人的資本
OpenWork(社員クチコミ)-
社員数1,461名(単体) 5,415名(連結)
-
平均年齢40.1歳(単体)
-
平均勤続年数13.9年(単体)
-
平均年収6,304,327円(単体)
従業員の状況
5【従業員の状況】
(1)連結会社の状況
|
2024年12月31日現在 |
|
セグメントの名称 |
従業員数(人) |
|
バルブ事業 |
4,951 |
[495] |
伸銅品事業 |
242 |
[52] |
その他 |
86 |
[133] |
全社(共通) |
136 |
[22] |
合計 |
5,415 |
[702] |
(注)1.従業員数は就業人員数(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む)であり、臨時雇用者数は[ ]内に年間の平均人員を外数で記載しております。
2.臨時従業員には、季節工、パートタイマー及び嘱託契約の従業員を含み、派遣社員を除いております。
3.全社(共通)として記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属しているものであります。
(2)提出会社の状況
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|
|
|
2024年12月31日現在 |
従業員数(人) |
平均年齢(歳) |
平均勤続年数(年) |
平均年間給与(円) |
|
1,461 |
[235] |
40.1 |
13.9 |
6,304,327 |
セグメントの名称 |
従業員数(人) |
|
バルブ事業 |
1,325 |
[213] |
全社(共通) |
136 |
[22] |
合計 |
1,461 |
[235] |
(注)1.従業員数は就業人員数(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む)であり、臨時雇用者数は[ ]内に年間の平均人員を外数で記載しております。
2.臨時従業員には、季節工、パートタイマー及び嘱託契約の従業員を含み、派遣社員を除いております。
3.平均年間給与は基準外賃金(税込額)及び賞与を含んでいます。
4.全社(共通)として記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属しているものであります。
(3)労働組合の状況
当社の労働組合はキッツ労働組合と称し、上部団体のJAMに加盟しております。
2024年12月31日現在における組合員数は1,270名で、労使関係は良好であります。
(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異
① 提出会社
当事業年度(注)4 |
||||
管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1 |
男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2 |
労働者の男女の賃金の差異(%) (注)3 |
||
全労働者 |
正規雇用労働者 |
パート・有期労働者 |
||
7.5 |
70.6 |
83.3 |
82.8 |
72.2 |
(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出しております。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出しております。
3.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出しております。なお、男女間で発生している賃金の差異については、上位役職者数が少ないこと、及び平均勤続年数が男性より短いことが主な理由となっております。当社グループはこれを課題として認識し、引き続き、現在注力している女性の活躍を推進し、多様性の確保を図ってまいります。
4.女性管理職比率及び男性育児休業取得率の詳細については、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (3)人的資本・多様性」をご参照ください。
② 連結子会社
当事業年度(注)4 |
|||||
名称 |
管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1 |
男性労働者の育児休業取得率 (%) (注)2 |
労働者の男女の賃金の差異(%) (注)3 |
||
全労働者 |
正規雇用労働者 |
パート・有期労働者 |
|||
㈱キッツエスシーティー |
0.0 |
66.7 |
66.3 |
72.9 |
69.7 |
㈱キッツメタルワークス |
0.0 |
100.0 |
61.4 |
69.4 |
53.6 |
㈱キッツマイクロフィルター |
0.0 |
66.7 |
66.3 |
69.6 |
68.4 |
(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出しております。また、「0.0」は管理職に女性労働者が存在していないことを示しております。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出しております。
