人的資本
OpenWork(社員クチコミ)-
社員数978名(単体) 1,105名(連結)
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平均年齢40.0歳(単体)
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平均勤続年数12.6年(単体)
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平均年収6,540,000円(単体)
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平均年収の
対前年増減率2.0%(単体)
従業員の状況
人材戦略に関する基本方針等
(1)【人材戦略に関する基本方針等】
①経営戦略と連動した人材戦略の基本方針
当社は、人と組織が気象のように柔軟に変化し続ける人的資本経営モデル「weather HR」のもと、以下の3つの重点方針に沿った人材戦略を経営戦略と一体で推進します。
・重点方針1:全社員のAI活用による体質転換
AIを戦略的に活用してビジネスのスケール化を推進し、人材の重点を定型的なオペレーション業務から価値創出や顧客接点の強化を担う事業成長領域へシフトします。これにより社員の質的変換と組織の生産性向上を同時に実現します。
・重点方針2:グローバル事業を支える人材基盤の強化
グローバル事業成長に向け、各地域特性を踏まえた人事制度の見直しと中核人材の採用強化、本社・海外拠点の連携体制構築により人材基盤強化を推進します。
・重点方針3:会社と人の持続的成長を両立する取り組み
気象を通して社会に新しい価値をもたらすという使命を共有する社員の自律的な成長を促し、個人のDreamと会社の発展が連動し続ける組織基盤を整えます。
(重点方針1:全社員のAI活用による体質転換)
当社は、全社員のAI活用力を最大の成長ドライバーと位置づけ、事業の飛躍的なスケールと中長期的な企業価値向上を実現します。過去2年間、全社AIハッカソン等の継続実施により実務へのAI活用を浸透させ、結果、当期末までにオペレーション総労働時間の約3割に相当する月間約15,300時間の削減を達成しました。この創出されたリソースを事業成長を牽引するカスタマーサクセス部門等へ再配分し、高付加価値組織への体質転換を推進します。
AIを用いて削減した累計業務時間(時間/月)
(重点方針2:グローバル事業を促進する基盤づくり)
当社は、中期ビジョンで掲げる「第二創業期」におけるグローバル事業の成長を支えるため、人材基盤の強化を進めています。欧州、米国、アジアを対象に、各国・地域の法制度や労働市場、文化的背景を踏まえて人事制度の見直しを進めるとともに、役割と成果を適切に反映する評価・報酬・インセンティブ制度を導入しました。また、事業戦略に基づき求める人材要件を明確化し、事業成長を担う中核人材の採用を強化するとともに、本社と海外拠点が連携して人材を活かす体制を整備しています。これらの取り組みを通じて、人材の活躍と定着を促進し、グローバル事業の持続的な成長を支える基盤づくりを進めています。
(重点方針3:会社と人の持続的成長を両立する取り組み)
[3-1.評価・報酬:役割と成果を軸とした人材マネジメントへの進化]
国内においても、事業成長の加速に向け、社員一人ひとりの期待役割や評価基準を明確化し、ジョブ型人事制度へ移行してきました。目標設定・評価・報酬の一貫性を高めるとともに、管理職研修を通じた制度運用の実効性向上や、中長期的な企業価値向上に連動する株式報酬制度を拡充しています。組織全体のパフォーマンスを最大にするため、人材マネジメントの高度化により社員の挑戦と成長を促進していきます。
[3-2.健康:専門医連携と予防ケアによる健康経営の推進]
当社は、社員の心身の健康が持続的成長の土台であるとの考えのもと、健康データの分析を行い予防ケアを重視した健康経営に着手しております。具体的には、メンタル面とフィジカル面のそれぞれの専門医による定常的な個別予防ケアが受けられる体制を整備しました。また、社内歯科健診やインフルエンザの予防接種を実施し、睡眠・食事に関するセミナーを定期的に開催しました。これら人的資本投資を通じて、疾病による休職者は過去4年で28%減少という成果に繋がっています。これらの取り組みが評価され、健康経営優良法人に5年連続で認定されました。
[3-3.ダイバーシティ:多様な人材の活躍と両立支援]
社長や社外取締役などの役員及び多様な背景を持つ社員が「ダイバーシティ委員会」を構成しています。本委員会による提言を踏まえ、女性管理職の育成を目的としたメンター制度や、女性特有の健康課題についてのセミナーを実施しています。また、有給傷病休暇の対象を家族の看護・介護へ拡大するとともに、急な欠勤・時短をカバーした社員への手当「Thanks Cover Reward」を導入しています。介護については、専門家による相談窓口の設置やセミナーの開催など、仕事と家庭の両立を支援する制度を充実させています。さらに、育児についての座談会やポータルサイトの運営を通じて男性育休取得に対する理解を深めた結果、男性の育児休業平均取得日数は120日超に達しました。
