事業内容
セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります
-
売上
-
利益
-
利益率
最新年度
単一セグメントの企業の場合は、連結(あるいは単体)の売上と営業利益を反映しています
| セグメント名 | 売上 (百万円) |
売上構成比率 (%) |
利益 (百万円) |
利益構成比率 (%) |
利益率 (%) |
|---|---|---|---|---|---|
| (単一セグメント) | 51,217 | 100.0 | 5,326 | 100.0 | 10.4 |
3【事業の内容】
当社グループは、当社を持株会社として、テス・エンジニアリング株式会社を中核とする連結子会社22社(匿名組合含む)及び持分法適用関連会社4社で構成されております。
当社グループは、持続可能な社会の実現に向けて「Total Energy Saving & Solution」を経営理念として掲げ、「再生可能エネルギーの主力電源化」「省エネルギーの徹底」及び「エネルギーのスマート化」を注力領域として、①エネルギープラントやユーティリティ設備のEPC(Engineering:設計、Procurement:調達及びConstruction:施工)を行うエンジニアリング事業及び②再生可能エネルギー発電所の所有・運営・売電、オペレーション&メンテナンス(O&M)、電気の小売供給及び資源循環型バイオマス燃料供給を行うエネルギーサプライ事業の2つの事業を展開しております。当社グループは独立系の立場を活かして、産業分野の様々な顧客が抱える環境対策、省エネ対策、エネルギーコスト対策等の課題を解決するための総合的なソリューションを提供しております。
(1)事業内容
当社グループは、都度受注(フロー)型ビジネスである「エンジニアリング事業」及びランニング収益(ストック)型ビジネスである「エネルギーサプライ事業」を展開しており、2つの事業が相互につながりを持ち、顧客に対してエネルギー分野に関するワンストップ・ソリューションを提供しております。
なお、事業の区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。(以下、同じ)
①エンジニアリング事業
エンジニアリング事業は、エネルギープラントやユーティリティ設備のEPCを行っており、省エネルギー領域と再生可能エネルギー領域の2つを主たる事業領域としております。
なお、当社グループにおいては、テス・エンジニアリング株式会社がコージェネレーションシステム、太陽光発電システム、蓄電システム及びユーティリティ設備等のEPCを、共立エンジニアリング株式会社がユーティリティ設備のEPCを行っております。
(省エネルギー系設備)
エネルギー消費量の削減やエネルギーコストの削減、環境対策等を求める顧客に対して、工場や事業所の省エネルギー診断を行い、顧客のエネルギーに関する課題やニーズを特定し、コージェネレーションシステム、燃料転換設備(※1)及び各種ユーティリティ設備等による省エネルギー設備を提案することによりEPCを受注しております。当社グループにおいては、設立以来、大規模工場から小規模施設まで幅広いEPC実績におけるノウハウの蓄積が当該事業における技術的優位性の源泉となっております。
(再生可能エネルギー系設備)
再生可能エネルギー(太陽光・バイオマス・風力・地熱等)を活用して発電を行う設備であります。再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT制度)(※2)及びFIP制度(※3)の活用を目的とした発電用途及び産業分野の顧客向けに自家消費用発電設備に係るエンジニアリングを提供しております。また、再生可能エネルギー系設備において発電した電力の充放電や電力系統の安定化を目的とした蓄電システムに係るエンジニアリングも提供しております。
(エンジニアリング事業に係る取組形態)
エンジニアリング事業においては、「受託型」及び「開発型」の2つの取組形態により事業を展開しております。
(受託型)
省エネルギー系設備における顧客の省エネ、コスト低減、環境対策等のニーズに応じたエンジニアリング、再生可能エネルギー系設備の一部における、顧客取得のFIT認定(※4)を活用した発電施設や自家消費用発電設備のエンジニアリング等、顧客からEPCを受託する形態であります。
(開発型)
当社グループが用地取得(又は賃借)、許認可及び権利等の取得、EPC等を主体的に関与し、開発に関する一連のソリューションを顧客に提供する形態であります。
当該取り組みにおいては、特定の顧客に対して開発ソリューションを提供するほか、当社グループが匿名組合やプロジェクトファイナンスの組成等を含む投資スキームを構築した上で複数の顧客に提供する取り組みも行っております。
また、当社グループにて保有する再生可能エネルギー発電所の開発も行っております。
②エネルギーサプライ事業
エネルギーサプライ事業は、再生可能エネルギー発電所の所有・運営・売電、オペレーション&メンテナンス(O&M)、電気の小売供給及び資源循環型バイオマス燃料供給を提供するランニング収益(ストック)型のビジネスであります。
当社グループにおいては、テス・エンジニアリング株式会社が再生可能エネルギー発電所の所有・運営・売電、O&M及び電気の小売供給を、テス・アセットマネジメント合同会社がアセットマネジメント業務を、プライムソーラー合同会社をはじめとした発電事業を主体とする各連結子会社が再生可能エネルギー発電所の所有・運営・売電を、PT INTERNATIONAL GREEN ENERGY及びテスロジスティクス合同会社が資源循環型バイオマス燃料供給を行っております。
a) 再生可能エネルギー発電所の所有・運営・売電
当社グループは、太陽光発電所を中心として、FIT制度又はFIP制度を活用した再生可能エネルギー発電所やFIT制度又はFIP制度を活用しないオンサイトPPAモデル(※5)による再生可能エネルギー発電所の所有・運営・売電を行っております。
(FIT制度又はFIP制度を活用する再生可能エネルギー発電所)
FIT制度又はFIP制度を活用するものとしては、当社グループにおいて、既存発電所に加えて、大型案件を含む新たな電源開発にも注力するほか、連結グループ外の第三者が保有する稼働中再生可能エネルギー発電所の取得に関する取り組みを行っております。なお、FIP制度を活用する太陽光発電所においては、蓄電池の併設を進める取り組みも行っております。
