2026年3月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります

懸架ばね シート 精密部品 DDS 産業機器ほか
  • 売上
  • 利益
  • 利益率

最新年度

セグメント名 売上
(百万円)
売上構成比率
(%)
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
懸架ばね 169,237 20.2 727 1.6 0.4
シート 294,237 35.0 8,052 17.6 2.7
精密部品 108,363 12.9 3,651 8.0 3.4
DDS 126,753 15.1 26,058 56.9 20.6
産業機器ほか 141,128 16.8 7,294 15.9 5.2

3【事業の内容】

 当社グループは当社、子会社67社(うち海外39社)及び関連会社8社(うち海外6社)より構成されており、懸架ばね、シート及びシート部品、精密部品などの自動車関連部品の製造販売、並びに情報機器関連の製品・部品の製造販売、上記各事業に関連する物流及びその他のサービス事業活動を営んでおります。

 当社グループの事業に係る位置づけ及びセグメントとの関連は次のとおりであります。なお、以下の事業区分はセグメントと同一の区分であります。

事業区分

売上区分

地域

 

主要会社名

懸架ばね

事業

コイルばね、板ばね、スタビライザ、アキュムレータ、ベローズ、トーションバー、スタビライザリンク、スタビリンカーほか

国内

製造販売

日本発条株式会社、ニッパツ機工株式会社、

株式会社スミハツ、株式会社ホリキリ、

東北日発株式会社、

ニッパツ九州株式会社

海外

製造販売

ほか

NHKスプリングタイランド社、

NHKインターナショナル社、

ニューメーサーメタルス社、

NHKオブアメリカサスペンションコンポーネンツ社、広州日正弾簧有限公司、

NHKスプリングインディア社、

NHKスプリングメキシコ社、

NHKスプリングハンガリー社、その他

シート事業

自動車用シート、シート用機構部品、

内装品ほか

国内

製造販売

日本発条株式会社、株式会社アイテス、

東北日発株式会社、

フォルシア・ニッパツ九州株式会社、

ニッパツ水島株式会社、その他

海外

製造販売

NHKスプリングタイランド社、

NHKシーティングオブアメリカ社、

NHKスプリングインディア社、その他

精密部品

事業

モーターコア、薄板ばね、線ばね、HDD用機構部品、ファスナー(ねじ)、精密加工品ほか

国内

製造販売

日本発条株式会社、日発精密工業株式会社、

特殊発條興業株式会社、

ニッパツフレックス株式会社、

株式会社トープラ、その他

海外

製造販売

NHKスプリングタイランド社、

NHKオブアメリカサスペンションコンポーネンツ社、NHKスプリングプレシジョンオブアメリカ社、トープラアメリカファスナー社、

NHKスプリングメキシコ社、

広州日弘機電有限公司、

NHKプレシジョンタイランド社、

NHKオートモーティブコンポーネンツインディア社、その他

 

 

事業区分

売上区分

地域

 

主要会社名

DDS事業

HDD用サスペンション、半導体検査用プローブユニット

国内

製造販売

日本発条株式会社

海外

製造販売

NHKスプリングタイランド社、

日發科技有限公司、日發電子科技(東莞)有限公司

産業機器

ほか事業

半導体プロセス部品、セラミック製品、ばね機構品、配管支持装置、金属基板、駐車装置、セキュリティ製品、船舶用電子リモコン、ゴルフシャフト、照明器具ほか

国内

製造販売

日本発条株式会社、横浜機工株式会社、

日本シャフト株式会社、株式会社スミハツ、ニッパツ・メック株式会社、その他

販売

日発販売株式会社、

株式会社ニッパツパーキングシステムズ、

株式会社ニッパツサービス、その他

運送

日発運輸株式会社、その他

海外

製造販売ほか

NHKマニュファクチャリングマレーシア社、日発投資有限公司、その他

 

 

 事業の系統図は次のとおりであります。

(注)

