2026.05.19更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 東洋電機製造レポート 2025

サマリ

東洋電機製造は、創業以来の卓越したモータドライブ技術を軸に、交通事業、産業事業、ICTソリューション事業を展開しています。鉄道車両用電機品、自動車用試験システム、駅務機器システム、IoTソリューションを通じて、社会・産業インフラを支えています。今後は電動化、DX化、脱炭素化への対応を進め、地球環境にやさしい社会・産業インフラシステムの実現を目指しています。

目指す経営指標

・2026年5月期までに売上高400億円
・2026年5月期までに営業利益率6%
・2026年5月期までにROE8%・配当性向30%以上、配当下限1株当たり30円
・2026年5月期の配当予想は1株当たり75円
・2030年度までにScope1・2 CO2排出量を2018年度比30%削減
・2030年度までに女性従業員比率を管理部門・管理職クラスで15%以上

用語解説

■モータドライブ技術
モータを効率よく動かし、止め、制御するための技術です。東洋電機製造では、鉄道車両や産業設備を動かす中核技術として位置づけられています。創業以来の強みであり、交通事業や産業事業の製品づくりを支える土台になっています。

■鉄道車両用電機品
鉄道車両を安全に走らせるために必要な電気機器の総称です。東洋電機製造では、推進制御装置、主電動機、歯車装置、集電装置、補助電源装置、列車情報システムなどを幅広く手がけています。鉄道車両の走行、安全性、快適性を支える重要な製品群です。

■推進制御装置
鉄道車両の走行を制御する装置です。モータに送る電力を調整し、加速や減速をなめらかにします。東洋電機製造の交通事業では、鉄道車両用電機品の代表的な製品として扱われています。

■主電動機
鉄道車両を動かすためのモータです。電気の力を回転する力に変え、車両の走行を支えます。東洋電機製造は創業初期から主電動機を手がけ、鉄道車両用電機品の国産化に取り組んできました。

■集電装置
鉄道車両が外部から電気を取り入れるための装置です。パンタグラフが代表例です。東洋電機製造は1921年にわが国初の国産パンタグラフを完成させており、同社の歴史を象徴する技術の一つです。

■補助電源装置
鉄道車両内の空調、照明、各種機器に必要な電力を供給する装置です。車両そのものを走らせる主電動機とは別に、車内設備を安定して動かす役割を担います。東洋電機製造の交通事業で扱う主要な鉄道車両用電機品の一つです。

■駅務機器システム
駅で使われる業務用機器や関連システムを指します。東洋電機製造では、定期券発行機や車掌用携帯端末などの開発・製造を手がけています。クラウドやIoT技術を活用した上位システムも提供し、料金収受や収入管理を支えています。

■IoTソリューション
クラウドと携帯通信を活用し、移動体や遠隔地設備を監視・制御するサービスです。東洋電機製造では、設備の状態を遠くから把握し、業務効率の向上や設備メンテナンスの最適化につなげる事業として展開しています。

■インタイヤハウスダイナモ
東洋電機製造が独自開発した自動車用試験システムの中核製品です。車両のタイヤハウス部に直接取り付け、実車のタイヤ部に負荷をかけて試験を行います。従来のシャシーダイナモで必要だった大規模なピット構造を不要にし、省スペース化と設置コスト削減に役立ちます。

■ITHD
「インタイヤハウスダイナモ」の略称です。車両のタイヤハウス部に装置を取り付け、実走行に近い条件で車両評価試験を行うための製品です。東洋電機製造は大容量化やラインナップ拡充を進め、先進運転支援システムへの活用も視野に入れています。

■車掌用携帯端末
車掌が車内業務で使う携帯型の端末です。東洋電機製造はJR西日本向け車掌用携帯端末の稼働実績を持ち、現在も駅務機器システムの一部として関連機器やシステムを展開しています。近年は車内補充券発行アプリにQRコード決済機能を追加するなど、鉄道現場の業務効率化に関わっています。

■車内補充券発行アプリ
列車内で乗車券などを発行する業務を支援するアプリです。東洋電機製造は、同社が開発した車内補充券発行アプリにQRコード決済機能を追加しています。鉄道の車内業務をデジタル化し、支払い方法の多様化にも対応する取り組みです。

■グループ一体経営
交通事業、産業事業、ICTソリューション事業を別々に動かすのではなく、グループ全体で連携して価値を高める考え方です。東洋電機製造は、3事業が社会・産業インフラシステムという共通の領域で展開しているため、シナジーを発揮しやすいと説明しています。

■攻めのDX
社内業務の効率化にとどまらず、新事業や新製品の開発につなげるDXの考え方です。東洋電機製造は、2024年に設置した「デジタル戦略部」の本格稼働により、これまでになかった攻めのDX効果を期待しています。

■鉄道分野におけるGX
鉄道分野で省エネルギー化や環境負荷の低減を進める取り組みです。東洋電機製造では、省エネルギーや省メンテナンスに対応した鉄道車両用電機品の提供を通じて、鉄道事業者のGX対応を支えています。
2026年5月期有価証券報告書より

沿革

 

2 【沿革】

大正初期のわが国では、国産の鉄道車両用電気機器はなく、輸入に依存している状態にありました。その国産化をはかることを目的として、英国ディッカー社と技術提携を行い、1918年6月20日に資本金300万円をもって設立したのが当社の起源であります。

その後の主な変遷は、次のとおりです。

1919年9月

横浜工場(保土ヶ谷)完成(1985年6月閉鎖)

1939年10月

戸塚工場完成(1983年5月閉鎖)

