ストーリー・沿革
サマリ
東洋エンジニアリングは、プラント建設を通じて暮らしの基盤を支える会社です。強みは、尿素やメタノールなどの自社技術と、顧客と構想段階から組む共創エンジニアリングです。DXoT、AWP、EffiMate™を使い、EPCの品質と採算を高めています。地熱、燃料アンモニア、合成燃料などにも挑み、次代のエネルギー開発を形にしようとしています。
過去
現在
未来
目指す経営指標
・2026年度以降の次期中計期間で、安定的にROE 8~10%超を目指す
・当面、自己資本比率25%以上を目標とする
・2025年度に当期利益50億円以上を見込む
・2025年度の配当は25円、配当性向29.3%を予定する
・配当性向は原則25%以上を基本方針とする
・新たな中計が始まる次年度以降、PBR1.0倍以上を目指す
・DXoTで所要工数50%削減、工事費15%削減、生産性6倍を目指す
・GHG排出量は2030年に2021年比30%削減を目標とする
トップメッセージの要約
対話
不良案件は絶対に受注しない
フロー型×ストック型
新しいことに挑戦する
用語解説
「Engineering, Procurement and Construction」の略で、プラント建設に必要な設計、調達、工事を一体で担う事業です。東洋エンジニアリングでは、安全、品質、納期、コストを管理しながら、化学、肥料、石油、ガス、医薬、発電などのプラントを建設する中核事業を指します。
■非EPCビジネス
プラントを建設するEPCそのものではなく、EPCで培った知見を使う事業です。東洋エンジニアリングでは、ライセンス提供や技術・ビジネスコンサルティングなどを通じて、顧客の事業づくりや運営を支援する領域を指します。
■共創エンジニアリング
顧客と構想段階から対話を重ね、案件を一緒に形にしていく東洋エンジニアリングの取り組みです。従来の一括受注型とは異なり、計画や設計、工程の精度を高め、追加コストの抑制にもつなげる進め方です。
■DXoT
「Digital Transformation of TOYO」の略です。東洋エンジニアリングが進めるデジタル変革の取り組みで、EPC案件のリスク管理、生産性向上、プロジェクトの可視化などに使われます。
■AWP
「Advanced Work Packaging」の略です。プロジェクトを管理しやすい単位に分け、図面、材料、リソースなどの条件をあらかじめ整理して進める手法です。東洋エンジニアリングでは、EPC案件の設計、調達、工事を効率化し、工期短縮や利益率向上につなげる仕組みとして使われています。
■EffiMate™
AWPの基幹システムとして東洋エンジニアリングが独自開発したスケジュール最適化システムです。最適な工程計画を作り、必要なリソースを見積もることで、プロジェクトをより効率的に進めるために使われます。
■コーポレートマネジメントコックピット
東洋エンジニアリングがプロジェクト管理に使うDXoT関連のシステムです。利益創出シミュレーションや完工までのリソース分析を行い、プロジェクトの健全性や安全性を見える化します。
■FPSO
「Floating Production, Storage and Offloading System」の略です。海上で石油やガスを生産し、貯蔵し、積み出すための浮体式設備を指します。東洋エンジニアリングでは、収益基盤の安定化に関わる重要な事業領域として位置づけられています。
■TOYO VISION 2040
東洋エンジニアリングが2040年を見据えて策定した長期経営ビジョンです。EPCの枠を超え、社会価値を共創・実装するエンジニアリングパートナーへ変わることを目指しています。
■フロー型×ストック型
東洋エンジニアリングが掲げる二軸の収益モデルです。フロー型はEPC案件の完工ごとに売上を得る短期サイクルの事業です。ストック型はO&M、DXプラットフォーム利用料、ライセンス料などで継続的な収益を得る長期サイクルの事業です。
■プラントライフサイクル
プラントの計画、建設、運用、保守など、プラントの一生全体を指す考え方です。東洋エンジニアリングは、建設だけでなく、その後の運用や価値向上まで支援する事業展開を目指しています。
■O&M
「Operation & Maintenance」の略で、プラントの運用と保守を指します。東洋エンジニアリングのストック型ビジネスでは、プラントを建設した後も顧客を継続的に支援する収益源の一つとして位置づけられています。
■地熱カーボンニュートラルパーク構想
東洋エンジニアリングが掲げる次世代型地熱フィールド開発の構想です。地熱発電だけでなく、その電力を使った水素やアンモニアの製造、熱水に含まれる鉱物資源の回収、地熱の直接利用などを組み合わせ、地熱資源の価値を高める考え方です。
■クローズドループ技術
地上と地下をつなぐループを設置し、その中に流体を循環させて地下の熱を活用する発電方式です。地熱カーボンニュートラルパーク構想では、地熱発電の対象地域を広げる技術の一つとして位置づけられています。
■バイナリー発電
水より沸点の低い作動流体を使って発電する方式です。比較的低い温度の熱でも発電に活用できるため、地熱資源をより有効に使うための技術として説明されています。
沿革
2 【沿革】
当社は、1961年5月東洋高圧工業株式会社(現・三井化学株式会社)の工務部門が分離独立して、資本金3億円、商号東洋エンジニアリング株式会社として設立されました。
その後当社は、株式の額面金額を500円から50円に変更するための法律上の手続として、事業活動を行っていなかった同一商号の東洋エンジニアリング株式会社(合併会社、1944年11月に設立され、1971年12月に旧商号寿商事株式会社より商号変更)に、吸収合併される形式で1979年4月1日を合併期日とする合併を行っております。したがって企業の実態は被合併会社である東洋エンジニアリング株式会社が合併後もそのまま存続しているのと同様の状態となっております。このため、本報告書においては特に記載のないかぎり、実質上の存続会社である当社に関して記載しております。
当社および子会社の沿革は次のとおりであります。
関係会社
4 【関係会社の状況】
(注) 1 特定子会社であります。
2 東洋工程(上海)有限公司、Toyo Engineering India Private LimitedおよびPT. Inti Karya Persada
Tehnikについては、完成工事高(連結会社相互間の内部完成工事高を除く)の連結完成工事高に占める割合が10%を超えております。
主要な損益情報等
3 債務超過会社であり、債務超過額は29,410百万円であります。
4 議決権の所有または被所有割合欄の〔 〕内は、緊密な者または同意している者の所有割合で外数であります。