ストーリー・沿革
サマリ
I-PEXは「精密金型」を源流に、コネクタを主力とする“デジタルなものづくり”の技術で成長してきた企業。CABLINE®やNOVASTACK®など高速伝送・小型化に強みを持つコネクタ群と、センサ・機械装置・成形部品を組み合わせ、民生・自動車・産機の現場課題に応える。2030年に向け「I-PEX Vision 2030」で事業モデルを進化させる方針を掲げる。
過去
現在
未来
目指す経営指標
配当性向30%(方針)
CO2排出量40%削減(基準年度2021年、達成時期:2030年度)(※報告全体では「2050年カーボンニュートラルへの継続的な取り組み」も併記)
女性管理職比率(日本国内)10%(目標年次の表記に準拠)
トップメッセージの要約
能動的な企業へ
コトづくり
人的資本
I-PEX Vision 2030
用語解説
I-PEXの細線同軸ケーブル用コネクタ群。薄型・高密度・高周波対応を特徴とし、ノートPCやカメラなどで高速信号を安定伝送するために使われます。
■ NOVASTACK®
基板対基板(Board to Board)接続用の高密度コネクタシリーズ。低背・小ピッチで大容量データの高速伝送に対応し、実装スペースを抑えながら堅牢な接続を実現します。
■ MHF®
アンテナ接続向けの超小型RF同軸コネクタ。無線モジュールやスマートデバイスで使われ、限られたスペースでも低損失で高周波信号を取り回せます。
■ MINIFLEX®
FPC/FFC(フレキシブル基板)用コネクタのシリーズ名。小型・薄型設計で、ワンタッチ等の使いやすいロック機構により組立性と接続信頼性を高めます。
■ ISH®
高電流対応の電源コネクタ。小スペースで電源ラインを安全かつ効率的に供給することを目的に設計されたI-PEXの電源向けブランドです。
■ GP-SYSTEM: MARK-I
I-PEXが開発した全自動の半導体樹脂封止装置。成形から封止までを自動化し、量産現場での品質とスループットを両立させる装置です。
■ RAMP(HDD機構部品)
HDDのヘッドをプラッタ外に退避・待機させるための機構部品。ヘッドの出し入れをガイドして損傷を防ぎ、信頼性向上に寄与します。
■ 「デジタルなものづくり」
設計・生産・検査・供給までの各工程をデータでつなぎ、最適化するI-PEXの製造アプローチ。コネクタや装置、センサを組み合わせて現場を可視化・高速化します。
■ 「コトづくり」
部品単体の供給(モノ)にとどまらず、実装・設計支援やモジュール化など「使われ方」まで含めた価値提供を指すI-PEXのビジネスモデルの方向性です。
■ I-PEX Vision 2030
中長期の経営ビジョン。基盤事業の強化と重点事業の創出を通じ、ビジネスモデルを進化させて収益性と資本効率の両立を目指す方針を示します。
■ CI浸透
「企業理念・価値観・行動指針(Corporate Identity)」を全社で共有・定着させる取り組み。意思決定や人材マネジメントを同じ軸でそろえ、能動的な企業文化を根付かせます。
沿革
2【沿革】
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年月 |
事項 |
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1963年7月 |
モジュールシステム(総分割構造・完全熱処理硬化・総焼入後の全精密機械加工化)による精密金型の専門製作を目的として、小西 昭(故人)が京都市伏見区に資本金9,000千円で第一精工株式会社(現 I‐PEX株式会社)を設立。 |
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1968年11月 |
アメリカ、カナダ、メキシコ及びシンガポール向けに精密プラスチック用金型の輸出を開始。 |
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1971年10月 |
本格的な輸出業務展開のため、シンガポールに事務所を開設。 |
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1976年10月 |
東京都府中市に府中工場を新設。 |
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1978年9月 |
福岡県大野城市に大野城工場(現 福岡事業所大野城工場)を開設。 |
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1979年1月 |
シンガポールにSINGAPORE DAI-ICHI PTE.LTD.(現 I-PEX SINGAPORE PTE LTD)を設立。 |
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1981年5月 |
福岡県大野城市に福岡支社を開設。 |
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1982年1月 |
福岡県小郡市に小郡工場(現 福岡事業所小郡工場)を新設。 |
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1986年1月 |
山梨県山梨市に山梨工場を新設。 |
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1988年11月 |
フィリピンにPHILIPPINE D-I,INC.を設立。 |
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1989年6月 |
マレーシアにMDI SDN. BHD.を設立。 |
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1991年3月 |
