2026年2月期有価証券報告書より
  • 社員数
    109名(単体) 358名(連結)
  • 平均年齢
    33.0歳(単体)
  • 平均勤続年数
    6.0年(単体)
  • 平均年収
    5,390,000円(単体)

従業員の状況

5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

 

2026年2月28日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

エネルギー

45

(9)

アウトソーシング

157

(61)

メディアプラットフォーム

65

(50)

報告セグメント計

267

(120)

全社(共通)

91

(16)

合計

358

(136)

(注)1.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員であります。

2.臨時従業員は、パートタイマーの従業員であります。

3.全社(共通)は、経理等の管理部門の従業員であります。

4.従業員数が前連結会計年度末に比べて52名減少した主な要因は、株式会社Aoieにおいて、助成金の不適切な申請手続事案を受けた組織体制の見直しを行った結果、人員が減少したことによるものであります。

 

(2)提出会社の状況

 

 

 

 

 

 

2026年2月28日現在

従業員数(名)

平均年齢

平均勤続年数

平均年間給与(千円)

109

(58)

33歳

11ヶ月

6年

1ヶ月

5,390

 

セグメントの名称

従業員数(名)

エネルギー

0

(0)

アウトソーシング

11

(43)

メディアプラットフォーム

7

(0)

報告セグメント計

18

(43)

全社(共通)

91

(15)

合計

109

(58)

(注)1.従業員数は、当社から子会社への出向者を除いた就業人員数であります。

2.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員であります。

3.臨時従業員は、パートタイマーの従業員であります。

4.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

5.全社(共通)は、経理等の管理部門の従業員であります。

6.従業員数が前事業年度末に比べて17名増加した主な要因は、管理部門の強化に伴う人員増によるものであります。

 

(3)労働組合の状況

 当社に労働組合は結成されておりませんが、労使関係は良好であります。

 

(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

① 提出会社

当事業年度

名称

管理職に占める女性労働者の割合(%)(注)1

株式会社コレックホールディングス

39.1

(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.当社は「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異の記載を省略しております。

 

② 連結子会社

当事業年度

名称

管理職に占める女性労働者の割合(%)(注)1

株式会社ノイアット

11.4

(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.株式会社ノイアットは「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異の記載を省略しております。

3.株式会社ノイアット以外の連結子会社は「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異の記載を省略しております。

 

③ 連結会社

当連結会計年度

補足説明

管理職に占める女性労働者の割合(%)

(注)2

男性労働者の育児休業取得率(%)

(注)3

労働者の男女の賃金の差異(%)

(注)2

全労働者

正規雇用労働者

パート・有期労働者

19.7

90.9

72.1

68.0

113.9

(注)4 (注)5

(注)1.「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51大蔵省令第28号)第2条第5号に規定されている連結会社を対象としております。

2.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

3.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

4.労働者の男女の賃金の差異について、賃金制度・体系において性別による差異はありません。

5.上記指標のうち、一部目標を策定している指標については、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (3)重要なサステナビリティ項目 ②人的資本 (指標及び目標)」に記載しております。

 

サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)

2【サステナビリティに関する考え方及び取組】

 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。

 

(1) サステナビリティ全般に関する考え方

 当社グループは、パーパスとして掲げる「情報コミュニケーションに感性と体温を。」のもと、Webとリアルを掛け合わせたハイブリッド型マーケティング支援を提供することで、「新たな社会インフラ」を創造するとともに、IT技術の進化が加速するなかで、希薄になりがちな人と人との繋がりをアップデートすることを使命とし、誰もが変化を愉しめる社会を育むことを目指しております。

 

当社グループの経営理念

パーパス(PURPOSE:存在意義)

「情報コミュニケーションに感性と体温を。」

ビジョン(VISION:理想の姿)

「誰もが、より良い変化を愉しめる社会へ。」

ミッション(MISSION:社会的使命)

「人とITのちからで、ヒト・モノ・コトの繋がりをアップデートする。」

 

 これらの経営理念を通じた事業活動とそれを取り巻く社会・環境との相互作用をはじめとする複数の視点から課題を網羅的に洗い出し、当社グループが優先して取り組むべき重要課題(マテリアリティ)を特定しております。

