2024年3月期有価証券報告書より

社長・役員

代表取締役社長執行役員 吉井 智彦 (68歳) 議決権保有率 0.90%

略歴

1979年4月

当社入社

1998年3月

プラント営業本部営業1部長

2001年4月

営業本部営業開発部部長

2005年4月

執行役員営業本部営業推進統轄

2006年4月

執行役員営業本部副本部長

2006年6月

取締役営業本部副本部長

2007年4月

取締役営業本部本部長

2011年4月

取締役プラント事業部事業部長

2012年6月

常務取締役プラント事業部事業部長

2016年6月

専務取締役プラント事業部事業部長

2016年10月

専務取締役

2017年4月

代表取締役社長

2021年4月

ジェイ アイ シー ベトナム有限会社会長(現任)

2022年6月

代表取締役社長執行役員(現任)

所有者

(5) 【所有者別状況】

  2024年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数 100株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数
(人)

12

18

45

9

5

3,585

3,674

所有株式数
(単元)

20,673

1,559

24,066

490

14

40,113

86,915

15,700

所有株式数
の割合(%)

23.78

1.79

27.69

0.56

0.02

46.15

100.00

 

(注) 自己株式52,436株は、「個人その他」に524単元、「単元未満株式の状況」に36株含まれております。

 

役員

 

(2) 【役員の状況】

① 役員一覧

男性12名 女性1名(役員のうち女性の比率8%)

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数
(株)

代表取締役社長
執行役員

吉井 智彦

1956年7月6日

1979年4月

当社入社

1998年3月

プラント営業本部営業1部長

2001年4月

営業本部営業開発部部長

2005年4月

執行役員営業本部営業推進統轄

2006年4月

執行役員営業本部副本部長

2006年6月

取締役営業本部副本部長

2007年4月

取締役営業本部本部長

2011年4月

取締役プラント事業部事業部長

2012年6月

常務取締役プラント事業部事業部長

2016年6月

専務取締役プラント事業部事業部長

2016年10月

専務取締役

2017年4月

代表取締役社長

2021年4月

ジェイ アイ シー ベトナム有限会社会長(現任)

2022年6月

代表取締役社長執行役員(現任)

(注)3

78,606

取締役

大橋 健一

1951年7月27日

1974年4月

当社入社

1994年6月

取締役プラント営業本部副本部長

2001年4月

取締役営業本部統括部長

2002年6月

常務取締役営業本部統轄

2005年6月

専務取締役営業本部本部長

2006年4月

代表取締役社長

2014年9月

ジェイ アイ シー ベトナム有限会社会長

2017年4月

代表取締役会長

2021年4月

取締役会長

2023年6月

取締役(現任)

(注)3

457,831

取締役
執行役員
技術本部本部長

中野 強

1963年12月22日

1987年4月

住友化学工業株式会社(現:住友化学株式会社)入社

2015年4月

住友化学株式会社情報電子化学品研究所上席研究員 研究グループ(エピタキシャル開発)グループマネージャー

2017年4月

住華科技(股)有限公司出向 専案協理

2020年2月

当社出向、技術統轄(生産事業部・商品技術研究所管掌)

2020年4月

技術本部本部長

2020年6月

取締役技術本部本部長

2022年6月

取締役執行役員技術本部本部長(現任)

(注)3

1,100

取締役
執行役員
建築事業部事業部長

小野寺 一也

1961年7月14日

1983年4月

当社入社

2015年4月

建築事業部副事業部長兼関東支社長

2017年4月

建築事業部事業部長

2020年6月

取締役建築事業部事業部長

2022年6月

取締役執行役員建築事業部事業部長(現任)

(注)3

5,548

取締役
執行役員
生産事業部事業部長

岡 秀幸

1970年2月17日

1991年4月

当社入社

2020年3月

参事生産技術研究所部長兼ジェイ

アイ シー ベトナム有限会社社長

2022年4月

参事生産事業部事業部長兼ジェイ

アイ シー ベトナム有限会社管掌

2022年6月

取締役執行役員生産事業部事業部長兼ジェイ アイ シー ベトナム有限会社 管掌(現任)

(注)3

2,548

 取締役
執行役員
管理本部本部長代行兼
総務部部長

小畑 健雄

1960年6月21日

1983年4月

日本開発銀行(現:株式会社日本政策投資銀行)入行

2013年7月

当社入社 執行役員建築事業部事業部長付部長

2018年6月

取締役管理本部総務部部長

2022年6月

執行役員管理本部総務部部長

2024年1月

執行役員管理本部本部長代行兼総務部部長

2024年6月

取締役執行役員管理本部本部長代行兼総務部部長(現任)

