2026.06.16更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: INTEGRATED REPORT 2025

サマリ

東映グループは、実写とアニメーションの両軸で自社IPを生み出す企業です。長年培った企画製作力とマルチユース展開力を強みにしています。映画、テレビ、配信、商品、イベントへ広げ、作品の接点を増やします。バーチャルプロダクションやモーションキャプチャーも活用し、新しい「ものがたり」を世界へ届けようとしています。

目指す経営指標

・2033年までに売上構成比率を国内50%、海外50%へ引き上げる
・2033年までに営業利益250億円〜400億円を目指す
・2033年までにROE8%以上を目指す
・2030年度までに管理職における女性比率30%を目指す
・2030年度までに全労働者における男女間賃金格差85%を目指す
・2030年度までにCO2排出量を2022年度比46.0%削減する
・2050年度までにCO2排出量を2022年度比100%削減する

用語解説

■IP
作品やキャラクターなど、長く活用できる知的財産を指します。東映グループでは、実写、特撮、アニメの作品群を事業の中心に置き、映画、テレビ、配信、商品、イベントなどへ広げる源泉として位置づけています。

■自社IP
東映グループが自ら企画・製作し、事業展開できる作品やキャラクターを指します。実写とアニメーションの両分野で自社IPを持つことが、同社の大きな強みとして示されています。

■マルチユース展開
一つの作品やキャラクターを、映画、テレビ、配信、商品化、イベント、ゲーム、音楽など複数の形で活用する事業展開です。作品との接点を増やし、ファン化と収益機会の拡大につなげる考え方です。

■TOEI NEW WAVE 2033
東映グループが2033年を見据えて掲げる中長期VISIONです。実写とアニメの両方で、世界に向けたコンテンツの創造発信基盤を確立し、海外展開や人的投資、経営基盤の強化を進める方針を示しています。

■「ものがたり」
東映グループが大切にしている価値を表す言葉です。単なる映像作品ではなく、人々の心を豊かにし、勇気や希望を与えるエンターテインメントとしての作品づくりを指しています。

■東映動画㈱
東映アニメーション㈱の前身にあたる会社名です。1956年に東映動画㈱としてアニメーション作品の本格的な制作を開始し、東映グループのアニメ事業の出発点となりました。

■『白蛇伝』
1958年に公開された日本初のフルカラー長編アニメーション映画です。東映グループがアニメーション制作を本格化させた初期の代表的な作品として位置づけられています。

■東映太秦映画村
東映グループが展開するテーマパークです。時代劇の撮影現場を身近に感じられる施設として始まり、現在は作品やキャラクターとファンをつなぐ接点の一つになっています。

■バーチャルプロダクション
映像制作で使われる先進的な制作技術です。実際の撮影とデジタル背景などを組み合わせ、従来より柔軟な映像表現を可能にする技術として紹介されています。

■モーションキャプチャー
人や物の動きをデータとして取り込み、映像表現に活用する技術です。東映グループでは、新しい映像表現を追求するための技術投資の一つとして示されています。

■サイマル放送
同じ番組を日本と海外で同時期に放送・配信する取り組みです。『仮面ライダー』では、海外ファンの熱量を高め、海賊版流通の防止やプロモーション強化につなげる施策として説明されています。

■ローカライズ
作品やビジネス展開を、地域ごとの文化や価値観に合わせて調整することです。東映グループでは、海外市場でIPを広げるため、現地企業と協力して現地に根差した展開を進める考え方として使われています。

■IP・アニメ開発部
世界的に広がるアニメ需要を踏まえて設けられた部門です。過去IPのアニメ化や新しいアニメ企画の推進を通じ、東映グループのアニメーション戦略を強化する役割を持ちます。

■国際事業部門
海外展開を強化するために発足した部門です。国内で作った作品を海外に売るだけでなく、海外市場のニーズを捉えた出資や共同製作、長期的なコンテンツプロデュースにも取り組む体制です。