男性労働者の育児休業取得率及び平均取得日数
②給与等の決定方針
当社グループは、グローバルな気象課題の解決とイノベーションの創出に向け、挑戦と成果に報いる報酬体系を通じて、社員のエンゲージメント向上と持続的な組織成長の両立を目指しています。
当社では、性別・年齢・国籍等を問わず、実力と成果を重視した評価・処遇を推進しています。社員一人ひとりが担う職格(役割・ミッション)の大きさとその達成度・発揮能力を公正に評価し、給与へ適正に反映する仕組みとしています。評価の運用にあたっては、スピード感を持った成果還元と適切な役割発揮の観点から役職・職格に応じた評価頻度を設定しています。さらに、年4回開催される課長職以上のリーダーが参加する評価会議を通じ、多角的かつ客観的なマトリクス評価を実施することで、公正で透明性の高い評価運用を担保しています。
賞与については、組織および個人のパフォーマンスに応じた明快な還元構造を構築しています。部長職以上に対しては、事業業績との連動性を高めるとともに株主価値との一致を図る観点から、株式および現金により支給される業績連動賞与を適用し、成果責任に応じる体制としています。一方、課長職以下に対しては、個人の成果・貢献度に基づき優秀な実績を挙げた人材へ「パフォーマンスボーナス」を重点支給しています。個々の高い挑戦と成果に対してメリハリを持って報いることで、モチベーションの喚起と組織全体の活力最大化を図っています。
(参考)人的資本に関する指標
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区分 |
指標 |
2024年5月期 |
2025年5月期 |
2026年5月期 |
目標 |
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連結会社 |
外国籍の人数割合 |
27.5% |
26.7% |
26.2% |
目処として30% |
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採用者における中途採用者の割合 (中途採用者/新卒含む採用者総数) |
57.7% |
49.0% |
50.0% |
50%を水準 として継続 但し、採用方針に よる変動あり |
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従業員数の男女比率(女性比率) |
32.9% |
32.9% |
34.4% |
- 注1 |
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管理的地位にある労働者に占める 女性労働者の割合 |
13.2% |
12.8% |
15.1% |
2026年迄に15% 2030年迄に20% |
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提出会社 |
全社研修(AIハッカソン等)時間 (受講者延数) |
1,665時間 (1,925名) |
2,399時間 (2,901名) |
1,733時間 (1,866名) |
- 注2 |
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階層別研修(管理職向け目標設定研修等)時間 (受講者延数) |
2,617時間 (526名) |
3,097時間 (555名) |
3,314時間 (1,012名) |
- 注2 |
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新入社員研修時間 (中途採用者・新卒含む新入社員総数) |
6,405時間 (56名) |
5,233時間 (36名) |
4,436時間 (33名) |
維持 |
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能力開発研修(リスキリング)時間 (受講者延数) |
5,169時間 (176名) |
4,752時間 (870名) |
2,344時間 (157名) |
- 注2 |
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男女別勤続年数 |
男性:12.2年 女性: 9.3年 |
男性:12.8年 女性:10.1年 |
男性:13.6年 女性:10.6年 |
- 注1 |
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男性労働者の育児休業取得率 及び平均取得日数 |
63.1% 84.4日 |
82.3% 125.9日 |
92.3% 129.3日 |
維持 |
(注1)実力主義で性別は影響ないため、目標は定めておりません。
(注2)必要に応じて実施のため、目標を定めておりません。
(2)【従業員の状況】
① 連結会社の状況
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(2026年5月31日現在) |
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地域 |
