2026.03.06更新
ストーリー・沿革
価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。
情報ソース:
統合報告書2025
サマリ
大和工業グループは、電炉法で鉄スクラップを再生しH形鋼などの形鋼を世界各地で一貫生産するモノづくり企業。水の五訓とYamato SPIRITを原点に、公正なJV戦略と地域密着の地産地消モデルでグローバルにインフラを支え、サーキュラーエコノミーを実践しながら「鉄で未来を 未来の鉄を」を体現している。
過去
創業当初は航空機の協力工場としてスタートし、終戦後は国鉄・私鉄向け軌道用品の製造・修理へ転換、その後電気炉と圧延設備を整えた軌道用品一貫メーカーへ成長していった。
1944年、兵庫県御国野村で川西航空機の協力工場として大和工業を創立し、代表者井上浅次のもと航空機部材を手がけた。終戦後は国鉄・私鉄の軌道用品製造・修理へ事業を切り替え、市川・仁豊野・網干各工場を整備...
現在
現在は電炉による形鋼を中核に、軌道用品・重工を組み合わせた事業ポートフォリオを構築し、日本・北米・ASEAN・韓国の各拠点で製鋼から圧延、販売までを地産地消で一貫運営するグローバル鉄鋼グループとなっている。
大和工業グループは姫路を起点に、ヤマトスチールによるH形鋼・鋼矢板・造船用形鋼などの条鋼製品、祖業を分社化した大和軌道製造による分岐器や脱線・逸脱防止ガードなどの軌道用品、スタンフレームなど大型鋳鋼品...
未来
2030年に向けて、形鋼グローバルNo1としての地位を量と収益力の両面で固めつつ、中東事業の整理を梃子にASEAN・インドなど成長地域での生産拠点拡充と、新たな鉄・インフラ・グリーン事業への挑戦を進めようとしている。
同社は「2030年ありたい姿」として、「形鋼グローバルNo1としての地位(量×収益力)を確固たるものとし、新たな事業領域でも挑戦を続ける企業」を掲げている。そのために、①コア事業である形鋼事業の強靭化...
目指す経営指標
・2030年度までに形鋼生産能力800万トン体制を確立すること
・2030年3月期までに総額2,500~3,000億円規模の成長投資(コア事業の強靭化と新事業領域への進出)を順次実行すること
・2030年までにCO2排出量を基準年比46%削減すること
・中長期的にROE10%以上を維持し、ROICがWACCを上回る水準を継続すること
・2024~2029年度にかけて日本の圧延ライン・加熱炉更新やASEAN・インドなど成長市場へのM&A・設備投資を計画どおり進めること
・2030年3月期までに総額2,500~3,000億円規模の成長投資(コア事業の強靭化と新事業領域への進出)を順次実行すること
・2030年までにCO2排出量を基準年比46%削減すること
・中長期的にROE10%以上を維持し、ROICがWACCを上回る水準を継続すること
・2024~2029年度にかけて日本の圧延ライン・加熱炉更新やASEAN・インドなど成長市場へのM&A・設備投資を計画どおり進めること
トップメッセージの要約
挑戦し続ける組織
形鋼グローバルNo1
安全元年
DX元年
鉄で未来を 未来の鉄を
形鋼グローバルNo1
安全元年
DX元年
鉄で未来を 未来の鉄を
社長メッセージで小林幹生社長は、地政学リスクや中国材との競争で鋼材市況が軟化するなかでも、形鋼グローバルNo1の地位を守り抜く決意を語る。中東事業の全株式譲渡という重い判断を通じてグローバル戦略を再定...