◎印は、連結子会社を示します。

※印は、持分法適用会社を示します。

矢印は製品の流れを表します。

業績状況

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

経営成績等の状況の概要

(1)経営成績

 当社グループの主要な事業分野であります自動車関連市場においては、国内の自動車生産台数は8,186千台で前期比1.0%の減少となりました。また、北米(米国・カナダ)においては11,675千台で前期比1.6%減少、中国では34,080千台で前期比10.1%の増加、タイでは1,492千台で前期比0.9%の増加となりました(いずれも台数は各拠点の決算期に応じた集計)。

 もう一方の主要な事業分野であります情報通信関連市場につきましては、HDD(Hard Disk Drive)の世界生産台数が前期比で増加し、データセンター向け高容量HDDが増加したことで、当社の主力製品でありますサスペンションの総需要は増加となりました。

 以上のような経営環境のもと、売上高は816,879百万円(前期比1.9%増)、営業利益は45,784百万円(前期比12.2%減)、経常利益は52,189百万円(前期比10.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は27,862百万円(前期比42.2%減)となりました。

 

(2)当連結会計年度のセグメント別の売上高及び営業利益の概況

[懸架ばね事業]

 懸架ばね事業は、国内での需要減少があったものの、タイにおける原材料及び諸資材価格上昇分の製品売価への転嫁が進んだことや一部車種の台数増加により、売上高は167,417百万円(前期比1.0%減)、営業利益は727百万円(前期比56.6%増)となりました。

営業利益の主な増減要因は以下のとおりであります。

数量構成差           7億円

売価改善・価格協力       8億円

為替             △3億円

固定費            △4億円

合理化             8億円

材料市況           △6億円

関税             △6億円

 

[シート事業]

 シート事業は、国内及びタイでの日系メーカー減産影響や北米の車種・品種構成の変化等により、売上高は292,561百万円(前期比3.7%減)、営業利益は8,052百万円(前期比28.3%減)となりました。

営業利益の主な増減要因は以下のとおりであります。

数量構成差          △10億円

売価改善・価格協力      △2億円

為替             △3億円

固定費             15億円

材料市況           △9億円

関税             △5億円

一過性費用          △18億円

 

[精密部品事業]

 精密部品事業は、データセンター向け高容量HDDの需要の増加によりHDD用機構部品の売上数量が増加し、またインドの子会社を連結範囲に加えたことで、売上高は105,612百万円(前期比3.5%増)となりました。一方、固定費の増加や関税影響等により、営業利益は3,651百万円(前期比14.9%減)となりました。

営業利益の主な増減要因は以下のとおりであります。

数量構成差          △1億円

売価改善・価格協力       2億円

為替             △2億円

固定費            △7億円

材料市況            5億円

関税             △6億円

連結子会社化          3億円

 

[DDS事業]

 DDS事業は、データセンター向け高容量HDDの需要が増加し、HDD用サスペンションの売上数量が前年同期比で増加したことにより、売上高は126,753百万円(前期比13.7%増)となりました。一方、固定費の増加等により、営業利益は26,058百万円(前期比2.3%減)となりました。

営業利益の主な増減要因は以下のとおりであります。

数量構成差           73億円

売価改善・価格協力      △35億円

為替             △17億円

固定費            △30億円

材料市況            2億円

 

[産業機器ほか事業]

 産業機器ほか事業は、半導体プロセス部品の需要は継続的に増加しているものの、半導体プロセス部品と金属基板の将来的な需要増に対応するための設備投資に対する減価償却費の増加等により、売上高は124,535百万円(前期比8.1%増)、営業利益は7,294百万円(前期比23.3%減)となりました。

営業利益の主な増減要因は以下のとおりであります。

数量構成差           29億円

為替             △2億円

固定費            △31億円

材料市況           △6億円

その他            △14億円

 

(3)経営成績の分析

①売上高、営業利益

 「(2)当連結会計年度のセグメント別の売上高及び営業利益の概況」に記載のとおりです。

 

