人的資本
OpenWork(社員クチコミ)-
社員数605名(単体) 1,067名(連結)
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平均年齢47.0歳(単体)
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平均勤続年数16.0年(単体)
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平均年収5,868,000円(単体)
従業員の状況
5【従業員の状況】
(1)連結会社の状況
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(2025年3月31日現在) |
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セグメントの名称 |
従業員数(人) |
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電気通信関連事業 |
624 |
(88) |
高周波関連事業 |
380 |
(15) |
全社(共通) |
63 |
(5) |
合計 |
1,067 |
(108) |
(注)1 従業員数は就業人員であり、臨時従業員数は( )内に年間の平均人員を外書で記載しております。
2 全社(共通)として記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門等に所属する従業員であります。
(2)提出会社の状況
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(2025年3月31日現在) |
従業員数(人) |
平均年齢(歳) |
平均勤続年数(年) |
平均年間給与(千円) |
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605 |
(78) |
47.0 |
16.0 |
5,868 |
セグメントの名称 |
従業員数(人) |
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電気通信関連事業 |
399 |
(70) |
高周波関連事業 |
143 |
(4) |
全社(共通) |
63 |
(5) |
合計 |
605 |
(78) |
(注)1 従業員数は就業人員であり、臨時従業員数は( )内に年間の平均人員を外書で記載しております。
2 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
3 全社(共通)として記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門等に所属する従業員であります。
(3)労働組合の状況
連結財務諸表提出会社の労働組合は、1957年3月17日に設立され、日本労働組合総連合会・産業別労働組合JAMに所属し、現在295人の組合員によって組織されております。なお、連結子会社の労働組合は、㈱デンコー及びフコク電興㈱の2社に組織されております。
労使関係はいずれも円満に推移しており、特記すべきことはありません。
(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異
提出会社
当事業年度 |
補足説明 |
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管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1 |
男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2 |
労働者の男女の賃金の差異(%) (注)1 |
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全労働者 |
正規雇用労働者 |
パート・有期労働者 |
|||
9.2 |
66.7 |
76.9 |
73.0 |
87.5 |
- |
(注)1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】
当社グループは、2030年を見据えた「未来の当たり前をつくる企業(Pioneering the future)」の実現に向けたビジョン及び成長戦略である「中長期経営戦略」を策定いたしました。それをもとにサステナビリティ基本方針を定め、当社グループの課題としてマテリアリティ(重要課題)を掲げ、各種KPI達成に向け取り組み、持続可能な社会の実現と中長期的な企業価値向上を目指しております。
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取り組みについては、以下のとおりとなります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)ガバナンス
当社グループは、社会に貢献し、持続可能な社会の実現に貢献するための方針として、サステナビリティ基本方針を策定し、企業活動に取り組んでおります。また、サステナビリティ経営の推進を図るための組織として、代表取締役社長を委員長とし、社内取締役及び執行役員等で構成されるサステナビリティ委員会を設置しております。サステナビリティ委員会では、サステナビリティ課題の特定や多様性や労働環境、人権などの社会問題や、気候変動等に関する環境問題に関する方針・KPIの設定、重点取り組み事項に関する進捗状況について審議・議論を行っております。
