 | 2.0 |
| ファンクショナルプロダクツ | 290,850 | 26.7 | 23,107 | 38.9 | 7.9 |
| その他 | 524 | 0.0 | 254 | 0.4 | 48.5 |
3【事業の内容】
当社グループは、当社と連結子会社145社及び関連会社17社により構成されています。
当社グループが営んでいる主な事業内容は、次のとおりです。
なお、次の3セグメントは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一です。
また、当連結会計年度において、報告セグメントの区分を変更しています。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等) セグメント情報」の「1.報告セグメントの概要」をご参照ください。
|
セグメント |
製品本部 |
主 要 製 商 品 |
|
パッケージング& グラフィック |
プリンティングマテリアル |
グラビアインキ、フレキソインキ、オフセットインキ、新聞インキ、ジェットインキ、金属インキ、印刷用プレート、セキュリティインキ |
|
パッケージングマテリアル |
ポリスチレン、包材用接着剤、多層フィルム |
|
|
カラー&ディスプレイ |
カラーマテリアル |
塗料用顔料、プラスチック用顔料、インキ用顔料、スペシャリティ用顔料、カラーフィルタ用顔料、化粧品用顔料、ヘルスケア食品 |
|
ファンクショナル プロダクツ |
パフォーマンスマテリアル |
インキ・塗料用、成形用、接着用、繊維加工用の各種合成樹脂(ポリエステル、ウレタン、アクリル、改質剤)、水性樹脂、硫化油、金属石鹸 |
|
コンポジットマテリアル |
PPSコンパウンド、樹脂着色剤、中空糸膜、中空糸膜モジュール、理化学・診断薬資材 |
|
|
ケミトロニクス |
エポキシ樹脂、工業用テープ、UV硬化型樹脂、電子材料用界面活性剤、フォトレジストポリマー |
以上を事業系統図によって示すと、次のとおりです。
業績状況
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在における判断に基づくものであり、その達成を保証するものではありません。
(1)経営成績等の状況の概要
①経営成績
当連結会計年度の業績は次のとおりです。
(単位:億円)
|
|
前連結会計年度 |
当連結会計年度 |
前年同期比 |
現地通貨ベース 前年同期比 |
|
売上高 |
10,711 |
10,522 |
△1.8% |
△1.7% |
|
営業利益 |
445 |
522 |
+17.2% |
+17.8% |
|
経常利益 |
379 |
442 |
+16.7% |
- |
|
親会社株主に帰属する当期純利益 |
213 |
324 |
+51.8% |
- |
|
EBITDA |
957 |
1,093 |
+14.2% |
- |
|
US$/円(平均) |
151.04 |
150.08 |
△0.6% |
- |
|
EUR/円(平均) |
163.34 |
169.58 |
+3.8% |
- |
EBITDA:親会社株主に帰属する当期純利益+法人税等合計+支払利息-受取利息+減価償却費+のれん償却額
当連結会計年度(2025年1月~12月)における当社グループの売上高は、前年同期比1.8%減の1兆522億円でした。
・世界経済の状況を振り返ると、米国による相互関税措置が発表された直後は、サプライチェーンの混乱や関税コスト負担による出荷への影響が心配されました。しかし、主要国間で通商政策に関する合意が形成されるにつれて落ち着きを取り戻しました。一方で、物価高や米中貿易摩擦の再燃への懸念は収まらず、企業や消費者にとって先行きが不透明な状況が続きました。
・このような経済環境下において、当社グループが特に成長分野と定める顧客業界の市況については、電気•電子やディスプレイを中心とするデジタル分野のうち、ディスプレイ市場はパネルメーカーの稼働状況に伴い市況に波が見られたものの、半導体市場はAI半導体デバイス等の旺盛な需要が市場をけん引し、年間を通して堅調に推移しました。モビリティを中心とするインダストリアル分野※では、自動車市場において、米国の関税政策による一時的な駆け込み需要や中国メーカーの台頭といった動きが見られたなか、比較的安定して推移しました。
・こうしたなか、当社グループの出荷動向に関しては、デジタル印刷に使用されるジェットインキやケミトロニクス事業の中核製品であるエポキシ樹脂や工業用テープといった高付加価値製品は堅調な出荷となりました。また、PPSコンパウンドなどモビリティに関連した製品も前年並みの水準となりました。一方で、パッケージ用インキ、塗料用顔料、プラスチック用顔料など消費財に近いボリュームゾーンの製品は物価高や景気先行きに対する懸念などを背景に減少しました。
営業利益は、前年同期比17.2%増の522億円でした。減収となるなか、高付加価値製品の堅調な出荷、関税対策を含めた価格対応の実施やコスト管理を徹底したことに加え、カラー&ディスプレイにおいて、欧米顔料事業の構造改革によるコスト削減効果の発現により、赤字であった海外地域が黒字に転換したことなどが、増益の主要因となりました。
