ストーリー・沿革
サマリ
日本電気硝子は、ガラスの組成とプロセスを磨き続ける特殊ガラスメーカーです。400種以上のガラス材料と多彩な成形技術を持ちます。ディスプレイ、半導体、情報通信、医療、建築を支えます。全電気溶融技術や超薄板ガラスを武器に、次の成長領域へ挑みます。
過去
現在
未来
目指す経営指標
・2028年度までに営業利益500億円
・2028年度までに営業利益率12.5%
・2028年度までにROE8%
・2028年度に株主資本水準4,000億円程度
・2030年度までにCO2排出量36%減
・2030年度までにCO2排出量原単位60%減
・2050年度までにカーボンニュートラル
トップメッセージの要約
NEGに何ができるか
ガラスのことならまずNEG
成功の反対は失敗ではなく、何もしないこと
黒衣
用語解説
一般的な窓ガラスとは異なり、用途に合わせて耐熱性、強度、光学特性、電気的特性などを持たせたガラスです。日本電気硝子は、ディスプレイ、半導体、情報通信、医療、建築などの分野に向けて、多様な特殊ガラスを開発・供給しています。
■組成開発力
ガラスに含める元素や材料の組み合わせを設計し、求められる機能を引き出す力です。日本電気硝子は400種以上のガラス材料を開発しており、製品ごとに最適な性質を持つガラスをつくる強みとしています。
■プロセス開発力
ガラスを溶かし、成形し、加工して製品にする製造工程を設計・改善する力です。製品に必要な品質や寸法精度を保ちながら、量産につなげるための重要な技術です。
■現場力
高品質なモノづくりを支える製造現場の力を指します。技術を実際の製品として安定してつくり込む力や、困難な課題に粘り強く対応する力として位置づけられています。
■全電気溶融技術
燃料ではなく電気を使ってガラスを溶かす技術です。ディスプレイ事業で活用され、競争力向上や環境負荷の低減につながる技術として説明されています。
■超薄板ガラス
非常に薄く成形されたガラスです。日本電気硝子では、長年の開発を経て用途が広がり始めた製品として位置づけられています。人工衛星ソーラーパネル用カバーガラスなどへの展開が進められています。
■オーバーフロー法
LCD用基板ガラスなどを高い品質で成形するための製造方法です。市場の急成長に対応するために導入され、基板の大型化や高品位化への要求に応える技術として使われています。
■LCD用基板ガラス
液晶ディスプレイに使われる基板用のガラスです。ブラウン管市場の終焉後、日本電気硝子が事業構造を転換する中で重要な役割を担った製品です。
■ガラスファイバ
ガラスを細い繊維状にした材料です。樹脂や建材などを強くしたり、軽くしたりする用途に使われます。日本電気硝子では複合材事業の主力製品の一つです。
■ネオセラム®
日本電気硝子の超耐熱結晶化ガラスです。暖炉、ストーブ、調理器具など、高い耐熱性が求められる場面で使われています。
■ファイアライト®
日本電気硝子の防火設備用ガラスです。建物の安全性を高めるために使われ、火災時の被害拡大を抑える用途に用いられます。
■プローブカード用基板
半導体の検査に使われるプローブカード向けの基板です。日本電気硝子は半導体分野の成長領域として量産を開始しており、次の事業の柱の一つとして育成しています。
■ガラスコア基板
半導体関連で開発が進められているガラス製の基板です。生成AIやデータセンターの需要拡大を背景に、情報通信分野を支える新しい成長領域として位置づけられています。
■低誘電ガラスファイバ
電気信号の伝わり方に関わる特性を高めたガラスファイバです。情報通信分野での需要を見据えた製品で、高速通信やデータ処理を支える材料として開発が進められています。
■全固体ナトリウムイオン二次電池
電解液を使わず、固体材料を用いるナトリウムイオン電池です。日本電気硝子はエネルギー分野の新しい取り組みとして、実用化に向けた開発を進めています。
■人工衛星ソーラーパネル用カバーガラス
人工衛星の太陽電池パネルを保護するためのガラスです。宇宙空間で使われるため、軽さや耐久性が求められます。日本電気硝子では超薄板ガラスの用途拡大の一つとして扱われています。
■EGP2028
日本電気硝子の中期経営計画の名称です。既存事業の強化と戦略事業の拡大を進め、2028年度の経営目標達成を目指す計画として位置づけられています。
■STRONG GROWTH
EGP2028で掲げられている旗印です。ディスプレイ事業と複合材事業の構造改革を進めながら、半導体、エネルギー、環境などの新しい分野に挑む方向性を表しています。
■インキュベーション組織
研究開発部門と事業部門をつなぐために設けられた組織です。開発品の品質と機能を保ちながら、量産技術の確立や事業性の検証を進め、新製品の早い上市を支援します。
沿革
2【沿革】
当社は、1944年10月31日、日本電気株式会社(当時、住友通信工業株式会社)等により、資本金300万円をもって設立され、滋賀県大津市(現 本社・大津事業場)において真空管用ガラス部品を生産し、日本電気株式会社へ供給していましたが、1945年、終戦とともに当社の工場設備一切を同社へ貸与し、同社硝子課の名称のもとに運営されました。
1947年1月に会社の解散を決議し、清算事務に入りましたが、その後、会社を再興することとし、1949年11月30日に会社の継続を決議し、同年12月1日に業務を再開しました。当社はこの日を会社創立日としています。
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1951年1月 |
管ガラスの自動管引に成功 |
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1960年3月 |
米国オーエンズ・イリノイ Inc.からガラス管及び棒の製造に関し技術導入 |
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1962年4月 |
超耐熱結晶化ガラス ネオセラム®の生産開始 |
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1964年12月 |
滋賀高月工場(現 滋賀高月事業場)を開設 |