3.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出しております。なお、男女間で発生している賃金の差異については、上位役職者数が少ないこと、及び平均勤続年数が男性より短いことが主な理由となっております。当社グループはこれを課題として認識し、引き続き、現在注力している女性の活躍を推進し、多様性の確保を図ってまいります。
4.女性管理職比率及び男性育児休業取得率の詳細については、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (3)人的資本・多様性」をご参照ください。
5.連結子会社のうち、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではない連結子会社は記載を省略しております。
サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)サステナビリティ共通
当社グループでは、長期経営ビジョンにおいて、サステナビリティ経営を経営戦略の中核に据えています。マテリアリティやKPIをグループ全体で共有し、目標達成に向けた進捗管理を行い、グループ全社員が一丸となって事業を通じた社会課題の解決に取り組むとともに、企業として非財務情報のパフォーマンス向上及び積極的な情報開示に努めてまいります。
■サステナビリティ基本方針とサステナビリティスローガン
サステナビリティ基本方針は、サステナビリティ経営の拠り所であり、サステナビリティスローガンは、変化の激しい世の中において変わること、守ることの重要性を意識し実践していくための社員の道しるべとなっています。
●サステナビリティ基本方針
キッツグループは、企業理念である「キッツ宣言」の実現に向けて
1.事業を通じた社会課題の解決に取り組み、企業価値と社会価値の向上を図る
2.効率的で、公正かつ透明性の高い企業経営を実現し、社会から信頼される企業となる
3.あらゆるステークホルダーとの対話により、強固な信頼関係を構築する
●サステナビリティスローガン
つくる未来 のこす未来 Create the Future / Preserve the Future
つくる未来
キッツグループは、「誠実」に行動し、そして「変革」を恐れずチャレンジし、地球と人にやさしい循環型社会の実現を目指して、新しい未来を創造します。
のこす未来
キッツグループは、限りある地球資源と人の暮らしを守り続け、私たちが次の世代にのこすことのできる社会の実現に努めます。
●サステナビリティ経営全体像
①ガバナンス
当社グループでは、グループが一体となりサステナビリティ経営を進めるため、サステナビリティ委員会を設置しています。サステナビリティ委員会は、委員長を取締役代表執行役社長、副委員長を執行理事経営企画本部長、メンバーを執行役、執行理事及び国内グループ会社の代表取締役社長として構成され、マテリアリティやKPIを共有し、各社・各部門の課題とその施策をグループに展開し、目標達成に向けた進捗管理を行うほか、サステナビリティ経営全般の方針を決議する機関として運営しております。事務局はサステナビリティ推進室が担当し、定例会議を年に1回開催するほか、テーマ別会議を適宜開催しています。また、取締役会はサステナビリティ委員会での経過及び結果の報告を受け、適宜、改善に向けた審議を行っています。
経営重点テーマであるマテリアリティの特定・改定については、サステナビリティ推進室が中心になり、関連部門と連携しながら検討を進めており、その後、サステナビリティ委員会で審議し、取締役会の承認を経て決定しております。
特に専門性・重要性の高い環境・安全衛生分野については、独立して、環境安全衛生委員会を設置しています。環境安全衛生委員会は、当社の執行役、執行理事、事業所責任者及びグループ会社の代表取締役社長を委員とし、環境安全衛生担当役員を委員長として構成され、環境・安全衛生に関わる施策及び目標の設定並びに実績評価及び法令遵守の状況等について確認を行うとともに、課題解決に向けた対応策について審議しています。環境長期ビジョンの実施状況や進捗管理、環境設備投資については、環境安全衛生担当役員が取締役会に報告を行っています。
また、当社グループでは、人的資本を重要な経営資源の一つと位置付け、取締役会の監督のもと、持続的な企業価値の向上に向けた人財戦略を推進しています。サステナビリティ委員会の中で、DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)、社員エンゲージメントの向上等を重点課題として取り上げ、施策の立案、実行状況の確認を行っています。これにより、当社の中長期的な成長を支える人財育成と組織開発を推進し、経営戦略との整合性を確保しております。さらに、取締役会は、人的資本経営の進捗状況を定期的にモニタリングし、適切なフィードバックを行うことで、ガバナンスの強化を図っています。
当社グループでは、社外有識者等との定期的な対話を実施し、頂いたご意見やアドバイス等については、適宜、経営にも繋げていく方針としております。
②戦略
当社グループは、キッツ宣言及び長期経営ビジョンの実現に向けて、2030年にありたい姿として、テクノロジー/ソリューション、事業を通じた環境保全、コアビジネス/成長ビジネス及び多様な人財の活躍の4つを掲げています。さらにそれらを達成するための経営重点テーマとしてマテリアリティを定めています。社員一人ひとりがこのマテリアリティを意識して事業活動に取り組み、事業を通じて社会課題を解決することをサステナビリティ経営と捉えています。