■第二の創業期
代表取締役会長が、現在の東映グループの変革局面を表した言葉です。少子高齢化やエンターテインメントの多様化を受け、従来の強みを活かしながら新規IP開発と海外展開に挑む時期を指しています。

■ハングリー精神
東映グループの歴史を支えてきた姿勢として使われている言葉です。限られた資本や市場変化の中でも、映画、テレビ、ビデオ事業など新しい事業を生み出してきた挑戦心を表しています。

■熟慮断行
トップメッセージで示された価値観の一つです。十分に議論して決めたことは、組織一丸となって実行に移すという経営姿勢を表しています。
2026年3月期有価証券報告書より

沿革

 

2 【沿革】

 

1948年1月

日本動画株式会社として東京都新宿区原町に設立、アニメ製作を開始。

1952年8月

日動映画株式会社へ商号変更。

1956年7月

東映株式会社が日動映画株式会社を買収、東映動画株式会社へ商号変更。
本社を東京都中央区京橋、製作所を東京都新宿区原町とする。

1957年1月

製作所を東京都練馬区東大泉のスタジオ(大泉スタジオ)へ移転。

1957年5月

当社初の短編アニメ作品「こねこのらくがき」完成。

1958年10月

当社初の劇場長編アニメ作品「白蛇伝」完成。

1960年9月

本社を東京都中央区西銀座(現・東京都中央区銀座)へ移転。

1963年11月

当社初のテレビシリーズアニメ作品「狼少年ケン」放映開始。

1966年11月

劇場長編アニメ作品「ガリバーの宇宙旅行」がアメリカ国内でも公開。

1967年4月

「魔法使いサリー」第18話より、テレビシリーズアニメ作品のカラー放映開始。

1973年2月

子会社として株式会社タバック(現・連結子会社)設立、録音・編集部門の一部を分離。

1973年3月

東京都新宿区北新宿に新宿営業所設置。

1973年6月

海外での製作外注を開始。

1975年2月

テレビシリーズアニメ作品の海外販売を開始。

1979年8月

当社初の自主製作劇場長編アニメ作品「銀河鉄道999」を公開。

1980年3月

コンピュータによるアニメ映像製作へ向けて本格的な研究を開始。

1985年10月

映像処理の多様化・迅速化のためコンピュータ制御による撮影システムを導入。

1986年2月

テレビシリーズアニメ作品「ドラゴンボール」放映開始。

1986年3月

当社初のオリジナルビデオアニメ作品「湘南爆走族」製作開始。
自主制作ゲームソフトの販売開始。

1991年12月

コンピュータによる映像製作ソフト CATAS(Computer Aided TOEI Animation
System)完成。

1992年3月

テレビシリーズアニメ作品「美少女戦士セーラームーン」放映開始。

1992年11月

フィリピンEEI社と製作外注合弁会社EEI-TOEI ANIMATION CORPORATION(現・連結子会社)を設立。

1994年3月

新宿営業所を東京都新宿区横寺町へ移転、新宿オフィスと改称。

1995年4月

東映アニメーション研究所を東京都千代田区神田駿河台に開設。

1995年9月

アメリカで「ドラゴンボール」「美少女戦士セーラームーン」放映開始。

1996年3月

本社を東京都新宿区横寺町とする。

1997年2月

デジタル映像製作ソフト「RETAS」を活用したテレビシリーズアニメ作品のデジタル化開始。

1997年3月

香港に販売子会社TOEI ANIMATION ENTERPRISES LTD. (現・連結子会社)を合弁で設立(60%出資)。

1998年1月

EEI-TOEI ANIMATION CORPORATIONを子会社(現・連結子会社)とする。

1998年7月

東映衛星放送株式会社(16.7%出資)、並びに株式会社アニマックスブロードキャスト・ジャパン(8.5%出資)に資本参加。

1998年10月

東映アニメーション株式会社へ商号変更。

1999年3月

テレビシリーズアニメ作品「デジモンアドベンチャー」放映開始。

1999年6月

本社を東京都練馬区東大泉とする。

1999年10月

テレビシリーズアニメ作品「ワンピース」放映開始。

2000年4月

EEI-TOEI ANIMATION CORPORATIONをTOEI ANIMATION PHILS.,INC.へ商号変更。

 