用語解説
■電炉法
鉄スクラップを電気の力で溶かして再び鋼材としてよみがえらせる製鋼方法です。高温の電気炉を使うため、原料に鉄鉱石を使う高炉法に比べてCO2排出量を抑えやすく、リサイクル性の高さが特徴です。大和工業グループの事業の前提となる基盤技術です。
■鉄スクラップ
不要になった自動車や建設物、家電などから回収された鉄のくずのことです。電炉法ではこれを主原料として溶かし、新しいH形鋼などの製品に生まれ変わらせます。大和工業グループにとっては、資源循環の起点となる「鉄の資源」です。
■H形鋼
断面がアルファベットの「H」の形をした鋼材で、ビルや橋、工場などの柱・梁として幅広く使われています。強度と加工性のバランスがよく、大型建築やインフラの骨組みを支える代表的な形鋼です。大和工業グループの主力製品の一つです。
■形鋼
H形鋼や溝形鋼、山形鋼など、断面の形が決まっている棒状の鋼材の総称です。建築、橋梁、土木工事などで骨組みとして使われます。大和工業グループは、この形鋼分野で世界的なプレーヤーになることを目標にしています。
■条鋼製品
棒鋼や形鋼など、細長い棒状の鋼材全般を指す業界用語です。建築鉄骨、土木資材、造船などさまざまな用途に使われます。大和工業グループは、日本で条鋼製品を一貫生産し、国内外の需要に応えています。
■軌道用品
鉄道のレール周りで使われる部材の総称です。レールを支える部品や切り替え装置の部品などが含まれます。大和工業グループは創業後まもなく国鉄・私鉄向けの軌道用品を手がけ、これが現在の鉄道関連ビジネスの原点となりました。
■分岐器
線路の分岐点で列車を別の線路へ安全に誘導する装置です。いくつもの部品から成る大型の機器で、高い精度と安全性が求められます。大和工業グループは、これを含む軌道用品を設計から製造まで一貫して提供しています。
■鋳鋼品
溶かした鋼を型に流し込み、冷やして固めてつくる部品のことです。厚みがあり複雑な形状の部品を一体でつくれるため、産業機械やインフラ設備などに使われます。大和工業グループの重工事業で扱う大物鋳鋼品がこの代表例です。
■水の五訓
創業期から大和工業で大切にされてきた教えとして紹介される言葉で、水の性質になぞらえた五つの訓えを指します。自ら低いところへ流れる謙虚さや、器に応じて形を変える柔軟さなど、人として・企業としてどうあるべきかを示す価値観として、社員の行動の指針になっています。
■Yamato SPIRIT
大和工業グループが共有する価値観や行動姿勢をまとめた社内のキーワードです。現場を尊重すること、公正で開かれたパートナーシップを重んじること、長期視点で地域のインフラを支えることなど、創業から受け継がれてきた「大和らしさ」を表しています。
■地産地消モデル
製鋼から圧延、販売までをできるだけ現地で完結させ、その地域の鉄スクラップを使って、その地域のインフラ需要に応えるビジネスモデルです。輸送負荷を抑えつつ、雇用や税収などを通じて地域社会にもメリットをもたらす、大和工業グループの海外展開のスタイルです。
■サーキュラーエコノミー
「廃棄」を前提とせず、資源を何度も循環させて使う経済の考え方です。大和工業グループの場合、鉄スクラップを電炉で再生し、再びH形鋼などの製品として社会に戻すことで、この循環型経済を体現していると説明されています。
■「鉄で未来を 未来の鉄を」
大和工業グループのコーポレートスローガンです。鉄という素材を通じて社会の未来を支えるとともに、鉄そのもののつくり方や使い方も環境や暮らしの変化に合わせて進化させていく、という二重の意味を込めたフレーズです。
■形鋼グローバルNo1
大和工業グループが2030年に向けて掲げている長期ビジョンです。H形鋼など形鋼分野で「世界一の存在」でありたいという意思を、量(生産能力・販売量)と収益力の両面でNo1を目指す、という形で表現しています。
■Nucor-Yamato Steel
米国の大手鉄鋼メーカーと大和工業が共同で設立した合弁会社で、米国でH形鋼などの形鋼を一貫生産する拠点です。大和工業の海外展開の中でも象徴的なJVであり、北米市場での高いシェアと収益力を支える柱になっています。
■Arkansas Steel Associates
米国アーカンソー州にある合弁会社で、主に鉄道向けの製品などを手がける拠点です。日本で培った軌道用品の技術を海外に展開した事例の一つであり、大和工業グループの「軌道用品×グローバル」の象徴的なJVとして位置づけられています。
■SYS(タイSYS)