(注)3

7,548

 

 

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数
(株)

取締役

村中 俊哉

1960年3月15日

1985年4月

住友化学工業株式会社(現:住友化学株式会社)入社

2000年10月

住友化学工業株式会社農業化学品研究所主席研究員

2001年4月

理化学研究所植物科学研究センターバイオケミカルリソース研究チームチームリーダー

2007年4月

横浜市立大学木原生物学研究所教授

2010年5月

大阪大学大学院工学研究科教授
(現任)

2013年4月

理化学研究所環境資源科学研究センター客員主管研究員(現任)

2017年6月

当社社外取締役(現任)

2020年11月

大阪大学先導的学際研究機構教授(現任)

(注)3

104,544

取締役

上田 保治

1952年3月10日

1974年3月

国土計画株式会社入社

1982年7月

西武建設株式会社入社

2007年6月

西武建設株式会社執行役員多摩川事業部長

2010年2月

多摩川開発株式会社代表取締役社長

2017年3月

多摩川開発株式会社代表取締役退任

2018年6月

当社社外取締役(現任)

(注)3

2,000

取締役

内村 涼子

1979年8月12日

2012年12月

司法修習終了 日比谷ともに法律事務所入所

2020年6月

日比谷晴海通り法律事務所設立(代表)(現任)

2021年6月

当社社外取締役(現任)

(注)3

常勤監査役

山下 智之

1963年3月18日

1985年4月

日本開発銀行(現・株式会社日本政策投資銀行)入行

2016年6月

当社常勤監査役(現任)

2018年6月

ジェイ アイ シー ベトナム有限会社

監査役(現任)

(注)4

8,000

監査役

武田 英彦

1959年12月7日

1986年9月

太田昭和監査法人(現・EY新日本有限責任監査法人)入社

1989年2月

公認会計士登録

1991年10月

税理士登録

1995年1月

太田昭和監査法人 退社

公認会計士武田英彦事務所開設(現任)

2012年5月

株式会社エスポア社外監査役

2016年12月

株式会社キーエンス社外監査役

2021年6月

当社非常勤監査役(現任)

2022年5月

株式会社エスポア社外監査役退任

(注)4

監査役

相間 靖三

1956年8月19日

1982年4月

株式会社クラレ入社

1985年12月

株式会社クラレ退社

1986年1月

相間良造税理士事務所入所

1988年12月

税理士試験合格

1990年9月

相間靖三税理士事務所開業

2000年6月

ハート封筒株式会社社外監査役

2005年9月

中央税理士法人 代表社員(現任)

2023年6月

当社非常勤監査役(現任)

(注)4

監査役

赤堀 栄一

1955年10月12日

1978年4月

当社入社

2011年4月

建築事業部建築営業推進部長

2023年4月

建築事業部建築営業技術部長

2024年6月

当社監査役(現任)

(注)4

4,600

672,325

 

(注) 1.取締役村中 俊哉、上田 保治、内村 涼子は、社外取締役であります。

2.監査役山下 智之、武田 英彦、相間 靖三は、社外監査役であります。

3.取締役の任期は、2024年3月期に係る定時株主総会終結の時から1年以内に終了する事業年度のうち、最終のものに関する定時株主総会終結の時までであります。

4.監査役の任期は、2023年3月期に係る定時株主総会終結の時から4年以内に終了する事業年度のうち、最終のものに関する定時株主総会終結の時までであります。

5.当社では、意思決定・監督と執行の分離による取締役会の活性化のため、執行役員制度を導入しております。執行役員は8名で、うち取締役兼務執行役員が5名、専任の執行役員が3名であります。

 

② 社外役員の状況

当社は、社外取締役を3名選任しております。取締役村中俊哉は、大阪大学大学院工学研究科の教授であり、当社株式を104,544株保有しておりますが、当社と同氏の間にはそれ以外に人的関係、資本的関係又は重要な取引関係その他の利害関係はありません。同氏は研究者としての豊富な経験と工学分野への高い見識を基に、当社の商品開発・技術開発分野、生産部門等へ的確な助言等を行っています。取締役上田保治は、当社株式を2,000株保有しておりますが、その他当社との間に記載すべき利害関係はありません。同氏は長年に亘る企業経営の経験と高い見識を基に、大所高所から当社経営に関し助言等を行っています。また、取締役内村涼子は弁護士であり、同氏の所属する日比谷晴海通り法律事務所と当社の間には取引関係はありません。同氏は長年に亘る弁護士としての豊富な経験と高い見識を基に、当社の法務部門等に対し専門的見地からの助言・指導を行っています。