 

① マテリアリティについて

 当社グループのマテリアリティ特定プロセス、特定したマテリアリティ及び今後の運用方針は、以下のとおりであります。

 

a.マテリアリティ特定プロセス

ステップ1

課題の抽出

国際的に重要な社会・環境課題、サステナビリティ情報開示ガイドライン、ESG評価機関の評価項目、社内外のステークホルダーの声及び当社の経営理念や戦略を踏まえ、考慮すべき課題を抽出。

ステップ2

課題の重要性評価と整理

抽出した各課題と当社の各部門の事業内容との関連性を把握したうえで、社内外のステークホルダーとの対話を通じて、各課題について「ステークホルダーにおける重要性」と「当社における重要性」の両軸から重要性の評価を行い、優先して取り組むべき課題を整理。

ステップ3

マテリアリティの特定

整理した課題の妥当性について経営陣による議論を行い、取締役会決議を経てマテリアリティを特定。

 

 

b.マテリアリティ・マップ

 

c.今後の運用方針

 特定したマテリアリティについて具体的な取組を推進し、目標達成に努めてまいります。また、ステークホルダーとの対話を通じ、その時々の社会課題の変化や経営戦略に沿って、マテリアリティの見直しを随時行ってまいります。

 

② 主要なマテリアリティに対する施策

 当社グループにおける主要なマテリアリティに対する施策の内容は、以下のとおりであります。今後も持続可能な社会の実現に向けて、当社グループが貢献できることを具体的施策に落とし込んで実行してまいります。特に、環境問題対応、人的資本の充実化及びガバナンス体制の強化に注力してまいります。

主要なマテリアリティ

施策

関連するSDGs

気候変動への対応

効率的な資源利用

・太陽光事業の営業促進による再生可能エネルギーの社会への普及

・テレワークをはじめとした業務のオンライン化・ペーパーレス化の促進

・オフィス照明のLED化、クールビズやオフィスカジュアルの文化浸透

・傘のシェアサービスの利用

弾力的経営

顧客満足

・顧客ニーズを追求するための商品企画推進、商品ラインナップの強化

・継続的な営業・マーケティング改革により、温もりのある情報提供の実現

・CS体制の整備、機能強化

従業員満足

ダイバーシティ

人材育成

安全衛生

・社内外の研修の受講

・柔軟なキャリア構築を支援する社内異動制度の運用

・各種資格取得支援

・複数の障がい者雇用支援機関と連携

・1on1ミーティングの実施

・労働安全衛生法に基づく定期健康診断及びストレスチェックの実施

・生成AIの利用環境整備と研修を通じた、業務効率の向上及びAIリテラシーの強化

格差の解消

・リアルとウェブの手法をミックスさせたハイブリッド型マーケティング手法により、地域や年齢、性別などの垣根を超えた情報提供

地域社会との関わり

次世代への社会構築

・地方事務所の設置による消費者との接点確保、雇用の創出

・eスポーツチームとのスポンサー契約を通じたeスポーツ文化の振興

・企業版ふるさと納税制度を活用し、全国の自治体の環境、人材育成及び地域創生に関する取組に対し寄付を実施

・本社周辺の環境美化活動を定期的に実施

コンプライアンス

情報セキュリティ

・コンプライアンス・リスクマネジメント委員会の実施

・情報セキュリティ研修の定期的な実施

・危機管理対応を含めたBCP対策の推進

・内部通報制度の構築・運用

コーポレート・ガバナンス

・投資委員会の設置及び実施

・持株会社体制により経営管理と事業執行を分離し、親会社を経営の管理・監督、当社グループの持続的成長、発展のための経営戦略の企画・立案をはじめとした総合的な統制に特化することによるグループガバナンスの強化

 

 

(2) サステナビリティ全般に関するガバナンス及びリスク管理

(ガバナンス)

 当社グループでは、サステナビリティ関連のリスク・機会を幅広に認識し、事業環境の変化に対し柔軟に対応することが、経営リスクの低減及び収益拡大の機会創出に繋がるものと認識しております。

