2026年3月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります

(単一セグメント)
  • 売上
  • 利益
  • 利益率

最新年度
単一セグメントの企業の場合は、連結(あるいは単体)の売上と営業利益を反映しています

セグメント名 売上
(百万円)
売上構成比率
(%)
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
(単一セグメント) 25,101 100.0 4,008 100.0 16.0

 

3 【事業の内容】

当社及び当社の関係会社は、当社、当社の子会社3社、関連会社2社及びその他の関係会社1社で構成され、炭素製品及び鉄鋼製品の製造販売を主な内容とし、子会社及び関連会社は、当社製品の販売等、その他の関係会社は、鉄鋼製品の製造販売を行っております。

当社及び関係会社が営んでいる主な事業内容と、各事業に係る位置付けは、次のとおりであります。

 

(1) 主な事業内容

〔炭素製品〕 アルミニウム製錬用カソードブロック、人造黒鉛電極、特殊炭素製品、ファインパウダー及びその他炭素製品

○ 当社

……

上記炭素製品を製造販売。

○ 東邦カーボン㈱

……

当社より人造黒鉛電極、特殊炭素製品及びその他炭素製品を仕入れて販売。

○ SECファーネス㈱

……

当社工場構内における請負業務。

○ アイ’エムセップ㈱

……

溶融塩電気化学に関わる研究開発。

○ ㈱ハイテンプ・マテリアルズ・システム …… 当社の特殊炭素製品を仕入れて販売。

○ 日本電極㈱

……

炭素製品の製造販売および当社炭素製品の加工請負。

 

 

〔鉄鋼製品〕 電炉製鉄による鉄鋼製品

○ 大谷製鉄㈱

……

当社より人造黒鉛電極を購入し、鉄鋼製品を製造販売。

 

 

(2) 事業系統図

以上を事業系統図で示すと次のとおりであります。

 


業績状況

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

(1) 経営成績

当連結会計年度の世界経済は、一部地域に弱さが見られ、景気持ち直しの動きが鈍化しています。また、中東地域の急速な情勢悪化による原油高騰、物流危機など地政学的リスクの顕在化、世界的な金融政策引締めに伴う経済の減速懸念、米国の通商政策による影響等があり、先行きの経済見通しについては、依然として不透明な状況が継続しました。

我が国の経済においては、景気は、雇用・所得環境の改善等により緩やかに回復している一方、消費者物価の上昇による個人消費の足踏み等により下振れる懸念が高まっています。

このような状況下、当社グループでは、持続的成長に向けて成長投資、品質向上、製品の拡販等の経営体質強化に取り組んでまいりました。

当連結会計年度では、炭素製品全般において販売が低調に推移しました。特にアルミニウム製錬用カソードブロックや特殊炭素製品、ファインパウダー及びその他炭素製品において販売が減少しました。その結果、売上高は251億1百万円となり、前年同期に比べて19.5%の減収となりました。

損益面に関しましても、販売数量減少の影響が大きく減益となりました。

その結果、営業利益は40億8百万円(前年同期比41.3%減)、経常利益は56億8千3百万円(前年同期比26.3%減)となりました。また、特別損失に減損損失60億6千3百万円を計上したことに伴い、親会社株主に帰属する当期純損失は7千4百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益57億5千万円)となりました。

なお、当社グループは炭素製品の製造・販売を主な事業とする単一セグメントでありますが、当連結会計年度における製品別の売上高については、次のとおりであります。

 

・アルミニウム製錬用カソードブロック

アルミニウム製錬会社における更新需要の鈍化およびカソードブロックの在庫調整の影響により、販売数量が減少しました。その結果、売上高は169億4千9百万円となり、前年同期に比べて23.0%の減収となりました。

なお、在庫調整は想定より時間を要しているものの解消に向かっております。

 

・人造黒鉛電極

国内外において粗鋼生産が低調に推移しており、販売数量は減少しました。その結果、売上高は44億8千2百万円となり、前年同期に比べて0.9%の減収となりました。

 

・特殊炭素製品

熱処理炉向けおよび非鉄金属関連向け等の需要減により販売数量が減少しました。その結果、売上高は28億9千6百万円となり、前年同期に比べて20.7%の減収となりました。

 

・ファインパウダー及びその他炭素製品

モーターブラシ向け等の需要減によりファインパウダーの販売数量が減少しました。その結果、売上高は7億7千2百万円となり、前年同期に比べて22.6%の減収となりました。

 

 

生産、受注及び販売の実績は次のとおりであります。

① 生産実績

当社グループは、単一セグメントの下で以下の製品を生産しております。

当連結会計年度における生産実績は、次のとおりであります。

区分

金額(百万円)

前年同期比(%)

アルミニウム製錬用カソードブロック

18,045

△14.7

人造黒鉛電極

4,751

1.7

特殊炭素製品

2,463

△8.9

ファインパウダー及びその他炭素製品

812

△6.9

合計

26,072

△11.3

 

(注) 金額は、販売価格によっております。

 

② 受注実績

当社製品は国内、輸出とも一部受注生産をする場合がありますが、製造期間が長いため、基本的にはユーザーの生産動向をベースにした見込生産であります。

 