また、各再生可能エネルギー発電所の運営にあたっては当社グループの知見を活かして、候補地の選定からSPC(特別目的会社)組成、資金調達、EPC、O&M、エネルギーマネジメント及びアセットマネジメントまで当社グループ内にてワンストップで実施しており、収益性の向上につなげております。
当社グループにおける主要な再生可能エネルギー発電所の所有・運営・売電については、SPCを用いたプロジェクトファイナンススキームを導入しております。当社グループでは、SPCを会社法上の合同会社(GK)として設立して、商法上の匿名組合(TK)として営業者である合同会社(GK)に出資を行うGK-TKスキームを主に採用しております。
発電所の開発・所有に際しては、当社グループにおいて、地権者との土地賃借・売買契約、経済産業省や自治体からの許認可取得、一般送配電事業者への接続契約申込等を実施しております。事業主体となるSPCの設立後は、当社グループによる匿名組合出資を行い、SPCが金融機関からプロジェクトファイナンスによる資金調達を行います。
発電所設備については、建設に係るEPC及びO&M業務は、テス・エンジニアリング株式会社が、発電所の管理運営業務はテス・アセットマネジメント合同会社が、それぞれ担っております。売電については、SPCが発電された電気を一般送配電事業者又は小売電気事業者に販売いたします。
2026年6月末時点において当社グループは太陽光発電所を連結子会社12社、バイオマス発電所に関しては連結子会社2社及び持分法適用関連会社1社にて所有・運営・売電を行っております。現在運転中の発電所の概要は以下のとおりであります。
(FIT制度を活用した運転中の太陽光発電所一覧)(2026年6月30日現在)
|
出資先名称 |
事業者 |
当社の議決権割合又は匿名組合出資金の出資割合(%) (注)1 |
発電所数 |
発電容量 (MW) (注)2 |
固定買取価格 (1kWh当たり) (円) |
発電開始時期 |
|
テス・エンジニアリング株式会社 |
同左 |
100.0 |
10 |
10.0 |
36,40 |
2013年6月~ 2016年2月 |
|
プライムソーラー 合同会社 |
同左 |
100.0 |
5 |
15.2 |
40 |
2014年3月~ 2016年7月 |
|
エナジーアンド パートナーズ株式会社 |
同左 |
61.0 |
4 |
7.1 |
40 |
2013年12月~ 2015年10月 |
|
合同会社T&Mソーラー |
同左 |
100.0 |
10 |
18.3 |
36 |
2015年6月~ 2017年3月 |
|
合同会社ソーラー エナジー・クリエイト |
同左 |
100.0 |
4 |
16.3 |
36 |
2017年4月~ 2017年5月 |
|
合同会社淡路佐野ソーラーパワーを営業者とする匿名組合 |
合同会社淡路佐野ソーラーパワー |
45.0 |
1 |
7.5 |
40 |
2016年7月 |
|
合同会社高知室戸ソーラーパワーを営業者とする匿名組合 |
合同会社高知室戸ソーラーパワー |
100.0 |
1 |
30.2 |
36 |
2019年8月 |
|
合同会社千葉香取ソーラーパワーを営業者とする匿名組合 |
合同会社千葉香取ソーラーパワー |
100.0 |
1 |
14.4 |
36 |
2020年1月 |
|
プライムソーラー2合同会社を営業者とする匿名組合 |
プライムソーラー2合同会社 |
100.0 |
10 |
23.1 |
36 |
2018年4月~ 2021年1月 |
|
合同会社茨城牛久ソーラーパワーを営業者とする匿名組合 |
合同会社茨城牛久ソーラーパワー |
100.0 |
1 |
29.4 |
36 |
2020年6月 |
|
プライムソーラー 3合同会社 |
同左 |
100.0 |
10 |
14.7 |
24,32,36,40 |
2013年6月~ 2023年3月 |
|
合同会社福岡みやこソーラーパワーを営業者とする匿名組合 |
合同会社福岡みやこ ソーラーパワー |
100.0 |
2 |
67.0 |
36 |
2021年7月~ 2022年9月 |
(注)1.「当社の議決権割合又は匿名組合出資金の出資割合」欄には、株式会社及び合同会社については議決権割合、匿名組合については匿名組合出資金の出資割合を記載しております。
2.発電容量は、モジュールベース(太陽電池モジュール最大出力の和)の設備容量表記であります。
なお、上記以外の出資先においても、太陽光発電所10件、発電容量合計約23.4MWを所有しております。
(FIT制度を活用した運転中のバイオマス発電所一覧)(2026年6月30日現在)
|
出資先名称 |
事業者 |
当社の議決権割合又は匿名組合出資金の出資割合(%) (注)1 |
発電所数 (件) |
発電容量 (MW) (注)2 |
固定買取価格 (1kWh当たり) (円) |
発電開始時期 |
|
三重エネウッド 株式会社 |
同左 |
28.6 |
1 |
5.8 |
(注)3 |
2014年11月 |
|
合同会社熊本錦 グリーンパワー |
同左 |
100.0 |
1 |
2.0 |
(注)4 |
2023年9月 |
|
株式会社伊万里グリーンパワー |
同左 |
100.0 |
1 |
46.0 |
(注)5 |
2025年2月 |
(注)1.「当社の議決権割合又は匿名組合出資金の出資割合」欄には、株式会社及び合同会社については議決権割合、匿名組合については匿名組合出資金の出資割合を記載しております。
2.発電容量は、発電端出力ベースの設備容量表記であります。
3.間伐材等由来の木質バイオマス32円/kWh、一般木材等24円/kWhであります。
4.未利用材40円/kWh、一般木材等24円/kWh、建設資材廃棄物13円/kWhであります。
5.一般木材等24円/kWhであります。
(FIP制度を活用した運転中の太陽光発電所一覧)(2026年6月30日現在)
|
出資先名称 |
事業者 |
当社の議決権割合又は匿名組合出資金の出資割合(%) (注)1 |
発電所数 (件) |
発電容量 (MW) (注)2 |
発電開始時期 |
|
プライムソーラー 3合同会社 |
同左 |
100.0 |
3 |
2.8 |
2015年6月~ 2022年1月 |
|
テス・エンジニアリング株式会社 |
同左 |
100.0 |
2 |
3.7 |
2024年3月~ 2025年2月 |
|
合同会社T&Mソーラー |
同左 |
