2026年3月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります

プラットフォームソリューション ロングタームインキュベーション グローバル投資インキュベーション
  • 売上
  • 利益
  • 利益率

最新年度

セグメント名 売上
(百万円)
売上構成比率
(%)
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
プラットフォームソリューション 25,501 64.1 9,074 94.4 35.6
ロングタームインキュベーション 13,102 33.0 1,752 18.2 13.4
グローバル投資インキュベーション 1,151 2.9 -1,218 -12.7 -105.8

3【事業の内容】

当社グループは、当社(㈱デジタルガレージ)、子会社27社及び持分法適用会社15社により構成されております。

当社グループの主要事業は、次のとおりであります。

プラットフォームソリューション

:クレジットカード決済をはじめ、QRコード決済、コンビニ決済などのあらゆる電子決済手段を提供する総合決済プラットフォームを展開する決済事業と、決済周辺サービス並びに金融事業者向けデジタルマーケティング事業

ロングタームインキュベーション

:当社グループ独自の事業基盤及び日本最大級のメディアを運営する㈱カカクコムの顧客資産等を活用し、決済プラットフォームの拡大を加速することを目的とした戦略事業

グローバル投資インキュベーション

:スタートアップ企業等への投資・育成を中心とした事業戦略支援型の投資インキュベーション事業

なお、上記の3事業は「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等(1)連結財務諸表  連結財務諸表注記  6.セグメント情報」に掲げるセグメントの区分と同一であります。

 

(1)主な関係会社とセグメントの名称および主な事業内容

セグメントの名称

会社名

当社との関係

主な事業内容

プラットフォーム

ソリューション

㈱デジタルガレージ

 フィナンシャルマーケティング本部

当社事業

事業本部

金融事業者向けデジタルマーケティング事業

㈱DGフィナンシャルテクノロジー

連結子会社

Eコマースおよび対面店舗向け電子決済ソリューションの提供

DG FutureTech India Private Limited

連結子会社

マネージドサービス(システム運用支援、システム保守)、システムソリューションサービスの提供

㈱SCORE

連結子会社

後払い決済サービスおよび決済データを活用した各種金融事業

㈱DGビジネステクノロジー ※

連結子会社

デジタルビジネス総合支援

㈱イーコンテクスト

連結子会社

コンビニ決済・銀行決済等の決済手段および送金サービスの提供

econtext Asia Limited

連結子会社

アジア向け決済プラットフォームの展開およびアジアEC関連企業への投資

ANA Digital Gate㈱

持分法

適用会社

店舗向けスマートフォン決済、決済端末、マイレージ加盟店開拓など、フィンテックを活用した法人向け決済ソリューションの提供

TDペイメント㈱

持分法

適用会社

POSシステム向けマルチ決済ソリューション

の提供

りそな決済サービス㈱

持分法

適用会社

代金回収代行・ファクタリング・決済事業

 

 

セグメントの名称

会社名

当社との関係

主な事業内容

ロングターム

インキュベーション

㈱デジタルガレージ

 コマースマーケティング本部

当社事業

事業本部

金融以外の事業者向けデジタルマーケティング事業

㈱BI.Garage

連結子会社

Web広告技術の開発と販売

㈱DGコミュニケーションズ

連結子会社

不動産広告代理事業

㈱アカデミー・デュ・ヴァン

連結子会社

ワインスクールの運営および卸売事業

㈱Crypto Garage

連結子会社

ブロックチェーンを活用した金融サービス等の事業

㈱エンゲージメントゲートウェイ

連結子会社

スマートEC事業の企画・開発および運営

㈱DGB

連結子会社

SME向けデジタル金融事業

㈱カカクコム

持分法

適用会社

「価格.com」、「食べログ」等のメディアの企画運営、各種プラットフォームの提供

㈱DOU

持分法

適用会社

キャリアパスポートを活用した人材開発及び採用支援事業、デジタル証明書の発行支援事業

㈱ポケットチェンジ

持分法

適用会社

オリジナル電子マネー発行プラットフォーム「Pokepay」の提供、外貨電子マネーチャージ機サービスの運営

グローバル投資

インキュベーション

㈱DGベンチャーズ

連結子会社

スタートアップ企業等への投資・育成

Digital Garage US, Inc.