 

2000年5月

広域LANを活用して、協力製作プロダクションとの間でアニメ製作に関するネットワークシステムを構築。

2000年10月

液晶画面付タブレットを活用した作画工程のデジタル化システムを構築。
当社初の深夜枠テレビシリーズアニメ作品「勝負師伝説 哲也」放映開始。

2000年12月

店頭市場に上場。

2001年3月

子会社として東映アニメーション音楽出版株式会社(現・連結子会社)を設立。

2001年8月

1単位(2001年10月より1単元)の株式数を1,000株から100株に変更。

2001年10月

韓国アニメーション専門衛星放送株式会社「株式会社大元デジタル放送」(8.25%出資)に資本参加。

2002年7月

子会社として株式会社LATERNA(現・持分法適用関連会社、現・株式会社AMAZONLATERNA)を設立。
当社発売元としての初のパッケージソフト発売。

2002年12月

インターネット向け映像配信サービス開始。

2004年2月

テレビシリーズアニメ作品「ふたりはプリキュア」放映開始。

2004年3月

アメリカ・ロサンゼルスに販売子会社TOEI ANIMATION INCORPORATED(現・連結子会社)を設立。

2004年12月

ジャスダック証券取引所(現・東京証券取引所)に株式を上場。
フランス・パリに販売子会社TOEI ANIMATION EUROPE S.A.S.(現・連結子会社)を設立。

2006年4月

東映アニメーション研究所を東京都練馬区東大泉に移転。

2006年7月

日米合作によるテレビシリーズアニメ作品「出ましたっ!パワパフガールズZ」放映開始。
中国・上海に駐在員事務所TOEI ANIMATION SHANGHAI REPRESENTATIVE OFFICEを開設。

2006年8月

普通株式1株につき2株の割合をもって株式分割。

2007年5月

株式会社テレビ朝日(現・株式会社テレビ朝日ホールディングス)が、当社株式を追加取得し持株比率が15%以上になったことにより、当社のその他の関係会社となる。

2007年11月

株式会社LATERNA(現・株式会社AMAZONLATERNA)の株式の70%を売却。

2008年12月

TOEI ANIMATION ENTERPRISES LTD.の株式を追加取得し、100%子会社とする。

2009年10月

当社初の3D立体劇場アニメ作品「きかんしゃやえもん」公開。

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に上場となる。

2010年10月

大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場となる。

2011年3月

東映アニメーション研究所閉所

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場となる。
新宿オフィス及び同周辺地域の各拠点を集約し、中野オフィスに移転。

2014年8月

本社を東京都中野区中野とする。

2014年12月

大泉スタジオの再開発に伴い、東京都練馬区光が丘の仮スタジオに移転。

2018年1月

東京都練馬区光が丘の仮スタジオから新大泉スタジオに移転。

2018年4月

普通株式1株につき3株の割合をもって株式分割。

2020年11月

TOEI ANIMATION ENTERPRISES LTD.が東映動漫(上海)実業有限公司を合弁で設立。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、東京証券取引所スタンダード市場に移行。

2023年4月

東映アニメーション作画アカデミーを開講。

2024年4月

普通株式1株につき5株の割合をもって株式分割。

 

 

関係会社

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金
(百万円)

主要な事業
の内容

議決権の所有
(又は被所有)
割合(%)

関係内容

(親会社)

 

 

 

(被所有)

 

東映㈱※1、2

東京都中央区

11,707

映像製作・販売
その他

40.9

(6.6)

[20.0]