100.0 |
3 |
5.9 |
2016年11月~ 2018年5月 |
(注)1.「当社の議決権割合又は匿名組合出資金の出資割合」欄には、株式会社及び合同会社については議決権割合、匿名組合については匿名組合出資金の出資割合を記載しております。
2.発電容量は、モジュールベース(太陽電池モジュール最大出力の和)の設備容量表記であります。
(FIT制度又はFIP制度を活用しないオンサイトPPAモデルによる再生可能エネルギー発電所)
FIT制度又はFIP制度を活用しないものとしては、停電時にも必要な電力を供給できる機能を有した自家消費型太陽光発電所によるオンサイトPPAモデルを活用した電力供給サービスを行っております。2026年6月末時点において、当社グループは供給先60件(発電容量合計約70.0MW)の電力供給サービスを行っております。オンサイトPPAモデルによる再生可能エネルギー電気の供給先の概要は以下のとおりであります。
(オンサイトPPAモデルによる再生可能エネルギー電気の供給先一覧)(2026年6月30日現在)
|
出資先名称 |
事業者 |
当社の議決権割合又は匿名組合出資金の出資割合(%) (注)1 |
供給件数 (件) |
発電容量 (MW) (注)2 |
供給開始時期 |
|
テス・エンジニアリング株式会社 |
同左 |
100.0 |
60 |
70.0 |
2021年3月~ 2026年6月 |
(注)1.「当社の議決権割合又は匿名組合出資金の出資割合」欄には、株式会社及び合同会社については議決権割合、匿名組合については匿名組合出資金の出資割合を記載しております。
2.発電容量は、モジュールベース(太陽電池モジュール最大出力の和)の設備容量表記であります。
b) オペレーション&メンテナンス(O&M)
当社グループが納入したコージェネレーションシステム及び再生可能エネルギー系設備のオペレーションとメンテナンスを行うサービスです。当該サービスは、当社グループが顧客に導入した設備の長期安定稼働をはじめとする最適利用に貢献すると共に、設備の運用における顧客のアウトソーシング需要に応えるものであります。また、当該サービスには、エネルギーマネジメントサービスとして、顧客の省エネルギー計画の立案、実施、実績報告、改善提案を行うエネルギー管理支援サービス及び顧客に導入した設備に対する24時間遠隔監視サービスが含まれます。
2026年6月末時点において、オペレーション&メンテナンス(O&M)の提供数は1,050件(その内、エネルギー管理支援サービスの提供数5件、24時間遠隔監視サービスの提供数596件)(※i)となっております。また、2026年6月期のオペレーション&メンテナンス(O&M)、エネルギー管理支援サービス及び24時間遠隔監視サービスの継続率は94%(※ii)となっております。
(※i)当該件数は、連結子会社であるテス・エンジニアリング株式会社の件数(2026年6月末時点での顧客数)であります。
(※ii)継続率は、連結子会社であるテス・エンジニアリング株式会社において、2025年6月期にオペレーション&メンテナンス(O&M)、エネルギー管理支援サービス及び24時間遠隔監視サービスの提供実績がある顧客のうち、2026年6月期も継続して提供実績があった顧客の割合であります。
c) 電気の小売供給
当社の連結子会社であるテス・エンジニアリング株式会社が2010年2月より特定規模電気事業者(現小売電気事業者)として電気の小売供給を開始し、本書提出日現在で北海道、東北、東京、中部、北陸、関西、中国、四国及び九州の9電力エリアにて製造業、病院、商業施設等の法人顧客向けに電気の供給を行っております。
また、デマンドレスポンス(DR)(※6)技術やバーチャルパワープラント(VPP)(※7)技術を用いて、需要側が所有する分散型エネルギーリソースを取りまとめし、調整力として供給するERAB(※8)サービスのほか、コージェネレーションシステム等を運用する顧客に対して燃料供給サービスを行っております。
d) 資源循環型バイオマス燃料供給
日本国内のバイオマス発電所に向けたPKS(※9)燃料販売事業を行っております。
(※1)燃料転換設備:
工場の熱源として利用する燃料を石油から天然ガスへ転換するための設備のことであります。
(※2)固定価格買取制度(FIT制度):
「再生可能エネルギー電気の利用の促進に関する特別措置法」に基づき、太陽光、風力、バイオマス等の再生可能エネルギーで発電した電力を、電気事業者が一定価格で一定期間買い取ることを国が約束する制度であります。
(※3)FIP制度:
再生可能エネルギー発電事業者が発電した電気を卸電力取引市場や相対取引で売電をした場合に、基準価格(FIP価格)と市場価格の差額をプレミアム額として交付する制度のことであります。
(※4)FIT認定:
「再生可能エネルギー電気の利用の促進に関する特別措置法」に規定される、経済産業大臣による再生可能エネルギー発電事業計画の認定のことであります。
(※5)オンサイトPPAモデル:
当社グループが発電事業者として、自家消費型太陽光発電所等の所有・維持管理等を行い、当該発電所等から発電された電力を需要家に供給する契約方式のことであります。
(※6)デマンドレスポンス(DR):
需要家側エネルギーリソース(※10)の保有者若しくは第三者が、そのエネルギーリソースを制御することで、電力需要パターンを変化させることであります。
(※7)バーチャルパワープラント(VPP):
IoT技術を活用して分散型エネルギーリソースを遠隔から統合制御し、1つの発電所のように機能させることによって、電力の需給バランスを調整することであります。
(※8)ERAB(Energy Resource Aggregation Businesses):
DRやVPPを用いて、一般送配電事業者、小売電気事業者、需要家、再生可能エネルギー発電事業者といった取引先に対し、調整力、インバランス(※11)回避、電力料金削減、出力制御回避等の各種サービスを提供することであります。
(※9)PKS:
Palm Kernel Shellの略称で、パーム椰子の種からパーム油を搾油した後に残った椰子殻のことであります。
(※10)需要家側エネルギーリソース:
需要家の受電点以下(behind the meter)に接続されているエネルギーリソース(発電設備、蓄電設備、需要設備)を総称するものであります。
(※11)インバランス:
電気の小売供給において小売電気事業者が事前に策定した需要調達計画と実績の差分のことであります。