連結子会社

米国インキュベーションセンターの運営、グローバル戦略のヘッドクォーター

Digital Garage Development LLC

連結子会社

投資不動産の所有・賃貸等

㈱DK Gate

連結子会社

コンテンツビジネスへの戦略投資等

㈱DG Strategic Investment

連結子会社

Fintech・決済事業を中心とした戦略投資等

㈱D2 Garage

連結子会社

北海道地域での有望なスタートアップ企業への投資育成事業等

㈱DGインキュベーション

連結子会社

投資事業有限責任組合の管理運営

Open Network Lab・ESG1号

投資事業有限責任組合

連結子会社

ESG分野に関連するスタートアップ企業への

投資

㈱DG Daiwa Ventures

持分法

適用会社

投資事業有限責任組合の管理運営

DG Lab 1号投資事業有限責任組合

持分法

適用会社

次世代技術を有するスタートアップ企業への投資

DG Lab FundⅡ E.L.P.Cayman

持分法

適用会社

㈱DG Daiwa Ventures 3号

持分法

適用会社

投資事業有限責任組合の管理運営

DGDV Fund Ⅲ E.L.P.Cayman

持分法

適用会社

次世代技術を有するベンチャー企業やジョイントベンチャー等への投資

DGりそなベンチャーズ1号

投資事業有限責任組合

持分法

適用会社

次世代金融等のスタートアップ企業への投資

※ ㈱DGビジネステクノロジーは、2025年4月1日付でナビプラス㈱を存続会社、㈱スクデットおよび㈱DGコマースを消滅会社とする吸収合併を行い、同日付で現商号へ名称変更しております。

 

(2)企業集団の事業系統図

※1  当社は事業持株会社として、当社グループ全体の戦略策定・実行のほか、各関係会社に対し、業務受託契約に基づく経営管理業務及びフィナンシャルマーケティング本部、コマースマーケティング本部においてマーケティング事業を行っております。

※2  ㈱カカクコムは、東京証券取引所プライム市場に株式を上場しております。

 

業績状況

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

①  財政状態及び経営成績の状況

ⅰ.財政状態

当連結会計年度末におきましては、主に決済事業等に係る営業債権及びその他の債権、無形資産が増加した一方、現金及び現金同等物が減少した結果、資産合計は218,703百万円となり、決済事業等に係る営業債務及びその他の債務が減少した結果、負債合計は141,007百万円となりました。

また、主に配当金による減少と親会社の所有者に帰属する当期利益の計上で利益剰余金が増加した結果、資本合計は77,696百万円となりました。

ⅱ.経営成績

当連結会計年度において、プラットフォームソリューション・セグメントでは、共通QRコード決済ソリューション「Cloud Pay」の成長に加え、主軸の決済プラットフォーム事業領域における戦略パートナーとの協業推進、特にKDDIグループ向け大型案件の稼働等の寄与により、決済取扱高は前期比21.1%増の9.1兆円に拡大し、税引前利益は前期比3.6%増となりました。ロングタームインキュベーション・セグメントでは、決済事業との親和性が高い戦略的な新規事業群のうち、複数事業が成長フェーズに移行し、事業損失が縮小しました。一方、グループ会社である㈱カカクコムからの持分法による投資利益が減少したほか、関連会社株式に係る一過性の減損損失を計上しました。グローバル投資インキュベーション・セグメントでは、前連結会計年度に、投資先の会社において、公正価値測定に基づく営業投資有価証券の評価額が大幅に減少した反動に加え、当連結会計年度において外国為替相場が円安傾向に推移したことに伴い、当連結会計年度の税引前損失は前期比で減少しました。これらの結果、収益は40,971百万円、税引前利益は2,966百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は1,283百万円と増収増益となりました。

 