 気候変動関連を含むサステナビリティ関連全般のリスク・機会の分析及び対策については、取締役副社長グループCFOが長を務めるESG推進部がグループ各社・各部門と連携してモニタリング及び審議を行っております。審議された事項のうち特に重要なものは、経営会議に報告の上、取締役会にて決議を行っております。

 また、グループガバナンスの強化を目的に、各子会社に事業部門から独立した管理部を設置し、より広範なリスク・機会を把握する体制を構築しております。当社管理部門と各子会社取締役及び管理部との密な連携を取ることで、報告すべき重要な事項については、経営会議、コンプライアンス・リスクマネジメント委員会、取締役会といった会議体へ漏れなく報告する体制を整えております。

 当社グループ全社の情報を集約し審議を行う会議体として経営会議を設置しております。同会議は毎月開催され、代表取締役社長を議長とし、グループ全社の取締役及び管理部門責任者の出席のもと、各子会社・各部門の報告を行っております。なお、経営会議の議題及び議事録については、取締役会メンバーに連携しております。

 また、全社の総合的なリスク管理を行う会議体として、代表取締役社長を委員長とするコンプライアンス・リスクマネジメント委員会を設置しております。同委員会は毎月の定例取締役会後に開催され、取締役会メンバーに加え内部監査室長、技術本部長等が出席しており、報告内容を項目化することで、取締役会メンバーが漏れなく情報を収集し、監督の実効性を高める仕組みを構築しております。

 さらに、投資の意思決定においては、代表取締役社長を委員長とする投資委員会が多角的なリスク・機会の分析・審査を行っており、重要な案件は取締役会にて決議しております。M&Aプロセスにおいては同委員会の検証プロセスの見直しを行い、特にコンプライアンス面でのデュー・デリジェンスや管理体制の整備状況の確認などを多面的に実施し、改善点があればモニタリングを行う体制を構築しております。

 なお、当社グループのコーポレート・ガバナンスの状況の詳細につきましては、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要」に記載のとおりであります。

 

(リスク管理)

 気候変動関連を含むサステナビリティ関連リスク・機会については、取締役副社長グループCFOの指示の下、ESG推進部がサステナビリティに関する国際情勢や外的環境の変化等の情報収集を行い、各部門の事業や取組と照合した上で当社グループ全体のリスク・機会項目を抽出し、特定、評価及び分析を行っております。各部門の経営及び事業活動の責任者は、事業におけるサステナビリティ関連のリスク・機会を踏まえた上で事業計画を策定し、経営会議に報告しており、重要なものは取締役会が分析・判断した上で事業活動に反映しております。

 グループ各社管理部門の責任者は、コンプライアンス遵守状況及びリスクマネジメントの状況を日常的に調査・把握し、特に重要な人的資本及び社内環境に関するリスク、コンプライアンスリスク、その他重大案件等については、経営会議へ報告の上、「コンプライアンス・リスクマネジメント委員会規程」に基づき、コンプライアンス・リスクマネジメント委員会に報告しております。本委員会においては、これらの報告をもとに、従業員の勤務時間や内部通報をはじめとする人的資本及び社内環境に関するリスク案件、その他当社グループ全体に係る重大案件等、各種リスクについて特定、評価及び管理を行っております。リスクが顕在化又はそのおそれがある場合には、事実確認及び影響範囲の調査、具体的な対応策及び再発防止策の策定等を行っております。

 投資・出資に関するリスク・機会の分析は、投資委員会にて財務、税務及び法務的側面から審議しており、重要なものは取締役会へ報告の上、意思決定を行っております。

 

 

(3) 重要なサステナビリティ項目

① 気候変動

(戦略)

 当社グループでは、気候変動問題に関して将来起こりうる様々な事態に対応すべく、2023年11月に気候関連財務情報開示タスクフォースによる提言(TCFD提言)への賛同を表明しております。TCFD提言に基づく気候関連リスク及び機会の適切な評価・管理、並びに気候関連財務情報の開示に取り組んでおり、同提言に基づくシナリオ分析の手法を用いて、当社グループが受ける可能性があるリスク・機会を特定し、重要度の評価及び対応策の検討を行っております。シナリオ分析において前提とした事項及びシナリオ分析結果は、以下のとおりであります。