2025年2月に公表した第2期中期経営計画「SHIN Global 2027」において、現状の事業環境の変化や中長期的な将来予測を踏まえ、マテリアリティの見直しを行いました。これにより、キッツグループの事業成長を実現するためのマテリアリティとして、「デジタル社会の発展への貢献」、「地球環境の保全への貢献」及び「進化によるゆたかな暮らしへの貢献」を定め、それらを支える経営基盤確立のためのマテリアリティとして「未来をひらく人財力の強化」、「持続可能なサプライチェーンの確立」及び「攻守の効いたガバナンスの追求」を定めました。
●キッツグループのマテリアリティ
●マテリアリティの特定プロセス
当社グループでは、持続的な企業価値の向上を図るため、事業環境の変化や中長期的な将来を踏まえ、マテリアリティの定期的な見直しを実施してまいります。第2期中期経営計画「SHIN Global 2027」を策定するにあたり実施したマテリアリティの見直しは、以下のプロセスにて検討を行いました。
STEP1 課題の抽出
自社に影響を与える社会変化、GRIスタンダード等のサステナビリティガイドライン、サステナビリティ評価機関の評価項目、キッツグループの企業価値向上に向けて必要な課題を抽出しました。
STEP2 優先順位付け
自社にとっての重要度、ステークホルダーにとっての重要度の二軸で、抽出した課題のリスク、機会及び財務インパクトの観点から評価を行い、自社にとっての優先すべきマテリアリティをサステナビリティ委員会において整理しました。
STEP3 妥当性の確認
社内における関係部門と議論を行い、戦略との整合性を図りました。また、投資家やサプライチェーン上の取引先、労働組合、外部有識者などのマルチステークホルダーや社外取締役にヒアリングを行い、助言のもと妥当性を確認しました。
STEP4 マテリアリティの特定
STEP1からSTEP3のプロセスを経たうえで、最終的に取締役会にてマテリアリティを特定し、決議しました。
●マテリアリティと関連するSDGs
イ.環境(E)
気候変動が持続的な社会に影響を及ぼすことを認識し、マテリアリティの一つとして「地球環境の保全への貢献」を掲げています。その対策として、自社のCO2排出量削減と資源・エネルギーの効率的な利用が重要であると考えています。環境長期ビジョン「3ZERO(トリプルゼロ)」の取り組みをさらに強化するとともに、TCFD提言に基づいた情報開示を進めています。また、長年培ってきた流体制御技術や材料開発を基盤に、脱炭素や水資源をキーワードにしたイノベーションの創出を強化しています。
■地球環境の保全への貢献
a.環境長期ビジョン「3ZERO(トリプルゼロ)」の推進
当社は、創業以来、お客様にバルブを中心とする高品質な商品を迅速かつ継続的に提供するため、素材からの一貫生産体制を基本としています。中でも鋳造は高度な生産技術と大規模な設備を要する重要工程である一方、エネルギー及び廃棄物あるいは社員の安全にかかわる様々なリスクを内包しています。そのため、環境や安全に配慮したモノづくりが必要不可欠であることから、2021年12月に策定、公表した環境長期ビジョンでは「3ZERO(トリプルゼロ)」を掲げ、取り組んでいます。
ⅰ.CO2ゼロ
CO2排出量について、日本はパリ協定を受け、基準年である2013年から2030年までに46%削減、2050年までに実質ゼロにすることを表明しました。当社は国内グループ会社で使用する電力を再生可能エネルギー化することにより、中期環境目標として2030年までに2013年度比で90%以上の削減、長期環境目標として2050年までにはカーボンニュートラルとなることを目指しています。
なお、CO2削減を資金調達面から推進するために、2022年9月にCO2排出量削減率をSPT(サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット)に設定したサステナビリティ・リンク・ボンドにより100億円を発行いたしました。
ⅱ.環境負荷ゼロ
従来の大量消費型のモノづくりから持続可能な循環型社会に貢献するモノづくりに転換すべく、2022年度より資源循環推進タスクフォースを設置し、水資源、廃棄物、プラスチック、有害物質等を対象に取り組みを進めております。特に水資源については、2030年にウォーターニュートラルをKPIとして掲げ、節水、循環、涵養を推進してまいります。
また、廃棄物に関しては、埋立処分率をKPIとして掲げ、ゼロエミッションを進めます。
ⅲ.リスクゼロ
公害防止、労災防止及び火災防止活動を通じて、安心・安全なモノづくり、安定した操業の維持に取り組んでいます。
b.気候変動への対応については「(2)気候変動」をご参照ください。
ロ.社会(S)
長期経営ビジョンにおいては、性別・年齢・国籍・文化等を超えて、社員一人ひとりがプロフェッショナルとして、最高のパフォーマンスでいきいきと働くことを目指しています。第2期中期経営計画「SHIN Global 2027」では、マテリアリティを「未来をひらく人財力の強化」と定め、人財と働き方の多様性を尊重し、働きがいと働きやすさを高めて人財と会社の成長を実現してまいります。第1期中期経営計画の課題を踏まえ、5つの戦略(「人財ポートフォリオの策定と活用」「社員エンゲージメントの向上」「DE&I・ジェンダー平等の推進」「人権尊重への取組み強化」「労働安全衛生レベルの向上」)を再設定し、それぞれの取り組みを進めてまいります。また、サプライチェーンについては、「持続可能なサプライチェーンの確立」をマテリアリティとして位置付けており、自社のみならず、サプライチェーンにおいても、人権・労働・環境等に配慮した持続可能な体制の構築に向け取り組んでいます。
