2026.06.18更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: MORESCOグループ統合報告書2025

サマリ

MORESCOは「境界領域のスペシャリスト」です。潤滑、接着、表面保護でモノとモノが接する課題を解きます。ブレンド・合成・精製を組み合わせ、ネオバック、ハイドール、モレスコホスファロールなどを生んできました。今はMORESCO Green SXとMOLGADCを軸に、環境対応と次世代事業を広げています。

目指す経営指標

・2026年度までに売上高38,000百万円
・2026年度までに営業利益2,700百万円、営業利益率7%
・2026年度までに経常利益3,000百万円
・2026年度までにROE8%水準
・2026年度までに連結配当性向30%以上
・2026年度までにMGS製品売上比率40%
・2030年度までに売上高50,000百万円
・2030年度までに営業利益5,000百万円、営業利益率10%
・2030年度までにROE10%水準
・2030年度までに連結配当性向30%以上
・2030年度までにMGS製品売上比率50%
・2030年度までにGHG排出量削減率46%

用語解説

■境界領域のスペシャリスト
MORESCOが自社の強みとして示す考え方です。モノとモノが接する部分で起こる摩擦、接着、表面保護などの課題に対し、化学の力で機能を提供する企業であることを表しています。

■ブレンド・合成・精製
MORESCOの製品開発を支える三つのコア技術です。複数の材料を組み合わせる技術、目的の性質を持つ物質をつくる技術、必要な成分を高める技術を指します。

■ネオバック
MORESCOが創業期に国産化した高真空ポンプ油の製品名です。輸入品が中心だった特殊潤滑油の分野で、同社の研究開発力を示す出発点となった製品です。

■ハイドール
MORESCOが開発した水-グリコール系難燃性作動液です。鉄鋼や自動車産業など、高温の金属を扱う現場で火災リスクを抑え、安全性を高めるために使われます。

■モレスコホスファロール
ハードディスク表面潤滑剤の製品名です。ハードディスクの高記録密度化や高速化を支える材料で、世界中で使われるオンリーワン製品として位置づけられています。

■MORESCO Green SX
MORESCOが認定・拡販している製品群です。環境負荷が低く、マテリアリティへの貢献度が大きい製品を指し、事業の付加価値向上と環境対応を両立する柱とされています。

■MGS製品
MORESCO Green SX製品の略称です。環境負荷が低く、付加価値の高い製品として、同社が売上比率の引き上げを目指している重点製品群です。

■MOLGADC
MORESCOが次世代事業の創出に向けて進める全社横断の開発プロジェクトです。環境関連、情報関連、エネルギーデバイス、ライフサイエンスなどの分野で新しい事業を育てる取り組みです。

■高真空ポンプ油
真空状態をつくる装置に使われる潤滑油です。MORESCOは創業期にこの油の国産化に成功し、特殊潤滑油メーカーとしての基盤を築きました。

■流動パラフィン
化粧品、食品容器、リチウムイオン電池のセパレーター膜の生産工程などに使われる素材です。MORESCOは1961年に国内で初めて生産を開始し、現在も重要な製品としています。

■ホットメルト接着剤
加熱すると溶け、冷えると固まって接着する接着剤です。MORESCOでは紙おむつ、粘着ラベル、住宅用断熱材、自動車内装など幅広い用途に展開しています。

■有機デバイス用封止材
有機ELなどの有機デバイスを水分から守る材料です。外部からの水分浸入を防ぎ、デバイスの長寿命化に貢献する製品として開発されています。

■ガス・水蒸気透過度測定装置
材料をどれくらいガスや水蒸気が通り抜けるかを測定する装置です。有機ELやペロブスカイト太陽電池など、水分管理が重要な分野で使われています。

■ペロブスカイト太陽電池向け封止材
次世代の太陽電池として期待されるペロブスカイト太陽電池を、水分などから守る材料です。MORESCOは量産化に向けた開発を進めています。

■ナノエマルジョン
非常に小さな粒子にした分散技術です。MORESCOはこの技術を化粧品やライフサイエンス分野に応用し、市場認知の向上と事業化を目指しています。

■オートファジー活性化薬
細胞内の不要な物質を分解・再利用する働きであるオートファジーに着目した創薬テーマです。MORESCOは特定疾病に効能を持つとされる物質の開発を進めています。