②営業外損益

 営業外損益は、6,404百万円の利益となり、前連結会計年度に比べ605百万円の増加となりました。持分法による投資利益が減少した一方で、為替レートの変動による為替差損や固定資産売却損が減少したことが主な要因となります。

 

③特別損益

 特別損益は、前連結会計年度の1,657百万円の利益から、当連結会計年度は1,881百万円の損失となり、前期比3,538百万円の変動となりました。投資有価証券売却益や退職給付信託返還益が増加した一方で、減損損失が増加したことが主な要因となります。

 

④法人税等

 税金等調整前当期純利益に対する税効果会計適用後の法人税等の負担率は43.1%となり、前連結会計年度の16.2%と比べ増加しました。前連結会計年度においては、評価性引当額の減少や税額控除等により負担率が低下しておりましたが、当連結会計年度においては、固定資産の減損損失の計上による評価性引当額の増加、海外子会社の留保利益に対する繰延税金負債の増加により、負担率が増加しました。

 

⑤非支配株主に帰属する当期純利益

 非支配株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度の1,788百万円に対し768百万円となりました。

 

⑥親会社株主に帰属する当期純利益

 親会社株主に帰属する当期純利益は27,862百万円で、前期比42.2%の減益となりました。1株当たり当期純利益は137.46円となり、前連結会計年度に比べ87.27円減少しました。

 

(4)財政状態の状況

 当連結会計年度末の総資産については、為替レートの変動により在外子会社の資産の円換算額が押し上げられたほか、設備投資額等の増加により有形固定資産が増加しました。その結果、総資産は前連結会計年度末に比べ42,110百万円増加し、738,450百万円となりました。

 負債については、有価証券売却に伴う未払法人税等が増加したことにより、前連結会計年度末に比べ12,246百万円増加し、285,414百万円となりました。

 純資産については、退職給付に係る調整額が増えたことや親会社株主に帰属する当期純利益による利益剰余金の増加等に加え、為替が円安に推移したことによる為替換算調整勘定の増加により、前連結会計年度末に比べ29,863百万円増加し、453,035百万円となりました。

 

(5)キャッシュ・フローの状況

 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は89,963百万円で前期比10.0%の増加となりました。

 営業活動の結果得られた資金は、77,446百万円(前年同期比39.0%増)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益や減価償却費の計上によるものであります。

 投資活動の結果使用した資金は、41,606百万円(同12.9%減)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出によるものであります。

 財務活動の結果使用した資金は、26,953百万円(同14.1%増)となりました。これは主に、コマーシャル・ペーパーの発行による収入や長期借入れによる収入があったものの、コマーシャル・ペーパーの償還による支出や長期借入金の返済による支出、配当金の支払による支出によるものであります。

 

生産、受注及び販売の実績

(1)生産実績

 当社グループの生産実績は、販売実績と近似しておりますので、記載を省略しております。

 

(2)受注実績

 当社グループの受注実績は、販売実績と近似しておりますので、記載を省略しております。

 

(3)販売実績

 当社グループの販売実績は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(収益認識関係)1 顧客との契約から生じる収益を分解した情報」をご参照ください。

 

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

 文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月17日)現在において判断したものであります。

 

(1)重要な会計方針及び見積り

 当社グループの連結財務諸表は、わが国において公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、期末日における資産・負債の報告金額、並びに報告期間における収益・費用の報告金額に影響を与える見積り及び仮定を設定する必要があります。当社グループは、以下の重要な会計方針が、当社グループの連結財務諸表の作成において使用される重要な判断と見積りに大きな影響を及ぼすと考えております。

 また、当連結会計年度末時点において行った重要な会計上の見積りに用いた仮定のうち、翌連結会計年度以降の連結財務諸表に特に重要な影響を及ぼすリスクがあると考えている項目については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」をご参照ください。

 