■未来をひらく人財力の強化
人的資本・多様性に関する取り組みについては、「(3)人的資本・多様性」をご参照ください。
■持続可能なサプライチェーンの確立
当社調達方針に基づき、サプライヤーに遵守していただきたい事項をまとめたサプライヤー・ガイドライン及び地球環境に配慮した調達活動の考え方を集約したグリーン調達基準を策定しています。また、サプライヤー・ガイドライン及びグリーン調達基準に基づいたサプライヤーデューデリジェンスを実施しております。
a.調達方針
当社グループは、より良い商品・技術・サービスを世界の人々に提供することを通して、人間の生活をゆたかにすることに貢献します。その実現のため、以下の方針のもと、調達活動を行います。
1.お取引先様との関係は、共存共栄を基本とし、ビジネスパートナーとして、公平公正な取引を通じて相互の信頼関係を築くとともに、一体となって成長・発展することを目指します。
2.高い倫理観と社会的良識のもと、各国の法令及び社会規範を遵守し、人権尊重、労働安全衛生の確保、環境保全、情報管理・保護などの社会的責任を果たします。
3.適正かつ安定的な品質・価格・納期のみならず、常に環境負荷を考慮し、その低減を意識した調達活動を展開します。
b.サプライヤー・ガイドライン及びグリーン調達基準
当社グループでは、上記方針に沿った調達活動を通じて、持続可能な社会の実現に貢献していきたいと考えています。サプライチェーン一体となって取り組んでいくため、人権の尊重を含めお取引先様に遵守いただきたい要請事項を「サプライヤー・ガイドライン」として定めています。また、「グリーン調達基準」に基づいて環境負荷の少ない原材料等を積極的に採用・調達してまいります。
c.サプライヤーデューデリジェンス
サプライヤー・ガイドライン及びグリーン調達基準に準じた継続的な取引を推進するため、その重要性をご理解いただき認識を高めていくための働きかけとして、主要なサプライヤーを対象に当該ガイドライン及び調達基準に基づいた自己評価を実施していただいております。2023年度より、一部のグループ会社にも展開しており、2024年度は、キッツ国内外グループ会社4社の主要サプライヤー117社を対象にデューデリジェンスを実施いたしました。当社とサプライヤーが一体となり、サプライチェーン全体で持続可能な社会の実現に取り組んでおります。
ハ.ガバナンス(G)
当社グループでは、公正で透明性の高い「守り」と、健全に挑戦する「攻め」のバランスの良いガバナン
スを追求しており、マテリアリティの一つとして「攻守の効いたガバナンスの追求」を掲げて取り組みを
進めております。
■攻守の効いたガバナンスの追求
コーポレート・ガバナンスについては、透明・公正かつ迅速果断な経営の意思決定を可能とする経営体制の構築を追求するとともに、非財務情報等あらゆるステークホルダーにとって有用性の高い情報の開示に取り組んでまいります。リスクマネジメントについては、リスクを「将来の不確実性」と捉え、「脅威」の回避・低減のほか、発生し得る「機会」にも着目した取り組みを進めてまいります。また、コンプライアンスについては、人権・腐敗防止等の社会課題にも注目し、グループ一丸となってグローバル水準の体制構築を推進してまいります。詳細につきましては、「③ リスク管理」、「3 事業等のリスク」及び「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要」をご参照ください。
③リスク管理
当社は、企業経営に重大な影響を及ぼす可能性がある様々なリスクをコントロールするため、当社及びグループ各社においてサステナビリティ関連リスクも含めたリスクマネジメントに取り組んでいます。
当社グループでは、当社のC&C管理委員会が策定したリスク評価に関する基本方針及び評価基準に基づき、グループ各社において事業活動に係る想定リスクについて「リスクの発生頻度」と「経営に与える影響度」の2軸からリスクの重要性を定量的に判定し、主要リスク及び重要リスクの特定を行っています。
当社グループでは、各社・各組織単位で実施するリスク評価の結果を踏まえ、経営会議において「主要リスク」及び主要リスクの中でも特に経営に重大な影響を与える可能性が高い「重要リスク」を特定し、各リスクの重要度から回避、移転、低減または保有のいずれかの対応方針を選択し、当社の各執行役及び執行理事並びにグループ会社社長を責任者として、必要な対策を立案し実施しています。
特定された主要リスク及び重要リスク並びに立案された対策については、リスク委員会及び内部監査室長に共有され、リスク委員会は、取締役会におけるリスクマネジメントに関する監督の補助を行い、内部監査室は、業務監査等において対策の進捗及び結果を確認するなど、独立した立場から、その構築・運用状況の評価を行っています。
また、取締役会は、経営会議で特定された重要リスクと立案された対策及び実施結果並びに内部監査室における評価結果などの報告を受け、当社グループにおけるリスクマネジメントの最終的な監督を行っています。
特定された主要リスク・重要リスク、及びリスクマネジメントの詳細については、「3 事業等のリスク」をご参照ください。
④指標と目標