サステナビリティ経営の推進に当たっては、当社グループの事業及びステークホルダーに対して優先的に取り組むべき課題を5つのマテリアリティ(重要課題)として設定し、5つのマテリアリティごとに重点取り組み事項を定めております。
各マテリアリティに対しては、取締役を含めた部門横断型のワーキンググループ(WG)を設置し、重点取り組み事項及び目標とする指標であるKPIを定め、継続的に取り組みを進めております。
また、WGの取り組み内容については、サステナビリティ委員会にて協議の上、定期的に取締役会に報告を行っております。
<電気興業グループ サステナビリティ ガバナンス体制>
(2)戦略
サステナビリティ経営の推進に向けては、サステナビリティ基本方針に基づき、設定したマテリアリティへの取り組みを継続することにより、持続的な社会の成長への貢献と企業価値の向上を図っております。2025年5月に策定いたしました中期経営計画「DKK-Plan2028」と併せ、サステナビリティ経営の推進に向けた当社マテリアリティの見直しを実施し、「人的資本経営の推進」「コーポレートガバナンスの強化」「環境経営の推進」「事業の持続的成長と発展」「イノベーションの推進」といたしました。
なお、特定したマテリアリティにおける当社グループの事業や業績に与えるリスク及び機会、並びに重点取り組みについては、下記のとおりとなります。
マテリアリティ |
リスク |
機会 |
重点取り組み |
人的資本経営の推進 |
・技術力、専門性を有する人財の不足による競争力の低下 ・従業員エンゲージメントの停滞による企業力の低下 |
・人財の強化によるビジネススタイルの変化への対応力向上 ・職場風土、モチベーションの向上による企業力の増大、事業の効率化による成長 |
・多様な人財の活躍推進 ・働き方改革による業務の効率化 ・健康経営の推進 |
コーポレート |
・コンプライアンス不全等による、社会における信頼の低下 ・コーポレートガバナンスの機能不全による事業継続リスク及び損失の発生 ・人権、ハラスメントに関する問題の発生による、レピュテーションリスクを始めとした企業価値の下落 |
・健全性/透明性/実効性の確 保 ・法改正等の変化への適正な対応 ・経営基盤の確立、強化 ・ステークホルダーの信頼獲得 |
・コンプライアンス重視の経営 ・サプライチェーンマネジメントの推進 ・経営における透明性の確保 ・情報セキュリティの強化 |
環境経営の推進 |
・異常気象による自然災害の甚大化 ・環境への取り組み姿勢の評価による受注と売上への影響 |
・環境課題、再生可能エネルギー等の事業機会の増加 |
・カーボン・ニュートラルの推進 ・循環型社会実現の推進 |
事業の 持続的成長と発展 |
・製品やサービスの品質低下による顧客満足度の低下 ・事業環境への対応の遅れによる受注と売上の低下 |
・高品質な製品、サービスの提供による社会貢献、事業機会の拡大 ・社会やお客様からの信頼性向上 ・労働生産性の向上 |
・製品の生産性と信頼性の確保 ・周辺市場の業容拡大 ・技術力の強化 |
イノベーションの推進 |
・技術革新による既存技術の陳腐化 ・特許取得漏れもしくは遅延による市場優位性の喪失、知的財産権管理の不足による技術的優位性の喪失 |
・事業領域の拡大、顧客の多様化による需要の拡大 ・知的財産を生かした競争力の強化 |
・社会課題に対応した研究開発 ・知的財産の保護および強化 |
(気候変動)
気候変動が当社グループの事業・業績に与える影響について、シナリオ分析を実施いたしました。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)・国際エネルギー機関(IEA)に基づき、2℃、4℃シナリオで分析を実施しており、事業への影響度※は大・中・小で評価をしております。評価対象は当社グループ全体としており、分析の時間軸は移行リスクについては2030年、物理的リスクについては2050年を基準としております。
当社グループでは引き続き、特定したリスクと機会に関して、1.5℃シナリオでの分析や財務インパクトの把握やリスク・機会の対応策の導出を進めてまいります。
※影響度は、発生可能性と事業活動への影響の大きさを総合的に勘案し、定性的に判断
大:発生可能性が中程度以上で、事業に大きな影響を与え、事業計画・体制の変更を余儀なくされる可能性あり
中:発生可能性が中程度で、事業に影響を与え、事業計画・体制の見直しが必要となる可能性あり
小:発生可能性が低く、事業への影響は限定的で、事業計画・体制に変更がない可能性あり
(リスク)
カテゴリ |
世界観 |
シナリオ |
セグメント |
項目 |
影響度 |
政策・規制 |
各国で炭素税が導入 |
2℃ |
全事業 |
・温室効果ガス(GHG)削減が政府の目標に対して 遅延することにより、税負担コストが増加 |
中 |
テクノロジー |
次世代高速通信の普及 |
2℃ |
移動通信 |
・6G等の新技術により、既存ビジネスの需要減少 |
大 |
次世代自動車の普及 |
2℃ |
誘導加熱装置・熱処理 受託加工 |
・EVの普及により、既存の高周波焼入需要減少 |
大 |
|
市場動向 |
原油・原料価格の高騰 |
2℃ |
全事業 |
・CO2排出規制により原油・原料価格が高騰し、 原材料コストが増加 |
大 |
グリッドパリティ未到達 |
2℃ |
全事業 |