■バイオギ酸
バイオガス中のメタンガスを変換してつくる物質です。MORESCOはこれをさらに製品原材料となる炭化水素へつなげる研究を進め、非石化材料の開発を目指しています。

■非石化材料
石油などの化石資源に依存しない材料を指します。MORESCOはバイオガス由来の原料を使う研究を進め、将来の製品原材料につなげようとしています。

■研究班活動
研究者が就業時間内の一定時間を使い、自主的なテーマに取り組む活動です。MORESCOでは、研究者の専門性を広げ、新しい可能性を育てる仕組みとして位置づけられています。

■ソーシャル・イノベーション研修
社会課題の解決につながるテーマを自由に選び、事業化を目指す研修です。MORESCOでは、衛生材料のリサイクルや潤滑油関連テーマなどがプロジェクト化されています。

■小集団活動
生産部門を中心に長年続けている改善活動です。近年はサステナビリティの観点を取り入れ、現場の成長とサステナビリティ経営への貢献を目指す活動になっています。
2026年2月期有価証券報告書より

沿革

 

2 【沿革】

 

年月

事項

1955年11月

松村石油株式会社新川工場内に研究室(当社の母体)設置

1958年10月

松村石油株式会社より研究室を分離し当社設立

1959年12月

兵庫県西宮市に本社・西宮工場建設 高真空ポンプ油等特殊潤滑油および合成潤滑油を開発、製品化

1962年3月

水グリコール型難燃性作動液 ハイドール H-200、300 製品化

1965年12月

千葉県市原市に千葉工場建設 流動パラフィン、石油スルホネートを量産化

1971年3月

東京都中央区に東京事務所を開設

1973年3月

株式会社マツケン(現連結子会社)を設立

1980年11月

名古屋市東区に名古屋出張所を開設

1986年9月

兵庫県赤穂市に赤穂工場建設 ホットメルト型接着剤を量産化

1990年11月

赤穂工場第2期工事・潤滑油製造ライン完成

1992年3月

株式会社モレスコテクノ(現連結子会社)を設立

1994年3月

株式会社モレスコサービスを設立

1995年6月

タイ・チョンブリ県に MORESCO (THAILAND) CO., LTD.(現連結子会社)設立

1998年9月

国際品質規格ISO 9001認証取得

2001年1月

本社・研究センターを神戸市中央区へ移転

2001年3月

赤穂工場第3期工事・潤滑油蒸留装置ほか西宮工場より移転(西宮事業所敷地は収用により売却)

2001年3月

中国・無錫市に台湾企業と合弁で無錫德松科技有限公司設立

2001年11月

大阪市中央区に「モレスコ本町ビル」を建設し、大阪支店を移転

2003年2月

タイ・チョンブリ県に MORESCO HOLDING (THAILAND) CO.,LTD.(現連結子会社)を設立

2003年11月

日本証券業協会に株式を店頭登録

2004年12月

日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場

2005年9月

名古屋市中区に名古屋営業所を移転

2006年2月

国際環境規格ISO 14001認証取得

2006年5月

米国・ミシガン州に MORESCO USA Inc.(現連結子会社)を設立

2008年7月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場

2009年5月

中国・無錫市に 無錫松村貿易有限公司を設立

2009年8月

株式会社花野よりダイカスト用離型剤等の製造・販売に関する事業を譲受

2009年9月

商号を株式会社松村石油研究所から株式会社MORESCOに変更

2009年9月

株式会社マツケン(現連結子会社)の潤滑油事業を当社が承継する吸収分割を実施

2010年2月

中国・上海市の莫莱斯柯花野圧鋳塗料(上海)有限公司(現連結子会社)を連結子会社化

2010年3月

エチレンケミカル株式会社(現連結子会社)を持分法適用関連会社化

2011年2月

東京証券取引所市場第一部銘柄に指定

2011年6月

インドネシア・カラワン県に PT.MORESCO INDONESIA(現連結子会社)を設立

2011年9月

持分法適用関連会社であったエチレンケミカル株式会社(現連結子会社)を連結子会社化

2012年1月

インドネシア・ジャカルタ市に PT.MORESCO MACRO ADHESIVE(現連結子会社)を設立

2013年8月

日華化学株式会社よりダイカスト用油剤および熱間鍛造潤滑剤の製造・販売に関する事業を譲受

2014年3月

中国・天津市に 天津莫莱斯柯科技有限公司(現連結子会社)を設立

2015年8月

東京都港区に東京支店を移転

2015年10月

本社・研究センター敷地内に第2研究棟を増築

2015年11月

無錫松村貿易有限公司の商号を無錫莫莱斯柯貿易有限公司に変更

2017年2月

インド・グジャラート州アーメダバード市に MORESCO HM&LUB INDIA PRIVATE LIMITED(現連結子会社)を設立

 