②  キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度におきましては、主に税引前利益を計上した一方、営業債権及びその他の債権が増加し、営業債務及びその他の債務が減少した結果、営業活動によるキャッシュ・フローは4,939百万円の使用となりました。

投資活動としましては、主に無形資産の取得、投資有価証券の取得による支出の結果、投資活動によるキャッシュ・フローは7,259百万円の使用となりました。

財務活動としましては、主に長期借入れによる収入があった一方、長期借入金の返済、配当金の支払、短期借入金の純減による支出の結果、財務活動によるキャッシュ・フローは3,449百万円の使用となりました。

これらにより当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、40,469百万円となりました。

 

③  生産、受注及び販売の実績

ⅰ.生産実績

当社グループの事業は、提供する主要なサービスの性格上、当該記載が馴染まないことから、記載を省略しております。

ⅱ.受注実績

当社グループの提供する主要なサービスは、受注から売上までの期間が短期間であり、期中の受注高と販売実績がほぼ対応するため、記載を省略しております。

 

ⅲ.販売実績

当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自  2025年4月1日

至  2026年3月31日)

前期比(%)

プラットフォームソリューション

(百万円)

25,193

111.3

ロングタームインキュベーション

(百万円)

12,651

93.2

グローバル投資インキュベーション

(百万円)

1,147

197.0

調整額

(百万円)

1,981

131.1

合計

(百万円)

40,971

107.0

※1  セグメント間取引については、相殺消去しております。

※2  調整額は、セグメントに配分していない主に本社機能から生ずる金融収益等の全社収益であります。

※3  前連結会計年度及び当連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、当該割合が100分の10未満であるため、記載を省略しております。

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

①  財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

ⅰ.財政状態

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2025年3月31日)

当連結会計年度

(2026年3月31日)

前期比

増減額

増減率

(%)

 

流動資産

144,446

132,472

△11,974

△8.3

非流動資産

81,899

86,231

4,332

5.3

資産合計

226,344

218,703

△7,642

△3.4

 

流動負債

97,558

87,868

△9,690

△9.9

非流動負債

51,091

53,139

2,047

4.0

負債合計

148,649

141,007

△7,643

△5.1

資本合計

77,695

77,696

1

0.0

(資産)

当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて7,642百万円減少し、218,703百万円となりました。この主な要因は、決済事業等に係る営業債権及びその他の債権が5,157百万円、無形資産が4,074百万円増加した一方、現金及び現金同等物が15,885百万円減少したことによるものであります。

(負債)

当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べて7,643百万円減少し、141,007百万円となりました。この主な要因は、決済事業等に係る営業債務及びその他の債務が8,167百万円減少したことによるものであります。

(資本)

当連結会計年度末における資本合計は、前連結会計年度末に比べて1百万円増加し、77,696百万円となりました。この主な要因は、利益剰余金が配当金により2,429百万円減少した一方、親会社の所有者に帰属する当期利益の計上により1,283百万円増加したことによるものであります。

なお、セグメント資産及び負債については、経営資源の配分の決定及び業績を評価するための検討対象とはなっておりません。

 

ⅱ.経営成績

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

当連結会計年度

(自 2025年4月1日

至 2026年3月31日)

前期比

増減額

増減率

(%)

収益

38,306

40,971

2,665

7.0

税引前利益(△損失)

△10,216

2,966

13,182

-

当期利益(△損失)

△7,476

1,097

8,573

-

親会社の所有者に帰属する

当期利益(△損失)

△7,190

1,283

8,473

-

当期包括利益

△7,981

1,978

9,959

-

当連結会計年度の経営成績につきましては、収益は40,971百万円(前期比2,665百万円増、同7.0%増)、税引前利益は2,966百万円(前期は10,216百万円の損失)、親会社の所有者に帰属する当期利益は1,283百万円(前期は7,190百万円の損失)、当期包括利益は1,978百万円(前期比9,959百万円増)となりました。

