2024年3月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります

医療関連受託事業 介護事業 こども事業 その他
  • セグメント別売上構成
  • セグメント別利益構成 セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります
  • セグメント別利益率

最新年度

セグメント名 セグメント別
売上高
(百万円)
売上構成比率
(%)
セグメント別
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
医療関連受託事業 70,464 52.1 8,204 74.7 11.6
介護事業 53,895 39.9 2,777 25.3 5.2
こども事業 10,174 7.5 546 5.0 5.4
その他 604 0.4 -542 -4.9 -89.7

事業内容

3【事業の内容】

 当社グループは、当社(株式会社ソラスト)及び当社の関係会社(連結子会社18社、非連結子会社2社、関連会社1社)により構成され、医療関連受託事業、介護事業及びこども事業を中心に事業を展開しています。

 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは、次のとおりです。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分です。

 

(1)医療関連受託事業

 当社において、約1,400の医療機関を対象に全国で医療事務関連業務、医事周辺業務、病院経営支援業務等を、業務受託及び人材派遣によって行っています。

 なお、組織変更を伴う構造改革を実施したのを機に、2024年4月1日より経営管理区分を変更したことに伴い、2024年度から「医療関連受託事業」の名称を「医療事業」に変更するとともに、従来「その他」区分に含まれていた「教育事業」は報告セグメントの「医療事業」に含めることとしています。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な後発事象)」に記載のとおりです。

 

① 当社の提供する主なサービスの内容

区分

サービスの内容

医療事務関連業務

受付業務、クラーク業務、会計業務、外来・入院算定業務、診療報酬請求業務、DPC関連業務、他

医事周辺業務

医師事務作業補助業務、宿日直業務、看護補助業務、院内物流業務、他

病院経営支援業務

病院経営コンサルティング、病院事務運営、診療情報管理支援、IT関連サービス、地域連携支援、他

その他

医療事務や病院経営分野の各種調査・分析、資料作成、講演・研修、他

 

② 当社と取引する病院契約数の推移

 

2019年度

2020年度

2021年度

2022年度

2023年度

病院契約数(件)

538

526

526

570

562

(注)1.病床数20床以上の入院施設を持つ医療機関を病院として区分しています。

2.病院契約数は、各年度第4四半期(1-3月)中に1か月以上、単月100万円以上の売上高が計上された病院数の合計です。期間中の新規の受注契約やコンサルティング契約を含みます。

 

(2)介護事業

 当社グループにおいて、主に関東圏・中京圏・関西圏で通所介護(デイサービス)や訪問介護(ホームヘルプ サービス)等の在宅介護サービスを核に、認知症対応型共同生活介護(グループホーム)、居宅介護支援、短期入所生活介護(ショートステイ)、特定施設入居者生活介護(介護付有料老人ホーム)、都市型軽費老人ホーム(ケアハウス)、住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅等の多様な介護サービスの提供を行っています。

 

当社グループが運営する介護事業所数の推移(ヶ所)

 

 

2020年

3月末

2021年

3月末

2022年

3月末

2023年

3月末

2024年

3月末

訪問介護(ホームヘルプサービス)

72

151

151

152

161

通所介護(デイサービス)

166

193

194

190

214

居宅介護支援

64

92

87

90

96

認知症対応型共同生活介護

(グループホーム)

71

85

97

103

109

短期入所生活介護(ショートステイ)

18

18

18

18

19

有料老人ホーム

34

39

39

39

45

サービス付き高齢者向け住宅

8

8

8

11

12

小規模多機能型居宅介護

18

22

30

33

35

都市型軽費老人ホーム(ケアハウス)

12

12

12

12

12

その他

13

13

12

15

21

合計

476

633

648

663

724

(注)1.介護事業所数には、各年度中における新設、休止、閉鎖及びM&A(事業譲受や子会社化等)による増減を反映しています。

2.訪問介護(ホームヘルプサービス)の事業所数には、家事代行が含まれています。

3.その他には訪問看護、福祉用具貸与・販売、定期巡回・随時対応型訪問介護看護等が含まれています。

4.上記のほかフランチャイズが24ヶ所あります。

 

(3)こども事業

 当社グループにおいて、認可保育所を中心に、認証保育所、小規模保育所、病後児保育室等の保育サービスの提供等を行っています。

 

当社グループが運営する保育施設数の推移(ヶ所)

 

 

2020年

3月末

2021年

3月末

2022年

3月末

2023年

3月末

2024年

3月末

保育施設

16

18

66

66

68

(注)保育施設数には、各年度中における新設、休止、閉鎖及びM&A(事業譲受や子会社化等)による増減を反映しています。

 