 

 

年月

事項

2017年9月

連結子会社であった株式会社モレスコサービスを当社が吸収合併

2017年11月

名古屋市中区に名古屋営業所を移転

2020年5月

監査等委員会設置会社へ移行

2021年4月

モレスコ本町ビルを売却

2021年5月

東京都港区に東京支店を移転

2022年3月

中国・海寧市に 莫莱斯柯(浙江)功能材料有限公司(現連結子会社)を設立

2022年4月

東京証券取引所プライム市場へ移行

2022年11月

中国・海寧市に 莫莱斯柯貿易(浙江)有限公司(現連結子会社)を設立

2023年9月

持分法適用関連会社であった無錫德松科技有限公司の持分すべてを取得し連結子会社化

2023年10月

東京証券取引所スタンダード市場へ変更

2023年10月

CROSS TECHNOLOGIES GROUP, INC.より事業の全てを譲受け、米国・ミシガン州にCROSS TECHNOLOGIES N.A. INC.を設立

2024年12月

連結子会社であった無錫莫莱斯柯貿易有限公司を莫莱斯柯貿易(浙江)有限公司(現連結子会社)が吸収合併

2025年1月

連結子会社であるMORESCO USA Inc.が子会社としてメキシコ・アグアスカリエンテス州にMORESCO LUBE MEXICANA S.A. DE C.V.(現連結子会社)を設立

2025年2月

連結子会社であった無錫德松科技有限公司を莫莱斯柯(浙江)功能材料有限公司(現連結子会社)が吸収合併

2025年4月

連結子会社である莫莱斯柯(浙江)功能材料有限公司が子会社として中国・海寧市に莫莱斯柯(海寧)界面新材料有限公司を設立

2026年1月

連結子会社であったCROSS TECHNOLOGIES N.A. INC.をMORESCO USA Inc.(現連結子会社)が吸収合併

 

 

関係会社

 