当連結会計年度において、プラットフォームソリューション・セグメントでは、共通QRコード決済ソリューション「Cloud Pay」の成長に加え、主軸の決済プラットフォーム事業領域における戦略パートナーとの協業推進、特にKDDIグループ向け大型案件の稼働等の寄与により、決済取扱高は前期比21.1%増の9.1兆円に拡大し、税引前利益は前期比3.6%増となりました。ロングタームインキュベーション・セグメントでは、決済事業との親和性が高い戦略的な新規事業群のうち、複数事業が成長フェーズに移行し、事業損失が縮小しました。一方、グループ会社である㈱カカクコムからの持分法による投資利益が減少したほか、関連会社株式に係る一過性の減損損失を計上しました。グローバル投資インキュベーション・セグメントでは、前連結会計年度に、投資先企業において、公正価値測定に基づく営業投資有価証券の評価額が大幅に減少した反動に加え、当連結会計年度において外国為替相場が円安傾向に推移したことに伴い、当連結会計年度の税引前損失は前期比で減少しました。なお、保有する営業投資有価証券の売却等による投資事業のオフバランス化については、中期経営計画の目標に基づき、引き続き推進しております。

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

当連結会計年度

(自 2025年4月1日

至 2026年3月31日)

前期比

増減額

増減率

(%)

プラットフォーム

ソリューション

収益

22,644

25,193

2,549

11.3

税引前利益

8,757

9,074

317

3.6

ロングターム

インキュベーション

収益

13,570

12,651

△919

△6.8

税引前利益

969

1,752

783

80.8

グローバル投資

インキュベーション

収益

582

1,147

565

97.0

税引前利益

△8,946

△1,218

7,728

-

調整額

収益

1,510

1,981

470

31.1

税引前利益

△10,997

△6,642

4,354

-

合計

収益

38,306

40,971

2,665

7.0

税引前利益

△10,216

2,966

13,182

-

 

〔プラットフォームソリューション・セグメント〕

本セグメントでは、当社グループの事業基盤である決済プラットフォームを軸とした事業を展開しております。Eコマース(EC)及び対面店舗等のBtoC商取引に必要不可欠なクレジットカード決済をはじめ、QRコード決済、コンビニ決済等のあらゆる電子決済手段を提供する決済代行サービスのほか、決済に関連する周辺サービス及びEC事業者向け機能の拡充等を通じて、決済プラットフォームの持続的な拡大に取り組んでおります。また、決済領域の事業パートナーであるクレジットカード会社をはじめとした金融事業者向けデジタルマーケティング及びCRMソリューションとの連携を強化し、金融フィンテック領域に特化したエコシステムの構築に注力しております。

当連結会計年度は、共通QRコード決済ソリューション「Cloud Pay」の成長に加え、主軸の決済プラットフォーム事業領域における戦略パートナーとの協業推進、特にKDDIグループ向け大型案件の稼働等の寄与により、決済取扱高は前期比21.1%増の9.1兆円となりました。また、グループ戦略「DG FinTech Shift」のもと、EC向けマーケティング支援や不正検知ソリューション等の決済周辺事業の強化・拡大に取り組み、コマース事業者のバリューチェーン全体を総合的に支援する体制づくりを推進しました。

これらの結果、収益は25,193百万円(前期比2,549百万円増、同11.3%増)、税引前利益は9,074百万円(前期比317百万円増、同3.6%増)となりました。

〔ロングタームインキュベーション・セグメント〕

本セグメントでは、当社グループ独自の事業基盤及び日本最大級のメディアを運営する㈱カカクコムの顧客資産等を活用し、決済プラットフォームの拡大を加速することを目的とした戦略的な新規事業の開発を推進しております。企業間取引(BtoB)決済領域におけるサービスのほか、各産業のDX化を支援するプロダクト開発による事業者の業務効率化及びキャッシュレス化の促進、データマーケティングによる小売事業者等への集客による決済機会の拡大、新たなテクノロジーの社会実装を目指した事業開発等を行うことにより、プラットフォームソリューション・セグメントの更なる高付加価値化及び成長加速を図るとともに、中長期的に企業価値を牽引する次世代の事業創出に取り組んでおります。

