事業内容
セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります
-
売上
-
利益
-
利益率
最新年度
セグメント名 | 売上 (百万円) |
売上構成比率 (%) |
利益 (百万円) |
利益構成比率 (%) |
利益率 (%) |
---|---|---|---|---|---|
マーケティング事業 | 5,995 | 96.8 | 963 | 87.6 | 16.1 |
インベストメント事業 | 197 | 3.2 | 136 | 12.4 | 69.2 |
事業内容
3【事業の内容】
当社グループは、2025年3月31日現在、当社及び連結子会社5社(株式会社zenplus、株式会社Mimi Beauty、CARAFUL株式会社、株式会社クレマンスラボラトリー、一般社団法人涼香会)により構成されており、「マーケティング事業」と「インベストメント事業」の2つの事業を展開しております。なお、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(収益認識関係)」に掲げるセグメントの区分と同一であります。
各事業の内容、並びに当該事業を構成する提出会社及び関係会社は以下のとおりであります。
事業・領域の内容 |
構成する会社 |
マーケティング事業 |
|
<美容マーケティング領域> 主に美容カテゴリにおける企業のマーケティング支援 |
トレンダーズ株式会社 株式会社zenplus 株式会社Mimi Beauty CARAFUL株式会社 |
<メディカルマーケティング領域> 自由診療クリニックのマーケティング・運営DX支援 クリニック専売品の開発・販売 |
トレンダーズ株式会社 株式会社クレマンスラボラトリー 一般社団法人涼香会 |
インベストメント事業 |
|
成長事業・企業に向けた投資事業 |
トレンダーズ株式会社 |
[事業系統図]
当社グループの、提出日現在における主要な事業系統図は以下のとおりです。
業績
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
(経営成績の状況)
当社グループが属するインターネット広告市場は、社会のデジタル化に伴って着実に成長を続けており、2024年の市場規模は3兆6,517億円(前年比9.6%増)となりました。同年の日本の総広告費は7兆6,730億円(前年比4.9%増)で、調査が開始されてから過去最高を更新しておりますが、インターネット広告費は日本の総広告費の47.6%を占めており、インターネット広告が広告市場全体を支え、牽引している状況といえます。(株式会社電通「2024年 日本の広告費」)。
インターネットが社会全体のインフラとなっている現在、インターネットでアクセスできる各種プラットフォームやWebサイト、Webサービス等は、生活者にとって欠かせない情報源です。中でも、多種多様なアカウントより発信される情報をリアルタイムで入手できるSNSは、生活者の意識や購買行動に与える影響力を増しており、企業においても、SNSを活用したマーケティングに注力する動きが加速しております。
こうした環境のもと、当社グループにおいては、事業の選択と集中を図りながら、さらなる成長を見据えた事業投資を実施しつつ、顧客企業及び生活者のニーズに合致するSNSを軸としたマーケティングソリューションの開発・提供に注力いたしました。
以上の結果、当連結会計年度の業績は以下の通りとなりました。
売上高 |
6,191,610千円 |
(前期比9.1%増) |
営業利益 |
988,680千円 |
(前期比25.3%増) |
経常利益 |
991,738千円 |
(前期比28.1%増) |
親会社株主に帰属する当期純利益 |
600,742千円 |
(前期比25.2%増) |
セグメント別の業績は以下の通りです。
(a)マーケティング事業
マーケティング事業は、「美容マーケティング領域」「メディカルマーケティング領域」の2領域から構成されます。各領域の内容は以下の通りであります。
<美容マーケティング領域>
主に美容カテゴリの顧客企業に向けたマーケティング支援
<メディカルマーケティング領域>
自由診療クリニックのマーケティング支援・運営DX支援とクリニック専売品の開発・販売
本事業においては、美容マーケティング領域(インフルエンサーマーケティング、Mimi Beauty)が好調に推移してまいりました。
以上の結果、当連結会計年度の業績は以下の通りとなりました。
売上高 |
5,994,860千円 |
(前期比8.1%増) |
セグメント利益 |
963,135千円 |
(前期比13.6%増) |
(b)インベストメント事業
インベストメント事業は、保有する資金を効果的、効率的に運用するため、非上場会社を始めとする成長事業・企業への投資を行っております。
本事業においては、営業投資有価証券の売却による売上高(売上高85百万円、営業利益26百万円)、及び営業投資有価証券として保有する社債の利息収益を計上しました。
以上の結果、当連結会計年度の業績は以下の通りとなりました。
売上高 |
196,749千円 |
(前期比52.5%増) |
セグメント利益 |
136,157千円 |
(前期比91.8%増) |
(財政状態の状況)
(資産)
当連結会計年度末における総資産は8,509,361千円(前連結会計年度比1,721,355千円増加)となり、流動資産合計7,390,763千円、固定資産合計1,118,598千円となりました。総資産増加の主な要因としては、現金及び預金の減少があった一方で、営業投資有価証券、売掛金及びのれんの増加があったことによるものであります。
流動資産の主な内訳は、現金及び預金2,376,969千円、売掛金2,260,576千円、営業投資有価証券2,556,037千円であります。
固定資産の内訳は、有形固定資産153,969千円、無形固定資産706,876千円、投資その他の資産257,753千円であります。
(負債)
当連結会計年度末における負債は4,145,885千円(前連結会計年度比1,494,919千円増加)となり、流動負債合計3,402,747千円、固定負債合計743,137千円となりました。負債増加の主な要因としては、長期借入金及び買掛金の増加があったことによるものであります。
流動負債の主な内訳は、買掛金1,176,455千円、短期借入金1,314,220千円であります。
固定負債の主な内訳は、長期借入金704,878千円であります。
(純資産)
