2026.05.18更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: NAKAYAMA STEEL REPORT 2025

サマリ

中山製鋼所は、国内に3社しかない電気炉鋼板メーカーの一社です。鉄スクラップを原料に、高品質な鋼材を電気炉で製造します。高炉・転炉の経験を持つため、高炉の品質特性を理解した電気炉製品を提案できます。全国10工場と48カ所の営業・物流拠点を活かし、お客様に寄り添う一気通貫のバリューチェーンを強みにしています。

目指す経営指標

・2030年度までに経常利益100億円以上
・2033年度までに経常利益130億円以上
・2030年度までにEBITDA220億円以上
・2033年度までにEBITDA260億円以上
・2030年度までにROE5%以上
・2033年度までにROE6%以上
・2030年度、2033年度とも配当性向30%以上
・2030年度までにCO2削減率30%
・2033年度までにCO2削減率33%
・2030年度、2033年度とも電気炉鋼比率100%
・2030年度、2033年度とも休業災害0件

用語解説

■微細粒熱延鋼板(NFG)
中山製鋼所が開発した熱延鋼板です。通常の熱延鋼板よりも結晶粒を細かくした鋼板で、資料では「世界初の工業生産開始」と説明されています。高品質な電気炉製品をつくる同社の技術力を示す代表的な製品です。

■新電気炉プロジェクト
中山製鋼所が2030年の稼働を目指す、大型の成長プロジェクトです。船町工場内に新しい電気炉設備を建設し、自社で使う鉄源をより多く電気炉鋼へ切り替える計画です。CO2排出量の削減と収益力の改善を同時に狙う、同社の長期計画の中心テーマです。

■電気炉鋼板メーカー
鉄スクラップを主な原料にして、電気炉で鋼板をつくるメーカーを指します。中山製鋼所は国内に3社しかない電気炉鋼板メーカーの一社とされています。高炉に比べてCO2排出量を抑えやすい製造方法である点が特徴です。

■電気炉材
電気炉でつくられた鋼材を指します。中山製鋼所は、従来は電気炉では難しいとされてきた高級鋼材や高機能フラット製品でも、電気炉材の適用拡大を進めています。お客様のカーボンニュートラル対応を支える材料として位置づけられています。

■低CO2電気炉鋼材
温室効果ガスの排出を大幅に抑えた電気炉鋼材です。中山製鋼所では、フォーミング製品を低CO2電気炉鋼材として販売していると説明されています。製品を使うお客様側のCO2削減にもつながる点が特徴です。

■一気通貫のバリューチェーン
中山製鋼所グループが持つ、鋼材生産・加工・販売・物流を一体で行う仕組みです。材料から最終商品までをグループ内の機能でつなげることで、お客様の要望に合わせた製品やサービスを届けやすくしています。

■中山らしさ
中山製鋼所が大切にしている、顧客に寄り添う姿勢や、部門を越えて支え合う企業文化を表す言葉です。資料では、地域密着型営業や一気通貫のバリューチェーンを通じて、お客様本位の営業活動を行えることが「中山らしさ」と説明されています。

■中山ファン
中山製鋼所が全国に築いてきた、お客様との信頼関係のネットワークを表す言葉です。社長メッセージでは、価格だけではなく品質やデリバリーなどの非価格競争力を支える源泉として語られています。

■中山製鋼所グループ2033長期計画
2033年度までの成長の道筋を示した長期計画です。「新電気炉プロジェクトを基軸とする新たな成長ステージへ」をスローガンに掲げています。2030年の新電気炉稼働を見据え、収益基盤の強化、加工能力の増強、販売戦略の強化を進める計画です。

■国内の電気炉薄厚板
電気炉でつくられる薄板や厚板などの鋼板分野を指します。中山製鋼所は、この分野で確固たる存在感を確立することを長期計画の目標に掲げています。電気炉材の品質を高め、用途を広げることで成長を狙う領域です。

■軽量C形鋼
建築や土木分野で使われる、断面がC字形の軽量な鋼材です。中山製鋼所グループでは、建材事業の主要製品として扱われています。資料では、軽量C形鋼で国内トップシェアを持つことが同社の強みとして示されています。

■縞鋼板
表面にすべり止め用の模様がついた鋼板です。床材や作業通路など、安全性が求められる場所で使われます。中山製鋼所グループでは三泉シヤーが縞鋼板の剪断・加工と販売を担っており、縞板販売で一定のシェアを持つと説明されています。

■三泉シヤー
中山製鋼所グループの会社で、縞鋼板の剪断・加工と販売を担っています。グループの加工機能を支える存在であり、素材から最終商品までつなげる一気通貫のバリューチェーンの一部を構成しています。

■三星海運
中山製鋼所グループの会社で、海送、陸送、荷役、倉庫などの物流機能を担っています。鉄鋼製品を全国のお客様へ届けるうえで重要な役割を持ち、グループの販売・物流一体体制を支えています。

■当社のファミリー
社長メッセージで使われている、人材を大切にする姿勢を表す言葉です。中山製鋼所では、リファラル制度やアルムナイ制度を導入し、社員や退職者とのつながりを重視しています。ものづくりの技術伝承や人材育成を、同社らしい温かさで進める考え方です。
2026年3月期有価証券報告書より

沿革

 