当連結会計年度は、決済事業との親和性が高い戦略的な新規事業群のうち、複数事業が成長フェーズに移行し、事業損失が縮小しました。一方、グループ会社である㈱カカクコムからの持分法による投資利益が減少したほか、関連会社株式に係る一過性の減損損失を計上しました。

これらの結果、収益は12,651百万円(前期比919百万円減、同6.8%減)、税引前利益は1,752百万円(前期比783百万円増、同80.8%増)となりました。

〔グローバル投資インキュベーション・セグメント〕

本セグメントでは、国内外のスタートアップ企業等への投資及び当社グループ内の事業との連携による投資先の育成等を行っております。創業以来、北米・日本・アジア・欧州を中心に築き上げてきた独自のディールソースである「グローバルインキュベーションストリーム」や、当社グループが運営する日本初のシードアクセラレータープログラム「Open Network Lab」等を通じて、世界中の有望なスタートアップ企業へリーチするとともに、当社グループの事業との連携を一層深めることにより、当社グループ及び投資先の企業価値の最大化を目指しております。

前連結会計年度に、投資先の会社において、公正価値測定に基づく営業投資有価証券の評価額が大幅に減少した反動に加え、当連結会計年度において外国為替相場が円安傾向に推移したことに伴い、当連結会計年度の税引前損失は前期比で減少しました。なお、保有する営業投資有価証券の売却等による投資事業のオフバランス化については、中期経営計画の目標に基づき、引き続き推進しております。

これらの結果、収益は1,147百万円(前期比565百万円増、同97.0%増)、税引前損失は1,218百万円(前期は8,946百万円の損失)となりました。

 

②  キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

当連結会計年度

(自 2025年4月1日

至 2026年3月31日)

前期比

増減額

営業活動によるキャッシュ・フロー

31,726

△4,939

△36,665

投資活動によるキャッシュ・フロー

△10,003

△7,259

2,745

財務活動によるキャッシュ・フロー

△14,914

△3,449

11,465

現金及び現金同等物の期末残高

56,354

40,469

△15,885

有利子負債(リース負債除く)

61,633

62,053

420

 

短期

(1年内に償還または返済予定の

長期有利子負債は除く)

21,170

19,370

△1,800

長期

40,463

42,683

2,220

 

ⅰ.キャッシュ・フロー

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、40,469百万円(前期比15,885百万円減、同28.2%減)となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度における営業活動の結果、使用した資金は4,939百万円となりました。支出の主な内訳は、営業債務及びその他の債務の減少額7,339百万円、営業債権及びその他の債権の増加額5,346百万円であり、収入の主な内訳は、税引前利益2,966百万円、利息及び配当金の受取額2,959百万円であります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度における投資活動の結果、使用した資金は7,259百万円となりました。支出の主な内訳は、無形資産の取得による支出5,641百万円、投資有価証券の取得による支出1,097百万円であります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度における財務活動の結果、使用した資金は3,449百万円となりました。支出の主な内訳は、長期借入金の返済による支出7,340百万円、配当金の支払額2,429百万円、短期借入金の純減額1,800百万円であり、収入の主な内訳は、長期借入れによる収入9,550百万円であります。

 

ⅱ.資本の財源及び資金の流動性に係る情報

(資金調達)

当社グループは、財務の健全性・安全性の維持と、事業の維持拡大に必要な資金の流動性の確保を意識した資金調達を基本方針としております。資金調達手段の多様化・安定化と、資本効率の向上を企図し、金融機関からの借入等、一部有利子負債を活用しております。また、安定的かつ機動的な資金調達を実現するために複数の金融機関との間で総額170億円のコミットメントライン契約を締結しております。なお、当連結会計年度末における有利子負債(リース負債除く)の残高は、62,053百万円であります。

(資金需要の主な内容)

当社グループの資金需要の主なものは、各事業セグメントにおける事業資金、販売費及び一般管理費等の営業費用等のほか、決済事業における収納代行業務の一時的な立替資金によるものであります。また、投資資金需要の主なものは、決済事業のシステム機能拡充・強化等によるもののほか、新規事業に係るシステム開発等の投資によるものであります。将来の成長に向けた戦略的な資金需要に対しては、財務の健全性と資本効率の向上を両立させながら対応していく方針であります。