当連結会計年度末の純資産は4,363,476千円(前連結会計年度比226,435千円増加)となりました。主な内訳は、資本金647,542千円、資本剰余金783,604千円、利益剰余金3,130,586千円であります。純資産増加の主な要因としては、配当金の支払いや自己株式の取得があった一方で、親会社株主に帰属する当期純利益の計上による利益剰余金の増加があったことによるものであります。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は2,376,969千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は190,905千円(前年同期間は916,351千円の獲得)となりました。この主な要因は、税金等調整前当期純利益の計上や仕入債務の増加があった一方で、営業投資有価証券の増加や売上債権の増加があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は769,005千円(前年同期間は230,833千円の使用)となりました。この主な要因は、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は127,630千円(前年同期間は1,009,920千円の獲得)となりました。この主な要因は、短期借入金の返済による支出や配当金の支払、自己株式の取得による支出があった一方で、長期借入金の借入れによる収入があったことによるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
(1)生産実績
当社グループが行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。
(2)受注実績
当社グループでは、概ね受注から納品までの期間が短いため記載を省略しております。
(3)販売実績
当連結会計年度における販売実績は次のとおりであります。
セグメントの名称 |
販売高(千円) |
前年同期比(%) |
マーケティング事業 |
5,994,860 |
+8.1 |
インベストメント事業 |
196,749 |
+52.5 |
合計 |
6,191,610 |
+9.1 |
(注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先 |
前連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) |
当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) |
||
金額(千円) |
割合(%) |
金額(千円) |
割合(%) |
|
花王株式会社 |
- |
- |
637,575 |
10.3 |
(注)前連結会計年度の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、当該割合が10%未満であるため記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 当連結会計年度の財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
(売上高)
当社グループの当連結会計年度における売上高は、6,191,610千円(前期比9.1%増)となりました。
売上高の増加要因は、マーケティング事業において美容マーケティング領域(インフルエンサーマーケティング、Mimi Beauty)が好調に推移したこと、及び、インベストメント事業において、営業投資有価証券として社債の利息収益に加えて、営業投資有価証券の売却による売上高が発生したことによるものであります。
(各段階利益)
当社グループの各段階利益は、営業利益は988,680千円(前期比25.3%増)、経常利益は991,738千円(前期比28.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は600,742千円(前期比25.2%増)となりました。
各段階利益の増加要因は、売上高と同様、マーケティング事業が好調に推移したことと、インベストメント事業において社債の利息収益及び営業投資有価証券の売却益が発生したことによるものであります。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループは、事業運営上必要な流動性を常に確保し、高い財務健全性を担保することを基本方針としております。必要な運転資金については、手許資金及び事業により創出されるフリーキャッシュ・フローによることを基本としておりますが、M&Aや成長領域への投資において追加的に資金が必要な場合に備え、金融機関からの借入による資金調達を実施しております。
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は2,376,969千円、借入金の残高は2,218,706千円となっております。なお、現金及び現金同等物に加え、営業投資有価証券として半年以内に償還される社債2,400,000千円を有しており、当面の手許流動性について問題はないと考えております。
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
③ 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示について、経営者が過去の実績等を勘案し合理的に見積り・判断を行っておりますが、この見積りには不確実性が内在しているため、実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
セグメント情報
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
(1)報告セグメントの決定方法
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務諸表が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象になっているものであります。
当社グループの報告セグメントは「マーケティング事業」「インベストメント事業」から構成されており、各セグメントに属する事業の種類は次に記載のとおりであります。
(2)各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類