① 重要な収益及び費用の計上基準

 当社グループにおける重要な収益及び費用の計上基準につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) (4)会計方針に関する事項  (ホ)重要な収益及び費用の計上基準」をご参照ください。

 

 

② 貸倒引当金

 当社グループは、債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に再建計画などを考慮した上で、回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。

 

③ 固定資産の減損

 当社グループが有する固定資産について、損益報告や経営計画などの企業内部の情報、経営環境や市場価格などの企業外部の要因に関する情報に基づき、資産又は資産グループ別に減損の兆候の有無を確認しております。この判定により減損損失を認識すべきと判断した場合には、その帳簿価額を回収可能価額まで減損処理を行っております。

 回収可能価額は、不動産鑑定結果などに基づく売却可能価額又は将来の経営計画に基づく将来キャッシュ・フローの割引現在価値で算出しており、経済環境の変化などによる、時価の変動、経営計画との乖離、割引率の変動により、減損額の算定に影響を与える可能性があります。

 なお、原材料費・人件費・資源エネルギー価格、関税等の上昇影響に関しては、当連結会計年度末時点で入手可能な情報に基づき、顧客からの回収を見込むとともに、翌連結会計年度以降の一定期間にわたり当影響が引き続き影響するものとの仮定に基づいております。これらの仮定に対して大きな差が生じた場合には、今後の固定資産の減損処理に影響を与える可能性があります。

 

④ 投資の減損

 当社グループは、投資の評価にあたっては、時価の回復可能性があると認められる場合を除き、時価が取得原価に比べ50%以上下落した場合に減損処理を実施し、下落率が30%以上50%未満の場合には時価の回復可能性の判定を行い、回復可能性がないと判断した場合は減損処理を行っております。

 回復可能性の判断においては、帳簿価額を下回った期間の長さ及び下落幅、当該会社の財務状況及び将来の展望を考慮しますが、市場の変化や経済環境の変化などにより投資の評価額が影響を受ける可能性があります。

 

⑤ 繰延税金資産

 当社グループは、繰延税金資産の計上にあたっては、連結会計年度末時点の将来減算一時差異に対して翌期以降で適用される法定実効税率を用いて計上しておりますが、将来的な課税当局による法定実効税率の変更により、繰延税金資産が増減し、利益を増減させる可能性があります。

 また、繰延税金資産を、回収可能性が高いと考えられる金額へ減額するために、評価性引当額を計上しております。評価性引当額の必要性を評価するにあたっては、将来減算一時差異の解消スケジュール、将来の経営計画に基づく課税所得及び、慎重かつ実現可能性の高い継続的な税務計画を検討しますが、経営環境・経営計画の変化により、繰延税金資産の全部又は一部を将来実現できないと判断した場合、当該判断を行った期間に繰延税金資産の調整額を費用として計上します。同様に、計上金額の純額を上回る繰延税金資産を今後実現できると判断した場合、繰延税金資産の調整により当該判断を行った期間に利益を増加させることになります。

 

⑥ 退職給付費用

 当社グループにおける退職給付費用及び債務は、その計算の際に使われた仮定により変動いたします。これらの仮定には、割引率、発生した給付額、利息費用、年金資産の期待収益率及び死亡率などの要因が含まれております。

 割引率は、国債などの低リスクの債券の利回りに基づいて設定しており、年金資産の期待収益率は、企業年金基金などの年金資産における長期の収益率を基に設定しております。

 これらの仮定と実際の結果との差額や、年金資産の時価の増減による影響は連結包括利益計算書を通じて即時認識されます。当社グループは使用した仮定が妥当なものであると考えておりますが、実績との差異又は仮定自体の変更により、退職給付費用及び退職給付に係る資産・負債に影響を与える可能性があります。

 

(2)当連結会計年度の経営成績の分析

 「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 業績等の概要」に記載のとおりです。

 

 