(2)事業系統図
当社グループは、グループ全体の経営管理を行う当社に加え、連結子会社22社、持分法適用関連会社4社により構成されており、上述の事業内容と関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は以下のとおりであります。
なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。
業績状況
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績等の状況の概要
当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
a.経営成績の状況
当連結会計年度における我が国の経済は、世界的な資材価格やエネルギー価格の高騰、ウクライナ情勢の長期化、イランを含む中東地域における地政学リスクの高まり、円安による影響等、依然として景気の先行きの見通しが難しい状況が続いております。
当社グループが事業を行うエネルギー業界においては、2015年の国連による持続可能な開発目標(SDGs)の提唱や、パリ協定締結を契機に、引き続き世界的にエネルギーの脱炭素化に向けた取り組みが加速しております。日本においても、2025年2月に閣議決定された第7次エネルギー基本計画では、2050年カーボンニュートラルの実現と、2040年度の新たな温室効果ガス排出削減目標(2013年度比73%削減)に向けたエネルギー政策の道筋が示されました。引き続き徹底した省エネルギーの更なる追求が求められると共に、2040年には国内電源構成に占める再生可能エネルギーの割合を40~50%程度(2024年度は23.1%)にする目標が掲げられております。また、同時にGX2040ビジョン及び地球温暖化対策計画が閣議決定され、エネルギー基本計画と一体的にエネルギー安定供給確保、経済成長及び脱炭素を同時実現するための長期戦略が示されました。
このような外部環境の中、当社グループは、「Total Energy Saving & Solution」の経営理念のもと、「再生可能エネルギーの主力電源化」「省エネルギーの徹底」及び「エネルギーのスマート化」の3つの事業領域に注力しながら事業を展開しております。
当連結会計年度の経営成績として、売上高は51,217百万円(前年同期比39.6%増)、営業利益は5,326百万円(前年同期比109.0%増)、経常利益は3,834百万円(前年同期は経常損失641百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,123百万円(前年同期比936.6%増)となりました。なお、経営成績に関する主な増減要因につきましては、2026年8月14日に開示いたしました「2026年6月期決算説明資料」も併せてご参照ください。
セグメントごとの経営成績については、以下のとおりであります。
1)エンジニアリング事業
(受託型)
省エネルギー系設備における顧客の省エネ、コスト低減、環境対策等のニーズに応じたエンジニアリング、再生可能エネルギー系設備の一部における、顧客取得のFIT認定やFIP認定を活用した発電施設や自家消費用発電設備のエンジニアリング等、顧客からEPCを受託する形態であり、受託したEPCによる売上を一定の期間にわたり収益を認識する方法に従って計上しております。
当連結会計年度においては、コージェネレーションシステムや燃料転換設備、ユーティリティ設備等の省エネルギー系設備に関するEPCにつきましては、前年同期に工事進捗が高水準で推移した影響により前年同期比で売上が減少いたしました。一方で、再生可能エネルギー系設備に関するEPCにつきましては、蓄電システム案件の増加により順調に推移し、エンジニアリング事業(受託型)につきましては、前年同期比で売上が増加いたしました。
(開発型)
当社グループが用地取得(又は賃借)、許認可及び権利等の取得、EPC等を主体的に関与し、開発に関する一連のソリューションを顧客に提供する形態であります。
当連結会計年度においては、静岡菊川蓄電所及び東京センチュリー株式会社が組成する合同会社の系統用蓄電所のEPC等が順調に進捗したことから、前年同期比で売上が増加いたしました。
以上の結果、エンジニアリング事業につきましては、売上高は22,197百万円(前年同期比32.8%増)、セグメント利益は1,274百万円(前年同期比254.0%増)となりました。
なお、セグメント間の内部売上高又は振替高を含む売上高は22,203百万円(前年同期比22.4%増)となりました。
2)エネルギーサプライ事業
(再生可能エネルギー発電所の所有・運営・売電)
太陽光発電所を中心として、FIT制度又はFIP制度を活用した再生可能エネルギー発電所やFIT制度又はFIP制度を活用しないオンサイトPPAモデルによる再生可能エネルギー発電所の所有・運営・売電を行っております。
当連結会計年度においては、前連結会計年度に「福岡みやこメガソーラー発電所」(所在地:福岡県京都郡みやこ町、発電容量:約67.0MW)を運営する合同会社福岡みやこソーラーパワーを営業者とする匿名組合の匿名組合出資持分全部を取得し連結子会社化したことに加え、「佐賀伊万里バイオマス発電所」(所在地:佐賀県伊万里市、発電容量:46.0MW)の営業運転を開始したこと及び前年同期比でオンサイトPPAモデルにおける電力供給サービスが約12.1MW(供給先9件)増加したこと等により、連結子会社の保有分における件数及び発電容量が増加し、前年同期比で売電収入に伴う売上が増加いたしました。
|
|
前連結会計年度末 |
当連結会計年度末 |
増減 |
|||
|
|
件数 (件) |
発電容量(MW) |
件数 (件) |
発電容量(MW) |
件数 (件) |
発電容量(MW) |
|
連結子会社の保有分 |
119 |
369.4 |
129 |
383.5 |
10 |
14.1 |
|
内、FIT制度及びFIP制度 |
68 |
311.6 |
69 |
313.6 |
1 |
2.0 |
|
内、オンサイトPPAモデル |
51 |
57.8 |
60 |
70.0 |
9 |
12.1 |
|
当社グループ出資先の保有分(※) |
11 |
29.2 |
11 |
29.2 |
0 |
0 |
|
合計 |
130 |
398.6 |
140 |
412.7 |
10 |
14.1 |