・太陽光発電などの再エネ電力の導入により、 電力コストが増加 |
大 |
|
評判 |
取引先からの脱炭素対応要請の拡大 |
2℃ |
全事業 |
・取引先企業から求められる環境対応が遅延し、 仕入先選好により事業機会減少 |
大 |
物理的リスク (急性) |
異常気象の発生増加 |
4℃ |
全事業 |
・サプライチェーンが分断され、主要原材料の 入手が困難になり、生産遅延やコスト増加 |
中 |
物理的リスク (慢性) |
気温上昇によるエネルギー使用量の増加 |
4℃ |
全事業 |
・気温上昇により空調等に使用する電力コスト 増加 |
中 |
(機会)
カテゴリ |
世界観 |
シナリオ |
セグメント |
項目 |
影響度 |
エネルギー源 |
再エネ技術の普及 |
2℃ |
その他 (電気通信) |
・太陽光発電関連の設置、メンテナンス工事や 架台販売の需要増加 ・風力発電関連のLED航空障害灯、航路標識や メンテナンス/監視システムの需要増加 |
小 |
市場 |
スマートシティ化・次世代高速通信の普及 |
2℃ |
移動通信 |
・5G、ローカル5G、6G関連ビジネスの需要拡大 |
大 |
次世代自動車の普及 |
2℃ |
誘導加熱装置・熱処理 受託加工 |
・モーターシャフト等のEV向け高周波誘導加熱 ビジネス機会の獲得 ・EV充電スタンド関連の需要増加 |
中 |
|
資源効率 |
バリューチェーンの脱炭素需要増 |
2℃ |
高周波 新領域 |
・廃棄物、食品関連等の様々な高周波誘導加熱 ビジネス機会の獲得 |
大 |
製品・ サービス |
異常気象の激甚化 |
4℃ |
その他 (電気通信) ソリューション 固定無線 |
・メタノール燃料電池、ディーゼル燃料電池の 需要増加 ・防災無線や高所監視カメラ、防災情報ネット ワークなどの防災関連商材の需要増加 |
中 |
レジリエンス |
異常気象や感染症リスクの増加 |
4℃ |
全事業 |
・サプライヤーとBCP対策の検討など、安定した サプライチェーンを構築 |
小 |
セグメント名 |
主な事業内容 |
移動通信 |
携帯電話向け基地局アンテナ・工事・鉄塔、無線設備等 |
固定無線 |
官公庁向け防災無線・消防無線等 |
防衛 |
防衛向け通信アンテナ・設備等 |
放送 |
テレビ・ラジオ放送向け送信所設備、メンテナンス等 |
ソリューション |
サービスを含めたネットワーク関連事業(画像AIソリューション、ローカル5G等) |
その他(電気通信) |
鉄鋼構造物製造・めっき処理、航空障害灯、LED照明、再生可能エネルギー関連等 |
誘導加熱装置 |
自動車部品向け高周波誘導加熱装置の製造、メンテナンス |
熱処理受託加工 |
自動車部品等の熱処理受託加工 |
高周波新領域 |
環境関連・食品関連向け高周波応用事業、その他新領域向け事業 |
(人材育成方針/社内環境整備方針)
当社グループにおける、人財の多様性の確保を含む人財の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針は、以下のとおりです。
① 人材育成方針
当社グループは、経営理念において「一社一家、グループ一家の和の精神をもって発展成長し、社員の生活向上に務める。」と掲げており、企業成長の源泉は「人財」であり、個人の人格や個性を尊重し、風通しの良い職場環境整備や教育の場を積極的に提供することで、企業の原動力である「チャレンジ精神」「生産性向上」につながるものと考えております。また、人財育成の継続なくしては、将来の発展と成長はないものと考えており、「中長期経営戦略」の達成に向け、下記の人財育成重点取り組みを実行しております。
※当社グループでは、「ヒト」を企業の礎を築く最も重要な要素の一つ「宝(タカラ=財)」と考え、“人材”ではなく“人財”とあらわしております。
(人財育成重点取り組み)
重点取り組み |
実施事項 |
1.人財育成の推進 |
① 新たなキャリアアップを目指す新人事制度の導入、定着化へ向けた研修の実施 |
② 社内人財の育成・能力開発の強化 |
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2.多様な人財の雇用と活躍 |
① ダイバーシティマネジメント研修、人権研修の実施 |
② 経験豊富な人財、プロフェッショナル人財の中途採用 (新規事業展開、経営基盤強化に即した中途採用) |
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③ シニア社員活躍のための「70歳までの雇用制度」の立案 |
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④ 障がい者雇用 |
② 社内環境整備方針
当社グループが持続的に発展するためには、従業員全員が安心して、いきいきと働ける職場環境の整備が必要であると考えております。マテリアリティにおいては「人的資本経営の推進」を掲げ、サステナビリティ活動を推進しており、従業員一人ひとりがお互いを尊重しながら能力を最大限に発揮できる働きやすい職場環境づくりに注力しております。また、労働安全衛生の維持向上にも注力し、従業員とその家族がより豊かで幸福な生活を維持していけるようにするため、労働災害防止をはじめ、過重労働による健康障害防止にも努めております。
(社内環境整備重点取り組み)
重点取り組み |
実施事項 |
1.働きやすい職場環境づくり |
① 表彰制度の拡充 |
② 社員全員を対象としたハラスメント教育の実施 |