(4)その他

 主に、教育事業、スマートホスピタル事業等を行っています。教育事業は、当社において、企業・団体顧客・個人向けに医療事務や介護関連教育講座の提供や、株式会社技能認定振興協会において、それらに係る技能認定試験業務等を提供しています。スマートホスピタル事業は、当社において、クリニックを中心とした全国の医療機関を対象に、医療事務関連業務を遠隔で提供しています。

 

(事業系統図)

 当社及び当社グループの各事業の関わりを事業系統図によって示すと次のとおりです。

(注)2024年4月1日付で、当社は連結子会社である株式会社こころケアプランを吸収合併しました。

 

業績

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

 経営者の視点による当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。

 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日2024年6月27日現在において判断したものです。

 

①経営成績の状況

 当連結会計年度における当社グループを取り巻く事業環境は、以下のような状況や変化がありました。

・医療関連受託事業においては、病院を中心とした医療機関における医療事務の外部委託ニーズが安定して推移しました。加えて、2024年4月に施行された「医師の働き方改革」の対応に向けて、医師の事務作業の負担軽減を目的とした医師事務作業補助者の確保に対する高いニーズが見られました。

・介護事業においては、高齢化を背景に介護サービスの需要が着実に増加しています。なお、2023年の国内の75歳以上人口は2,005万人と初めて2,000万人を超え、前年より72万人増加しました(出典:総務省「人口推計」)。

・新型コロナウイルスにおいては、感染症法上の位置づけが2023年5月8日から5類感染症に変更されました。社会・経済や生活環境は、コロナ禍前の平時の状況に戻りつつあり、介護業界でもご利用者様のサービス利用において同様の傾向が見られました。一方で、夏場の第9波による感染拡大時や冬場の季節性インフルエンザとの同時流行時には、デイサービスを中心にご利用者様のサービスの利用控え等が見られ、介護業界には新型コロナウイルスによる影響が一部残る形となりました。

・雇用の環境においては、2023年平均の有効求人倍率が1.31倍(季節調整値)で前年を0.03ポイント上回る等(出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」)、引き続き改善傾向にあります。一方、介護分野の有効求人倍率は3倍を超える高い水準にある等、依然として医療事務・介護・保育分野における適時適切な人材の採用は業界全体の重要課題となっています。

 

 このような事業環境の中、2023年度における当社グループの業績は、前年比で増収営業減益となりました。売上高は、介護事業で2022年度及び2023年度に実施したM&Aの貢献等により、前年比3.1%増の135,139百万円となり、11年連続の増収を達成しました。営業利益は、例年以上の賃上げによる人件費の増加、医療関連受託事業における新規受託による立ち上げ費用の発生及び全社費用の増大等により、前年比12.8%減の5,517百万円となりました。経常利益は前年比17.5%減の5,564百万円となりました。特別損益については、介護事業において2023年6月に株式会社ソラストケア(旧社名:三井住友海上ケアネット株式会社、以下「ソラストケア」)及びソラストケアネットワーク株式会社(旧社名:総合ケアネットワーク株式会社、以下「ソラストケアネットワーク」)を子会社化したことに伴う負ののれん発生益2,828百万円を計上した一方で、オフィスの統合や介護事業所等の減損損失、スマートホスピタル事業と教育事業の事業構造改革及び社内組織再編に伴う構造改革の費用等を計上しました。その結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前年比28.8%減の2,257百万円となりました。

 

 2023年度の業績結果は以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

2022年度

2023年度

増減

増減率

売上高

131,088

135,139

+4,051

+3.1%

営業利益

(同率)

6,325

(4.8%)

5,517

(4.1%)

△808

 

△12.8%

 

経常利益

(同率)

6,747

(5.1%)

5,564

(4.1%)

△1,182

 

△17.5%

 

親会社株主に帰属する当期純利益

(同率)

 

3,172

(2.4%)

 

2,257

(1.7%)

 

△915

 

 

△28.8%

 

 

 

<事業セグメント別の状況>

[医療関連受託事業]

 医療関連受託事業は、品質・営業・運営力の大幅な向上を目指し、次世代医療事業オペレーションの構築に向けた取り組みを進めました。売上高については、請負・派遣業務において契約の新規受託が好調に推移する一方で、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に変更されたことに伴い、コロナ関連業務が前年より52億円減少したこと等により、前年比2.2%減の70,464百万円となりました。営業利益は、請負・派遣業務の増収による増益等の一方、コロナ関連業務の減収に伴う減益、例年以上の賃上げによる人件費の増加、新規受託による立ち上げ費用や次世代医療事業オペレーションへの移行に伴う営業支援等のシステムの導入によるコスト等により、前年比8.4%減の8,204百万円となりました。