社外監査役については、3名選任しております。常勤監査役山下智之は、当社株式を8,000株保有しておりますが、当社と同氏の間にはそれ以外に人的関係、資本的関係又は重要な取引関係その他の利害関係はありません。同氏は金融面に関する高い見識を基に、幅広い見地から当社経営に関し的確な助言等を行っています。監査役武田英彦は、公認会計士・税理士であり、同氏の所属する公認会計士武田英彦事務所と当社の間には取引関係はありません。同氏は財務及び会計に関する専門的見地から、当社経営に関し助言等を行っています。また、監査役相間靖三は、税理士であり、当社と同氏の所属する中央税理士法人との間には取引関係はありません。同氏は財務及び会計に関する専門的見地から、当社経営に関し助言等を行っています。

当社においては、社外取締役又は社外監査役を選任するための会社からの独立性の判断基準を以下の通り定めており、社外取締役3名、社外監査役3名のいずれについても、当社が定める独立性判断基準に規定する独立性を有し、かつ、客観的・中立的な立場から、取締役会・監査役それぞれによる監督・監査の実効性を高め、強化するという方針に基づき選任しております。

 

(社外役員の独立性に関する判断基準)

当社における社外役員のうち、以下の各号に定める要件のいずれにも該当しない場合には、原則として、当社と重大な利害関係がないものとみなし、独立性を有するものと判断されるものとする。

   a. 当社および当社グループ会社(以下、併せて「当社グループ」という。)の業務執行者(社外取締役を除く取締役および従業員(名称の如何を問わず当社グループと雇用関係にある者))

   b. 当社グループの主要な顧客・取引先の業務執行者。主要な顧客・取引先とは、次のいずれかに該当する者をいう。

1)当社グループに製品またはサービスを提供している取引先、または当社グループが製品またはサービスを提供している取引先のうち、直近に終了した3事業年度のいずれかにおいて、取引総額が当社連結売上高の2%を超える者または当社グループへの売上高が当該会社の連結売上高の2%を超える者

2)当社グループのメインバンクである金融機関

   c. 当社グループが取締役(常勤・非常勤を問わない)を派遣している会社の業務執行者

   d. 当社グループから役員報酬以外の報酬を得ているコンサルタント、公認会計士、弁護士等の専門家(但し個人)のうち、直近に終了した事業年度において、当社グループからの役員報酬以外の報酬支払総額が1,000万円を超える者

   e. 当社グループの法定監査を行う監査法人に所属し監査業務を担当する者

      f. 当社グループと取引のあるコンサルティング会社、税理士法人、法律事務所等の法人もしくは組合等の団体  (但しe.を除く)のうち、直近に終了した3事業年度における当社グループへの年平均売上高が当該団体の連結売上高の2%もしくは年間1,000万円のいずれか高い方を超える団体に所属するコンサルタント、公認会計士、弁護士等の専門家

      g. 当社の株主のうち、直近の事業年度末における議決権保有比率が総議決権の10%以上(直接保有および間接  保有の合算比率)である者またはその業務執行者

      h. 当社グループが株式を保有している会社のうち、直近の事業年度末における当社の議決権保有比率が総議決  権の10%以上(直接保有および間接保有の合算比率)である者またはその業務執行者

      i. 当社グループが直近の3事業年度の平均で年間1,000万円を超える金額の寄付、融資等を行っている団体の理事その他の業務執行者

      j. 就任前10年間のいずれかの時期において上記a.に該当していた者、ならびに直近の3年間のいずれかの時期において上記b.ないしi.に該当していた者

      k. 次のいずれかに該当する者の配偶者または2親等以内の親族

1) 上記a.ないしj.に掲げる者(但し、e.およびf.における「所属する者」には、「重要な業務執行者および弁護士・公認会計士等の専門的な資格を有する者」でない者を含まず、また「業務執行者」には部長職相当未満の者を含まない。)

2) 直近の1年間のいずれかの時期において当社グループの業務執行者(但し部長職相当未満を除く)に該当していた者

      l. a.~k.に該当しない場合でも、一般株主と利益相反が生ずるおそれがないとはいえない場合

 

③ 社外取締役又は社外監査役による監査又は監査と内部監査、監査役監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係

社外監査役は、取締役会及び監査役会の他、随時に取締役、常勤監査役、監査室及び会計監査人との意見交換を通じて、情報の共有及び意見交換を行っております。また、内部統制部門から定期的に報告を受け、社外監査役は適宜質問及び意見表明を行っております。

 

関係会社

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金(千円)

(括弧内は

百万ドン)

