2026.06.11更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: Integrated Report 2025

サマリ

新晃工業は、業務用空調機の先駆者として培った技術を軸に、空調機器の製造・販売だけでなく、工事・サービス、ビル管理まで広げたグループです。空気の質をデザインする「AIR DESIGN COMPANY」を掲げます。データセンター空調機、ヒートポンプ空調機、冷却塔、保守サービスを束ねたバリューチェーンが強みです。展示・実験施設も拡充し、製品力と提案力を同時に磨いています。

目指す経営指標

・2027年3月期までに連結売上高600億円
・2027年3月期までに連結営業利益100億円
・2027年3月期までにROE10%以上
・2027年3月期までに配当性向50%
・2027年3月期までにDOE3.5%(下限)
・2027年3月期までにPBR1倍以上
・2031年3月期までに連結売上高700億円
・2031年3月期までに連結営業利益115億円
・2030年度までにCO₂排出量50%削減(2019年度比、Scope1・2)
・2050年度までにCO₂排出量実質ゼロ(Scope1・2)
・2031年3月期までに年間生産台数7,200台に対応可能な生産体制を確立
・2031年3月期までに製品リードタイム50%短縮(2024年度比)
・2031年3月期までに年間300件以上の資格取得を推奨
・2031年3月期までに外国籍正規雇用30名以上
・2031年3月期までに障がい者雇用18名以上
・2023年度~2032年度のDC市場でグループ売上累計500億円「スマイル500」
・2032年3月期に個別空調売上100億円「プラン100」

用語解説

■AIR DESIGN COMPANY
新晃工業が掲げるミッションです。空気の質をデザインし、条件の異なるさまざまな空間で、人やモノにとって居心地のよい空気質を生み出す会社、という考え方を表しています。日本の空調インフラを支える存在になる、という同社の役割そのものを示す言葉です。

■SSA
「SINKO Scalable Architecture」の略称です。新晃工業のDX戦略の中核で、設計、製造、営業、サービスまでをデジタルでつなぎ、製品開発の迅速化、高品質化、業務効率化を進める考え方です。単なるIT化ではなく、製販体制そのものを進化させるプロジェクトとして位置づけられています。

■SIMA
「SINKO Innovative Manufacturing of AHU」の略称です。2020年に始まった、空調機メーカー共通の課題をDXで解消するためのプロジェクトです。その後、デジタル解析技術を組み合わせたSSAへ進化しており、SIMAはその出発点にあたります。

■SINKOダイレクト
ユーザーが新晃工業の製品データベースから図面検索ができるサービスです。営業や設計の現場で必要な情報にすばやくアクセスできるようにし、Webサービスと基幹データの連携によって、グループ全体の競争力向上と運営効率化につなげる役割を担っています。

■かざしてメンテ
製品本体の二次元バーコードから、メンテナンス情報にアクセスできるサービスです。現場で機器を確認しながら必要な保守情報を取り出せる仕組みで、アフターサービスの効率化や運営の最適化を支えるWebサービスの一つです。

■スマイル500
データセンター市場向けの長期収益計画です。新晃工業、日本ビー・エー・シー、新晃アトモスが、研究開発から製造、販売、アフターサービスまでを一貫してつなぐバリューチェーンをつくり、DC市場で2023年度から2032年度までのグループ売上累計500億円を目指す計画です。名前は、付加価値の曲線が笑顔の口元のような形に見える「スマイルカーブ理論」に由来します。

■プラン100
個別空調の成長計画です。ヒートポンプ空調機やエンジニアリング事業を含めた個別空調で、2032年3月期の単年度売上100億円を目指す構想を指します。製造現場の熱中症対策や体育館空調など、拡大する需要を取り込むための目標として使われています。

■そよ風アリーナ®
体育館空調システムの商品名です。熱中症対策だけでなく、災害時の避難所機能の向上も意識して設計されています。やわらかな風と換気を両立し、快適で安全な空間を提供することが特徴です。資料では、小学校体育館への実証事業や、体感できる展示施設の開設予定も紹介されています。

■オクージオ®
室外機一体型ヒートポンプ空調機の商品名です。個別空調の成長分野で拡販を狙う主力製品の一つとして位置づけられています。環境に配慮した製品群の代表例としても挙げられており、個別空調市場でのシェア向上を支える製品です。

■DE-W型
自立制御を備えたデータセンター空調機の製品名で、「壁吹き型」と説明されています。データセンター向けに、サーバーの温度を安定して管理することを狙った製品で、同社のDC市場本格参入を支える主力機種の一つです。

■健康空調®シリーズ
UVCランプを搭載した製品シリーズです。資料では、2020年以降の製品・技術の歩みの中で紹介されており、空調を通じてよりよい室内環境を提供するための製品群として位置づけられています。

■SINKO AIR CONDITIONING RESCUE
レスキュー空調機というコンセプトで開発された仕組みです。トラックにヒートポンプ空調機と発電機を搭載し、どこでも空調できるようにしたもので、避難所生活の環境改善に貢献すると説明されています。災害時の対応力を意識した、新晃工業らしい提案です。

■SINKO AIR DEVELOPMENT LAB
神奈川工場敷地内に開設した総合実験棟です。特にデータセンター市場向けでは、国内メーカーの参入障壁だった実機による実負荷能力試験を自社で行える重要施設として使われています。顧客が実機を確認できる場でもあり、受注拡大を支える競争基盤です。