 

[介護事業]

 介護事業は、2023年6月にソラストケア及びソラストケアネットワークを、2023年7月に株式会社メディカルライフケア及びポシブル医科学株式会社を子会社化しており、介護事業所数が前年度末より61ヶ所増加しました。売上高については、2022年度及び2023年度に実施したM&Aや新規開設事業所の業績への貢献に加えて、コロナ禍の長期化により低迷したデイサービスの利用者数も改善しつつあり、前年比11.0%増の53,895百万円となりました。営業利益は、賃上げによる人件費の増加、M&Aに伴うデューデリジェンス費用及び仲介手数料の発生等の減益要因があったものの、デイサービス等の介護サービス利用の回復や前年度に発生した介護職員処遇改善支援補助金による反動等により、前年比10.2%増の2,777百万円となりました。

 

[こども事業]

 こども事業は、2022年2月に子会社化した株式会社こころケアプランの決算期変更に伴い、前年度第1四半期において2022年2月から6月までの5か月間の業績を計上(以下「決算期変更に伴う会計処理」)したことの反動等による減収要因がありました。一方で、2023年の公定価格の見直しによる単価の上昇及び2023年4月に認可保育所2ヶ所を新規開設したことによる園児数の増加等により、売上高は前年比2.5%増の10,174百万円となり初めて100億円を超えました。営業利益は、決算期変更に伴う会計処理の影響等の減益要因があったものの、園児数増に起因した稼働率改善等により、前年比8.4%増の546百万円となりました。

 

[その他]

 教育事業は、2022年4月の診療報酬改定に伴う書籍販売数の一時的な増加の影響が一巡したこと等により、売上高は前年比22.1%減となりました。

 スマートホスピタル事業は、リモート医事サービスの顧客数の増加に伴い、売上高は前年比91.9%増となりました。損益面においては、売上高が固定費を上回ることができず引き続き損失を計上しましたが、2023年10月の事業構造改革以降は順調に収益性を改善しました。

 以上の結果、その他の売上高は前年比2.2%増の604百万円、営業損失は542百万円となりました。

 

[全社費用]

 全社費用は、IT関連投資及びシステムに係る減価償却費、採用活動を積極的に進めたことに伴う求人費等が増加したことにより、5,469百万円となりました。

 

[売上高]

(単位:百万円)

 

2022年度

2023年度

増減

増減率

医療関連受託事業

72,029

70,464

△1,564

△2.2%

介護事業

48,536

53,895

+5,358

+11.0%

こども事業

9,930

10,174

+243

+2.5%

その他

591

604

+13

+2.2%

合計

131,088

135,139

+4,051

+3.1%

 

 

[営業利益]

(単位:百万円、( )内は営業利益率)

 

2022年度

2023年度

増減

増減率

医療関連受託事業

 

8,960

(12.4%)

8,204

(11.6%)

△755

 

△8.4%

 

介護事業

 

2,521

(5.2%)

2,777

(5.2%)

+256

 

+10.2%

 

こども事業

 

504

(5.1%)

546

(5.4%)

+42

 

+8.4%

 

その他

 

△607

(-)

△542

(-)

+64

 

 

全社費用

 

△5,053

(-)

△5,469

(-)

△416

 

 

合計

 

6,325

(4.8%)

5,517

(4.1%)

△808

 

△12.8%

 

 

[介護事業所数及び保育施設数]

 

2023年3月末

2024年3月末

増減

介護事業所数

663

724

+61

保育施設数

66

68

+2

(注)上記<事業セグメント別の状況>に記載している“売上高”は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」の“外部顧客への売上高”を、“全社費用”は“調整額”の数値を記載しています。なお、“調整額”は、主に報告セグメントに帰属しない費用等であり、各報告セグメントに配分していないものです。

 

  ②キャッシュ・フローの状況

 “営業活動によるキャッシュ・フロー”は、税金等調整前当期純利益4,141百万円に、減損損失、のれん償却額及び負ののれん発生益等の非資金項目の計上、社会保険料の支払いが金融機関休業日の影響で繰り越されたことによる未払金及び預り金の増加、法人税等の支払額等を加減した結果、7,858百万円の収入となりました。なお、前年度は9,012百万円の収入でした。