経常利益は、前年同期比16.7%増の442億円でした。ハイパーインフレーション会計及び新興国通貨に対する為替換算影響により為替差損が増加した一方で、欧米での利下げに伴い支払利息が減少しました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、51.8%増の324億円でした。液晶材料事業の撤退に関連した出資金売却益や美術品売却益を計上するなど、特別利益が前年同期比で増加したことに加え、特別損失が前年同期比で減少しました。
EBITDAは、前年同期比14.2%増の1,093億円でした。
※インダストリアル分野とは、自動車、鉄道、船舶などのモビリティ用途と建設機械、産業機械などの一般工業用途に係る製品分野の総称です。
また、各セグメントの業績は次のとおりです。
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|
|
|
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|
(単位:億円) |
|
|
セグメント |
売 上 高 |
営 業 利 益 |
||||||
|
前連結 会計年度 |
当連結 会計年度 |
前年 同期比 |
現地通貨 ベース 前年同期比 |
前連結 会計年度 |
当連結 会計年度 |
前年 同期比 |
現地通貨 ベース 前年同期比 |
|
|
パッケージング& グラフィック |
5,601 |
5,497 |
△1.9% |
△1.3% |
316 |
311 |
△1.7% |
+1.6% |
|
カラー&ディスプレイ |
2,570 |
2,475 |
△3.7% |
△4.4% |
△3 |
50 |
黒字化 |
黒字化 |
|
ファンクショナル プロダクツ |
2,960 |
2,909 |
△1.7% |
△2.1% |
214 |
231 |
+7.9% |
+6.9% |
|
その他、全社・消去 |
△419 |
△358 |
- |
- |
△82 |
△70 |
- |
- |
|
計 |
10,711 |
10,522 |
△1.8% |
△1.7% |
445 |
522 |
+17.2% |
+17.8% |
(注)当連結会計年度より「パッケージング&グラフィック」、「ファンクショナルプロダクツ」及び「その他、全社・消去」のセグメント間で、売上高と営業利益の一部についてセグメント区分を変更しています。
これに伴い、前連結会計年度についても、変更後の数値に組み替えて記載しています。
[パッケージング&グラフィック]
|
|
前連結会計年度 |
当連結会計年度 |
前年同期比 |
現地通貨ベース 前 年 同 期 比 |
||
|
売 上 高 |
5,601 |
億円 |
5,497 |
億円 |
△1.9% |
△1.3% |
|
営 業 利 益 |
316 |
億円 |
311 |
億円 |
△1.7% |
+1.6% |
売上高は、前年同期比1.9%減の5,497億円でした。食品包装を主用途とするパッケージ用インキは、日本では物価高に伴う消費の落ち込みによって、米州・欧州では特に欧州で景気の減速感や競合環境によってそれぞれ出荷が減少しましたが、一貫して価格対応に努めた結果、両地域とも増収となりました。一方、アジア他では市況の落ち込みと価格競争により出荷と価格の両面で厳しい環境にあるなか、顧客開拓による拡販が進んだ中国では増収となったものの、それ以外の地域では減収となりました。商業印刷や新聞を主用途とする出版用インキは、各地域で構造的な出版需要の減少が続くなか、特に米州・欧州で価格競争が強まり、出荷が大きく減少した結果、減収となりました。デジタル印刷に使用されるジェットインキは、デジタル化の進展により出荷が増え、増収となりました。食品トレーなどで使用されるポリスチレンは、日本における物価高を背景とした食料品の買い控えの影響などにより、出荷が前年同期を下回りました。
営業利益は、前年同期比1.7%減の311億円でした。日本ではパッケージ用インキと出版用インキにおいて価格対応を進めましたが、コスト増加分を吸収できず、減益となりました。米州・欧州では、安定した供給やサービスを通じて販売価格の維持に努めた結果、現地通貨ベースでは増益となったものの、新興国通貨安による為替換算影響を受けたことから、減益となりました。アジア他では、売上の減少により減益となりました。
[カラー&ディスプレイ]
|
|
前連結会計年度 |
当連結会計年度 |
前年同期比 |
現地通貨ベース 前 年 同 期 比 |
||
|
売 上 高 |
2,570 |
億円 |
2,475 |
億円 |
△3.7% |
△4.4% |
|
営 業 利 益 |
△3 |
億円 |
50 |
億円 |
黒字化 |
黒字化 |