1947年7月

大阪出張所(現大阪支社)開設

1949年5月

東京証券取引所に株式を上場

1951年1月

小倉出張所(現九州支店)開設

1952年2月

名古屋出張所(現名古屋支社)開設

1953年7月

日本鉄道自動車株式会社を子会社化、翌年に東洋工機株式会社に社名変更

1954年10月

技術研究所完成

1957年4月

京都工場完成

 

泰平電鉄機械株式会社(現泰平電機株式会社)を子会社化(現連結子会社)

1960年4月

札幌営業所(現北海道支店)開設

1970年4月

相模工場(後に相模製作所に改組)完成(1999年7月横浜製作所に統合し閉鎖)

   12月

東洋産業株式会社設立(現連結子会社)

1977年8月

東洋商事株式会社設立(現連結子会社)

1978年8月

事業目的に「水道設備、発電設備、空調設備の建設工事その他一般土木建築工事の設計及び請負」を追加

1985年4月

新横浜工場(現横浜製作所)完成

1987年6月

株式会社洋電エンジニアリング設立(2003年5月解散)

1988年12月

株式会社ティーディー・ドライブ設立(現連結子会社)

1990年9月

株式会社洋電テクノ設立

1998年12月

京都工場を閉鎖し滋賀分工場(後に滋賀工場に改組)を開設

1999年4月

技術研究所(現技術センター)を横浜製作所内に移転

2000年11月

東洋工機株式会社を吸収合併、営業の一部を株式会社洋電テクノに譲渡し、その社名を東洋工機株式会社(現連結子会社)に変更

2003年9月

米国に現地法人 TOYO DENKI USA, INC.設立(2020年7月解散)

   11月

中国に湘潭電機股份有限公司との共同出資により湖南湘電東洋電気有限公司設立(2021年8月解散)

2005年4月

中国に北京事務所開設

   8月

中国に泰平展雲自動門(常州)有限公司(現常州洋電展雲交通設備有限公司)設立(現連結子会社)

2006年8月

中国に中国南車集団戚墅堰機車車両工芸研究所との共同出資により常州朗鋭東洋伝動技術有限公司設立

   11月

中国に天津東洋電機国際貿易有限公司設立(2013年12月解散)

2011年5月

株式会社豊田自動織機との共同出資により株式会社エレット設立(2014年3月解散)

   11月

中国に洋電貿易(北京)有限公司設立(北京事務所閉鎖)(現連結子会社)

2012年8月

インドにデリー駐在員事務所開設(2021年7月閉鎖)

2014年8月

中国に洋電貿易(北京)有限公司と北京新興日祥科有限公司との共同出資により北京京車双洋軌道交通牽引設備有限公司設立

   9月

タイにバンコク駐在員事務所開設

2017年8月

中国に浙江永貴電器股份有限公司との共同出資により成都永貴東洋軌道交通装備有限公司設立

2018年6月

滋賀竜王製作所開設(滋賀工場閉鎖)

2019年6月

タイにSIAM TOYO DENKI Co., Ltd.設立(バンコク駐在員事務所閉鎖)

 

中国に中国稀有稀土股份有限公司と北京鈴洋科貿有限公司との共同出資により中稀東洋永磁電機有限公司設立(2025年9月に全出資持分を譲渡)

2020年2月

米国に現地法人 TOYO DENKI RAILWAY SERVICE, LLC.設立

2022年4月

東京証券取引所市場第一部からスタンダード市場へ移行

2023年9月

中国に洋電貿易(北京)有限公司と北京京車双洋軌道交通牽引設備有限公司との共同出資により成都双洋軌道交通装備有限公司設立

 

 

関係会社

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金
(百万円)

主要な
事業の内容

議決権の
所有割合
又は被所
有割合
(%)

関係内容

営業上の取引他

役員の
兼任
(人)

(連結子会社)

 

 

 

 

 

 

 東洋工機㈱

神奈川県
平塚市

100

交通事業

100

当社の電動機部品の製造及び修理。
土地・建物の賃貸。
資金の貸付。

1

 泰平電機㈱

東京都
板橋区

100

交通事業

100

当社の戸閉装置の製造。

1

 東洋産業㈱

東京都
大田区

200

産業事業

100

当社の製品・部品の販売及び保守サービス。

1

 ㈱ティーディー・

 ドライブ

滋賀県

蒲生郡

竜王町

150

産業事業

100

当社の電動機の製造。
建物附属設備の一部の賃貸。
資金の貸付。

1

 東洋商事㈱

神奈川県
横浜市
金沢区

30

その他

100

人材派遣、福利厚生施設の管理及び関連業務。

建物の一部の賃貸。

2

 洋電貿易(北京)有限公
 司

中国
北京市

19,873

 千元

交通事業

100

交通事業の営業・アフターサービス

0

 常州洋電展雲交通設備
 有限公司

中国

江蘇省

27,000 千元

交通事業

100

バス・鉄道車両用電機品の部品の製造。

0

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

 

 常州朗鋭東洋伝動技術
 有限公司

中国

江蘇省

30,000
千元

交通事業

50

当社中国市場向け製品の製造、販売及び保守サービス。
 

0

 北京京車双洋軌道交通
 牽引設備有限公司

中国
北京市

20,000
千元

交通事業

50

北京地下鉄向け製品の保守サービスと関連製品の販売。

0

 

(注) 1 主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。

2 上記子会社のうち、特定子会社に該当するものはありません。

3 有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

4 上記役員の兼任状況は、本有価証券報告書の提出日現在で記載しております。

5 2026年7月15日付「第三者割当による自己株式の処分及びその他の関係会社の異動に関するお知らせ」にて公表のとおり、東日本旅客鉄道株式会社は、第三者割当による自己株式処分、立会外取引及び市場買付けにより当社株式を取得し、発行済株式の総数に対する所有株式数の割合が20.0%となることから、当社のその他の関係会社に該当する予定です。