第2期中期経営計画「SHIN Global 2027」においては、2027年度の目指す姿を実現するための非財務KPIと2027年度数値目標を設定しており、企業価値の向上を目指していきます。
非財務KPI※1 |
2021年度実績 (参考) |
2022年度実績 (参考) |
2023年度実績 (参考) |
2024年度実績 |
2025年度目標 (2025年2月公表) |
2027年度目標 (2025年2月公表) |
|
CO2削減率※2 (2013年度比、国内グループ) |
△28.1% |
△67.2% |
△85.9% |
△88%※5 |
△90% |
△90% |
|
社員エンゲージメントスコア |
働きがい |
48pt |
48pt |
48pt |
49pt |
- |
56pt |
働きやすさ |
43pt |
44pt |
46pt |
47pt |
- |
55pt |
|
女性社員全体比率※3 |
21.7% |
22.0% |
22.2% |
23.6% |
24% |
24% |
|
女性管理職※4比率※3 |
3.4% |
3.4% |
6.0% |
7.5% |
10% |
12% |
|
男性育児休業取得率※3 |
29.0% |
35.3% |
61.0% |
70.6% |
80% |
100% |
※1 CO2削減率以外は当社のみの数値であります。
※2 スコープ1・2。詳細は「(2)気候変動 ④指標と目標」をご参照ください。
※3 詳細は「(3)人的資本・多様性 ④指標と目標」をご参照ください。
※4 管理職:職能グレードによる経営専門職の社員(2021年実績及び2022年実績は部門長職に就いている社員)
※5 2025年3月27日時点の暫定値であります。
(2)気候変動
①ガバナンス
「(1)サステナビリティ共通 ①ガバナンス」をご参照ください。
②戦略
IPCC※第6次評価報告書(AR6)の社会経済シナリオ(SSP)のうち以下の2つのシナリオに基づいて、主要なリスク・機会等の特定と財務的影響分析、これらを踏まえた戦略の柱を整理しました。この戦略に沿って取り組みを推進してまいります。
※ IPCC:気候変動に関する政府間パネル
●採用したシナリオ/採用理由
一般的に、IPCCの社会経済シナリオ(SSP)において、SSP1では移行リスクが最も大きくなり、SSP3では物理的リスクが最も大きくなります。当社グループでは、移行リスク、物理的リスクとも、最もリスクが多くなる厳しいシナリオを選定しました。機会は両方のシナリオで重要ですが、当社グループでは機会がより多いSSP1を選定しました。
気温上昇推定値 |
採用シナリオ |
想定した環境 |
1.5℃~2℃ |
SSP1 |
持続可能な発展が過度に早いペースで進む。不平等は減少。技術進歩は早く、かつ低炭素エネルギー源や土地生産性向上などの環境配慮の方向を向く。 |
4℃ |
SSP3 |
穏やかな経済発展、急増する人口、遅いエネルギー部門の技術進歩に起因して、温室効果ガス排出量は大きく、結果的に緩和が困難な状況になる。人的資本への投資は低く、不平等は大きく、地域化された世界で貿易フローは減少、制度面の発展は望ましくない方向に向かう。結果的に、多くの人々が気候変化へ脆弱性の高いまま、また世界の多くの地域が適応能力の低いまま、取り残される。 |
●主要なリスク・機会
項目 |
リスクと機会の内容 |
財務的影響の程度 |
|
移行リスク |
技術 |
脱炭素を実現する流体制御技術・材料への置換・移行のコスト増加 |
「小」 |
市場 |
石油化学等化石燃料関連分野のバルブ顧客の減少によるバルブ需要の減少 |
「小~中」 |
|
物理的リスク |
急性 |
気象災害の増加による生産拠点、サプライヤー、顧客影響などサプライチェーンの停滞 |
「小~中」 |
慢性 |
平均気温の上昇による空調・冷却設備の稼働によるコスト増加 |
「小」 |
|
機会 |
製品およびサービス |
水素、NH3等のサプライチェーンで利用可能なバルブの開発・展開 |
「大」 |
LNGプラント用バルブのビジネス展開 |
「大」 |
※ 想定される財務的影響度を「大」「中」「小」でカテゴリ分け
(注)シナリオ分析結果の詳細は以下のURLよりご参照ください。
https://www.kitz.co.jp/sustainability/environment/env_warming/
●戦略の柱
イ.自社のCO2排出量削減と資源・エネルギーの効率的な利用により、気候変動の緩和に貢献する
a.原単位管理による自社工場の省エネの推進
b.再生可能エネルギーの利用推進
c.環境負担低減による間接的なCO2の削減
ロ.自社の製品を通じたCO2排出削減の推進により、気候変動の緩和に貢献する
a.流体制御技術と材料開発による、脱炭素化に向けた水素サプライチェーンの構築支援
b.すべてのセクターにおける「脱炭素への移行」支援
c.脱炭素に貢献する製品・システムの開発
ハ.地域社会と連携した気候変動緩和策に取り組み、持続可能な未来の創造に貢献する
a.コミュニティレベル(マイクロスケール)の水素利用システムの開発と実証実験の実施
(注)戦略の詳細は以下のURLよりご参照ください。
https://www.kitz.co.jp/sustainability/environment/env_warming/
③リスク管理
●気候変動に関するリスク評価・管理体制