従業員数(名) |
|
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日本 |
978 |
[79] |
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米州 |
71 |
[ 0] |
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欧州 |
23 |
[ 0] |
|
アジア |
33 |
[ 0] |
|
合計 |
1,105 |
[79] |
(注)1.従業員数は就業人員数であります。
2.従業員数欄の[外書]は臨時従業員の平均雇用人員数であります。
3.上記のほか、派遣社員19名、委任・準委任の業務委託者80名が従事しております。
4.当社グループは単一セグメントであるため、セグメント情報に関連付けた従業員数は記載しておりません。なお、上表では、参考情報として地域別の従業員数を記載しております。
② 提出会社の状況
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(2026年5月31日現在) |
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従業員数(名) |
平均年齢(歳) |
平均勤続年数(年) |
平均年間給与(千円) |
平均年間給与の 対前事業年度増減率 (%) |
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978 |
[79] |
40.0 |
12.6 |
6,540 |
2.0 |
(注)1.従業員数は就業人員数であります。
2.従業員数欄の[外書]は臨時従業員の平均雇用人員数であります。
3.上記のほか、派遣社員19名、委任・準委任の業務委託者80名が従事しております。
4.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
③ 労働組合の状況
労使関係については特に記載すべき事項はありません。労使関係は良好であります。
④ 使用人等のみに対して付与した新株予約権の内容
当社は、使用人等のみに対する新株予約権を付与しております。当該新株予約権の内容については、「1 株式等の状況 (2)新株予約権等の状況 ①ストックオプション制度の内容」に記載しております。
⑤ 使用人その他の従業員のみを対象とした役員・従業員株式所有制度の内容
当社は使用人その他の従業員のみを対象とした役員・従業員株式所有制度の内容を導入しております。当該役員・従業員株式所有制度の内容について「1 株式等の状況(8)役員・従業員株式所有制度の内容」に記載しております。
⑥ 管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の額の差異
a. 提出会社
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(2026年5月31日現在) |
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当事業年度 |
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管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合(%) (注)1 |
男性労働者の 育児休業取得率(%) (注)2 |
労働者の男女の賃金の額の差異(%) (注)1、3 |
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全労働者 |
うち正規雇用労働者 |
うちパート・ 有期労働者 |
||
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12.7 |
92.3 |
77.6 |
81.8 |
73.0 |
(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
3.当社では、同一の職種・職格における報酬テーブルや昇給・昇格制度において男女間の差は設けておりません。なお、時間給で勤務しておりますパート・有期労働者の賃金についてはフルタイム換算をせず、実際に支給した賃金に基づき算出しております。
b. 連結子会社
連結子会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。
サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりです。
(1)サステナビリティに関する考え方
当社グループは気象・気候を事業ドメインとし、また「いざというときに人の役に立ちたい」という経営理念を持つ企業として、気象を軸とした価値創造を通じて人間社会・企業活動・地球環境がともに持続可能な社会を実現することが使命であると考えています。