(※)当社グループ出資先の保有分は、持分法適用関連会社及び匿名組合出資を行う合同会社を営業者とする匿名組合であります。また、当社グループ出資先の保有分は、全てFIT制度を活用した再生可能エネルギー発電所による件数及び発電容量であります。
(オペレーション&メンテナンス(O&M))
顧客企業との定期契約によるメンテナンス業務及び24時間遠隔監視サービスに加え、不定期に発生するメンテナンス業務(消耗品の交換や法定検査等によるメンテナンス業務等の発生の予想可能なものと、顧客設備の故障による修理・交換等のメンテナンス業務等の発生の予想困難なもの)を行っております。
当連結会計年度においては、顧客設備の故障による修理・交換等の不定期に発生するメンテナンス業務を主な要因として、前年同期比で売上が増加いたしました。
(電気の小売供給)
北海道、東北、東京、中部、北陸、関西、中国、四国及び九州の9電力エリアにて法人顧客向けに電気の供給を行っております。また、デマンドレスポンス(DR)技術やバーチャルパワープラント(VPP)技術を用いて、需要側が所有する分散型エネルギーリソースを取りまとめし、調整力として供給するERABサービスのほか、コージェネレーションシステムを運用する顧客に対して行う燃料供給サービスを行っております。
当連結会計年度においては、顧客向けの電力料金が日本卸電力取引所(JEPX)のスポット価格と連動する市場連動型メニューによる供給量が拡大したことから、前年同期比で売上が増加いたしました。
(資源循環型バイオマス燃料供給)
日本国内のバイオマス発電所に向けたPKS燃料販売事業を行っております。
当連結会計年度においては、連結グループである「佐賀伊万里バイオマス発電所」向けのPKS燃料販売は順調に推移(内部取引により連結消去)したものの、連結グループ外向けのPKS燃料販売を行わなかったことから売上計上はございませんでした。
以上の結果、エネルギーサプライ事業につきましては、売上高は29,019百万円(前年同期比45.4%増)、セグメント利益は3,420百万円(前年同期比39.8%増)となりました。
なお、セグメント間の内部売上高又は振替高を含む売上高は29,034百万円(前年同期比45.4%増)となりました。
b.財政状態の状況
(流動資産)
当連結会計年度末の流動資産は、前連結会計年度末に比べ1,208百万円増加し、43,194百万円となりました。主な要因は、売掛金の増加2,860百万円、その他の増加2,058百万円及び現金及び預金の減少3,738百万円等であります。
(固定資産)
当連結会計年度末の固定資産は、前連結会計年度末に比べ12,475百万円増加し、121,752百万円となりました。主な要因は、佐賀伊万里バイオマス発電所の竣工に伴う有形固定資産の増加(機械装置及び運搬具の増加28,710百万円及び建設仮勘定の減少27,968百万円)及び投資その他の資産の増加(長期為替予約に係るデリバティブ債権の増加10,422百万円)等であります。
(流動負債)
当連結会計年度末の流動負債は、前連結会計年度末に比べ4,442百万円増加し、34,439百万円となりました。主な要因は、支払手形及び買掛金の増加611百万円、短期借入金の増加3,815百万円、未払法人税等の増加660百万円及びエンジニアリング事業のEPCに係る工事未払金の減少1,130百万円等であります。
(固定負債)
当連結会計年度末の固定負債は、前連結会計年度末に比べ322百万円減少し、78,089百万円となりました。主な要因は、長期借入金の減少4,369百万円、資産除去債務の増加835百万円及び長期為替予約等に係る繰延税金負債の増加3,113百万円等であります。
(純資産)
当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ9,564百万円増加し、52,417百万円となりました。主な要因は、利益剰余金の増加1,762百万円及び長期為替予約に係る繰延ヘッジ損益の増加7,618百万円等であります。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は12,825百万円と前年同期末と比べ3,605百万円(21.9%)の減少となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローの収入は、5,099百万円(前連結会計年度は7,806百万円の収入)となりました。営業活動による資金増加の主な要因は、税金等調整前当期純利益3,708百万円、減価償却費7,096百万円及び契約資産の減少額1,372百万円等であります。営業活動による資金減少の主な要因は、売上債権の増加額3,101百万円、前渡金の増加額3,064百万円及び法人税等の支払額876百万円等であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローの支出は、7,311百万円(前連結会計年度は9,165百万円の支出)となりました。投資活動による資金減少の主な要因は、有形固定資産の取得による支出6,404百万円等であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローの支出は、1,448百万円(前連結会計年度は3,794百万円の収入)となりました。財務活動による資金増加の主な要因は、短期借入金の純増加額3,815百万円及び長期借入れによる収入5,986百万円等であります。財務活動による資金減少の主な要因は、リース債務の返済による支出401百万円、長期借入金の返済による支出10,504百万円及び配当金の支払額361百万円等であります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。エネルギーサプライ事業につきましては、事業の性質上記載になじまないため、当該記載を省略しております。
|
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2025年7月1日 至 2026年6月30日) |
|
|
金額(百万円) |
前年同期比(%) |
|
|
エンジニアリング事業 |
22,197 |
132.8 |
(注)金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。
b.受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。エネルギーサプライ事業につきましては、事業の性質上記載になじまないため、当該記載を省略しております。