当社グループでは、気候変動に関するリスクを継続的に低減させていくために、グループリスクマネジメントの基本的な考え方に則り対応を進めています。具体的には、サステナビリティ委員会の下、担当部門であるサステナビリティ推進室が中心となり、気候変動に関する重要リスクを特定及び評価し、取り組むべき戦略の柱とそのKPIの進捗管理を行っています。詳細は、「(1)サステナビリティ共通 ③リスク管理」をご参照ください。
●気候変動に関するリスク評価・管理するプロセス
法務・知財・リスクマネジメント統括センターが中心となり、気候変動に関するものを含む様々な事業活動に係る想定リスクの中から重要リスクの特定を進め、共通の進捗管理ツールを用いてリスク評価・管理を行っています。
④指標と目標
当社では、前述の戦略の柱イ.「自社のCO2排出量削減と資源・エネルギーの効率的な利用により、気候変動の緩和に貢献する」に対して、2030年までに自社のCO2排出量を2013年度比で90%以上削減、2050年までにカーボンニュートラルとする目標(環境長期ビジョン「3ZERO(トリプルゼロ)」の推進)を掲げ、その達成に向けた取り組みを行っています。当該目標は、連結子会社を含む国内全事業所が対象であり、算定範囲はスコープ1及び2(電気/灯油/LPG/LNGなど)です。
●CO2排出量及び削減率の実績※1
|
基準年 |
実績※2 |
|||
年度 |
2013 |
2022 |
2023 |
2024※3 |
|
CO2排出量(t-CO2) |
スコープ1 |
12,214 |
9,903 |
6,201 |
4,851 |
スコープ2 |
53,719 |
11,658 |
3,083 |
2,505 |
|
合計 |
65,933 |
21,561 |
9,284 |
7,356 |
|
CO2削減率(%)※4 |
- |
△67.2% |
△85.9% |
△88% |
※1 エネルギーの合理的な使用に関する法令及び地球温暖化対策推進法に基づいて算出しております。
※2 国内グループ会社を範囲としております。
※3 2025年3月27日時点の暫定値であります。
※4 2013年度(基準年)比であります。
●CO2排出量及び削減率の目標
|
KPI目標値※1 |
|||
年度 |
2025 (2025年2月公表) |
2027 (2025年2月公表) |
2030 |
|
CO2削減率(%)※2 |
スコープ1・2 |
△90% |
△90% |
△90% |
※1 国内グループ会社を範囲としております。
※2 2013年度(基準年)比であります。
●スコープ3の推移
今後、サプライチェーン全体の排出量の把握をするべく、スコープ3の排出量算定の実施を検討してまいります。
その他の戦略の柱ロ.及びハ.については、今後の取り組み状況を踏まえ、指標と目標を設定していく予定です。
(3)人的資本・多様性
当社は、長期経営ビジョン達成に向けて、「多様な人財の活躍」を実現するため、当社グループ全体を見据えた人財ポートフォリオを策定していきます。2025年よりスタートしたビジネスユニット(BU)制においては、人的資本を可視化し、各BUの特性を活かした採用・教育・選抜を実施します。また、人的資本を強固なものにするため、「強い組織づくり」「良い組織づくり」及び「企業文化の醸成」の3本柱を軸に展開する取り組みを開始し、2030年に向けて人的資本価値を最大化し、選ばれ続ける会社を目指しています。また、個々の施策を実践するための基準となる方針として、人財育成方針及び社内環境整備方針を定め、これらに沿って人権尊重、社員エンゲージメントの向上、DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)、ワーク・ライフ・バランスの推進・健康経営等についての取り組みを行っています。
①ガバナンス
「(1)サステナビリティ共通 ①ガバナンス」をご参照ください。
②戦略
個々の施策を実践するための基準となる方針として、人財育成方針および社内環境整備方針を定め、次の取り組みを行っています。
■多様な人財確保のための人財育成方針と環境整備方針
●人財育成方針
長期経営ビジョン達成に向けて、多様な社員全員が「個」の力を最大限に発揮することが重要です。そのために、環境変化に適応できる変革人財、自律型社員を育てる基盤づくりを進めます。具体的には、スキルや技術の習得・伝承・評価するための仕組みとして2024年度より「Takumi(高度専門職)」制度を設け、2024年12月末現在13名を認定しています。当社の事業成長に不可欠な高い専門性を発揮し、事業に貢献できる人財を評価、処遇することとしています。
●社内環境整備方針
長期経営ビジョン達成に向けて、多様な社員全員が「個」の力を最大限に発揮することが重要です。そのために、社員一人ひとりが肉体的、精神的、社会的に満たされる状態、Well-Beingの実現が必要であり、それに向けた環境の整備を進めます。
a.社員エンゲージメントの向上
社員エンゲージメントの持続的向上をマテリアリティである「未来をひらく人財力の強化」を達成するための戦略の一つとして掲げており、2024年度は当社の他、国内グループ会社を対象として、組織風土の現状把握を目的にエンゲージメント調査を実施しています。また、調査結果については、経営陣への報告、各職場へのフィードバックを実施し、組織風土の現状を確認・分析するとともに、具体的な行動計画と目標値を設定した社員エンゲージメント向上に向けた各職場での活動につなげています。