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③ 職場環境アンケートの実施 |
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④ 労使協議会の実施 |
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⑤ 各職場にて交流会(夏季、冬季)の実施 |
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⑥ 男性社員を対象とした育児休業取得促進教育の実施 |
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2.働き方改革 |
① 提案活動の推進 |
② 各種特別休暇の導入 (時間単位の有給休暇、バースデイ休暇、ボランティア休暇) |
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③ 有給休暇奨励日の設置 |
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④ ノートPC化の推進 |
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3.労働災害の防止 |
① 安全衛生大会の実施 |
② 安全パトロール活動の推進 |
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4.過重労働の防止 |
① 労働時間勉強会の実施 |
② ノー残業Day/ライトダウンの実施 |
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③ PC自動シャットダウンシステムの導入 |
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④ 時間外労働に関するモニタリング強化 |
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⑤ ストレスチェックの実施 |
(3)リスク管理
① リスク管理体制
当社グループは、社会課題や環境課題などサステナビリティに関するリスクの特定にあたり、サステナビリティ委員会が中心となり、外部及び内部環境の変化を踏まえ、社会及び当社事業に与える影響度の高いリスクを識別・評価の上、マテリアリティとして設定いたしました。サステナビリティに関するリスクについては、マテリアリティへの取り組みをサステナビリティ委員会でモニタリングを行い、定期的に取締役会に報告しております。今後も進捗や事業環境に応じて、適宜事業戦略の見直しを図るなど、長期的な視点でリスクへの対応を行ってまいります。
また、全社的なコーポレートリスクマネジメント体制として、リスク管理委員会を設置しております。リスク管理委員会においては、当社グループのリスク・危機の洗い出し、評価の上、重要なリスクを特定し、モニタリング、運用状況の把握、是正指示を行っております。特定された重要リスクの対応策と進捗状況については、定期的に取締役会に報告をしております。詳細については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。
サステナビリティに関するリスクとリスク管理委員会におけるコーポレートリスクマネジメントは、グループ横断的に情報の集約と管理の強化を行い、情報連携の上で取締役会にて総合的にリスクの把握・管理・発生頻度や影響の低減を図っております。
<リスク管理体制>
② 人権に関するリスクへの対応(人権デューデリジェンス)
当社グループは人権の尊重が重要な社会的責任であるとの認識に立ち、「DKKグループ人権方針」を制定しており、人権尊重への責任を果たすよう努めております。
当社のガバナンス体制の一つであるリスク管理委員会に人権部会を設置し、国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」に基づき、人権課題の特定、防止、軽減、是正の一連のサイクルに集中的に取り組んでおります。また、人権に対してサプライチェーン全体で取り組むため、当社グループの掲げる「サプライチェーンにおけるサステナビリティガイドライン」の中で、人権尊重を明記し、当社グループはもとより、サプライヤーの皆様へ当社グループの取り組みや考え方への理解とご協力を求める活動を実施しております。
(4)指標及び目標
当社グループは、中長期的な観点から5つのマテリアリティを掲げており、その取り組みについて成果を評価する指標(KPI)を下記のとおり設定し、確実に推進を図っていくことで、持続的な社会の成長への貢献と企業価値の維持・向上を目指しております。重点取り組みやKPIについてはサステナビリティ委員会、取締役会において協議の上、見直しを行っております。
なお、KPI(中長期目標)の実績及び進捗状況については当社ウェブサイトに掲載しております。
https://denkikogyo.co.jp/sustainability/data/
<人的資本経営の推進>
重点取り組み |
KPI(目標年度) |
多様な人財の活躍推進 |
・女性管理職比率:10%(2027年度) ・えるぼし認定(1段階目)の取得(2027年度) ・障がい者雇用率(法定雇用率)の遵守:2.7%(毎年継続) |
働き方改革による業務の効率化 |