売上高は、前年同期比3.7%減の2,475億円でした。売上の割合が大きい塗料用顔料、プラスチック用顔料は、欧州や米国を中心に景気の先行き不透明感から顧客需要が伸び悩み、出荷が落ち込みましたが、関税対策や採算是正を目的とした価格改定に一貫して努めた結果、増収となりました。高付加価値製品については、ディスプレイ用途であるカラーフィルタ用顔料は、パネルメーカーの稼働状況が安定せず、前年を下回る出荷となりましたが、品目構成の影響により増収となりました。化粧品用顔料は、主な顧客である欧米の化粧品メーカーにおける需要停滞などにより出荷が減少し、減収となりました。スペシャリティ用顔料は、在庫調整が一巡した農業向けの出荷が回復したことに加え、建築向けも出荷を伸ばした結果、増収となりました。顔料製品以外では、液晶材料事業からの撤退により、液晶材料製品の売上高が減少したことが減収要因となりました。
営業利益は、50億円の黒字となりました。カラーフィルタ用顔料やスペシャリティ用顔料といった高付加価値製品の増収に加え、以前から進めてきた欧米顔料事業の構造改革によるコスト削減効果の発現により、赤字であった海外地域が黒字に転換しました。
[ファンクショナルプロダクツ]
|
|
前連結会計年度 |
当連結会計年度 |
前年同期比 |
現地通貨ベース 前 年 同 期 比 |
||
|
売 上 高 |
2,960 |
億円 |
2,909 |
億円 |
△1.7% |
△2.1% |
|
営 業 利 益 |
214 |
億円 |
231 |
億円 |
+7.9% |
+6.9% |
売上高は、前年同期比1.7%減の2,909億円でした。デジタル分野については、半導体などのエレクトロニクス材料を主用途とするエポキシ樹脂は、半導体需要にけん引される形で全般的に出荷が堅調であった結果、増収となりました。スマートフォンなどのモバイル機器を主用途とする工業用テープは、新機種への採用拡大など着実に需要を取り込んだことで、増収となりました。インダストリアル分野については、自動車市場において米国関税措置による出荷への影響が懸念されましたが、PPSコンパウンドなどモビリティ関連用途の製品出荷が底堅い結果となりました。上記以外では、連結子会社であったDICデコール株式会社の株式を2025年4月に譲渡したことにより、住宅材料関連製品の売上高が減少したことが減収要因となりました。
営業利益は、前年同期比7.9%増の231億円でした。ケミトロニクス事業に関連した先行投資などによりコスト増となるなか、エレクトロニクスやモビリティ関連用途の高付加価値製品の拡販が進んだことに加え、各製品において価格維持に努めたことにより、増益となりました。
②キャッシュ・フロー
[営業活動によるキャッシュ・フロー] 当連結会計年度 730億円(前連結会計年度 462億円)
当連結会計年度は、税金等調整前当期純利益が516億円、減価償却費が538億円となりました。また、法人税等に159億円を支払い、運転資本の増加により78億円の資金を使用しました。以上の結果、営業活動により得られた資金の総額は730億円となりました。
[投資活動によるキャッシュ・フロー] 当連結会計年度 △206億円(前連結会計年度 △171億円)
当連結会計年度は、美術品の売却により80億円、子会社株式及び出資金の売却により59億円、有形固定資産の売却により46億円の資金を獲得した一方で、有形及び無形固定資産の取得に420億円を支払いました。以上の結果、投資活動に使用した資金の総額は206億円となりました。
[財務活動によるキャッシュ・フロー] 当連結会計年度 △454億円(前連結会計年度 △626億円)
当連結会計年度は、借入等の返済に302億円を支払い、剰余金の配当として95億円を支払いました。以上の結果、財務活動に使用した資金の総額は454億円となりました。
(キャッシュ・フロー関連指標の推移)
|
|
|
2023年度 |
2024年度 |
2025年度 |
|
自己資本比率 |
(%) |
29.2 |
32.7 |
37.0 |
|
時価ベースの自己資本比率 |
(%) |
21.1 |
26.1 |
27.1 |
|
キャッシュ・フロー対 有利子負債比率 |
(年) |
5.9 |
10.5 |
6.3 |
|
事業収益インタレスト・ カバレッジ・レシオ |
(倍) |
2.2 |
5.7 |
8.7 |
(注)1.各指標の算式は以下のとおりです。
自己資本比率 :(純資産-非支配株主持分)/総資産
時価ベースの自己資本比率 :株式時価総額(期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後))/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率 :有利子負債/営業キャッシュ・フロー
事業収益インタレスト・カバレッジ・レシオ:(営業利益+受取利息+受取配当金)/支払利息
2.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しています。
3.有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている借入金、社債、コマーシャル・ペーパー及びリース債務を対象にしています。
営業キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しています。
また、支払利息については、連結損益計算書の支払利息を使用しています。
③生産、受注及び販売の実績