4 【関係会社の状況】

名称

住所

資本金

主要な事業の内容

議決権の所有
割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

株式会社マツケン

大阪市中央区

20百万円

廃水処理装置、廃水処理剤の販売および輸出

100.0

当社製造の廃水処理剤を販売している。

役員の兼任
当社役員  2名

当社従業員 1名

事務所を賃借している。

株式会社
モレスコテクノ

神戸市中央区

10百万円

分析試験業務

100.0

当社製造販売の作動油の潤滑油管理(試験・分析)を行っている。

役員の兼任
当社役員  2名

当社従業員 1名

事務所、分析機器の一部を賃借している。

エチレンケミカル
株式会社

千葉県市原市

90百万円

冷熱媒体、自動車用ケミカル製品の製造、販売および輸出

60.9

当社冷熱媒体および熱間鍛造潤滑剤の生産を行っている。

役員の兼任
なし

莫莱斯柯花野圧鋳塗料(上海)有限公司

(注)3

中国

上海市

1百万

米ドル

ダイカスト用油剤の製造

100.0

当社ダイカスト用油剤のライセンス生産を行っている。

役員の兼任
当社従業員 2名

天津莫莱斯柯科技
有限公司

(注)2

中国

天津市

10百万

米ドル

ホットメルト接着剤の製造、販売および輸出入

100.0

当社ホットメルト接着剤のライセンス生産およびその販売を行っている。

役員の兼任

当社役員  1名

当社従業員 4名

莫莱斯柯(浙江)功能材料有限公司

(注)2、(注)4

中国

海寧市

12百万

米ドル

潤滑油、封止材の開発、製造、販売および輸出入

100.0

当社潤滑油のライセンス生産およびその販売を行っている。

役員の兼任

当社役員  1名

当社従業員 3名

莫莱斯柯貿易(浙江)有限公司

(注)2

中国

海寧市

17百万

中国人民元

潤滑油、封止材の販売、輸出入および同製品材料の輸出入

100.0

莫莱斯柯花野圧鋳塗料(上海)有限公司および莫莱斯柯(浙江)功能材料有限公司でライセンス生産された当社潤滑油を販売している。

役員の兼任

当社役員  1名

当社従業員 2名

莫莱斯柯(海寧)界面新材料有限公司

(注)4

中国

海寧市

1百万

中国人民元

潤滑剤の開発、製造、販売および輸出入

100.0

(100.0)

(注)1

莫莱斯柯花野圧鋳塗料(上海)有限公司および莫莱斯柯(浙江)功能材料有限公司でライセンス生産された当社潤滑油を販売している。

役員の兼任

当社役員  1名

当社従業員 3名

MORESCO(THAILAND)

CO.,LTD.

タイ

チョンブリ県

18百万

タイバーツ

潤滑油の製造、販売および輸出入ならびにホットメルト接着剤の輸入販売

99.2

(51.2)

(注)1

当社潤滑油のライセンス生産およびその販売を行っている。

役員の兼任
当社役員  1名

当社従業員 2名

MORESCO HOLDING

(THAILAND)CO.,LTD.

タイ

チョンブリ県

2百万

タイバーツ

投資

90.6

(9.2)

(注)1

タイにおける持株会社

役員の兼任
当社役員  2名

当社従業員 1名

PT.MORESCO
INDONESIA

(注)2

インドネシア

カラワン県

4百万

米ドル

潤滑油の製造、販売および輸出入

51.0

当社潤滑油のライセンス生産およびその販売を行っている。

役員の兼任
当社役員  2名

PT.MORESCO MACRO ADHESIVE

(注)2

インドネシア

ジャカルタ市

3百万
米ドル

ホットメルト接着剤の製造、販売および輸出入

51.0

当社ホットメルト接着剤のライセンス生産およびその販売を行っている。

役員の兼任
当社役員  1名

当社従業員 1名

MORESCO HM&LUB INDIA PRIVATE LIMITED

(注)2

インド

グジャラート州アーメダバード市

800百万

インドルピー

 

ホットメルト接着剤、潤滑油の製造、販売および輸出入

100.0

(7.5)

(注)1

当社潤滑油およびホットメルト接着剤のライセンス生産を行っている。

役員の兼任

当社役員  1名

当社従業員 2名

MORESCO USA Inc.

(注)5

米国

ミシガン州ウェストランド市

10

米ドル

潤滑油の製造、販売および輸出入

100.0

当社潤滑油のライセンス生産およびその販売を行っている。

役員の兼任

当社役員  1名

当社従業員 1名

 

 

名称

住所

資本金

主要な事業の内容

議決権の所有
割合(%)

関係内容

MORESCO LUBE MEXICANA S.A.

DE C.V.

メキシコ

アグアスカリエンテス州アグアスカリエンテス市

 

10百万

メキシコペソ

 

潤滑油等の輸入、販売

100.0

(75.0)

(注)1

MORESCO USA Inc.でライセンス生産された当社潤滑油を販売している。

役員の兼任

当社役員  1名

当社従業員 1名

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

張家港迪克汽車

化学品有限公司

中国

江蘇省張家港市

30百万

米ドル

自動車用ケミカル製品の製造および販売

25.0

(25.0)

(注)1

―

 

(注) 1.出資比率の( )内は、間接所有割合で内数であります。

2.特定子会社に該当しております。

   3.2026年2月5日付で莫莱斯柯花野圧鋳塗料(上海)有限公司の出資持分の全てを取得し、当社の完全子会社といたしました。なお、同社は納税清算手続が完了しましたら、莫莱斯柯(浙江)功能材料有限公司に吸収合併される予定であります。

   4.2025年4月22日付で当社の子会社である莫莱斯柯(浙江)功能材料有限公司が子会社として莫莱斯柯(海寧)界面新材料有限公司を設立しております。

   5.CROSS TECHNOLOGIES N.A. INC.は2026年1月1日付でMORESCO USA Inc.に吸収合併されたため、重要な子会社から除外いたしました。