2 【沿革】

当社は、1919年9月に創業者中山悦治の個人経営で、兵庫県尼崎市に於いて亜鉛鉄板製造工場を設立しました。

その後、1923年12月に株式会社中山悦治商店を設立、さらに1934年6月に商号を株式会社中山製鋼所と改称し、今日に至っております。

会社設立後の主要な変遷は次のとおりであります。

 

年月

摘要

1923年12月

株式会社中山悦治商店を設立(本社大阪市) 資本金50万円

1929年2月

薄板工場操業開始

1933年4月

第1号平炉操業開始

1934年6月

商号を株式会社中山製鋼所と改称

1939年7月

第1高炉火入れ。銑鋼一貫生産体制を確立

1939年9月

南海化学工業株式会社(現南海化学株式会社)を合併

1941年9月

第2高炉火入れ

1945年8月

第2次世界大戦終結とともに全工場操業休止

1946年5月

電気炉及び線材工場操業再開。以後各工場操業再開

1949年5月

東京及び大阪証券取引所市場第一部に上場

1951年6月

南海化学工業株式会社(現南海化学株式会社)を分離

1953年3月

第2高炉操業再開。再び銑鋼一貫生産体制へ

1957年1月

第1高炉操業再開

1960年4月

名古屋製鋼所(愛知県)線材工場操業開始

1962年6月

清水製鋼所(静岡県)中板工場操業開始

1973年5月

連続鋳造操業開始

1974年9月

子会社中山不動産株式会社(現中山興産株式会社)を設立

1975年9月

転炉操業開始。平炉操業停止

1981年9月

新棒線工場操業開始

1983年10月

新第1高炉火入れ

1993年10月

三星機工株式会社を合併

1996年7月

子会社中山共同発電株式会社を設立

1998年6月

子会社中山名古屋共同発電株式会社を設立

1999年4月

関連会社3社の合併により中山三星建材株式会社を設立

1999年4月

中山共同発電株式会社営業開始

2000年1月

熱延工場操業開始

2000年4月

中山名古屋共同発電株式会社営業開始

2000年10月

清水製鋼所及び名古屋製鋼所の加工鋼材の生産・販売を中山三星建材株式会社に営業譲渡

2001年4月

中山三星建材株式会社、中山通商株式会社ほか4社を連結子会社化

2001年11月

世界初の微細粒鋼(商品名NFG)を開発、生産・販売を本格展開

2002年7月

第1高炉及び第2高炉を休止

2003年3月

中山共同発電株式会社、中山名古屋共同発電株式会社の株式譲渡により両社を連結対象から除外

2004年3月

微細粒熱延鋼板の製造を可能とした偏芯異径片駆動圧延設備の開発で大河内記念技術賞を受賞

2005年3月

RPF(固形燃料)製造設備を設置し、リサイクル事業を推進

2010年5月

転炉工場及びコークス工場を休止

2010年9月

RPF製造設備を休止

2011年12月

大阪証券取引所の上場を廃止

2012年7月

厚板工場を休止

2013年2月

南海化学株式会社の株式譲渡により南海化学株式会社と南海化学株式会社の100%子会社である富士アミドケミカル株式会社を連結対象から除外

2013年4月

株式会社中山アモルファスを新設し、アモルファス事業を分割

2013年7月

中山三星建材株式会社、中山通商株式会社、三星商事株式会社、三星海運株式会社、三泉シヤー株式会社を株式交換により完全子会社化

2013年8月

スポンサー6社(新日鐵住金株式会社(現日本製鉄株式会社)、阪和興業株式会社、日鐵商事株式會社(現日鉄物産株式会社)、エア・ウォーター株式会社、大阪瓦斯株式会社、及び大和PIパートナーズ株式会社)を引受先とする第三者割当増資を実行

2018年8月

株式会社中山アモルファスを清算

2021年10月

株式会社中山棒線を合併

2022年4月

中山三星建材株式会社を合併

2022年4月

東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第一部よりプライム市場へ移行

2022年6月

監査等委員会設置会社へ移行

2026年4月

子会社NN製鋼合同会社を設立

 

関係会社

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金
(百万円)

主要な事業
の内容

議決権の所有
割合(%)

関係内容

役員の
兼任

営業上の取引等

(連結子会社)

中山通商㈱

(注)2

大阪市西区

96

鉄鋼

100.0

兼任2名

当社製品の販売及び当社原料資材の納入を行っております。

三星商事㈱
(注)2

大阪市西区

46

鉄鋼

100.0

当社製品の販売を行っております。

三星海運㈱

大阪市西区

56

鉄鋼

100.0

兼任2名

当社製品、半製品、原料等を運搬しております。

三泉シヤー㈱

大阪市大正区

60

鉄鋼

100.0

当社製品の加工販売を行っております。

中山興産㈱

大阪市大正区

100

不動産

100.0

当社不動産の管理を請け負っております。

(持分法適用
 関連会社)
日鉄ボルテン㈱ 

大阪市住之江区

498

鉄鋼

15.0

当社への製品の販売を行っております。

 

(注) 1 「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。

2 中山通商㈱及び三星商事㈱については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

 

  主要な損益情報等

 

 

(単位:百万円)

 

中山通商㈱

三星商事㈱

売上高

16,834

18,993

経常利益

251

392

当期純利益

170

260

純資産額

7,418

5,783

総資産額

25,249

12,516