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1971年12月 |
能登川工場(現 能登川事業場)を開設 |
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1973年4月 |
東京、大阪両証券取引所(市場第二部)に株式を上場 |
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1976年10月 |
ガラスファイバ(強化プラスチック用)の生産開始 |
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1983年9月 |
東京、大阪両証券取引所市場第一部銘柄に指定される。 |
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1984年1月 |
米国にシカゴ駐在員事務所を開設(1989年4月、現地法人化し、子会社「ニッポン・エレクトリック・グラス・アメリカ Inc.」を設立) |
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1987年10月 |
TFT液晶ディスプレイ用基板ガラスの生産開始 |
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1988年5月 |
米国に合弁会社「オーアイ・エヌイージー・ティービー・プロダクツ Inc.」を設立(1993年10月、完全子会社化(その後、「テクネグラス Inc.」に社名変更)) |
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1991年4月 |
マレーシアに子会社「ニッポン・エレクトリック・グラス・マレーシア Sdn.Bhd.」を設立 |
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1993年7月 |
溶融炉に酸素燃焼方式を導入 |
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1994年12月 |
電子デバイス用ガラス等について、当社初の国際品質マネジメントシステム規格ISO9001の認証を取得(以降、他製品についても順次取得) |
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1999年8月 |
当社全事業場一括で国際環境管理規格ISO14001の認証を取得 |
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2000年1月 |
オーバーフロー法による液晶ディスプレイ用基板ガラスの生産開始 |
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2002年11月 |
韓国に子会社「日本電気硝子(韓国)株式会社」を設立(2023年8月31日付で解散し、清算手続き中) |
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2003年11月 |
台湾に子会社「台湾電気硝子股份有限公司」を設立 |
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2005年1月 |
韓国に子会社「坡州電気硝子株式会社」を設立(同年3月、合弁会社となる。) |
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2006年8月 |
中国に合弁会社「電気硝子(上海)広電有限公司」を設立(2011年10月、「電気硝子(上海)有限公司」に社名変更(2015年6月、完全子会社化)) |
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2011年4月 |
化学強化専用ガラスの生産開始 |
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2011年6月 |
ドイツに子会社「ニッポン・エレクトリック・グラス・ヨーロッパ GmbH」を設立 |
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2012年5月
2012年12月 |
韓国に子会社「電気硝子(Korea)株式会社」を設立(2023年7月31日付で解散し、清算手続き中) テクネグラス Inc.がニッポン・エレクトリック・グラス・アメリカ Inc.の子会社となり、「テクネグラス LLC」となる。 |
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2013年4月 |
研究開発拠点「P&P技術センター大津」を稼働 |
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2014年4月 |
中国に子会社「電気硝子(厦門)有限公司」を設立 |
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2016年2月 |
半導体用サポートガラスの生産開始 |
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2016年10月
2017年2月
2017年9月 |
PPG Industries, Inc.から欧州ガラス繊維事業を取得(「エレクトリック・グラス・ファイバ・UK, Ltd.(2025年6月に生産活動を停止)」及び「エレクトリック・グラス・ファイバ・NL,B.V.(2023年9月26日に破産手続き開始により連結の範囲から除外)」) 中国の東旭光電科技股份有限公司及びその子会社が設立した「福州旭福光電科技有限公司」に資本参加 PPG Industries, Inc.から米国ガラス繊維事業を取得(「エレクトリック・グラス・ファイバ・アメリカ, LLC」) |
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2019年10月 |