b.DE&Iの推進
当社では、2024年1月にDE&I方針を策定し、取締役代表執行役社長によるDE&I宣言とともに公表しています。
●DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)方針 |
キッツグループは、経営上重要な戦略の一つとして、DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)を推進します。 |
社員の仕事へのやりがいや多様な価値観・意見により、「個」の創造性を高め、「組織力の最大化」を図ります。そして、持続可能な社会へ貢献します。 |
※ DE&Iとは、Diversity(ダイバーシティ、多様性)、Equity(エクイティ、公平性)、Inclusion(インクルージョン、包摂性/受容)の頭文字からなる略称です。 |
Diversity(ダイバーシティ、多様性) |
外面や内面の様々な属性を持つ社員の「個」を尊重することです。 |
外面や内面の属性とは、人種、宗教、思想信条、国籍、言語、出生地、民族的起源、障がいの有無、年齢、市民権、婚姻、パートナーの有無、性別、性的指向、性自認、性表現、健康、家族、社会的地位、学歴、職歴、価値観、考え方、捉え方、経験、働き方などあらゆる違いのことです。 |
|
Equity(エクイティ、公平性) |
すべての人に対して、能力を最大限に発揮するための機会を公平に提供していくことです。 |
|
Inclusion(インクルージョン、包摂性/受容) |
「個」をお互い認め合い、組織力を最大化することです。 |
ⅰ.ジェンダー平等
第2期中期経営計画より、「女性活躍」を「ジェンダー平等」に変更しました。「性別にとらわれず、会社や組織の意思決定の場に女性が対等に参画していること」をありたい姿に設定し、制度やしくみを変更する等、世の中で「当たり前」と考えられている価値観や考え方、性別役割意識に切り込んで、意識変革から企業文化変革を起こし、女性が性で区別することなく対等に参画できる状態を作っていきます。
現在、管理職をはじめとする意思決定を行う地位への登用において男女差があります。当社はこれを課題と認識しており、女性社員やその上司を対象とした教育研修の充実や、ジョブローテーション等具体的な取り組みを進めています。新卒採用においては女性社員採用比率を意識した採用活動を行っています。直近の採用活動においては、文系で営業職を希望する女子学生を意識したイベントへの参加や女子大学への訪問、説明会の実施により、当社の認知度向上に努めています。
また、女性がライフイベントに左右されずに長期に渡って企業で活躍するためには、男性の育児・家事参加が重要だと考えています。当社においては、男性育児休業取得率2027年100%を目指し指標として掲げています。男性が積極的に育休を取得できる環境づくりに取り組んでいます。
ⅱ.LGBTQへの理解促進
「性的指向、性自認、性表現などの多様性を尊重し、一人ひとりが自分らしく、個々の能力を十分に発揮できること」をありたい姿に設定し、社員の理解促進に努めています。2024年度は職場におけるセクシャルマイノリティに関する取り組みの評価指標「PRIDE指標2024」に応募し、初めてGold認定を取得しました。第2期中期経営計画においても、Gold認定を継続できるよう制度の見直しや環境整備を進めてまいります。
ⅲ.障がい者雇用促進
当社は、障がい者が職業を通じ、誇りをもって自立した生活を送ることができるようにするために、積極的な雇用機会の創出、雇用拡大を図り、障がい者社員が働きがいを感じながら持てる力を発揮し、健常者の社員とともに働けるような環境づくりを図ってまいります。
c.人権尊重への取り組み強化
ⅰキッツグループは、人権に関する国際的な基準である「世界人権宣言」を支持するとともに、ローカルから地球規模までの社会的課題解決の道標ともいえる「国連グローバル・コンパクト(UNGC)」に2021年より賛同を表明しています。人権に関する具体的な取り組みとして、「キッツグループコンプライアンス行動規範」に「個人の尊厳と人権の尊重」について定めており、指針に沿った考え方のもとに行動できるようにしています。また、社員一人ひとりの人権が尊重される働きやすく風通しのよい職場環境を実現するための参考とするため、人権に関するアンケート調査を実施しており、これを定期的に行うこととしています。
ⅱ人権尊重の取り組みは自社だけでなし得るものではありません。持続可能なサプライチェーンの確立に向けて、当社調達方針に基づき、サプライヤーに遵守していただきたい事項をまとめたサプライヤー・ガイドライン及び地球環境に配慮した調達活動の考え方を集約したグリーン調達基準を策定しています。また、サプライヤー・ガイドライン及びグリーン調達基準に基づいたサプライヤーデューデリジェンスを実施しております。
d.労働安全衛生レベルの向上
各事業所における組織的な活動の充実、ライン化の徹底及び職場自主活動の活性化により、一人ひとりのマインドを変え、安全意識の向上を図るよう努めてまいります。
i.ワーク・ライフ・バランスの推進・健康経営
社員が安心して働き続けられるよう、ワーク・ライフ・バランスの充実、育児・介護を行う社員への両立支援及び健康経営について目標値を設定し、仕事と私生活の調和を実現できる環境づくりを進めています。