 

③  重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」第312条の規定によりIFRS会計基準に準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成に当たって、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて実施しております。

なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要性がある会計方針、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定は、「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等(1)連結財務諸表  連結財務諸表注記  3.重要性がある会計方針  4.重要な会計上の判断、見積り及び仮定」に記載しております。

 

セグメント情報

6.セグメント情報

(1)報告セグメントの概要

当社の事業セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。なお、報告にあたり事業セグメントの集約は行っておりません。

当社グループは、サービス別の事業本部及び子会社を置き、事業本部及び子会社は、取り扱うサービスについて国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。

したがって、当社のセグメントは、事業本部及び子会社を基礎としたサービス別に構成されており、「プラットフォームソリューション」、「ロングタームインキュベーション」及び「グローバル投資インキュベーション」の3つを報告セグメントとしております。

「プラットフォームソリューション」では、クレジットカード決済をはじめ、QRコード決済、コンビニ決済などのあらゆる電子決済手段を提供する総合決済プラットフォームを展開する決済事業と、決済周辺サービス並びに金融事業者向けデジタルマーケティング事業を展開しております。

「ロングタームインキュベーション」では、当社グループ独自の事業基盤及び日本最大級のメディアを運営する㈱カカクコムの顧客資産等を活用し、決済プラットフォームの拡大を加速することを目的とした戦略事業を展開しております。

「グローバル投資インキュベーション」では、スタートアップ企業等への投資・育成を中心とした事業戦略支援型の投資インキュベーション事業を展開しております。

なお、報告セグメントのサービス別詳細については、「27.売上収益」に記載のとおりであります。

 

(2)報告セグメントに関する情報

当社グループの報告セグメントによる収益及び業績は、以下のとおりであります。

なお、当社グループの報告セグメントの利益(△損失)は、税引前利益(△損失)をベースとしており、セグメント間の収益は、市場実勢価格に基づいております。

前連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

 

 

報告セグメント

 

調整額

(注)1

 

連結

 

 

プラットフォームソリューション

 

ロングタームインキュベーション

 

グローバル投資インキュベーション

 

計

 

 

 

 

百万円

 

百万円

 

百万円

 

百万円

 

百万円

 

百万円

収益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外部収益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リカーリング型事業から生じる収益

 

21,921

 

9,444

 

-

 

31,365

 

835

 

32,201

その他の収益

 

302

 

218

 

558

 

1,077

 

629

 

1,706

金融収益

 

31

 

4

 

2

 

37

 

46

 

83

持分法による投資

利益

 

390

 

3,904

 

23

 

4,317

 

-

 

4,317

外部収益計

 

22,644

 

13,570

 

582

 

36,796

 

1,510

 

38,306

セグメント間収益

 

804

 

368

 

8

 

1,180

 

△1,180

 

-

収益計

 

23,448

 

13,938

 

590

 

37,976

 

330

 

38,306

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セグメント利益

(△損失)

 

8,757

 

969

 

△8,946

 

780

 

△10,997

 

△10,216

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費及び償却費

 

1,729

 

578

 

31

 

2,337

 

1,818

 

4,155

金融費用

 

△197

 

△8

 

233

 

28

 

4,661

 

4,689

減損損失

 

102

 

1,012

 

-

 

1,114

 

435

 

1,549

(注)1.報告セグメントの利益(△損失)の金額の調整額△10,997百万円には、セグメント間取引消去△8,437百万円、各報告セグメントに配分していない全社収益12,100百万円及び全社費用△14,660百万円が含まれております。全社収益は主に本社機能から生ずる金融収益であり、全社費用は主に報告セグメントに帰属しない一般管理費及び金融費用であります。

2.セグメント間収益には、リカーリング型事業から生じる収益、その他の収益及び金融収益に関するものが含まれております。

3.セグメント利益(△損失)は、連結財務諸表の税引前利益(△損失)と調整を行っております。

4.リカーリング型事業から生じる収益の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社の売上収益であります。