|
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2025年7月1日 至 2026年6月30日) |
|||
|
受注高 (百万円) |
前年同期比(%) |
受注残高 (百万円) |
前年同期比(%) |
|
|
エンジニアリング事業 |
42,625 |
188.8 |
43,304 |
189.3 |
(注)金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2025年7月1日 至 2026年6月30日) |
|
|
金額(百万円) |
前年同期比(%) |
|
|
エンジニアリング事業 |
22,197 |
132.8 |
|
エネルギーサプライ事業 |
29,019 |
145.4 |
|
合計 |
51,217 |
139.6 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。なお、当該販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10未満の相手先につきましては、記載を省略しております。
|
相手先 |
前連結会計年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日) |
当連結会計年度 (自 2025年7月1日 至 2026年6月30日) |
||
|
金額(百万円) |
割合(%) |
金額(百万円) |
割合(%) |
|
|
九州電力送配電株式会社 |
- |
- |
8,777 |
17.1 |
3.前連結会計年度の九州電力送配電株式会社に対する販売実績は、当該販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10未満のため記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、決算日における資産・負債の報告数値及び報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積りを行う必要があります。経営者は、債権、棚卸資産、投資、繰延税金資産、引当金等に関する見積り及び判断について、継続して評価を行っており、過去の実績や状況に応じて合理的と思われる様々な要因に基づき、見積り及び判断を行っております。また、その結果は資産・負債の簿価及び収益・費用の報告数字についての判断の基礎となります。実際の結果は、見積り特有の不確実性のため、これら見積りと異なる場合があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度の当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。なお、上記期間における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に関する認識及び分析・検討内容については、上記「(1)経営成績等の状況の概要」も併せてご参照ください。
a.経営成績
(売上高)
当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ14,533百万円増加し、51,217百万円(前年同期比39.6%増)となりました。エンジニアリング事業においては、受託型EPC・開発型EPC共に蓄電システム案件が順調に進捗いたしました。エネルギーサプライ事業においては、「佐賀伊万里バイオマス発電所」(所在地:佐賀県伊万里市、発電容量:46.0MW)の発電開始に加え、前連結会計年度に「福岡みやこメガソーラー発電所」(所在地:福岡県京都郡みやこ町、発電容量:約67.0MW)を運営する合同会社福岡みやこソーラーパワーを営業者とする匿名組合の連結子会社化したこと及びオンサイトPPAモデルにおける電力供給サービス先の増加により自社再生可能エネルギー発電所による売電収入が増加いたしました。また、O&M及び電気の小売供給も順調に推移いたしました。以上の結果、当連結会計年度の売上高は前年同期比増収となりました。
(売上原価、売上総利益)
当連結会計年度の売上原価は、前連結会計年度に比べ11,569百万円増加し、40,799百万円(前年同期比39.6%増)となりました。売上総利益は、前連結会計年度に比べ2,964百万円増加し、10,417百万円(前年同期比39.8%増)となりました。これは主に、当連結会計年度の売上高の増加によるものであります。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ186百万円増加し、5,091百万円(前年同期比3.8%増)となりました。これは主に、人員増加に伴う人件費及び株主優待制度導入に伴う費用の増加によるものであります。営業利益は、前連結会計年度に比べ2,777百万円増加し、5,326百万円(前年同期比109.0%増)となりました。これは主に、売上高の増加によるものであります。
(営業外損益、経常利益)
当連結会計年度の営業外損益として、営業外収益は前連結会計年度に比べ276百万円減少し、809百万円(前年同期比25.5%減)となりました。これは主に、前連結会計年度において合同会社福岡みやこソーラーパワーを営業者とする匿名組合の連結子会社化に伴う匿名組合投資利益328百万円を計上したことによるものであります。営業外費用は前連結会計年度に比べ1,975百万円減少し、2,300百万円(前年同期比46.2%減)となりました。これは主に、前連結会計年度においてデリバティブ評価損1,828百万円及び持分法による投資損失444百万円を計上したことによるものであります。
経常利益は3,834百万円(前年同期は経常損失641百万円)となりました。これは主に、売上高の増加及び営業外費用の減少によるものであります。
(特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度の特別損益として、特別利益の計上はございませんでした(前年同期は985百万円)。特別損失は前連結会計年度に比べ165百万円減少し、126百万円(前年同期比56.6%減)となりました。これは主に、前連結会計年度において合同会社福岡みやこソーラーパワーを営業者とする匿名組合の連結子会社化に伴う段階取得に係る差損292百万円を計上したことによるものであります。親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ1,918百万円増加し、2,123百万円(前年同期比936.6%増)となりました。これは主に、売上高の増加及び営業外費用の減少によるものであります。