 

a.シナリオ分析の前提

(ⅰ) 対象範囲及び時間軸

 シナリオ分析の対象範囲は、当社グループ各セグメント(エネルギーセグメント、アウトソーシングセグメント及びメディアプラットフォームセグメント)の既存事業としております。また、シナリオ想定期間は2050年までとし、以下のとおり時間軸を定義しております。

時間軸

時間軸の定義及びその根拠

短中期

 2030年までを短中期として設定。2030年は、日本政府の地球温暖化対策推進法に基づく温室効果ガス排出量の削減目標年(2013年比で46%削減)であり、当社中期経営計画「CORREC Innovation 2029」(2025年2月期~2029年2月期)における当社のESG/SDGsに関する取組結果が反映される年となる。

中長期

 2031年~2050年を中長期として設定。2050年は、日本政府の「パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略」に基づくカーボンニュートラル達成目標年となる。

 

(ⅱ) リスク・機会の特定及び重要度評価

 シナリオ分析対象となる各事業において、気候変動により起こりうるリスク・機会をピックアップし、それらが発生した場合の事業インパクトの大きさを軸に、以下のとおり重要度評価を行っております。

重要度

評価基準

事業に大きく影響するリスク・機会

事業の一部に影響するリスク・機会

事業に全く影響しない、又はほとんど影響しないリスク・機会

 

(ⅲ) 想定シナリオ

 想定するシナリオは、IEA(国際エネルギー機関)及びIPCC(気候変動に関する政府間パネル)が公表している各シナリオを参照し、以下のとおり設定しております。

シナリオ

概要

主な参照シナリオ

1.5℃シナリオ

 2050年のCO2排出量についてネットゼロを達成することを想定しており、2100年時点で世界の平均気温上昇を産業革命以前と比較し約1.5℃までに抑制するシナリオ。気候変動による物理的リスクは限定的である一方、企業等に対し世界中で厳しい排出規制がとられるなど脱炭素社会実現に向けた動きが加速し、移行リスクが高まる。

・IPCC AR6 SSP1-1.9

・IEA WEO2023 NZE

4℃シナリオ

 化石燃料依存型の発展のもとで追加的な気候変動対策を導入しないシナリオ。世界の平均気温は、産業革命以前と比較し2100年までに約4℃上昇する。企業等に対する規制は現行より強化されない一方で、気候変動による物理的リスクが高まる。

・IPCC AR6 SSP5-8.5

・IEA WEO2023 STEPS

 

 

 

b.シナリオ分析の結果

 シナリオ分析の結果特定した、当社グループにおける気候変動関連の主なリスク・機会の重要度並びに対応策は、以下のとおりであります。

主なリスク

・機会項目

事業インパクト

時間軸

重要度

主な対応策

リスク

機会

1.5℃

4℃

移行リスク・機会

政策・法規制

炭素価格

炭素税の導入によるコスト・課税負担の増加

省エネのための業務効率化を通じたコスト削減、従業員の健康、安全及び満足度の向上

短中期

(全社)

・AIとの協働等、DX化推進による業務工数の削減

・再生可能エネルギーの電力供給を行っている新電力会社の利用

・LED照明の使用

・従業員教育による省エネルギーの推進

・リモートワーク等の推進

市場

製品価格の増減

太陽光パネル及び蓄電池の需要増加による供給不足、仕入れ価格の上昇

再生可能エネルギーへの切り替え需要増加による受注数の増加

短中期

(エネルギー)

・売上規模の拡大及び各月の安定的な仕入を行うことによる仕入先との関係構築

・太陽光設備事業から隣接領域への事業進出

・販売〜施工の垂直統合型のビジネルモデル確立による利益率向上

原油価格上昇によるライフライン商材の価格変動

-

短中期

(アウトソーシング)

・ストック型ビジネス商材の拡販

・顧客提案商品の増加によるリスク管理

・状況に応じた新規商材の導入

・ライフライン商材から隣接領域への事業進出

競争の激化

再生可能エネルギー市場の成長に伴い、新規参入者が増加し、競争が激化

-

短中期

(エネルギー)

