2026.05.18更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書2025

サマリ

東京製鐵は、鉄スクラップを主原料に、多様な鉄鋼製品へリサイクルする電炉メーカーです。H形鋼や薄板品種など、従来電炉では難しいとされた製品群に挑んできました。鉄スクラップの「アップサイクル」を強みに、脱炭素・循環型鋼材の供給を広げています。資源循環とCO2削減を同時に進める企業です。

目指す経営指標

・2030年:製造段階で排出されるCO2排出原単位を2013年度比で60%削減
・2050年:製造段階で排出されるCO2排出原単位を2013年度比で100%削減
・2030年:国内鉄スクラップ購入量600万トン
・2050年:国内鉄スクラップ購入量1,000万トン
・2030年:社会全体のCO2排出削減に800万トン貢献
・2050年:社会全体のCO2排出削減に1,300万トン貢献
・2050年:生産量1,000万トン
・2050年:カーボンニュートラル

用語解説

■Tokyo Steel EcoVision 2050
東京製鐵が2050年に向けて掲げる長期環境ビジョンです。電炉鋼材の生産・販売を広げることで、「脱炭素社会」と「循環型社会」の実現に貢献する考え方を示しています。CO2排出原単位の削減、国内鉄スクラップ購入量の拡大、社会全体のCO2削減への貢献を目標にしています。

■カーボンマイナス
東京製鐵が、電炉鋼材の普及を通じて社会全体のCO2排出量を大きく減らす考え方です。自社の排出削減だけでなく、高炉鋼材から電炉鋼材への置き換えを進めることで、顧客や社会の排出削減にも貢献するという意味で使われています。

■アップサイクル
東京製鐵では、鉄スクラップを単に再利用するだけでなく、H形鋼、ホットコイル、厚板などの高付加価値な鉄鋼製品へ生まれ変わらせる取り組みを指します。標準的な鉄スクラップを、より価値の高い製品へ転換する点が特徴です。

■脱炭素・循環型鋼材
鉄スクラップを主原料とし、電気炉で生産される東京製鐵の鋼材を指します。高炉法に比べて製造時のCO2排出量が少なく、国内で発生する鉄スクラップを再び製品として活用できるため、脱炭素と資源循環の両方に貢献する鋼材です。

■電炉鋼材
鉄スクラップを電気炉で溶かしてつくる鋼材です。東京製鐵はこの電炉鋼材を主力とし、H形鋼、ホットコイル、厚板、角形鋼管など幅広い製品を展開しています。鉄鉱石を主原料とする高炉鋼材に比べ、製造時のCO2排出量を抑えやすい点が特徴です。

■鉄スクラップ
建物、車、家電などに使われた鉄が、解体や廃棄を経て回収されたものです。東京製鐵にとっては主原料であり、国内にある貴重な資源と位置づけられています。これを高付加価値な鉄鋼製品へ再生することが、同社の事業の核になっています。

■真の資源循環
東京製鐵がトップメッセージで示している考え方です。解体された建物や廃自動車から出る標準的な鉄スクラップを、より付加価値の高い鉄鋼製品へ転換することを指します。単なる再利用ではなく、国内資源を国内で有効活用する姿勢が込められています。

■H形鋼
断面がアルファベットのHの形をした鋼材です。建築や土木など幅広い分野で使われます。東京製鐵は1969年からH形鋼を提供し、建築物の構造変化に合わせて大型サイズ化にも取り組んできました。

■ホットコイル
熱延広幅帯鋼とも呼ばれる、熱い状態で圧延してコイル状に巻き取った鋼材です。東京製鐵は1991年に国内電炉メーカーで最初にこの分野へ進出しました。薄板分野の顧客層を広げるうえで重要な製品です。

■角形鋼管
断面が四角形の鋼管です。建築物の柱材や各種構造物などに使われます。東京製鐵の製品では「トウテツコラム」という名称で展開されており、製鋼から造管までを同一工場内で行っている点が特徴です。
2026年3月期有価証券報告書より

沿革

 

2 【沿革】

 

 

1934年11月

資本金100万円にて各種鋼材の製造販売を目的として東京都足立区に設立。(設立 1934年11月23日)
以後、平炉2基、電気炉1基、中形及び小形圧延工場で各種特殊鋼の生産従事。