 “投資活動によるキャッシュ・フロー”は、M&Aや固定資産の取得に伴う支出等により、2,762百万円の支出となりました。なお、前年度は2,171百万円の支出でした。

 “財務活動によるキャッシュ・フロー”は、新規借入と借入金返済による収支差が1,765百万円の収入となった一方、配当金の支払額、自己株式の取得による支出等により、1,837百万円の支出となりました。なお、前年度は5,211百万円の支出でした。

 以上の結果、“現金及び現金同等物の期末残高”は前年度末より3,258百万円増加し、15,115百万円となりました。

 

③財政状態の状況

 前年度末と比較し、“資産の部”においては、M&Aに伴う土地等の有形固定資産の増加、現金及び預金や売掛金の増加等により、資産合計は5,346百万円増加しました。

 “負債の部”においては、長期借入金の増加、当年度末が金融機関の休業日であったため社会保険料の支払いが来年度に繰り越されたことによる未払金及び預り金の増加等により、負債合計は6,434百万円増加しました。

 “純資産の部”においては、親会社株主に帰属する当期純利益2,257百万円の計上があったものの、配当金の支払い1,887百万円及び自己株式の取得1,499百万円の計上等により、純資産は1,087百万円減少しました。

 

④資本の財源及び資金の流動性

 当社グループの資金需要のうち主なものは、厳選した介護事業のM&A、介護施設の新規開設、医療事業の顧客拡張や商材拡充を目的とした各種施策、新たな成長の柱の開拓に向けた外部パートナーとの連携やM&A等です。これらの資金需要には、営業活動から得た自己資金を最優先として対応する予定です。不足する分については、資本効率やリスク管理に配慮しながら、金融機関からの借入等を活用する予定です。

 

⑤重要な会計方針及び見積り

 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されています。これら連結財務諸表の作成にあたって、決算日における資産・負債の報告数値及び報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積り及び仮定設定を行わねばなりません。経営者は、これらの見積り及び判断について、継続して評価を行っており、過去の実績や状況に応じて合理的と思われる様々な要因に基づき、見積り及び判断を行っています。また、その結果は資産・負債の簿価及び収益・費用の報告数字についての判断の基礎となります。見積りには特有の不確実性が存在するため、実際の結果は、これら見積りと異なる場合があります。

 なお、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりです。

 

⑥生産、受注及び販売の実績

[生産実績]

 該当事項はありません。

 

  [受注実績]

 該当事項はありません。

 

  [販売実績]

 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。

(単位:百万円)

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

前年比

医療関連受託事業

70,464

△2.2%

介護事業

53,895

+11.0%

こども事業

10,174

+2.5%

報告セグメント計

134,534

+3.1%

その他

604

+2.2%

合計

135,139

+3.1%

 (注)セグメント間の取引については相殺消去しています。

 

セグメント情報

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1.報告セグメントの概要

 当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。

 当社グループは、社内業績管理単位であるサービス別形態を基礎とし、「医療関連受託事業」、「介護事業」及び「こども事業」の3つを報告セグメントとしています。

 「医療関連受託事業」は、受付、会計、診療報酬請求業務、病院経営支援業務等の医療事務関連業務の受託・人材派遣等を行っています。

 「介護事業」は、訪問介護(ホームヘルプサービス)、通所介護(デイサービス)、特定施設入居者生活介護(介護付有料老人ホーム)、都市型軽費老人ホーム(ケアハウス)、住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、短期入所生活介護(ショートステイ)、居宅介護支援、認知症対応型共同生活介護(グループホーム)、小規模多機能型居宅介護、訪問看護、福祉用具貸与・販売等の介護サービスの提供を行っています。

 「こども事業」は、認可保育所、認証保育所、小規模保育所、病後児保育室等の保育サービスの提供を行っています。

 

2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額の算定方法

 報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一です。

 報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値です。

 セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいています。

 

3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額に関する情報及び収益の分解情報

前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)1

合計

調整額

(注)2

連結財務諸表計上額

 (注)3

 

医療関連受託事業

介護事業

こども

事 業

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

医療請負

63,933

63,933

63,933

63,933

医療派遣

7,242

7,242

7,242

7,242

介護

48,536

48,536

48,536

48,536

こども

9,930

9,930

9,930

9,930

その他

853

853

572

1,425

1,425

顧客との契約から生じる収益

72,029

48,536

9,930

130,496

572

131,069

131,069

その他の収益

19

19

19

外部顧客への売上高

72,029

48,536

9,930

130,496

591

131,088

131,088

セグメント間の内部売上高又は振替高

72,029

48,536

9,930

130,496

591

131,088

131,088

セグメント利益又は損失(△)