当社劇場作品配給・テレビアニメ作品放映権等の販売
 役員の兼務…有
 当社への出向…有

(連結子会社)

 

 

 

 

 

㈱タバック

東京都練馬区

10

映像製作・販売

100.0

当社作品の製作工程における録音・編集作業の請負
 役員の兼務…有
 当社からの出向…有

TOEI ANIMATION PHILS., INC.※3

フィリピン共和国
マニラ

169

映像製作・販売

100.0

当社作品の製作工程における動画作業等の請負
 役員の兼務…有
 当社からの出向…有

東映アニメーション音楽出版㈱

東京都中野区

10

映像製作・販売
版権

100.0

当社作品に関連した楽曲の製作・販売及び当社作品の音源を利用した新規事業等
 役員の兼務…有
 当社からの出向…有

TOEI ANIMATION ENTERPRISES LTD.
※4、5

中華人民共和国
香港

8

映像製作・販売
版権

100.0

アジアにおける当社作品の放映権・商品化権等の販売
 役員の兼務…有
 当社からの出向…有

TOEI ANIMATION INCORPORATED
※4、6

アメリカ合衆国
カリフォルニア州

63

映像製作・販売
版権

100.0

北中南米地域における当社作品の放映権・商品化権等の販売
 役員の兼務…有
 当社からの出向…有

TOEI ANIMATION EUROPE S.A.S.
※7

フランス共和国
パリ

69

映像製作・販売
版権

100.0

欧州における当社作品の放映権・商品化権等の販売
 役員の兼務…有
 当社からの出向…有

TA KZ Film Kft.
※8

ハンガリー
ノーグラード

1

映像制作・販売

100.0

当社作品の製作請負
 役員の兼務…無
 当社からの出向…無

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

㈱AMAZONLATERNA

東京都中央区

300

映像製作・販売

29.5

(3.2)

映像作品の企画
 役員の兼務…有
 当社からの出向…無

東映ビデオ㈱

東京都中央区

27

映像製作・販売

(所有)

24.3

(被所有)

3.3

当社作品のパッケージビデオの販売
 役員の兼務…有
 当社からの出向…無

㈱東映太秦映画村

京都市右京区

50

その他

21.2

(1.2)

 役員の兼務…有
 当社からの出向…無

(その他の関係会社)

 

 

 

(被所有)

 

㈱テレビ朝日ホールディングス
※9、10

東京都港区

36,654

-

20.0

(20.0)

(所有)

1.0

 役員の兼務…有
 当社からの出向…無

(その他の関係会社の子会社)

 

 

 

(被所有)

 

㈱テレビ朝日
※10

東京都港区

100

映像製作・販売

20.0

当社テレビ作品の放映
 役員の兼務…有
 当社からの出向…無

 

(注) 1. 主要な事業の内容欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。

2. ※1・※9 有価証券報告書を提出しております。

3. ※2 持分は100分の50以下でありますが、実質的に支配されているため親会社としたものであります。

4. ※3 現地通貨での資本金額は61,585千フィリピンペソであります。

5. ※4 特定子会社であります。

5. ※5 現地通貨での資本金額は500千香港ドルであります。

6. ※6 現地通貨での資本金額は600千USドルであります。

7. ※7 現地通貨での資本金額は500千ユーロであります。

8. ※8 現地通貨での資本金額は3,000千フォリントであります。

9. 「議決権の所有(又は被所有)割合」欄の( )内は、間接所有割合で内数、[ ]内は、緊密な者又は同意している者の所有割合で外数であります。

 

10. ※10 ㈱テレビ朝日ホールディングスは認定放送持株会社であり、その完全子会社である㈱テレビ朝日を通じて議決権を所有しています。

11. TOEI ANIMATION INCORPORATED については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等

(1) 売上高       17,226百万円

(2) 経常利益      4,977百万円

(3) 当期純利益    4,057百万円

(4) 純資産額     14,712百万円

(5) 総資産額     18,319百万円