中国に上海第一精工模塑有限公司(現 愛沛精密模塑(上海)有限公司)を設立。 |
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1992年5月 |
福岡県朝倉郡筑前町に大刀洗工場(現 福岡事業所大刀洗工場)を新設。 |
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1994年2月 |
アメリカにDAI-ICHI SEIKO AMERICA,INC.(現 I-PEX USA COMPONENTS INC.)を設立。 |
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1999年10月 |
株式会社ダイイチパーツ(※)、株式会社ダイイチセミコン(※)及び誠巧技研株式会社(※)を吸収合併。 |
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2000年4月 |
株式会社ディステックを吸収合併(※)。 |
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2000年4月 |
株式会社ディー・エム・シー(現 DMC株式会社)から営業譲受(※)。 |
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2000年6月 |
タイにTHAI DAI-ICHI SEIKO CO., LTD.(現 I-PEX (THAILAND) CO.,LTD.)を設立。 |
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2000年8月 |
小郡工場を増築。福岡支社を小郡工場内に移転し、福岡事業所とする。 |
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2000年12月 |
インドネシアにPT.PERTAMA PRECISION BINTAN(現 PT IPEX INDONESIA INC)を設立。 |
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2004年7月 |
株式会社アイペックスを子会社化。 |
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2005年7月 |
日本航空電子工業株式会社との合弁事業として、DJプレシジョン株式会社を設立。 |
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2006年6月 |
ベトナムにVIETNAM DAI-ICHI SEIKO CO., LTD.(現 I-PEX VIET NAM CO.,LTD.)を設立。 |
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2006年11月 |
ジャスダック証券取引所に株式を上場。(2011年11月上場廃止) |
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2007年10月 2010年4月
2011年1月 2011年3月 2011年10月 2012年1月 2015年1月 2017年7月
2019年5月 2020年1月 2020年6月 2020年8月 2022年4月 2022年6月
2023年1月 |
フランスにI-PEX FRANCE SARL(現 I-PEX EUROPE SARL)を設立。 ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場。(2011年11月上場廃止) 島根県松江市に松江第一精工株式会社(現 I‐PEX島根株式会社)が工場を新設。 東京証券取引所市場第一部に株式を上場。 韓国にI-PEX KOREA CO., LTD.を設立。 100%連結子会社である株式会社アイペックス及びテクノダイイチ株式会社を吸収合併。 執行役員制度を導入。 マレーシアにDAIICHI SEIKO (M) SDN. BHD.(現 IPEX GLOBAL MANUFACTURING (M) SDN. BHD.)を設立。 沖縄県豊見城市にアイペックスグローバルオペレーションズ株式会社を設立。 沖縄県うるま市に沖縄工場を開設。 福岡県小郡市にI‐PEXキャンパスを開設。 第一精工株式会社からI‐PEX株式会社へ商号変更。 東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 MEMS事業を行うKRYSTAL株式会社及びMicroInnovators Laboratory株式会社の全株式取得により、連結子会社化 KRYSTAL株式会社及びMicroInnovators Laboratory株式会社を合併し、MEMSファウンドリ事業を行うI-PEX Piezo Solutions株式会社へ商号変更。 |
※過年度において、創業者一族は事業目的別に会社を設立して事業を展開しておりましたが、1999年10月から2000年4月にかけてそれらの事業を当社に集約しております。㈱ダイイチパーツ(1989年10月設立、事業目的はコネクタ事業の管理会社)、㈱ダイイチセミコン(1989年10月設立、事業目的は半導体設備事業の管理会社)、誠巧技研㈱(1980年3月買収、事業目的は半導体製造装置の製造)、㈱ディステック(1979年5月設立、事業目的は金型・自動機等の設備製作)、㈱ディー・エム・シー(1984年7月設立、事業目的は電子・電装部品の量産生産)の5社は全て創業者一族所有の法人であります。
なお、現在㈱ディー・エム・シーは、当社執行役員小西達也及びその親族が株式を保有する資産管理会社であり、2022年6月1日付で商号をDMC株式会社に変更しております。
関係会社
4【関係会社の状況】