1953年3月

東亜鋼管工業㈱(資本金250万円)を吸収合併。

1960年7月

岡山県倉敷市に工場誘致条例に基づき工場用地(約50万3,000平方メートル)取得。

1962年10月

岡山工場第1号平炉完成、操業開始。以後120トン平炉5基、中形及び小形圧延設備完成、中形及び小形形鋼の生産従事。

1969年1月

岡山工場大形圧延工場完成、H形鋼の生産開始。

1969年2月

㈱土佐電気製鋼所より同社高知工場の譲渡を受け、当社高知工場として生産開始。

1970年2月

福岡県北九州市に工場用地(約15万4,000平方メートル)取得。

1971年9月

大丸製鋼㈱(資本金500万円、1969年7月以降当社が全株式を取得所有)を吸収合併、当社の九州工場として操業開始。

1971年11月

九州工場の50トン電気炉2基、連続鋳造設備2基完成、設備の更新合理化を完了、生産開始。

1973年2月

九州工場圧延工場完成、中形形鋼の生産開始。

1973年6月

岡山工場連続鋳造設備完成、操業開始。

1974年5月

本社を東京都足立区より千代田区に移転。

1974年7月

東京証券取引所市場第二部上場。

1975年12月

㈱土佐電気製鋼所を吸収合併、当社の高松工場として生産開始。

1976年9月

東京証券取引所市場第一部、大阪証券取引所市場第一部上場。

1977年12月

岡山工場平炉操業停止。

1978年1月

江戸川工場閉鎖。

1978年4月

岡山工場第1号、第2号140トン電気炉完成、操業開始。

1978年12月

岡山工場中形形鋼工場改造工事完成、生産開始。

1979年1月

岡山工場小形棒鋼工場完成、生産開始。

1979年4月

大阪営業所開設、高知工場ビーム・ブランク鋳込み成功。

1979年9月

千住工場大・中形形鋼工場改造工事完成、生産開始。

1984年7月

九州工場大形工場完成、大形H形鋼、ユニバーサル・プレートの生産開始。

1986年1月

千住工場閉鎖。

1987年3月

高知工場閉鎖。

1987年4月

大阪営業所を大阪支社に改称、アメージング㈱(子会社)設立。

1989年8月

九州工場130トン直流電気炉完成、操業開始。

1991年10月

岡山工場熱延広幅帯鋼圧延工場完成、ホットコイルの生産開始。

1992年4月

岡山工場熱延広幅帯鋼製鋼工場(150トン直流電気炉)完成、操業開始。

1992年12月

栃木県宇都宮市に工場用地(約14万7,000平方メートル)取得。

1994年2月

九州工場大形工場で鋼矢板の生産開始。

1994年4月

名古屋支社、九州支社及び広島営業所、高松営業所開設。

1995年4月

岡山工場熱延広幅帯鋼酸洗設備完成、酸洗鋼板の生産開始。

1995年8月

宇都宮工場圧延工場完成、生産開始。

1995年11月

宇都宮工場製鋼工場完成、操業開始。

1996年10月

高松工場60トン直流電気炉完成、棒鋼圧延設備更新、生産開始。

1997年2月

高松工場線材圧延設備完成、生産開始。

1997年3月

岡山工場冷延設備及び表面処理設備完成、生産開始。

1999年4月

宇都宮営業所開設。

1999年11月

九州支社及び広島営業所廃止、九州営業所開設。

2003年4月

大阪証券取引所市場第一部上場廃止。

2004年6月

名古屋支社を大阪支社に統合。

2004年9月

岡山工場カットシート設備完成、生産開始。

2004年11月

高松営業所を大阪支社に統合。

2007年1月

九州工場厚板設備完成、生産開始。

2007年3月

愛知県田原市に工場用地(約104万5,000平方メートル)取得。

 

 

2008年1月

岡山営業所開設。

2009年4月

田原営業所開設、大阪支社を大阪営業所に改変。

2009年11月

田原工場熱延広幅帯鋼圧延工場完成、ホットコイルの生産開始。

2009年12月

田原工場カットシート設備完成、生産開始。

2010年3月

田原工場造管設備完成、生産開始、アメージング㈱(子会社)清算結了。

2010年6月

田原工場製鋼工場完成、操業開始。

2011年8月

田原工場熱延広幅帯鋼酸洗設備完成、酸洗鋼板の生産開始。

2012年3月

高松工場生産停止。

2012年4月

高松鉄鋼センター開設。

2013年4月

大阪営業所及び田原営業所廃止、大阪支店及び名古屋支店開設。

2015年4月

九州営業所廃止、九州支店開設。

2017年6月

長期環境ビジョン「Tokyo Steel EcoVision 2050」策定。

2018年1月

岡山工場No.4CCM設備完成、操業開始。

2020年8月

宇都宮工場隣接土地(66,100平方メートル)取得。

2021年6月

長期環境ビジョン「Tokyo Steel EcoVision 2050」改定。

2021年7月

国内4工場における太陽光発電設備完成。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。

2022年6月

名古屋サテライトヤード開設。

2022年12月

岡山工場熱延広幅帯鋼圧延工場再稼動。

2024年6月

関西サテライトヤード開設。

2024年7月

CO2鋼材ブランド「ほぼゼロ」を発表。

2024年9月

田原工場熱延広幅帯鋼酸洗設備再稼動。

2025年6月

東京湾岸サテライトヤード開設。

 

 

関係会社

4 【関係会社の状況】

該当事項なし。