また、Transparency(透明性)という当社の企業理念のもと、法律に規定される情報開示にとどまらず、企業理念・文化・経営戦略・ビジネスモデル・将来の価値創造に向けたビジョン等を自ら積極的に開示し、企業価値を巡る根源的な考え方を示すことで、サポーターとの相互信頼を醸成し、中長期的な企業価値の向上の共創を目指します。
(マテリアリティの特定)
当社グループでは持続可能な社会の実現に向けて、社会課題の重要性と自社の事業・経営理念とを照らし合わせて、事業を通じた社会への価値創造である「気候変動の緩和」「強靭な街づくり」、社会への価値創造を推進するための重要な基盤である「技術革新&パートナーシップ」「ダイバーシティ&インクルージョン」という、重点的に取り組むべき4つのマテリアリティ(重要課題)を特定しています。
詳細は当社ウェブサイトをご覧ください。
https://jp.weathernews.com/sustainability/materiality/
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マテリアリティ |
取り組みの概要 |
|
気候変動の緩和 |
深刻化する気候変動に対し、気象予測技術とビッグデータをもとにした気象サービスの提供を通じて、CO₂排出量の削減など環境負荷の低減を実現します。 |
|
強靭な街づくり |
気象・気候の変化を捉え、私たちの生命・財産・経済を守る情報を提供します。交通機関や生活者に的確な対応策を伝えることで、自然災害に強い街づくり、迅速な復興を可能にする強靭な地域づくりを実現します。 |
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技術革新 & パートナーシップ |
誰もが必要なときに有益な気象情報を入手できる世界を目指して、経済、社会、環境を支える気象技術の革新と利便性を追求します。 |
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ダイバーシティ &インクルージョン |
気象・気候に思いを持つ世界中の人々に、公正・公平な雇用と成長機会を提供し、一人ひとりが惜しみなく力を発揮できる職場を通じて、自然環境がもたらす社会課題の解決に貢献します。 |
(2)TCFDフレームワークに基づく情報開示(ガバナンス・戦略・リスク管理・指標と目標)
当社は2022年6月にTCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosures:気候関連財務情報開示タスクフォース)提言への賛同を表明しました。気候変動がもたらす事業へのリスクと機会について、TCFDフレームワークに基づいた情報開示(ガバナンス・戦略・リスク管理・指標と目標)を進め、株主・投資家をはじめとする幅広いステークホルダーの皆様とともにサステナブルな社会の実現に取り組んでいきます。
①ガバナンス
気候変動に関わる基本方針や重要なリスク・機会を特定しマネジメントする組織として、最高経営責任者を委員長とするサステナビリティ委員会を2021年5月に設置しています。サステナビリティ委員会ではサステナビリティに関する課題の特定、対応計画の策定を行うとともに、当社グループ全体の取り組みの推進・サポートを行っています。また、その進捗をモニタリングし、その結果を定期的に取締役会に報告することで、取締役会による管理・監督が適切に図られる体制を構築しています。
②戦略
当社グループでは将来の気候変動に関する「1.5℃シナリオ」と「4℃シナリオ」の2つのシナリオを用いて、気候関連のリスク・機会の重要性評価に向けた「移行リスク」「物理リスク」「機会」の区分でシナリオ分析と評価を実施しました。リスク・機会それぞれの詳細や財務影響についての評価結果は以下のとおりです。
(1.5℃、4℃シナリオの定性的な想定内容)
|
シナリオ |
想定内容 |
|
1.5℃ |
パリ協定に基づき、社会全体が脱炭素に向けて変革を遂げ、21 世紀末の地球の平均気温上昇 を産業革命前に比べて 1.5℃に抑えるシナリオ。炭素税等の環境関連規制強化が想定される。 |
|
4℃ |
経済発展を優先し、社会全体が現在の傾向延長で拡大するため、21 世紀末の地球の平均気温 上昇が産業革命前に比べて4℃以上となるシナリオ。自然災害リスク増大などが想定される。 |
(事業戦略及び財務への影響度の定義)
|
リスク・機会 |
影響度 |
事業戦略への影響 |
影響額(リスク) 売上規模(機会) |
|
リスク |
大 |
全社的に大きな被害(事業回復に著しく時間を要する) |
2,000百万円以上 |
|
中 |
全社的な被害(事業回復に数年を要する) |
1,000百万円以上 |
|
|
小 |
全社レベルに至らない(1年以内に事業回復が可能) |
1,000百万円未満 |
|
|
機会 |
大 |
激甚災害への対応策及び気候変動への緩和・適応策への社会のニーズがグローバルもしくは日本国内で非常に大きいと想定され、また気象会社の使命として提供する当社サービスを通じた社会課題への大きな貢献が期待でき、当社の利益に大きな影響を与えると予想されるもの |
2,000百万円以上 |
|
中 |