タイにある形鋼メーカーSYSに対する大和工業の合弁事業を指す呼び方です。タイや周辺国の建築・インフラ需要に向けてH形鋼などを供給する役割を担い、ASEAN地域での地産地消モデルの中核拠点の一つとなっています。
■PY VINA
ベトナムにある合弁会社で、大和工業グループが参画する形鋼メーカーです。現地での製造・販売機能を持ち、ベトナムや周辺国のインフラ・建築需要に対応することで、ASEANにおける供給網を支えています。
■GYS
インドネシアにある大和工業グループ参画の合弁会社で、形鋼製品を製造・販売する拠点です。現地の鉄スクラップを活用し、インドネシア国内の建築・インフラ向けに製品を届けることで、同国でのサーキュラーエコノミー型ビジネスを実現しています。
■YKS
韓国にある合弁会社で、大和工業グループが関わる形鋼メーカーです。韓国市場向けにH形鋼などの製品を供給し、周辺国との輸出入も含めた広域のインフラ需要に応える役割を果たしています。
■安全元年
社長が2025年度を位置づける際に使っている表現で、安全や労働災害防止への取り組みを一段とレベルアップさせる「出発点の年」という意味です。安全衛生を統括する新組織の設置などを通じて、グループ全体で安全文化を根づかせる決意を示すキーワードです。
■DX元年
同じく2025年度を指すキーワードで、デジタル技術を使って業務プロセスや意思決定の仕組みを抜本的に変える「デジタルトランスフォーメーション(DX)」を本格的に始動させる年という意味です。紙や経験則に頼っていた業務をデータとシステムに置き換え、生産性や安全性を高めていく出発点として位置づけられています。
鉄スクラップを電気の力で溶かして再び鋼材としてよみがえらせる製鋼方法です。高温の電気炉を使うため、原料に鉄鉱石を使う高炉法に比べてCO2排出量を抑えやすく、リサイクル性の高さが特徴です。大和工業グループの事業の前提となる基盤技術です。
■鉄スクラップ
不要になった自動車や建設物、家電などから回収された鉄のくずのことです。電炉法ではこれを主原料として溶かし、新しいH形鋼などの製品に生まれ変わらせます。大和工業グループにとっては、資源循環の起点となる「鉄の資源」です。
■H形鋼
断面がアルファベットの「H」の形をした鋼材で、ビルや橋、工場などの柱・梁として幅広く使われています。強度と加工性のバランスがよく、大型建築やインフラの骨組みを支える代表的な形鋼です。大和工業グループの主力製品の一つです。
■形鋼
H形鋼や溝形鋼、山形鋼など、断面の形が決まっている棒状の鋼材の総称です。建築、橋梁、土木工事などで骨組みとして使われます。大和工業グループは、この形鋼分野で世界的なプレーヤーになることを目標にしています。
■条鋼製品
棒鋼や形鋼など、細長い棒状の鋼材全般を指す業界用語です。建築鉄骨、土木資材、造船などさまざまな用途に使われます。大和工業グループは、日本で条鋼製品を一貫生産し、国内外の需要に応えています。
■軌道用品
鉄道のレール周りで使われる部材の総称です。レールを支える部品や切り替え装置の部品などが含まれます。大和工業グループは創業後まもなく国鉄・私鉄向けの軌道用品を手がけ、これが現在の鉄道関連ビジネスの原点となりました。
■分岐器
線路の分岐点で列車を別の線路へ安全に誘導する装置です。いくつもの部品から成る大型の機器で、高い精度と安全性が求められます。大和工業グループは、これを含む軌道用品を設計から製造まで一貫して提供しています。
■鋳鋼品
溶かした鋼を型に流し込み、冷やして固めてつくる部品のことです。厚みがあり複雑な形状の部品を一体でつくれるため、産業機械やインフラ設備などに使われます。大和工業グループの重工事業で扱う大物鋳鋼品がこの代表例です。
■水の五訓
創業期から大和工業で大切にされてきた教えとして紹介される言葉で、水の性質になぞらえた五つの訓えを指します。自ら低いところへ流れる謙虚さや、器に応じて形を変える柔軟さなど、人として・企業としてどうあるべきかを示す価値観として、社員の行動の指針になっています。
■Yamato SPIRIT
大和工業グループが共有する価値観や行動姿勢をまとめた社内のキーワードです。現場を尊重すること、公正で開かれたパートナーシップを重んじること、長期視点で地域のインフラを支えることなど、創業から受け継がれてきた「大和らしさ」を表しています。
■地産地消モデル
製鋼から圧延、販売までをできるだけ現地で完結させ、その地域の鉄スクラップを使って、その地域のインフラ需要に応えるビジネスモデルです。輸送負荷を抑えつつ、雇用や税収などを通じて地域社会にもメリットをもたらす、大和工業グループの海外展開のスタイルです。