③ 販売実績

当社グループは、単一セグメントの下で以下の製品を販売しております。

当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。

区分

金額(百万円)

前年同期比(%)

アルミニウム製錬用カソードブロック

16,949

△23.0

人造黒鉛電極

4,482

△0.9

特殊炭素製品

2,896

△20.7

ファインパウダー及びその他炭素製品

772

△22.6

合計

25,101

△19.5

 

(注) 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。

相手先

前連結会計年度

当連結会計年度

金額(百万円)

割合(%)

金額(百万円)

割合(%)

住商CRM株式会社

20,768

66.6

14,514

57.8

 

 

(2) 財政状態

総資産は、前連結会計年度末と比較して56億2千1百万円増加し、870億1千6百万円となりました。主な増加は、商品及び製品の増加12億9千5百万円、機械装置及び運搬具の増加19億5千7百万円および投資有価証券の増加100億8千9百万円です。主な減少は、仕掛品の減少12億7千2百万円および建設仮勘定の減少69億5千2百万円です。

負債は、前連結会計年度末と比較して17億9千4百万円増加し、93億8千8百万円となりました。主な増加は、買掛金の増加3億4千8百万円、未払法人税等の増加4億9千2百万円、未払金の増加等による流動負債その他の増加5億2千5百万円および繰延税金負債の増加8億5千万円です。主な減少は、退職給付に係る負債4億2百万円です。

非支配株主持分を含めた純資産は、前連結会計年度末と比較して38億2千6百万円増加し、776億2千8百万円となりました。主な増加は、その他有価証券評価差額金の増加56億7千3百万円です。主な減少は、利益剰余金の減少20億7千9百万円です。

以上の結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の90.7%から89.2%となりました。

 

 

(3) キャッシュ・フロー

営業活動によるキャッシュ・フローは77億6千6百万円の収入超過、投資活動によるキャッシュ・フローは71億3千9百万円の支出超過、財務活動によるキャッシュ・フローは20億1千1百万円の支出超過となりました。以上の結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前年同期に比べ14億5千7百万円減少し、36億1千3百万円となりました。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

税金等調整前当期純損失4億2千3百万円に、減損損失60億6千3百万円、減価償却費20億4千8百万円、未収消費税等の減少額7億9千9百万円を加算し、法人税等の支払額10億7千3百万円を減算した結果、77億6千6百万円の資金の増加(前年同期は45億4千8百万円の資金の増加)となりました。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

定期預金の払戻184億5千万円の収入があった一方、定期預金の預入200億2千万円、有形固定資産の取得35億6千7百万円、投資有価証券の取得19億5千9百万円を支出したこと等により、71億3千9百万円の資金の減少(前年同期は54億4百万円の資金の減少)となりました。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

配当金の支払に20億4百万円を支出したこと等により、20億1千1百万円の資金の減少(前年同期は29億8千9百万円の資金の減少)となりました。

 

当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、当社グループの資金需要のうち主なものは、原材料費等の製造費用、販売費及び一般管理費等の営業費用並びに設備投資等によるものであります。当社グループの運転資金および設備投資資金は、内部資金または借入により資金調達することとしております。

 

(4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、当社グループにおける過去の実績等を踏まえ合理的に見積りを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果と異なる場合があります。

連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

 

 

 

セグメント情報

(セグメント情報等)

 

【セグメント情報】

 

当社及び連結子会社は炭素製品の製造・販売を主な事業とする単一セグメントであるため、記載を省略しております。

 

【関連情報】

前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日

1 製品及びサービスごとの情報

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

アルミニウム製錬用

カソードブロック

人造黒鉛電極

特殊炭素製品

ファインパウダー

及びその他炭素製品

合計

外部顧客への売上高

22,002

4,524

3,653

998

31,179

 

 

2 地域ごとの情報

(1)売上高

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

日本

米州

アジア・中近東

欧州

その他の地域

合計

7,284

7,769

8,877

2,278

4,968

31,179

 

 (注) 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。

       米州のうち、カナダは4,409百万円であります。

       アジア・中近東のうち、アラブ首長国連邦は3,408百万円であります。

 

(2) 有形固定資産

本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。

 

3 主要な顧客ごとの情報

 

(単位:百万円)

顧客の名称又は氏名

売上高

住商CRM㈱

20,768

 

 

 

当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日

1 製品及びサービスごとの情報

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

アルミニウム製錬用

カソードブロック

人造黒鉛電極

特殊炭素製品

ファインパウダー

及びその他炭素製品

合計

外部顧客への売上高

16,949

4,482

2,896

772

25,101

 

 

2 地域ごとの情報

(1)売上高

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

日本

米州

アジア・中近東

欧州

その他の地域

合計

6,745

5,888

7,631

1,849

2,986

25,101

 

 (注) 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。

       米州のうち、カナダは2,757百万円、ブラジルは2,727百万円であります。

 

(2) 有形固定資産

本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。

 

3 主要な顧客ごとの情報

 

(単位:百万円)

顧客の名称又は氏名

売上高

住商CRM㈱

14,514

 

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

当社グループは単一セグメントであるため、記載を省略しております。

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

当社グループは単一セグメントであるため、記載を省略しております。

 

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

当社グループは単一セグメントであるため、記載を省略しております。