激甚災害への対応策及び気候変動への緩和・適応策への社会のニーズが日本国内において大きいと想定され、また気象会社の使命として提供する当社サービスを通じた社会課題への中程度の貢献が期待でき、その結果当社の利益に中程度の影響を与えると予想されるもの |
1,000百万円以上 |
|
|
小 |
激甚災害への対応策及び気候変動への緩和・適応策への社会のニーズが日本国内において一定程度想定され、また気象会社の使命として提供する当社サービスを通じた社会課題への一定の貢献が期待でき、その結果当社の利益にも一定の影響を与えると予想されるもの |
1,000百万円未満 |
(リスク及び機会)
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区分 |
内容 |
事業 分野 |
想定されるリスク・機会の詳細 |
財務影響 |
||
|
1.5℃ |
4℃ |
|||||
|
移行 リスク |
政策・ 法規制 |
炭素税・ 炭素価格 |
全社 |
炭素税の導入や炭素価格の上昇に伴うオフィス電力調達コストの増加 |
小 |
- |
|
GHG排出規制への対応 |
全社 |
GHG排出量規制強化等による自家発電設備のグリーンエネルギー化に伴う設備更新コストの増加 |
小 |
- |
||
|
市場 |
エネルギー価格 |
全社 |
エネルギー価格の上昇による電力調達コストの増加 |
小 |
- |
|
|
評判 |
投資家の評価 |
全社 |
気候変動及び環境対策への取り組みが、投資家により不十分と判断された際の企業価値・評価の低下 |
中 |
- |
|
|
物理 リスク |
急性 |
異常気象の 激甚化 |
全社 |
洪水・高潮等による一部資産の浸水被害と一時的な運営・営業等業務の停止 |
- |
小 |
|
慢性 |
温暖化による 海面上昇 |
全社 |
海面上昇による影響は限定的も、洪水・高潮等が併発した際に運営・営業等業務の一時停止 |
- |
- |
|
|
機会 |
エネルギー源 |
環境対策の 取り組みによる 企業価値の上昇 |
全社 |
気候変動に伴う自然災害の激甚化に対する当社サービスへの注目や期待が高まることで企業価値が向上 |
大 |
大 |
|
製品/ サービス |
グリーン エネルギーの 需要増 |
Sea |
船舶のグリーンエネルギーへのシフトに対応する環境指標を軸とした新たな運航支援サービスの展開 |
大 |
- |
|
|
Sea |
洋上風力発電の需要の高まりに伴う、発電施設の建設や保守等に対する支援サービス需要の増加 |
|||||
|
Land |
電力需給におけるグリーンエネルギーの比率が高まり、電力需給バランス想定サービスの需要が増加 |
|||||
|
化石燃料の 使用量削減 |
Sea Sky Land |
化石燃料の使用量削減につながる支援サービスの需要増加、及び航海・航空・陸上等各事業間のシナジーを生かした輸送計画支援サービスの新規開発 |
中 |
- |
||
|
Internet |
個人及び一般家庭等での節電意識の高まりに対する、個人向け電力需給予報サービスへの需要が増加 |
|||||
|
市場 |
環境配慮志向 へのシフト |
Land |
消費者の環境配慮志向へのシフトに伴い、食品廃棄ロスの極小化サービスへの期待・需要が増加 |
中 |
- |
|
|
レジリエンス |
気候変動に伴う極端気象による激甚災害増加に対する対応策ニーズの高まり |
Sea Land |
船舶の到着遅延、スポーツ・イベントの中止など、極端気象による被害への補償サービスの新規開発 |
中 |
大 |
|
|
Land
|
自然災害の激甚化による工場・倉庫・発電所等陸上施設の浸水リスクなどの事業継続リスク計測・対策サービスへの需要増加(TCFDへの対応) |
|||||
|
Land |
自然災害の増加による事業への影響度算出、急性リスク分析サービスへの需要増(1.5℃シナリオ) 産地毎の農作物の成長・収穫への影響分析、収量予測サービスへの需要増加(4℃シナリオ) |
|||||
|
Land |
気温上昇により高まる運動・勤務中の熱中症リスクの保険サービス及び健康状態のモニタリングサービスの需要増加 |
|||||
|
Internet |
自然災害の増加・激甚化への危機感の高まりによる個人向け防災・減災情報サービスへの需要増加 |
|||||
③リスク管理
企業を取り巻く環境が複雑かつ不確実性を増す中、企業活動に重大な影響を及ぼすリスクに対し的確に対処することが、経営戦略や事業目的を遂行していく上では不可欠です。当社グループは、気候変動関連の問題を経営上の重大な影響を及ぼすリスクとして位置付け、サステナビリティ委員会において適切に検討・管理しています。また、その内容を事業の継続性を踏まえてリスクマネジメント・危機管理を所掌する組織であるリスクマネジメント委員会とも共有し、リスク発生前の管理監督とリスク発生直後の対応方針等、リスク管理の基本方針を定めていく仕組みを構築しています。
④指標と目標
当社グループは、環境負荷低減と企業の事業利益最大化の両方を可能とする技術・ソリューションの向上とグローバル・パートナーシップを推進し、業界・社会全体としてサステナブルな社会実現に向けて取り組んでいます。