各セグメントに属する製品及びサービスの内容は、下記のとおりであります。
報告セグメント |
属する製品及びサービスの種類 |
マーケティング事業 |
<美容マーケティング領域> 主に美容カテゴリの顧客企業に向けたマーケティング支援 <メディカルマーケティング領域> 自由診療クリニックのマーケティング支援・運営DX支援とクリニック専売品の開発・販売 |
インベストメント事業 |
非上場会社等への投資 |
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表の作成の基礎となる会計処理の方法と一致しております。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
なお、セグメント資産、負債の金額は、事業セグメントに配分していないため、開示しておりません。
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)
|
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|
|
(単位:千円) |
|
|
報告セグメント |
調整額 (注)1 |
合計 (注)2 |
||
|
マーケティング事業 |
インベストメント事業 |
計 |
||
売上高 |
|
|
|
|
|
外部顧客への売上高 |
5,544,558 |
129,017 |
5,673,575 |
- |
5,673,575 |
セグメント間の内部 売上高又は振替高 |
- |
- |
- |
- |
- |
計 |
5,544,558 |
129,017 |
5,673,575 |
- |
5,673,575 |
セグメント利益 |
848,113 |
70,989 |
919,102 |
△130,310 |
788,792 |
その他の項目 |
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|
|
|
|
減価償却費 |
29,502 |
- |
29,502 |
- |
29,502 |
のれん償却額 |
18,117 |
- |
18,117 |
- |
18,117 |
(注)1.セグメント利益の調整額△130,310千円は、全社費用であります。全社費用は、報告セグメントに帰属しない一般管理費等であります。
2.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)
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|
(単位:千円) |
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報告セグメント |
調整額 (注)1 |
合計 (注)2 |
||
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マーケティング事業 |
インベストメント事業 |
計 |
||
売上高 |
|
|
|
|
|
外部顧客への売上高 |
5,994,860 |
196,749 |
6,191,610 |
- |
6,191,610 |
セグメント間の内部 売上高又は振替高 |
- |
- |
- |
- |
- |
計 |
5,994,860 |
196,749 |
6,191,610 |
- |
6,191,610 |
セグメント利益 |
963,135 |
136,157 |
1,099,293 |
△110,613 |
988,680 |
その他の項目 |
|
|
|
|
|
減価償却費 |
36,266 |
- |
36,266 |
- |
36,266 |
のれん償却額 |
18,117 |
- |
18,117 |
- |
18,117 |
(注)1.セグメント利益の調整額△110,613千円は、全社費用であります。全社費用は、報告セグメントに帰属しない一般管理費等であります。
2.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
【関連情報】
前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。
(2)有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。
3.主要な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%を占める相手先がないため、記載を省略しております。
当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。
(2)有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。
3.主要な顧客ごとの情報
(単位:千円) |
||
顧客の名称又は氏名 |
売上高 |
関連するセグメント名 |
花王株式会社 |
637,575 |
マーケティング事業 |
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)
(単位:千円)
|
報告セグメント |
その他 |
全社・消去 |
合計 |
||
|
マーケティング事業 |
インベストメント事業 |
計 |
|||
減損損失 |
19,609 |
- |
19,609 |
- |
- |
19,609 |
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)
(単位:千円)
|
報告セグメント |
その他 |
全社・消去 |
合計 |
||
|
マーケティング事業 |
インベストメント事業 |
計 |
|||
当期償却額 |
18,117 |
- |
18,117 |
- |
- |
18,117 |
当期末残高 |
67,422 |
- |
67,422 |
- |
- |
67,422 |
当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)
(単位:千円)
|
報告セグメント |
その他 |
全社・消去 |
合計 |
||
|
マーケティング事業 |
インベストメント事業 |
計 |
|||
当期償却額 |
18,117 |
- |
18,117 |
- |
- |
18,117 |
当期末残高 |
681,253 |
- |
681,253 |
- |
- |
681,253 |