b.資本の財源及び資金の流動性についての分析
1)資金の調達方針
当社グループの所要資金調達は、主に運転資金及び設備資金需要によるものであります。運転資金については主にエンジニアリング事業における設備工事及びシステム工事の用途として調達しており、原則として完工時一括入金の工事については銀行借入により資金の調達を行っていく方針であります。設備資金については、主にエネルギーサプライ事業において、当社グループにおける再生可能エネルギー発電事業や蓄電システム関連事業に関する設備投資を主な用途として調達しております。これら設備を所有するための資金については、プロジェクトファイナンスを中心としつつ、案件の特性に応じてコーポレートファイナンスやリースによる資金調達も併用しております。なお、これらの資金調達にあたっては、事業期間に応じた長期借入契約を締結していく方針であります。
2)資金調達の方法
当社グループは、運転資金及び設備資金について長期借入金及び短期借入金により調達しており、手元流動性預金と合わせ、緊急な支出にも対応可能な体制を整えております。現在、社債の発行は行っておりません。
グループ各社の資金調達方法については、基本的には各社で金融機関から資金調達を行っており、合同会社の一部の子会社は、他のグループ会社より資金調達を行っております。
当連結会計年度末における有利子負債残高は92,796百万円となっております。
③経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の進捗について
当社グループでは、2024年8月14日に「TX2030 TESS Transformation 2030 / TESSグループ 中期経営計画(2025-2030)」(以下、中期経営計画(2025-2030)という。)を発表いたしました。中期経営計画(2025-2030)では、企業価値の向上に向けた方針と経営指標を以下のとおり定めております。
<企業価値の向上に向けた方針>
・ROE/ROIC重視経営
・成長投資と株主還元
・ESG経営の推進
<経営指標>
|
|
2026年6月期実績 |
2027年6月期計画 |
2030年6月期計画 |
|
売上総利益(注)1 |
104億円 |
110億円 (策定時:132億円) |
187億円 (策定時:215億円) |
|
営業利益 |
53億円 |
64億円 |
134億円 |
|
ROE |
4.5% |
5.8% |
11.7% |
|
ROIC |
2.5% |
3.0% |
5.7% |
|
自社FIP転再エネ容量(注)2 |
8.1MW |
75MW |
113MW |
|
累積施工容量(系統用蓄電所)(注)3 |
(受注済)375.9MW (実績)0MW |
100MW |
700MW |
|
累積施工容量(系統用以外蓄電所)(注)3 |
(受注済)98.7MW (実績)6.5MW |
120MW |
150MW |
|
バイオマス燃料供給量 |
20.7万t/年 |
35万t/年 |
50万t/年 |
|
再エネ発電容量(注)4 |
383.5MW |
380MW |
470MW |
(注)1.中期経営計画策定時の想定とその後の会計処理の違いにより、一部の売上原価と販管費を組み替えた結果、変動が生じております。
2.FIT制度を活用した自社再生可能エネルギー発電所をFIP制度に移行した後、蓄電池の併設が完了した発電所の発電容量であります。
3.累積施工容量は、連結グループ外向けであります。
4.再エネ発電容量は、当社の連結子会社の保有分であります。
セグメント情報
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
エンジニアリング事業は太陽光発電システム、コージェネレーションシステム等の各種環境・省エネ対策システムの設計、施工管理、販売を行っております。エネルギーサプライ事業は、環境・省エネ対策システムのエネルギーマネジメントシステムの提供、監視サービス及びメンテナンス、再生可能エネルギーの発電及び卸売販売、新電力の調達及び小売販売等を行っております。
2.報告セグメントごとの売上高、利益または損失、資産その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であります。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。
3.報告セグメントごとの売上高、利益または損失、資産その他の項目の金額に関する情報及び収益の分解情報
前連結会計年度(自 2024年7月1日 至 2025年6月30日)
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
|
報告セグメント |
調整額 (注) |
合計 |
||
|
|
エンジニアリング事業 |
エネルギー サプライ事業 |
計 |
||
|
売上高 |
|
|
|
|
|
|
一時点で移転される財 |
1,393 |
16,882 |
18,276 |
- |
18,276 |
|
一定の期間にわたり移転される財 |
15,326 |
3,080 |
18,407 |
- |
18,407 |
|
顧客との契約から生じる収益 |
16,720 |
19,963 |
36,684 |
- |
36,684 |
|
外部顧客への売上高 |
16,720 |
19,963 |
36,684 |
- |
36,684 |
|
セグメント間の内部売上高又は振替高 |
1,418 |
1 |
1,420 |
△1,420 |
- |
|
計 |
18,139 |
19,964 |
38,104 |
△1,420 |
36,684 |
|
セグメント利益又は損失(△) |
360 |
2,447 |
2,807 |
△259 |
2,548 |
|
セグメント資産 |
7,362 |
130,419 |
137,781 |
13,480 |
151,262 |
|
その他の項目 |
|
|
|
|
|
|
減価償却費 |
31 |
4,739 |
4,770 |
△247 |
4,523 |