■BAC BASE
日本ビー・エー・シーのデータセンター・プラント向け冷却塔展示施設です。SINKO AIR DEVELOPMENT LABと並び、データセンター向けのバリューチェーンを体感できる拠点として整備されています。空調機だけでなく、冷却塔まで含めたグループ提案の強みを見せる施設です。
2026年3月期有価証券報告書より

沿革

 

2 【沿革】

1950年6月

業務用冷暖房機器の製造販売を目的として会社を設立。

1951年4月

わが国最初のクロスフィンコイル及びファンコイルユニットを完成し、製造販売を開始。

1957年8月

空気調和機の製造販売を開始。

1965年8月

東日本の生産拠点として、神奈川県秦野市に新晃空調工業㈱(現 当社 神奈川工場)を設立。

1971年3月

大阪府寝屋川市に技術研究所を設置。

1976年1月

新晃空調サービス㈱(現 新晃アトモス㈱(連結子会社))を設立。

1976年12月

日本ビー・エー・シー㈱(連結子会社)を設立。

1981年3月

西日本の生産拠点として、岡山県津山市に岡山新晃工業㈱(現 当社 岡山工場)を設立。

1982年4月

SINKO AIR CONDITIONING(HONG KONG)LTD.に資本参加。

1985年8月

大阪証券取引所市場第二部に上場。

1987年5月

合弁会社上海新晃空調設備有限公司(現 上海新晃空調設備股份有限公司(連結子会社))を設立。

1988年7月

VC(ベーパークリスタル)事業による工事業への進出。

1992年1月

TAIWAN SINKO KOGYO CO.,LTD.に資本参加。

1995年11月

上海新晃制冷機械有限公司(連結子会社)に資本参加。

1998年1月

上海新晃空調設備有限公司が、ISO9002(現 ISO9001)認証を取得。

1998年3月

当社、新晃空調工業㈱、岡山新晃工業㈱が、共同でISO9001認証を取得。

2003年12月

SINKO SALES(THAILAND)CO.,LTD.(1991年3月資本参加)を完全子会社とする(現 SINKO AIR CONDITIONING(THAILAND)CO.,LTD.(2016年6月 持分法適用関連会社、2026年3月 持分法適用関連会社から除外))。

2005年10月

上海新晃空調設備有限公司は組織変更に伴い、上海新晃空調設備股份有限公司に商号変更。

2006年1月

当社(本社・東京支社・大阪支社・名古屋支社)、新晃空調工業㈱、岡山新晃工業㈱が、共同でISO14001認証を取得(2006年4月技術本部を認証範囲に拡大)。

2009年3月

岡山新晃工業㈱は、新晃空調工業㈱を吸収合併。商号を新晃空調工業㈱へ変更。

2009年7月

研究開発及び技術情報の発信の拠点として、神奈川県秦野市にSINKOテクニカルセンターを新設。

2012年12月

大阪証券取引所市場第一部銘柄に指定。

2013年4月

千代田ビル管財㈱(連結子会社)の全株式を取得し、子会社化。

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所市場第一部に上場。

2016年6月

SINKO AIR CONDITIONING(THAILAND)CO.,LTD.は、第三者割当増資により当社の持分比率が低下したため、持分法適用関連会社へ移行(2026年3月 持分法適用関連会社から除外)。

2020年4月

新晃空調工業㈱及び三井鉄工㈱を吸収合併。

2021年4月

新晃アトモス㈱が新晃空調サービス㈱を吸収合併。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行。

 

 

関係会社

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金又は

出資金
(百万円)

主要な事業の内容

議決権の
所有割合
(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

新晃アトモス㈱

東京都江東区

60

空調機器製造販売事業

100

当社納入製品の修理点検及び保守、製品の販売、役員の兼任有、資金の借入

千代田ビル管財㈱

東京都中央区

30

ビル管理事業等

100

役員の兼任有、資金の借入、役務の受入

日本ビー・エー・シー㈱

東京都世田谷区

300

空調機器製造販売事業

75

製品の販売、役員の兼任有

上海新晃空調設備

股份有限公司

中国 上海市

百万中国元

355

〃

50

部品の仕入、役員の兼任有、技術援助、債務保証

その他3社

 

 

 

 

 

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

SINKO AIR CONDITIONING
(HONG KONG)LTD.

中国 香港

百万HKドル

5

空調機器製造販売事業

49.5

当社グループ製品の販売、役員の兼任有

TAIWAN SINKO
KOGYO CO.,LTD.

台湾 桃園市

百万NTドル

140

〃

25.05

当社グループ製品の製造、役員の兼任有、技術援助

 

(注) 1  上海新晃空調設備股份有限公司は、特定子会社に該当いたします。

2  上海新晃空調設備股份有限公司に対する持分は100分の50以下でありますが、実質的に支配しているため子会社といたしました。

3  下記の会社については売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等

 

 

 

 

 

新晃アトモス㈱

 

上海新晃空調設備

股份有限公司

 

(1) 売上高

14,475百万円

 

7,993百万円

 

(2) 経常利益又は経常損失(△)

4,151百万円

 

△62百万円

 

(3) 当期純利益

2,764百万円

 

13百万円

 

(4) 純資産額

10,113百万円

 

6,288百万円

 

(5) 総資産額

14,815百万円

 

10,780百万円