主要な事業の
内容

議決権の所有
(又は被所有)
割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

ジェイ アイ シー

ベトナム有限会社

(注)2

ベトナム社会主義共和国アンザン省フータン県タンチュン村タンチュン工業地区

786,039

(155,093)

プラント関連

100

もみ殻を燃料・原料に利用したけい酸カルシウム系工業用保温材を製造し当社に販売しております。

 

(注) 1.「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。

2.特定子会社であります。

3.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

 

沿革

 

2 【沿革】

提出会社は、1914年大阪府大阪市北区において、主に機械などのある部分から気体あるいは液体などの流体物質が漏れるのを防ぐ目的で使用されるパッキングの製造販売を目的とする会社として、現在の日本インシュレーション株式会社の前身で個人事業である「大阪パッキング製造所」を創立いたしました。

その後、1989年に名称を「日本インシュレーション株式会社」に改め、2013年には本社を大阪府大阪市中央区に移転いたしました。

日本インシュレーション株式会社設立以後の企業集団に係る経緯は、次のとおりであります。

 

年月

概要

1914年4月

大阪府大阪市北区芝田町にパッキンの製造販売を目的とした、個人事業「大阪パッキング製造所」を創立。

1923年1月

保温・保冷工事の設計施工を開始。

1927年1月

大阪工場を大阪市西区阿波座に移転。

1930年4月

大阪新工場を大阪市西成区千本通に建設。大阪本社もともに移転。

1936年1月

個人事業「大阪パッキング製造所」を「合名会社大阪パッキング製造所」に改組。

1945年6月

空襲により大阪本社及び大阪工場の大部分が焼失。

1948年4月

広島県広島市に広島出張所開設。

1949年1月

「合名会社大阪パッキング製造所」を「株式会社大阪パッキング製造所」に改組。

東京都港区芝田村町(現:港区西新橋)に東京支店開設。

福岡県福岡市雁林村(現:福岡市中央区赤坂)に九州支店開設。

1953年2月

受注工事施工継続を目的として「大阪パッキング工事株式会社」を設立。同社に株式会社大阪パッキング製造所の営業全部を譲渡。

1954年5月

「大阪パッキング工事株式会社」より営業全部を譲受。

1955年8月

神奈川県横浜市磯子区に東京出張所を開設。

1959年11月

東京出張所を東京営業所に改組。東京都中央区銀座東に移転。

1960年5月

けい酸カルシウム保温材の生産を目的として、岐阜県本巣郡穂積町野田(現:岐阜県瑞穂市野田)に岐阜工場を建設。

1961年1月

営業合理化のため、広島出張所を日本冷熱工産株式会社へ譲渡。

1962年6月

東京営業所を東京都中央区日本橋本町へ移転。

1966年5月

生産を岐阜工場へ集中し、大阪工場を閉鎖。

大阪本社を大阪府大阪市浪速区大国町へ移転。

「研究所」を岐阜工場事務所隣に設置。

1970年4月

岐阜工場に新製品「タイカライト」の第1次生産設備増設。

1971年6月

岐阜工場に「タイカライト」の第2次生産設備増設。

1974年5月

東京営業所を東京支社に改組し、東京都中央区新川へ移転。

1978年6月

岐阜工場に「ダイパライト」の第1次生産設備増設。

1981年4月

東京支社を東京本部に改組。

1989年1月

北勢工場を三重県員弁郡北勢町(現:三重県いなべ市北勢町)に建設。

1989年4月

社名を「日本インシュレーション株式会社」に改称。

北勢工場第1期工事完成。「タイカライトウッド」の生産設備設置。

1990年6月

北勢工場第2期工事完成。「タイカライト」の生産設備増設。

1990年7月

岐阜県瑞穂市野田に「中央技術研究所」を開設。

1997年10月

北勢工場第3期工事完成。

2004年5月

商品PRセンターを岐阜県瑞穂市野田に開設。

2013年9月

大阪本社を大阪府大阪市中央区南船場に移転。

2013年10月

東京本部を東京都江東区木場に移転。

2014年9月

ベトナム社会主義共和国アンザン省に100%子会社の「ジェイ アイ シー ベトナム有限会社」を設立。けい酸カルシウム保温材製造新工場の建設を開始。

2016年10月

ベトナム子会社のけい酸カルシウム保温材製造新工場が完成、もみ殻を燃料・原料に利用した「ダイパライト-E」の生産開始。

2020年3月

東京証券取引所市場第二部に上場。

2022年4月

東京証券取引所スタンダード市場に移行。

2022年5月

健康経営優良法人の認定を当社として初めて取得。