・自社による対面コンサルテーションに加え、メディアプラットフォームを活用したウェブでの販売等の多様な販売経路の確立

消費者行動の変化

環境配慮への需要の高まりや脱炭素に向けた生活様式の変化に対するサービス提供の遅れによる競争力低下

環境領域への需要に早期対応することによる市場価値の向上

短中期

(メディアプラットフォーム)

・多数のジャンルのメディアポートフォリオを保有することによるリスク分散

・多数のディレクター・ライターを有することによるトレンドに対応できる機動性の確保

・環境領域の需要への対応

(アウトソーシング)

・顧客提案商品の増加によるリスク管理

・環境配慮型商材の拡充

評判

ステークホルダーの評判変化

 

ステークホルダーより気候変動対策をはじめ環境対策に消極的であると判断されることによる評価の下落(資金調達、業務提携、M&A、採用等の難化)

 

 

ステークホルダーより気候変動対策をはじめ環境対策に積極的であると判断されることによる評価の向上(資金調達、業務提携、M&A、採用等の易化)

 

短中期

(全社)

・社内のESG活動の推進及びPRの強化

・気候変動関連財務情報開示の強化、SSBJ基準への対応

・気候変動に連動するM&Aニーズの把握

(メディアプラットフォーム)

・持続可能なライフスタイルや環境保護に関する情報を提供するコンテンツの展開

物理的リスク・機会

慢性

平均気温の上昇

平均気温が高まることによるオフィスの空調コストの増加

-

中長期

(全社)

・従業員教育による省エネルギーの推進

・再生可能エネルギーの電力供給を行っている新電力会社の利用

・リモートワーク等の推進

熱中症等の労務、安全衛生リスクの増加による対面営業の生産性低下

-

中長期

(全社)

・衛生委員会の定例会議を実施し、月ごとの問題点と改善策の提示

・自社による対面コンサルテーションに加え、メディアプラットフォームを活用したウェブでの販売、隣接業界のアライアンス先による販売など顧客接点の増加

降水・気象パターンの変化

太陽光パネル設置工事日程の遅れ

-

中長期

(エネルギー)

・販売〜施工の垂直統合型のビジネルモデル確立による柔軟性確保

・太陽光設備事業から隣接領域への事業進出

急性

異常気象の激甚化

サプライチェーンの被災による調達遅延等、事業活動の停滞

-

中長期

(全社)

・事業ポートフォリオの多角化によるリスク分散

・各事業活動において停滞が発生した場合、グループ間での人員配置変更先の取り決めを事前決定

 

 シナリオ分析の結果、1.5℃シナリオでは、政策・法規制、市場、評判によるリスクがあるものの、環境領域への需要に早期対応することによる競争優位性が向上する機会が増えるものと認識しております。一方、4℃シナリオでは、異常気象による物理リスクの影響が高く、人身及び事業活動に直接的に関わるリスクが増加するものと認識しております。

 当社グループでは、中期経営計画「CORREC Innovation 2029」のもと、経済の変化に対して強い事業ポートフォリオの構築をすることで、気候変動に関するリスク・機会への対策を推進してまいります。今後も様々な情報や動向を踏まえ、引き続き分析を進めてまいります。

 

(指標及び目標)

 当社グループは、将来的なカーボンニュートラル達成に向け、2024年2月期よりCO2排出量の算定に取り組んでおります。当社グループにおいて事業活動を通じて排出したCO2量(Scope1及びScope2)は、以下のとおりであります。

区分

2024年2月期実績(t-CO2)

2025年2月期実績(t-CO2)

2026年2月期実績(t-CO2)

Scope1

21

66

42

Scope2

117

110

94

合計

138

176

136

(注) Scope1:事業者自らによる直接排出

Scope2:他社から供給された電気、熱、蒸気の使用に伴う間接排出

 

 

② 人的資本

(戦略)

 当社グループは、ミッションとして掲げる「人とITのちからで、ヒト・モノ・コトの繋がりをアップデートする。」を推進するための価値基準として以下11項目のバリュー(VALUE)を定めており、これらを軸とした人材育成及び社内環境整備を推進しております。

 

バリュー(VALUE)