この取り組みの一環として、国際的なイニシアチブであるSBTi(Science Based Targets initiative)に認定された科学的根拠に基づく目標に沿って、温室効果ガス(GHG)排出量の削減を推進しています。
<科学的根拠に基づく目標(SBT認定)>
Scope1+2: 2030年度までにGHG排出量を50%削減(2022年度比)
Scope3: 2030年度までにGHG排出量を25%削減(2022年度比)
上記SBT認定目標の達成に加え、当社はより高い目標水準として、2030年度までにGHG排出量(Scope1+2)の実質ゼロ、Scope3の基準年比25%削減を目指してまいります。
|
カテゴリ (※1) |
CO2排出量(単位:tCO2) |
||||||
|
2023年 5月期 (※3) |
2024年 5月期 (※3) |
2025年 5月期 (※3) |
2026年度 5月期 |
||||
|
Scope1 |
非常時の自家発電設備 |
7 |
7 |
0 |
1 |
||
|
社用車 |
23 |
23 |
19 |
14 |
|||
|
業務用エアコン |
4 |
0 |
13 |
0 |
|||
|
Scope2 |
オフィス |
国内 |
本社 |
2,570 |
298 |
281 |
295 |
|
その他 |
27 |
30 |
11 |
5 |
|||
|
海外 |
44 |
65 |
53 |
43 |
|||
|
気象観測器 (※2) |
7 |
8 |
7 |
5 |
|||
|
Scope3 |
カテゴリ1 |
購入した製品・サービス |
10,945 |
11,612 |
11,573 |
10371 |
|
|
カテゴリ2 |
資本財 |
381 |
351 |
220 |
127 |
||
|
カテゴリ3 |
Scope1,2に含まれない 燃料及びエネルギー活動 |
704 |
371 |
362 |
354 |
||
|
カテゴリ4 |
輸送、配送(上流) |
122 |
130 |
158 |
139 |
||
|
カテゴリ5 |
事業から出る廃棄物 |
16 |
33 |
28 |
25 |
||
|
カテゴリ6 |
出張 |
937 |
1,160 |
1,151 |
1338 |
||
|
カテゴリ7 |
雇用者の通勤 |
123 |
132 |
142 |
139 |
||
|
カテゴリ8 |
リース資産(上流) |
- |
- |
- |
- |
||
|
カテゴリ9 |
輸送、配送(下流) |
0 |
2 |
1 |
0 |
||
|
カテゴリ10 |
販売した製品の加工 |
- |
- |
- |
- |
||
|
カテゴリ11 |
販売した製品の使用 |
928 |
1,005 |
657 |
398 |
||
|
カテゴリ12 |
販売した製品の廃棄 |
4 |
2 |
2 |
1 |
||
|
カテゴリ13 |
リース資産(下流) |
0 |
0 |
1 |
2 |
||
|
カテゴリ14 |
フランチャイズ |
- |
- |
- |
- |
||
|
カテゴリ15 |
投資 |
105 |
95 |
74 |
64 |
||
|
合計 |
16,948 |
15,324 |
14,752 |
13,323 |
|||
※1 Scope1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼)
Scope2:他社から供給された電気等の使用に伴う間接排出
Scope3:Scope1,Scope2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出)
※2 オフィス以外の国内外に設置・自社運用しているため別掲しております。
※3 第三者保証について
当社は、CO2排出量実績の信頼性向上のため、直接的なCO2排出量(Scope1)とエネルギー起源の間接的なCO2排出量(Scope2)及びその他の間接的なCO2排出量(Scope3)について、一般社団法人日本能率協会による第三者保証を受けました。
(3)人的資本に関する戦略並びに指標及び目標
当社グループは、「いざというときに人の役に立ちたい」という経営理念のもと、事業成長の源泉となる人材を重要な経営資本の一つと位置づけ、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針を策定し、経営戦略と一体となった人材戦略を推進しております。
①戦略
当社グループの人材育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針は、「第4 提出会社の状況 5 従業員の状況等 (1)人材戦略に関する基本方針等」に記載しております。
②指標及び目標
上記①の方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績(従業員の男女比率、管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び平均取得日数、能力開発研修時間等)につきましては、「第4 提出会社の状況 5 従業員の状況等 (1)人材戦略に関する基本方針等」及び「(2)従業員の状況」に記載しておりますので、そちらをご参照ください。