(イ) 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと次のとおりです。
|
セグメント |
金額(百万円) |
前年同期比(%) |
|
パッケージング&グラフィック |
545,843 |
102.5 |
|
カラー&ディスプレイ |
249,684 |
104.7 |
|
ファンクショナルプロダクツ |
294,429 |
96.9 |
|
報告セグメント計 |
1,089,955 |
101.4 |
|
その他 |
46 |
148.9 |
|
計 |
1,090,001 |
101.4 |
(注)生産実績は期中平均販売価格により算出しています。
(ロ) 受注実績
当社グループは、主として見込生産を行っているため、該当事項はありません。
(ハ) 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりです。
|
セグメント |
金額(百万円) |
前年同期比(%) |
|
パッケージング&グラフィック |
549,677 |
98.1 |
|
カラー&ディスプレイ |
215,192 |
98.7 |
|
ファンクショナルプロダクツ |
286,802 |
98.1 |
|
報告セグメント計 |
1,051,671 |
98.2 |
|
その他 |
524 |
81.1 |
|
計 |
1,052,194 |
98.2 |
(注)セグメント間の取引については相殺消去しています。
(2)経営者の視点による財政状態、経営成績等の状況の分析
①経営成績の分析
経営成績の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績」に記載しています。
②財政状態の分析
当連結会計年度末の資産の部は、有形無形固定資産の減価償却が進んだものの、為替変動による円換算額増加の影響が大きく、前連結会計年度末と比べて477億円増加し、1兆2,741億円となりました。負債の部は、主に有利子負債の減少により、前連結会計年度末比226億円減の7,832億円となりました。また、純資産の部は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上や為替換算調整勘定の増加により前連結会計年度末比702億円増の4,908億円となりました。
③資本の財源及び資金の流動性
(a) キャッシュ・フローの状況については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フロー」に記載しています。
(b) 財務戦略
当社グループは、長期経営計画「DIC Vision 2030」において、ネットD/Eレシオ(注2)を経営指標として設定することとし、これを0.8倍以下に維持することを目標としています。翌連結会計年度末のネットD/Eレシオは、堅調な営業キャッシュ・フロー創出と利益の蓄積、及び資産売却に取り組むことにより、0.80倍程度まで改善する計画です。
(c) 資金需要の主な内容
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料等の購入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用です。投資を目的とした資金需要は、設備投資、株式及び出資金の取得等によるものです。今後の設備投資計画等については、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載しています。
(d) 資金調達
これらの資金需要に対して当社グループは、運転資金については、自己資金のほか短期借入金及びコマーシャル・ペーパーの発行により、また設備投資等の長期資金については、長期借入金及び社債で調達を行っています。
なお、当連結会計年度末のネット有利子負債(注3)は3,894億円、ネットD/Eレシオは0.83倍となりました。また、当連結会計年度末の現金及び預金は689億円となりました。
(注)1.有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている借入金、コマーシャル・ペーパー、社債及びリース債務を対象にしています。
2.ネットD/Eレシオ=ネット有利子負債/自己資本
3.ネット有利子負債=有利子負債-現金及び預金
④重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されています。この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える将来に関する見積りを実施する必要があります。経営者は、これらの見積りについて、当連結会計年度末時点において過去の実績やその他の様々な要因を勘案し、合理的に判断していますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は将来においてこれらの見積りとは異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりです。