8,960

2,521

504

11,986

△607

11,378

△5,053

6,325

セグメント資産

8,991

36,931

11,077

57,000

216

57,217

12,635

69,852

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費

57

819

200

1,077

20

1,098

303

1,401

のれんの償却額

2

1,408

323

1,733

1,733

1,733

有形固定資産及び無形固定資産の増加額

178

1,333

552

2,064

24

2,089

201

2,291

 (注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない教育事業、スマートホスピタル事業、不動産賃貸及び損害保険代理店業務等を含んでいます。

2.調整額の内容は以下のとおりです。

(1)セグメント利益又は損失(△)の調整額△5,053百万円は、各報告セグメントに配分していない全社費用です。

全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費です。

(2)セグメント資産の調整額12,635百万円は、各報告セグメントに配分していない全社資産です。

全社資産は、主に報告セグメントに帰属しない余資運用資金等です。

(3)減価償却費の調整額303百万円は、各報告セグメントに配分していない全社費用です。

全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費です。

(4)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額201百万円は、各報告セグメントに配分していない全社資産の設備投資額です。

3.セグメント利益又は損失(△)は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っています。

 

当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)1

合計

調整額

(注)2

連結財務諸表計上額

 (注)3

 

医療関連受託事業

介護事業

こども

事 業

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

医療請負

62,091

62,091

62,091

62,091

医療派遣

7,371

7,371

7,371

7,371

介護

53,809

53,809

53,809

53,809

こども

10,174

10,174

10,174

10,174

その他

1,001

80

1,082

557

1,639

1,639

顧客との契約から生じる収益

70,464

53,889

10,174

134,528

557

135,086

135,086

その他の収益

5

5

47

53

53

外部顧客への売上高

70,464

53,895

10,174

134,534

604

135,139

135,139

セグメント間の内部売上高又は振替高

70,464

53,895

10,174

134,534

604

135,139

135,139

セグメント利益又は損失(△)

8,204

2,777

546

11,529

△542

10,986

△5,469

5,517

セグメント資産

9,266

40,361

10,061

59,689

216

59,905

15,294

75,199

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費

84

916

186

1,187

23

1,210

304

1,515

のれんの償却額

8

1,513

301

1,823

1,823

1,823

有形固定資産及び無形固定資産の増加額

216

7,105

37

7,359

47

7,406

360

7,767

 (注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない教育事業、スマートホスピタル事業、不動産賃貸及び損害保険代理店業務等を含んでいます。

2.調整額の内容は以下のとおりです。

(1)セグメント利益又は損失(△)の調整額△5,469百万円は、各報告セグメントに配分していない全社費用です。

全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費です。

(2)セグメント資産の調整額15,294百万円は、各報告セグメントに配分していない全社資産です。

全社資産は、主に報告セグメントに帰属しない余資運用資金等です。

(3)減価償却費の調整額304百万円は、各報告セグメントに配分していない全社費用です。

全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費です。

(4)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額360百万円は、各報告セグメントに配分していない全社資産の設備投資額です。

3.セグメント利益又は損失(△)は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っています。

 

【関連情報】

1.製品及びサービスごとの情報

 セグメント情報の中で同様の情報を開示しているため、記載を省略しています。

 

2.地域ごとの情報

 本邦以外の国又は地域に所在する連結子会社及び在外支店がないため、該当事項はありません。

 

3.主要な顧客ごとの情報

 外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める特定の顧客への売上高がないため、記載事項はありません。

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

医療関連

受託事業

介護事業

こども事業

その他

全社・消去

合計

減損損失

5

453

180

23

664

 

当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

医療関連

受託事業

介護事業

こども事業

その他

全社・消去

合計

減損損失

2,756

16

5

236

3,015

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

医療関連

受託事業

介護事業

こども事業

その他

全社・消去

合計

当期償却額

2

1,408

323

1,733

当期末残高

22

13,074

3,558

16,656

 

当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

医療関連

受託事業

介護事業

こども事業

その他

全社・消去

合計

当期償却額

8

1,513

301

1,823

当期末残高

14

12,106

3,257

15,377

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

 該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

 「介護事業」において、株式会社ソラストケア及びソラストケアネットワーク株式会社の株式を取得し、連結の範囲に含めたことにより、負ののれん発生益を認識しています。当該事項による負ののれん発生益の計上額は、2,828百万円です。