5.グローバル投資インキュベーションにおけるセグメント利益(△損失)には、純額で計上した営業投資有価証券に関する損失7,290百万円が含まれております。

6.減価償却費及び償却費の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社の減価償却費であります。

7.金融費用の調整額4,661百万円は、セグメント間取引消去△330百万円、各報告セグメントに配分していない全社の支払利息及び投資有価証券に関する損益等4,990百万円であります。

8.セグメント資産及び負債については、経営資源の配分の決定及び業績を評価するための検討対象とはなっていないため記載しておりません。

 

当連結会計年度(自  2025年4月1日  至  2026年3月31日)

 

 

報告セグメント

 

調整額

(注)1

 

連結

 

 

プラットフォームソリューション

 

ロングタームインキュベーション

 

グローバル投資インキュベーション

 

計

 

 

 

 

百万円

 

百万円

 

百万円

 

百万円

 

百万円

 

百万円

収益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外部収益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リカーリング型事業から生じる収益

 

24,597

 

9,474

 

-

 

34,071

 

1,116

 

35,187

営業投資有価証券に関する収益

 

-

 

-

 

29

 

29

 

-

 

29

その他の収益

 

216

 

149

 

518

 

883

 

502

 

1,385

金融収益

 

85

 

72

 

757

 

914

 

362

 

1,277

持分法による投資

利益

 

294

 

2,956

 

△156

 

3,094

 

-

 

3,094

外部収益計

 

25,193

 

12,651

 

1,147

 

38,991

 

1,981

 

40,971

セグメント間収益

 

308

 

451

 

4

 

762

 

△762

 

-

収益計

 

25,501

 

13,102

 

1,151

 

39,753

 

1,218

 

40,971

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セグメント利益

(△損失)

 

9,074

 

1,752

 

△1,218

 

9,608

 

△6,642

 

2,966

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費及び償却費

 

1,896

 

446

 

34

 

2,376

 

1,889

 

4,265

金融費用

 

1

 

47

 

274

 

321

 

355

 

676

減損損失

 

-

 

-

 

-

 

-

 

181

 

181

(注)1.報告セグメントの利益(△損失)の金額の調整額△6,642百万円には、セグメント間取引消去△9,104百万円、各報告セグメントに配分していない全社収益13,726百万円及び全社費用△11,264百万円が含まれております。全社収益は主に本社機能から生ずる金融収益であり、全社費用は主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。

2.セグメント間収益には、リカーリング型事業から生じる収益、その他の収益及び金融収益に関するものが含まれております。

3.セグメント利益(△損失)は、連結財務諸表の税引前利益(△損失)と調整を行っております。

4.リカーリング型事業から生じる収益の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社の売上収益であります。

5.減価償却費及び償却費の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社の減価償却費であります。

6.金融費用の調整額355百万円は、セグメント間取引消去△317百万円、各報告セグメントに配分していない全社の支払利息等672百万円であります。

7.セグメント資産及び負債については、経営資源の配分の決定及び業績を評価するための検討対象とはなっていないため記載しておりません。

 

(3)製品及びサービスに関する情報

製品及びサービスごとの外部顧客への売上収益は、「27.売上収益」に記載のとおりであります。

 

(4)地域別に関する情報

①  外部顧客への収益の地域別情報

本邦の外部顧客への売上収益が連結損益計算書の売上収益の大部分を占めるため、記載を省略しております。

 

②  非流動資産(金融資産及び繰延税金資産を除く)

 

前連結会計年度

(2025年3月31日)

 

当連結会計年度

(2026年3月31日)

 

百万円

 

百万円

日本

26,989

 

29,840

米国

3,636

 

3,877

その他

218

 

215

合計

30,842

 

33,933

(注)非流動資産は、当社グループ各社の所在地を基礎としております。

 

(5)主要な顧客に関する情報

外部顧客への売上収益のうち、連結損益計算書の売上収益の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。