(3)資本の財源及び資金の流動性についての分析

① キャッシュ・フロー

 「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 業績等の概要」に記載のとおりです。

 

② 財務戦略の基本的な考え方

 当社グループは、企業価値向上のために、適宜適切なタイミングで経営資源を配分することを財務戦略の基本としており、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行し、資本コストを意識した株主還元及び効率性と安全性のバランスが取れた資本構成を実現することが重要であると考えております。

 当社グループの自己資本比率は50%超と健全性が高く、「シングルAフラット」の信用格付(格付投資情報センター(R&I)による格付)を取得しております。今後も50%以上の水準を維持することを目標と定め、引き続き信用格付の維持・向上と更なるリスク耐性の強化を図ってまいります。

 また、2026年度を最終年度とする「2026中計」では、財務指標目標としてROE10%以上、ROIC7%以上を掲げております。2025年度実績ではROE6.6%、ROIC6.8%となりましたが、引き続き資本コストや資本収益性を十分に意識し、持続的な成長の実現に向けた投資を推進してまいります。

株主還元については、株主の皆様への利益配当を最重要事項と認識しており、経営の持続的成長を維持していく中で、引き続き継続的な安定配当を方針として掲げ、連結配当性向30%以上を指針としております。

なお、内部留保につきましては、事業基盤の強化と更なる収益規模拡大のための事業投資資金等に充当していくことを基本方針としております。

 

③ 資金調達の考え方

 当社グループでは、製品製造のための材料及び部品、研究開発費等、事業活動に係る運転資金については、営業キャッシュ・フローで獲得した資金を主な財源としておりますが、債権回収までに必要な資金については、コマーシャル・ペーパーや銀行借入によって、連結売上高の1.5ヶ月分を目安に流動性の保持を図っております。

 設備投資資金については、カーボンニュートラル対応を含め、各事業の設備投資計画に基づき、国内外での資金調達について、市場金利動向や為替動向、あるいは既存借入金の返済時期等を総合的に勘案し、銀行借入及び社債の発行等によって資金を賄っております。

 当連結会計年度末時点における有利子負債残高は前連結会計年度末に比べて7,546百万円減少し、64,271百万円となりました。

 また、当社グループでは、グループ間融資によって資金融通を行う事で資金効率を高めております。一部の海外関係会社については、現地金融機関より調達をしております。その際、当社が関係会社の借入に対し債務保証の差入れを行うことがあります。

 なお、インフレに伴うコストの上昇、各国での通商政策見直しや、中東情勢に端を発したエネルギー供給や価格動向への懸念等により先行き不透明な状況が続いておりますが、営業キャッシュ・フローの下振れリスクに備えて、当座貸越枠に加え、政策保有株式の売却等により手元流動性を確保する体制を整えております。今後も、非常時に備えた資金調達の確保に努めてまいります。

セグメント情報

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

 

1 報告セグメントの概要

 当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

 当社生産本部を基礎とした製品別セグメントから構成されており、「懸架ばね」、「シート」、「精密部品」、「DDS(ディスクドライブサスペンション)」及び「産業機器ほか」の5つを報告セグメントとしております。

 

 各報告セグメントに属する主要な製品は次のとおりであります。

 

報告セグメント

主要製品

懸架ばね

コイルばね、板ばね、スタビライザ、アキュムレータ、ベローズ、トーションバー、スタビライザリンク、スタビリンカーほか

シート

自動車用シート、シート用機構部品、内装品ほか

精密部品

モーターコア、薄板ばね、線ばね、HDD用機構部品、ファスナー(ねじ)、精密加工品ほか

DDS

HDD用サスペンション、半導体検査用プローブユニット

産業機器ほか

半導体プロセス部品、セラミック製品、ばね機構品、配管支持装置、金属基板、駐車装置、セキュリティ製品、船舶用電子リモコン、ゴルフシャフト、照明器具ほか

 

2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額の算定方法

 報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であります。報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。

 セグメント間の内部売上高又は振替高は、市場実勢価格に基づいております。

 