(3)経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当連結会計年度における長期経営計画「DIC Vision 2030」の達成状況は次のとおりです。
|
(単位:億円) |
2025年度計画 |
2025年度実績 |
2026年度見通し |
2030年度計画 |
|
売上高 |
11,100 |
10,522 |
11,000 |
12,400以上 |
|
営業利益 |
480 |
522 |
560 |
800以上 |
|
ROIC * |
4.2% |
4.4% |
4.7% |
6.0%以上 |
|
ROE |
6.0% |
7.4% |
7.1% |
10.0% |
|
D/Eレシオ ** |
1.03倍 |
0.83倍 |
0.80倍 |
0.8倍以下 |
* ROIC = 税引き後営業利益 ÷ (ネット有利子負債+純資産)
** D/Eレシオ = ネット有利子負債 ÷ 自己資本
セグメント情報
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち、分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。
当社は、「プリンティングマテリアル」、「パッケージングマテリアル」、「カラーマテリアル」、「パフォーマンスマテリアル」、「コンポジットマテリアル」の5つの製品本部と「ケミトロニクス事業本部」を基本として組織が構成されており、各本部単位で事業活動を展開しています。
このうち類似する本部を集約し、「パッケージング&グラフィック」、「カラー&ディスプレイ」、「ファンクショナルプロダクツ」の3つを報告セグメントとしています。
「パッケージング&グラフィック」は、グラビアインキ、オフセットインキ、新聞インキ、ジェットインキ及びポリスチレンなどを製造販売しています。「カラー&ディスプレイ」は、顔料及びヘルスケア食品などを製造販売しています。「ファンクショナルプロダクツ」は、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、PPSコンパウンド及び工業用テープなどを製造販売しています。
当連結会計年度より、当社グループ内の経営管理区分の一部見直しに伴い、従来「パッケージング&グラフィック」セグメントに計上していた連結子会社の一部のセグメント区分を、「ファンクショナルプロダクツ」セグメントに変更しています。また、従来報告セグメントに帰属しない「全社費用」及び「全社資産」に計上していた新事業に係る費用及び資産の一部を、「パッケージング&グラフィック」セグメント及び「ファンクショナルプロダクツ」セグメントに含めています。なお、前連結会計年度のセグメント情報については、変更後の区分により作成したものを記載しています。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一です。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値です。
セグメント間の内部売上高又は振替高は、主に市場価格や製造原価に基づいています。
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
|
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
|
報告セグメント |
その他 |
合計 |
|||
|
|
パッケージング&グラフィック |
カラー& ディスプレイ |
ファンクショナルプロダクツ |
計 |
||
|
売上高 |
|
|
|
|
|
|
|
外部顧客への売上高 |
560,108 |
218,075 |
292,298 |
1,070,481 |
646 |
1,071,127 |
|
セグメント間の内部売上高又は振替高 |
- |
38,886 |
3,665 |
42,552 |
- |
42,552 |
|
計 |
560,108 |
256,961 |
295,964 |
1,113,033 |
646 |
1,113,679 |
|
セグメント利益又は損失(△) |
31,628 |
△268 |
21,406 |
52,766 |
341 |
53,107 |
|
セグメント資産 |
501,766 |
299,139 |
369,181 |
1,170,085 |
58,895 |
1,228,981 |
|
その他の項目 |
|
|
|
|
|
|
|
減価償却費 |
18,300 |
17,034 |
16,030 |
51,364 |
497 |
51,861 |
|
のれん償却費 |
181 |
65 |
929 |
1,175 |
- |
1,175 |
|
持分法適用会社への投資額 |
8,689 |
13,324 |
28,217 |
50,230 |
- |
50,230 |
|
有形固定資産及び無形固定資産の増加額 |
16,666 |
8,238 |
19,366 |
44,271 |
140 |
44,410 |
当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)
|
