2025.10.02更新

コーポレートストーリー

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書2025

サマリ

日機装は「インダストリアル」「航空宇宙」「メディカル」の3事業で、極低温・流体制御などの独自技術を軸に社会のインフラを支える企業。LNG などの低・脱炭素分野で、-162℃の極低温機器やグローバルサービス網(CE&IG買収で強化)を強みに需要を獲得。透析装置は開発〜製造〜販売〜保守を一貫提供し、現場密着の対応力で信頼を築く。「真のグローバル企業」へ組織変革を進め、成長加速を狙う。

目指す経営指標

2028年度に「資本コストを上回るROE10%以上」の創出を視野。

気候目標:2025年にGHG排出量15%減、2030年に30%減(いずれも対基準年、TCFD開示より)。

専門用語

■CE&IG(Cryogenic Industries グループ)
同社が買収により取り込んだ極低温機器の事業グループ。LNG などの液化ガス分野で、製品ラインアップとグローバルな保守・サービス網の強化に寄与している。

■極低温機器
LNG など非常に低温の液化ガスを安全かつ確実に扱うための装置群。輸送や貯蔵、設備運用に必要な技術と保守ノウハウを含むのが同社の強みである。

■「-162℃」
LNG を扱う際の代表的な温度帯を示す数値。こうした極低温条件での設計・製造・保守が可能であることを示す同社技術力の指標として用いられている。

■インダストリアル事業
LNG を中心としたエネルギートランジション関連の装置・機器と、据付後のオーバーホール/メンテナンスまでを一体で提供する同社の主力領域。各地域で案件獲得から保守までをグローバルに担う。

■メディカル事業(血液透析装置の一貫提供)
血液透析装置について、開発・製造・販売・アフターサービスを自社で完結する運営形態。医療現場に密着した対応力とサービスネットワークが特徴である。

■航空宇宙の「ナセル/カスケード」
同社が供給する航空機エンジン周りの部材の呼称。「ナセル」はエンジン周辺の外装部材、「カスケード」はその中の特定部材を指す用語として用いられている。

■「真のグローバル企業」
経営トップが掲げる組織変革のキーワード。グループの連携を深め、世界各地域で同社の技術とサービスを一体で提供できる体制を指向する表現である。

■データを活かした経営
事業判断の速度と精度を高めるために、現場や装置から得られるデータを意思決定に結びつける取り組み。資源配分や収益性向上といった経営施策の基盤として位置づけられている。