3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報

前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額

合計

 

懸架ばね

シート

精密部品

DDS

産業機器

ほか

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

169,107

303,908

101,992

111,511

115,179

801,698

801,698

セグメント間の内部売上高又は振替高

1,870

77

2,643

△1,019

13,570

17,143

△17,143

170,977

303,985

104,635

110,491

128,750

818,841

△17,143

801,698

セグメント利益(営業利益)

464

11,227

4,289

26,673

9,505

52,160

52,160

セグメント資産

141,598

137,246

96,813

66,418

126,516

568,593

127,747

696,340

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費

5,451

5,260

5,236

6,448

4,118

26,515

2,809

29,324

持分法適用会社への投資額

3,223

7,355

4,293

14,872

14,872

有形固定資産及び

無形固定資産の増加額

6,324

6,472

7,937

4,307

12,691

37,733

2,518

40,252

(注) 調整額は、以下のとおりであります。

1 セグメント資産の調整額127,747百万円には、各報告セグメントに配分していない全社資産が含まれております。全社資産は、主に報告セグメントに帰属しない現金及び預金等であります。

2 減価償却費の調整額2,809百万円は、本社建物等の償却額であります。

3 有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額2,518百万円は、報告セグメントに帰属しない全社資産の増加額であります。

 

当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額

合計

 

懸架ばね

シート

精密部品

DDS

産業機器

ほか

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

167,417

292,561

105,612

126,753

124,535

816,879

816,879

セグメント間の内部売上高又は振替高

1,820

1,676

2,751

16,593

22,841

△22,841

169,237

294,237

108,363

126,753

141,128

839,721

△22,841

816,879

セグメント利益(営業利益)

727

8,052

3,651

26,058

7,294

45,784

45,784

セグメント資産

142,917

147,843

97,831

70,996

135,692

595,281

143,168

738,450

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費

5,916

4,904

5,633

5,999

5,307

27,760

2,693

30,454

持分法適用会社への投資額

3,728

6,831

349

10,908

10,908

有形固定資産及び

無形固定資産の増加額

8,843

5,767

10,627

5,641

13,307

44,188

3,486

47,675

(注) 調整額は、以下のとおりであります。

1 セグメント資産の調整額143,168百万円には、各報告セグメントに配分していない全社資産が含まれております。全社資産は、主に報告セグメントに帰属しない現金及び預金等であります。

2 減価償却費の調整額2,693百万円は、本社建物等の償却額であります。

3 有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額3,486百万円は、報告セグメントに帰属しない全社資産の増加額であります。

 

【関連情報】

前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

1 製品及びサービスごとの情報

 セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

2 地域ごとの情報

(1)売上高

(単位:百万円)

 

日本

アメリカ

タイ

その他

合計

398,186

128,315

162,692

112,503

801,698

 

(2)有形固定資産

(単位:百万円)

 

日本

アメリカ

タイ

その他

合計

113,051

25,179

23,231

23,896

185,359

 

3 主要な顧客ごとの情報

 外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がいないため、記載を省略しております。

 

当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)

1 製品及びサービスごとの情報

 セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

2 地域ごとの情報

(1)売上高

(単位:百万円)

 

日本

アメリカ

タイ

その他

合計

396,897

128,110

174,368

117,503

816,879

 

(2)有形固定資産

(単位:百万円)

 

日本

アメリカ

タイ

その他

合計

120,907

25,957

25,691

24,555

197,112

 

3 主要な顧客ごとの情報

 外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がいないため、記載を省略しております。

 

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

全社・消去

合計

 

懸架ばね

シート

精密部品

DDS

産業機器

ほか

減損損失

319

111

431

431

 

当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

全社・消去

合計

 

懸架ばね

シート

精密部品

DDS

産業機器

ほか

減損損失

1,640

1,384

6,809

9,835

9,835

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

 該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)

 該当事項はありません。