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
|
報告セグメント |
その他 |
合計 |
|||
|
|
パッケージング&グラフィック |
カラー& ディスプレイ |
ファンクショナルプロダクツ |
計 |
||
|
売上高 |
|
|
|
|
|
|
|
外部顧客への売上高 |
549,677 |
215,192 |
286,802 |
1,051,671 |
524 |
1,052,194 |
|
セグメント間の内部売上高又は振替高 |
- |
32,280 |
4,049 |
36,329 |
- |
36,329 |
|
計 |
549,677 |
247,473 |
290,850 |
1,088,000 |
524 |
1,088,523 |
|
セグメント利益 |
31,076 |
4,991 |
23,107 |
59,174 |
254 |
59,428 |
|
セグメント資産 |
533,167 |
297,448 |
389,314 |
1,219,929 |
72,907 |
1,292,836 |
|
その他の項目 |
|
|
|
|
|
|
|
減価償却費 |
17,204 |
18,517 |
16,784 |
52,504 |
424 |
52,928 |
|
のれん償却費 |
151 |
65 |
913 |
1,129 |
- |
1,129 |
|
持分法適用会社への投資額 |
9,054 |
17,725 |
26,874 |
53,653 |
- |
53,653 |
|
有形固定資産及び無形固定資産の増加額 |
18,567 |
9,326 |
12,299 |
40,191 |
28 |
40,219 |
4.報告セグメント合計額と連結財務諸表計上額との差額及び当該差額の主な内容(差異調整に関する事項)
|
|
|
(単位:百万円) |
|
売上高 |
前連結会計年度 |
当連結会計年度 |
|
報告セグメント計 |
1,113,033 |
1,088,000 |
|
「その他」の区分の売上高 |
646 |
524 |
|
セグメント間取引消去 |
△42,552 |
△36,329 |
|
連結財務諸表の売上高 |
1,071,127 |
1,052,194 |
|
|
|
(単位:百万円) |
|
利益 |
前連結会計年度 |
当連結会計年度 |
|
報告セグメント計 |
52,766 |
59,174 |
|
「その他」の区分の利益 |
341 |
254 |
|
全社費用(注) |
△8,587 |
△7,235 |
|
連結財務諸表の営業利益 |
44,521 |
52,192 |
(注)全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない当社の新事業、総合研究所に係る費用です。
|
|
|
(単位:百万円) |
|
資産 |
前連結会計年度 |
当連結会計年度 |
|
報告セグメント計 |
1,170,085 |
1,219,929 |
|
「その他」の区分の資産 |
58,895 |
72,907 |
|
セグメント間消去 |
△48,519 |
△53,534 |
|
全社資産(注) |
45,971 |
34,790 |
|
連結財務諸表の資産合計 |
1,226,433 |
1,274,091 |
(注)全社資産は、主に報告セグメントに帰属しない当社の総合研究所の資産及び美術館の資産です。
|
|
|
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
その他の項目 |
報告セグメント計 |
その他 |
調整額 |
連結財務諸表計上額 |
||||
|
前連結会 計年度 |
当連結会 計年度 |
前連結会 計年度 |
当連結会 計年度 |
前連結会 計年度 |
当連結会 計年度 |
前連結会 計年度 |
当連結会 計年度 |
|
|
減価償却費 |
51,364 |
52,504 |
497 |
424 |
895 |
908 |
52,756 |
53,837 |
|
のれん償却費 |
1,175 |
1,129 |
- |
- |
- |
- |
1,175 |
1,129 |
|
持分法適用会社への投資額 |
50,230 |
53,653 |
- |
- |
- |
- |
50,230 |
53,653 |
|
有形固定資産及び無形固定資産の増加額 |
44,271 |
40,191 |
140 |
28 |
852 |
551 |
45,263 |
40,769 |
(注)調整額は以下のとおりです。
1.減価償却費の調整額は、主に報告セグメントに帰属しない当社の総合研究所に係る減価償却費です。
2.有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額は、主に報告セグメントに帰属しない当社の総合研究所の設備投資額です。
【関連情報】
前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しています。
2.地域ごとの情報
(1) 売上高