・時間外労働の削減:2024年度比5%削減(2027年度) ・有給休暇取得率:85%(2027年度) ・男性育児休業取得率:30%維持(2027年度) |
健康経営の推進 |
・定期健康診断受診率:100%(毎年継続) ・定期健康診断再検査受診率:80%以上(毎年継続) ・特定保健指導受診率:80%以上(2027年度) ・エンゲージメントスコア:50%以上(2027年度) |
※上記「人的資本経営の推進」に関する取り組み及び指標については、当社においては関連する指標のデータ管理とともに、具体的な取り組みを実施しているものの、一部の取り組みに関しましては連結グループに属する全ての会社では実施されていないため、連結グループにおける記載が困難であります。現在、当社グループにおいては取り組みを展開しており、今後目標指標についても充実を図ってまいります。
<コーポレートガバナンスの強化>
重点取り組み |
KPI(目標年度) |
コンプライアンス重視の経営 |
・コンプライアンス研修受講率:100%(毎年継続) ・人権研修受講率:100%(毎年継続) ・ハラスメント研修受講率:100%(毎年継続) |
サプライチェーンマネジメントの推進 |
・サプライチェーンに関する社内教育受講率:100%(毎年継続) ・サプライヤーに対する当社方針(サプライチェーンにおけるサステナビリティガイドライン)の対応状況の確認:1回/年(毎年継続) |
経営における透明性の確保 |
・取締役と投資家との対話:5件/年(毎年継続) ・取締役の取締役会出席率:100%(毎年継続) ・取締役会実効性評価:1回/年(毎年継続) |
情報セキュリティの強化 |
・情報セキュリティ研修受講率:100%(毎年継続) ・サイバー攻撃対応訓練実施:1回以上/年(毎年継続) |
<環境経営の推進>
重点取り組み |
KPI(目標年度) |
カーボン・ニュートラルの推進 |
・Scope1,2温室効果ガス排出量:2019年度比42%以上削減(2029年度) ・Scope3温室効果ガス排出量:2019年度比25%以上削減(2029年度) |
循環型社会実現の推進 |
・総排出量の再資源化率:96%以上(毎年継続) ・グリーン調達の体制構築(2027年度) |
<事業の持続的成長と発展>
重点取り組み |
KPI(目標年度) |
製品の生産性と信頼性の確保 |
・現業部門有効稼働変化率:2024年度比12%増(2030年度) ・現業部門1人当たりの生産利益額増加率:2024年度比12%増(2030年度) ・営業部門1人当たりの粗利額:2024年度比120万円増(2030年度) ・製品補償の発生件数:2024年度比50%以下(2030年度) |
周辺市場の業容拡大 |
・新製品投入数:2024年度比累計30件(2030年度) ・新規顧客獲得数:4事業部門×各10件(2030年度) ・サービス拡充・顧客満足度シートの平均点:4.2/5.0点以上(2030年度) ・企画制作プロジェクトのアイデア事業化(2030年度) |
技術力の強化 |
・経営事項審査申請に係る国家資格保有率:70%以上維持(2030年度) ・研究開発費回収率(新技術開発に限る):2024年度比5%以上増(2030年度) |
<イノベーションの推進>
重点取り組み |
KPI(目標年度) |
社会課題に対応した研究開発 |
・社会課題に対応した製品・サービスの技術検証完了:3件/年(2030年度) |
知的財産の保護および強化 |
・産業財産権の出願件数:30件/年(2030年度) |
(気候変動)
当社グループは、マテリアリティに基づき「環境経営の推進」に取り組んでおり、カーボン・ニュートラルの推進、循環型社会実現の推進についてそれぞれ定量的な目標を掲げ、具体的な施策に取り組んでおります。
カーボン・ニュートラルの推進においては、今後も継続把握並びに精度向上に努め、当社グループの気候変動に関する戦略策定とも併せて、2029年に2019年度比で42%以上(Scope1,2)、25%以上(Scope3)の温室効果ガス(GHG)削減を目標として、グループ一丸となって取り組んでまいります。
なお、GHG排出量の実績については当社ウェブサイトに掲載しております。
https://denkikogyo.co.jp/sustainability/data/
(人材育成方針/社内環境整備方針)
当社グループでは、上記「(2)戦略」において記載した、人財の多様性の確保を含む人財の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、各々指標を用い目標達成年度を定め、取り組んでおります。
各領域の課題に対し、既存従業員には人材育成方針をもととした教育研修を行い、新たな人財獲得では社内環境
整備方針による多様性を重視した採用を展開しております。
これら二つの方針を通じて、当社グループ従業員一人ひとりが、持続可能な社会の実現に貢献できる一員として、価値ある人財となれるよう、企業としてその育成責任を果たすことを目標としております。
人材育成方針/社内環境整備方針の実績については、「第1 企業の情報 5 従業員の状況 (4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異」に記載しております。なお、当社においては、関連する指標のデータ管理とともに、具体的な取り組みを実施しているものの、連結グループに属する全ての会社では実施されていないため、連結グループにおける記載はしておりません。今後目標・指標についても充実を図ってまいります。