|
のれん償却額 |
- |
32 |
32 |
- |
32 |
|
持分法投資利益又は損失(△) |
- |
△444 |
△444 |
- |
△444 |
|
持分法適用会社への投資額 |
- |
674 |
674 |
- |
674 |
|
有形固定資産及び無形固定資産の増加額 |
13 |
12,768 |
12,781 |
△3,809 |
8,971 |
(注)「調整額」の内容は以下のとおりであります。
(1)セグメント利益又は損失(△)の調整額には、セグメント間取引消去及び全社費用が含まれております。
(2)セグメント資産の調整額には、セグメント間取引消去及び全社資産が含まれております。
(3)減価償却費の調整額には、セグメント間取引消去及び全社費用が含まれております。
(4)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額には、セグメント間取引消去及び全社資産が含まれております。
当連結会計年度(自 2025年7月1日 至 2026年6月30日)
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
|
報告セグメント |
調整額 (注) |
合計 |
||
|
|
エンジニアリング事業 |
エネルギー サプライ事業 |
計 |
||
|
売上高 |
|
|
|
|
|
|
一時点で移転される財 |
4,119 |
26,164 |
30,283 |
- |
30,283 |
|
一定の期間にわたり移転される財 |
18,078 |
2,855 |
20,933 |
- |
20,933 |
|
顧客との契約から生じる収益 |
22,197 |
29,019 |
51,217 |
- |
51,217 |
|
外部顧客への売上高 |
22,197 |
29,019 |
51,217 |
- |
51,217 |
|
セグメント間の内部売上高又は振替高 |
5 |
14 |
20 |
△20 |
- |
|
計 |
22,203 |
29,034 |
51,237 |
△20 |
51,217 |
|
セグメント利益又は損失(△) |
1,274 |
3,420 |
4,695 |
630 |
5,326 |
|
セグメント資産 |
6,009 |
145,782 |
151,791 |
13,155 |
164,946 |
|
その他の項目 |
|
|
|
|
|
|
減価償却費 |
33 |
7,375 |
7,408 |
△311 |
7,096 |
|
のれん償却額 |
- |
32 |
32 |
- |
32 |
|
持分法投資利益又は損失(△) |
- |
△38 |
△38 |
- |
△38 |
|
持分法適用会社への投資額 |
- |
649 |
649 |
- |
649 |
|
有形固定資産及び無形固定資産の増加額 |
8 |
9,037 |
9,045 |
△1,683 |
7,362 |
(注)「調整額」の内容は以下のとおりであります。
(1)セグメント利益又は損失(△)の調整額には、セグメント間取引消去及び全社費用が含まれております。
(2)セグメント資産の調整額には、セグメント間取引消去及び全社資産が含まれております。
(3)減価償却費の調整額には、セグメント間取引消去及び全社費用が含まれております。
(4)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額には、セグメント間取引消去及び全社資産が含まれております。
【関連情報】
前連結会計年度(自 2024年7月1日 至 2025年6月30日)
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の90%を超えるため、記載を省略しております。
(2)有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。
3.主要な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。
当連結会計年度(自 2025年7月1日 至 2026年6月30日)
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の90%を超えるため、記載を省略しております。
(2)有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。
3.主要な顧客ごとの情報
(単位:百万円)
|
顧客の名称または氏名 |
売上高 |
関連するセグメント名 |
|
九州電力送配電株式会社 |
8,777 |
エネルギーサプライ事業 |
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前連結会計年度(自 2024年7月1日 至 2025年6月30日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2025年7月1日 至 2026年6月30日)
該当事項はありません。
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
前連結会計年度(自 2024年7月1日 至 2025年6月30日)
(単位:百万円)
|
|
エンジニアリング事業 |
エネルギ- サプライ事業 |
全社・消去 |
合計 |
|
当期償却額 |
- |
32 |
- |
32 |
|
当期末残高 |
- |
526 |
- |
526 |
当連結会計年度(自 2025年7月1日 至 2026年6月30日)
(単位:百万円)
|
|
エンジニアリング事業 |
エネルギ- サプライ事業 |
全社・消去 |
合計 |
|
当期償却額 |
- |
32 |
- |
32 |
|
当期末残高 |
- |
494 |
- |
494 |
【報告セグメントごとの負ののれんの発生益に関する情報】
前連結会計年度(自 2024年7月1日 至 2025年6月30日)
「エネルギーサプライ事業」において、合同会社福岡みやこソーラーパワーを営業者とする匿名組合に係る出資持分の全部を取得し子会社化したことに伴い、負ののれんが発生しております。これにより、当連結会計年度において負ののれん発生益471百万円を特別利益として計上しております。
当連結会計年度(自 2025年7月1日 至 2026年6月30日)
該当事項はありません。