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
日本 |
米国 |
中国 |
その他 |
合計 |
|
269,698 |
158,510 |
111,552 |
531,368 |
1,071,127 |
(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国別に分類しています。
(2) 有形固定資産
|
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
日本 |
米国 |
中国 |
ドイツ |
その他 |
合計 |
|
109,086 |
68,393 |
34,482 |
34,712 |
117,468 |
364,141 |
3.主要な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載していません。
当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しています。
2.地域ごとの情報
(1) 売上高
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
日本 |
米国 |
中国 |
その他 |
合計 |
|
260,417 |
155,630 |
114,608 |
521,539 |
1,052,194 |
(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国別に分類しています。
(2) 有形固定資産
|
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
日本 |
米国 |
中国 |
ドイツ |
その他 |
合計 |
|
105,377 |
67,097 |
37,526 |
37,255 |
123,839 |
371,094 |
(表示方法の変更)
前連結会計年度において「その他」に含めていました「中国」と「ドイツ」は連結貸借対照表の有形固定資産合計の10%を上回ったため、当連結会計年度において独立掲記することとしています。
この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の「その他」に表示していた186,662百万円は「中国」34,482百万円、「ドイツ」34,712百万円、「その他」117,468百万円として組替えています。
3.主要な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載していません。
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
|
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
|
パッケージング& グラフィック |
カラー& ディスプレイ |
ファンクショナル プロダクツ |
その他 |
全社・消去 |
合計 |
|
減損損失 |
112 |
63 |
19 |
- |
- |
194 |
当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)
|
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
|
パッケージング& グラフィック |
カラー& ディスプレイ |
ファンクショナル プロダクツ |
その他 |
全社・消去 |
合計 |
|
減損損失 |
39 |
754 |
240 |
157 |
68 |
1,259 |
(注)全社・消去の金額は、報告セグメントに帰属しない全社資産に係る減損損失です。
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
|
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
|
パッケージング& グラフィック |
カラー& ディスプレイ |
ファンクショナル プロダクツ |
その他 |
全社・消去 |
合計 |
|
当期償却額 |
181 |
65 |
929 |
- |
- |
1,175 |
|
当期末残高 |
1,926 |
1,077 |
14,392 |
- |
- |
17,394 |
(注)当連結会計年度より、当社グループ内の経営管理区分を一部見直したことに伴い、上表については、当該変更を反映させるための組替を行っています。
当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)
|
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
|
パッケージング& グラフィック |
カラー& ディスプレイ |
ファンクショナル プロダクツ |
その他 |
全社・消去 |
合計 |
|
当期償却額 |
151 |
65 |
913 |
- |
- |
1,129 |
|
当期末残高 |
2,022 |
1,011 |
14,107 |
- |
- |
17,140 |