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名称 |
住所 |
資本金又は出資金 (百万円) |
主要な事業の内容 |
議決権の所有割合 (%) |
関係内容 |
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連結子会社 |
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I‐PEX島根株式会社 (注)2 |
島根県松江市 |
10 |
電気・電子部品事業 |
100 |
当社製品の製造・販売 役員の兼任あり |
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DJプレシジョン株式会社 |
福岡県小郡市 |
50 |
電気・電子部品事業 |
70 |
製品の開発・販売 役員の兼任あり |
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I-PEX SINGAPORE PTE LTD(注)2 |
シンガポール |
3,300 千シンガポールドル |
電気・電子部品事業 |
100 |
当社製品の製造・販売 役員の兼任あり |
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IPEX GLOBAL MANUFACTURING (M) SDN. BHD. (注)2 |
マレーシア ジョホールバル |
78,939 千リンギット |
電気・電子部品事業 自動車部品事業 |
100 |
当社製品の製造・販売 役員の兼任あり |
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I-PEX PHILIPPINES INC. |
フィリピン ラグナ |
2,367千米ドル |
電気・電子部品事業 自動車部品事業 |
100 (100) |
当社製品の製造・販売 |
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愛沛精密模塑(上海)有限公司 (注)2 |
中国 上海 |
64,820 千元 |
電気・電子部品事業 自動車部品事業 |
100 |
当社製品の製造・販売 役員の兼任あり |
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愛沛精密模塑(東莞)有限公司 |
中国 東莞 |
20,691 千元 |
電気・電子部品事業 |
100 (100) |
当社製品の製造・販売 役員の兼任あり |
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I-PEX (THAILAND) CO.,LTD. |
タイ チョンブリ |
40,000 千バーツ |
電気・電子部品事業 |
100 (100) |
当社製品の製造・販売 |
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I-PEX USA MANUFACTURING INC. |
アメリカ アラバマ |
3,000千米ドル |
電気・電子部品事業 自動車部品事業 |
100 (100) |
当社製品の製造・販売 役員の兼任あり |
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PT IPEX INDONESIA INC |
インドネシア リアウ |
1,886,000 千ルピア |
電気・電子部品事業 |
100 (100) |
当社製品の製造・販売 役員の兼任あり |
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I-PEX VIET NAM CO.,LTD. |
ベトナム ビンユン |
28,911,500 千ベトナムドン |
電気・電子部品事業 |
100 (100) |
当社製品の製造・販売 役員の兼任あり |
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I-PEX (SHANGHAI) CO., LTD. (注)2 |
中国 上海 |
1,655 千元 |
電気・電子部品事業 |
100 (100) |
当社製品の販売 役員の兼任あり |
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I-PEX ELECTRONICS (H.K.) LTD. |
中国 香港 |
1千米ドル |
電気・電子部品事業 |
100 |
当社製品の販売 役員の兼任あり |
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I-PEX USA LLC |
アメリカ テキサス |
100 米ドル |
電気・電子部品事業 |
100 (100) |
当社製品の販売 役員の兼任あり |
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その他6社 |
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(注)1.主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。
2.特定子会社に該当しております。
3.議決権の所有割合の( )内は間接所有割合で内数であります。
4.I-PEX (SHANGHAI) CO., LTD.については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
主要な損益情報等 (1)売上高 6,469百万円
(2)経常利益 896百万円
(3)当期純利益 666百万円
(4)純資産額 719百万円
(5)総資産額 2,455百万円