株式会社ヨコオとの合弁会社「LTCCマテリアルズ株式会社」の事業開始 |
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2020年7月 |
フォルダブルディスプレイのカバーガラス用に世界最薄ガラスを開発 |
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2021年11月 |
オール酸化物全固体ナトリウム(Na)イオン二次電池を開発 |
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2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 |
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2024年6月 |
次世代半導体パッケージ用ガラスセラミックスコア基板を開発 |
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2024年10月 |
ガラス製造におけるカーボンニュートラル技術を提供するエンジニアリング事業を開始 |
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2025年12月 |
低誘電ガラスファイバ「D2ファイバ」の販売を開始 |
関係会社
4【関係会社の状況】
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名称 |
住所 |
資本金又は 出資金 |
主要な事業の内容 |
議決権の所有割合 (%) |
関係内容 |
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(連結子会社)
ニッポン・エレクトリック・グラス・マレーシア Sdn. Bhd. ※2,3 |
マレーシア セランゴール州 |
1,303 百万マレーシアリンギット |
ガラス事業 |
100 |
ガラス製品等の販売及び仕入 資金の貸付
役員の兼任等 無 |
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坡州電気硝子㈱ ※2 |
大韓民国 京畿道 |
46,120 百万ウォン |
ガラス事業 |
60 |
ガラス製品等の販売及び仕入
役員の兼任等 有 |
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電気硝子(上海)有限公司 ※2,3 |
中華人民共和国 上海市 |
31 百万USドル |
ガラス事業 |
100 |
ガラス製品等の販売及び仕入
役員の兼任等 有 |
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電気硝子(厦門)有限公司 ※2 |
中華人民共和国 福建省 |
2,745 百万人民元 |
ガラス事業 |
100 |
ガラス製品等の販売及び仕入 資金の貸付
役員の兼任等 有 |
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エレクトリック・グラス・ファイバ・アメリカ, LLC ※3,4 |
米国 ノースカロライナ 州 |
100 USドル |
ガラス事業 |
100 |
債務保証 資金の貸付 機械装置の賃貸
役員の兼任等 有 |
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その他 18社 ※2 |
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(持分法適用関連会社) |
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1社 |
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(注) 1.連結子会社の「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しています。
※2.特定子会社に該当します。なお、(連結子会社)その他には、特定子会社に該当する会社が1社含まれています。
※3.ニッポン・エレクトリック・グラス・マレーシア Sdn. Bhd.、電気硝子(上海)有限公司及びエレクトリック・グラス・ファイバ・アメリカ, LLCは、連結売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の割合が10%を超えています。
※4.ニッポン・エレクトリック・グラス・アメリカ, Inc.(所有割合100%)による間接所有です。
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ニッポン・エレクトリック・グラス・マレーシア Sdn. Bhd. |
電気硝子(上海)有限公司 |
エレクトリック・グラス・ファイバ・アメリカ, LLC |
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主要な損益情報等 |
(1) 売上高 |
51,584百万円 |
54,269百万円 |
35,699百万円 |
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(2) 経常利益又は経常損失(△) |
△7,690 |
1,504 |
△1,517 |
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(3) 当期純利益又は当期純損失(△) |
△7,893 |
1,117 |
△698 |
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(4) 純資産額 |
76,995 |
10,736 |
15,631 |
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(5) 総資産額 |
103,115 |
24,244 |
33,856 |