1.礼儀とモラルがはじめの一歩

私たちはビジネスパーソンとして、当たり前のことを当たり前にできるようにします。

なぜならば、当たり前ができない人に信頼も期待も集まらないからです。

2.昨日の自分を超えていく

私たちは1日1つ知らなかったことを学び、できなかったことをできるようになります。

なぜならば、他者との比較ではなく、自己の1歩の積み重ねこそが成長の本質だからです。

3.他責にせず、自ら動く

私たちはどんな時も他責にせず、自身の言動を振り返り、アウトプットを変化させます。

なぜならば、他責からは学びを得られず、自責からは学びを得られるからです。

4.できる理由を想像し、改善し続ける

私たちはできる姿を想像し、最小単位の期間を定め、迅速に行動と改善を繰り返します。

なぜならば、できない理由は「やらない」理由を生み、何もやらないことこそリスクになるからです。

5.チャレンジ・スピード・コミット

私たちは挑戦すること、早く行うこと、困難な意思決定に対してもオミットせずコミットします。

なぜならば、VUCA時代に正解はなく、変わり続け進み続けることだけが成功原則だと知っているからです。

6.期待値のその先へ

私たちは求められるニーズを深く知り、期待を超えたパフォーマンスを提供します。

なぜならば、期待を超えた先にしか生まれることのない感情こそが、価値になるからです。

7.巨人の肩に乗る

私たちは困ったとき悩んだときに1人で抱え込まず、「最高」の助言や集合知に耳をかたむけます。

なぜならば、個々の知識ではたどり着けない頂に到達するために、組織として存在しているからです。

8.人の魅力と可能性を引き出す

私たちは人の長所を発見し、機会を提供し、フィードバックとフィードフォワードを徹底します。

なぜならば、長所を活かすことは自己肯定に繋がり、長所を発揮することは成果に繋がるからです。

9.深い対話と身近な会話がある組織

私たちはコミュニケーションがもたらす深みを知り、何気ない話が溢れる組織を目指します。

なぜならば、組織とは人が創りだす器であり、その器を満たすのは人間関係であると考えるからです。

10.感謝と称賛の×1.1コミュニケーション

私たちは常に敬意をもち、嫉妬や非難ではなく賞賛を、当たり前と流さず感謝することを忘れません。

なぜならば、褒める、認める、感謝するの称賛文化こそが高め合う土壌を育むからです。

11.達成こそが仕事の流儀

私たちは結果を出すために考え、行動し、力を尽くします。

なぜならば、事を成し遂げるからこそ愉しみを感じられるからです。

 

 

 

a.人材育成に関する方針及び取組

 当社グループは、「人の魅力と可能性を引き出す」価値観の下、年齢、学歴、性別、入社歴等を問わない人事評価制度及び柔軟なキャリア構築を支援する社内異動制度を運用しております。多様な人材が個々の能力を発揮し活躍できる「『ポテンシャル×チャネル×プロダクト』マネジメント」を基本とし、多様な人材育成制度を通じて、より付加価値の高い「リーダーシップ人材」の育成を図っております。「『ポテンシャル×チャネル×プロダクト』マネジメント」及び今後のタレントマネジメント方針の詳細は、以下のとおりであります。

 

(ⅰ) 「『ポテンシャル×チャネル×プロダクト』マネジメント」

 当社グループでは、人的資本の最大化に向け各従業員が活躍できる場を提供するため、従業員個々のポテンシャル、当社グループが持つチャネル及び取扱うプロダクトを掛け合わせ、最適な人員配置・異動を実施しております。

 

 

(ⅱ) 今後のタレントマネジメント方針

多面的人事評価制度の構築

人事制度の根幹は評価制度であるという考えのもと、当社グループ各組織に適した多面的な人事評価制度を構築する。

階層別研修制度の充実化

機能別に研修制度を充実化させ、人的資本の最大化を図る。

多様な人材タレントの採用

多様なバックグラウンドを持つ外部人材の登用を積極的に推進し、会社が常に進化できるよう多様な人材を取り入れる。

タレントマネジメントシステムの活用

従業員の能力や希望等に応じた適材適所を実現するために、タレントマネジメントシステムを導入。

 