また、当社は、持続的に成長する企業であるためには社員の健康管理・増進がますます重要であるとの認識のもと、社員の心身の健康づくりを戦略的に推進し、活力ある組織をつくるため、2021年にキッツグループ健康経営宣言及び5つの方針(ワーク・ライフ・バランスの実現、安全・健康増進を軸とした職場環境の整備、予防を重視した生活習慣病対策、メンタルヘルス対策・職場のストレス対策、ヘルスリテラシー向上のための社員教育)を制定し、推進しています。なお、当社は、優良な健康経営を実施する企業として、4年連続で経済産業省より「健康経営優良法人」に認定されています。
なお、a,b,c,dの詳細な情報については、統合報告書及び当社ウェブサイトにおいて開示しています。
社員との対話URL:https://www.kitz.co.jp/sustainability/stakeholders/employees/
多様な人財の活躍URL:https://www.kitz.co.jp/sustainability/social/initiatives/
人権尊重URL:https://www.kitz.co.jp/sustainability/social/human-rights/
健康経営と労働安全衛生の確保URL:https://www.kitz.co.jp/sustainability/social/safety-health/
③リスク管理
「(1)サステナビリティ共通 ③リスク管理」をご参照ください。
④指標と目標
第2期中期経営計画における主要KPIと目標は次の通りです。
「上記「(2)戦略」において記載した「人的資本」に関する指標と目標については、提出会社単体となります。第1期中期経営計画においては、グループ全体での具体的な取り組みが実施できず、連結ベースでの開示は困難な状況となりました。現在国内グループ会社での目標設定と実績の開示に向けて体制を準備中です。2025年12月期より国内グループでの開示を目指し開示を進めてまいります。
a.社員エンゲージメントスコア
2030年までに当社が達成を目指す主要目標と2024年度の実績は次の通りです。
課題 |
主要KPI※1 |
2021年度 実績 |
2022年度 実績 |
2023年度 実績 |
2024年度実績 |
2025年度 目標 |
2027年度 目標 |
2030年度 目標 |
社員エンゲージメントスコア |
働きがい |
48pt |
48pt |
48pt |
49pt |
- |
56pt |
未定 |
働きやすさ |
43pt |
44pt |
46pt |
47pt |
- |
55pt |
未定 |
※1 当社のみの数値であります。
b.DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)の推進
2030年度までに当社が達成を目指す主要目標と2024年度の実績は次の通りです。
課題 |
主要KPI※1 |
2021年度 実績 |
2022年度 実績 |
2023年度 実績 |
2024年度 実績 |
2025年度 目標 |
2027年度 目標 |
2030年度 目標 |
女性社員の活躍 |
女性社員全体比率 |
21.7% |
22.0% |
22.2% |
23.6% |
24%※4 |
24% |
25% |
女性管理職※2比率 |
3.4% |
3.4% |
6.0% |
7.5% |
10% |
12%※4 |
15%※4 |
|
男性育児休業取得率 |
29.0% |
35.3% |
61.0% |
70.6% |
80% |
100% |
100% |
|
LGBTQへの理解促進 |
PRIDE指標※3の取得 |
教育施策の実施準備 |
管理職向けeラーニングの実施 |
PRIDE指標 Bronze取得 |
PRIDE指標 Gold取得 |
PRIDE指標 Gold取得 維持 |
PRIDE指標 Gold取得 維持 |
- |
障がい者 雇用促進 |
障がい者雇用率 |
2.4% |
2.4% |
2.2% |
2.2% |
2.5% |
2.7% |
3.0% |
※1 当社のみの数値であります。
※2 管理職:職能グレードによる経営専門職の社員(2021年度実績及び2022年度実績は部門長職に就いている社員)
※3 PRIDE指標はLGBTQに関する取り組みを評価する外部指標であります。
※4 第2期中期経営計画策定にあたり、2025年度、2027年度目標を一部見直しております。それに伴い、2030年度目標においても一部見直しております。
c.ワーク・ライフ・バランスの推進・健康経営
ワーク・ライフ・バランスの充実、仕事と育児・介護を行う社員への両立支援及び健康経営について次の目標を設定しています。
課題 |
主要KPI※1 |
2021年度 実績 |
2022年度 実績 |
2023年度 実績 |
2024年度 実績 |
2025年度 目標 |
2027年度 目標 |
2030年度 目標 |
ワーク・ライフ・ バランスの充実 |
総実労働時間の短縮 |
2,012時間 |
1,944時間 |
1,960時間 |
1,942時間 |
1,960時間 |
1,900時間 ※2 |
1,870時間 |
健康経営 |
健康経営優良法人認定 |
2022年 認定済 |
2023年 認定済 |
2024年 認定済 |
2025年 認定済 |
認定 (国内グループ会社) ※2 |
ホワイト 500認定 (単体) |
- |
※1 当社のみの数値であります。
※2 第2期中期経営計画策定にあたり、2025年度、2027年度目標を一部見直しております。