■サーキュラーエコノミー
「廃棄」を前提とせず、資源を何度も循環させて使う経済の考え方です。大和工業グループの場合、鉄スクラップを電炉で再生し、再びH形鋼などの製品として社会に戻すことで、この循環型経済を体現していると説明されています。
■「鉄で未来を 未来の鉄を」
大和工業グループのコーポレートスローガンです。鉄という素材を通じて社会の未来を支えるとともに、鉄そのもののつくり方や使い方も環境や暮らしの変化に合わせて進化させていく、という二重の意味を込めたフレーズです。
■形鋼グローバルNo1
大和工業グループが2030年に向けて掲げている長期ビジョンです。H形鋼など形鋼分野で「世界一の存在」でありたいという意思を、量(生産能力・販売量)と収益力の両面でNo1を目指す、という形で表現しています。
■Nucor-Yamato Steel
米国の大手鉄鋼メーカーと大和工業が共同で設立した合弁会社で、米国でH形鋼などの形鋼を一貫生産する拠点です。大和工業の海外展開の中でも象徴的なJVであり、北米市場での高いシェアと収益力を支える柱になっています。
■Arkansas Steel Associates
米国アーカンソー州にある合弁会社で、主に鉄道向けの製品などを手がける拠点です。日本で培った軌道用品の技術を海外に展開した事例の一つであり、大和工業グループの「軌道用品×グローバル」の象徴的なJVとして位置づけられています。
■SYS(タイSYS)
タイにある形鋼メーカーSYSに対する大和工業の合弁事業を指す呼び方です。タイや周辺国の建築・インフラ需要に向けてH形鋼などを供給する役割を担い、ASEAN地域での地産地消モデルの中核拠点の一つとなっています。
■PY VINA
ベトナムにある合弁会社で、大和工業グループが参画する形鋼メーカーです。現地での製造・販売機能を持ち、ベトナムや周辺国のインフラ・建築需要に対応することで、ASEANにおける供給網を支えています。
■GYS
インドネシアにある大和工業グループ参画の合弁会社で、形鋼製品を製造・販売する拠点です。現地の鉄スクラップを活用し、インドネシア国内の建築・インフラ向けに製品を届けることで、同国でのサーキュラーエコノミー型ビジネスを実現しています。
■YKS
韓国にある合弁会社で、大和工業グループが関わる形鋼メーカーです。韓国市場向けにH形鋼などの製品を供給し、周辺国との輸出入も含めた広域のインフラ需要に応える役割を果たしています。
■安全元年
社長が2025年度を位置づける際に使っている表現で、安全や労働災害防止への取り組みを一段とレベルアップさせる「出発点の年」という意味です。安全衛生を統括する新組織の設置などを通じて、グループ全体で安全文化を根づかせる決意を示すキーワードです。
■DX元年
同じく2025年度を指すキーワードで、デジタル技術を使って業務プロセスや意思決定の仕組みを抜本的に変える「デジタルトランスフォーメーション(DX)」を本格的に始動させる年という意味です。紙や経験則に頼っていた業務をデータとシステムに置き換え、生産性や安全性を高めていく出発点として位置づけられています。
2026年3月期有価証券報告書より
沿革
2 【沿革】
関係会社
4 【関係会社の状況】
2026年3月31日現在
(注) 1 特定子会社に該当します。
2 有価証券報告書の提出会社であります。
3 ヤマトスチール㈱については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。ただし、セグメントの「鉄鋼事業(日本)」の売上高に占める当該連結子会社の売上高(セグメント間の内部売上高又は振替高を含む)の割合が100分の90を超えるため、主要な損益情報等の記載を省略しております。
4 サイアム・ヤマト・スチールカンパニーリミテッドについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。ただし、セグメントの「鉄鋼事業(タイ)」の売上高に占める当該連結子会社の売上高(セグメント間の内部売上高又は振替高を含む)の割合が100分の90を超えるため、主要な損益情報等の記載を省略しております。
5 PTガルーダ・ヤマト・スチールについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。ただし、セグメントの「鉄鋼事業(インドネシア)」の売上高に占める当該連結子会社の売上高(セグメント間の内部売上高又は振替高を含む)の割合が100分の90を超えるため、主要な損益情報等の記載を省略しております。