 

b.社内環境整備に関する方針及び取組

 当社グループにおいて「深い対話と身近な会話がある組織」の構築のためには、従業員が互いを尊重し安全・安心に働くことができる健全な社内環境の整備が不可欠であります。この認識の下、勤務時間のモニタリングによる長時間労働の防止、安全衛生管理の徹底、産休・育休等各種休業制度の適切な運用、内部通報制度による差別・ハラスメント等の防止、福利厚生制度の拡充等を推進することで、より良い社内環境の実現を目指しております。また、従業員が働きやすい環境整備を目的に、以下のとおり労働環境改革及び業務プロセス改革に取り組んでおります。

 

労働環境改革

地域オフィスや仮想オフィスの活用

・全国のリアルオフィスや仮想オフィスの活用により、場所に捉われない働き方の提供が可能

・セキュリティを確保した上で、社内の誰とでも気軽に繋がれるシームレスなリモートコミュニケーション環境を整備

産育休制度の整備

・少子化対策・ダイバーシティ・インクルージョンを目的に、産育休の制度を再設計

女性活躍推進

・多様性が組織力の源泉であると考えており、女性の管理職登用を重要な指標として捉えている

福利厚生制度

・外部とのパートナーシップ契約により、従業員向けの福利厚生サービスを各種導入

レストスペースの設置

・従業員が小休憩できるような空間を設置

 

業務プロセス改革

組織基盤の強化

・2026年2月期下半期には、グループ全子会社に管理部を設置。事業部門から切り離した独立性のある組織とすることにより、ガバナンス体制の強化を図る

・2024年3月に共通業務の集約化や各部の業務プロセスの効率化を目的として設置した業務管理部は、子会社管理部に子会社業務を移管。2026年3月より総務部に名称変更し、グループ全体の総務業務を行う

・2024年8月に新設した内部統制推進部は、引き続き、グループ全体のガバナンス強化を目的として活動

・人事部の規模を2倍に拡大し、2026年3月より人材開発部に名称変更。従来よりもさらに各種研修等の企画運営を推進し、グループ全体の組織力向上を目指す。また、グループ全体の最適な人員配置を行うための環境整備や人事考課制度の整備も併せて行う

外部アウトソースの活用

・外部にアウトソースすることで効率的な業務運営が図られる場合には、外部の力を借りることを検討プロセスに組み込む

社内システム「evick」の導入

・与信・契約・稟議までを一貫して管理できる社内プラットフォームを開発

・管理業務のプロセス改革により、工数削減に寄与する見込み

電子契約の普及

・電子契約の導入により、迅速な契約締結業務が可能に

社内資料の電子化とプラットフォーム整備

・社内システムの整備、ルールの明確化・統一化により、社内書類の電子化とペーパーレス化を実施

充実した研修体制の構築

・役職別に必要なスキルの研修や業務知識獲得のための幅広い研修を行い、業務の効率化を図る

 

 

 

(指標及び目標)

 当社グループでは、人的資本に関する指標及び目標として以下の項目の進捗をモニタリングしております。今後も持続可能な社会の実現及び企業価値の向上のため、すべての従業員が働きやすい環境づくりを推進し、目標達成に努めてまいります。

指標(注)1

2024年2月

2025年2月

2026年2月

2029年2月

(目標)

平均勤続年数(年)

4.7

4.4

5.1

6.0

有休消化率(%)

67.5

65.6

61.0

80.0

女性管理職比率(%)

13.4

14.7

19.7

15.0

育休・産休取得率(%)

81.8

71.4

94.4

85.0

福利厚生制度数(件)(注)2

11

16

17

30

(注)1.いずれも提出会社及び連結子会社における指標であります。

2.各種手当、休暇制度は含んでおりません。

 

 当社グループでは、中期経営計画において組織戦略を重要な柱の一つと位置付けております。当連結会計年度は、各子会社における管理部の設置、人事部門の強化等、グループガバナンスの強化を主軸とした取組を推進してまいりました。この過程において、有用な人材を積極的に管理職へ登用し、当社及び各子会社の管理部門を中心にグループ各社・各部門における体制及び環境の整備に注力した結果、2026年2月時点の実績値は、女性管理職比率及び育休・産休取得率において目標を上回ることとなりました。今後も引き続き全項目の達成を目指し、多様性の確保を念頭に、組織設計、人員計画を考え、永続的な人的資本の充実化を図ってまいります。