2026.10.02更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書 2026

サマリ

日本電波工業は、高純度人工水晶育成技術とフォトリソ加工技術を強みとする水晶デバイスメーカーです。自社で育成した人工水晶を微細加工し、高周波源振を直接作り込む独自技術を有します。車載向けで築いた収益基盤を支えに、AIデータセンター向けの超低位相雑音発振器やIC内製化を進めています。さらに防衛向け特機や高出力レーザー用光学製品、シリコンMEMSや原子発振器の開発へと事業ポートフォリオ変革を推進しています。

目指す経営指標

・2026年度に売上高625億円、営業利益52億円(営業利益率8.3%)
・2027年度に売上高700億円、営業利益率10.0%以上
・2027年度にROIC9.0%以上
・2027年度までに3年間累計営業キャッシュ・フロー235億円(うち185億円を成長投資へ配分)
・2030年度(Vision2030)に売上高1,000億円、営業利益率20.0%
・2030年度までに自社でのGHG排出量(Scope 1, 2)を2023年度比42%削減
・2030年度までにScope 3(カテゴリー1, 3, 4, 11)を2023年度比25%削減
・2028年3月末までに女性管理職比率7%以上
・2028年3月末までに中途採用における女性比率20%以上

用語解説

■波動で未来を科学する
日本電波工業の企業理念。保有・開発する波動要素技術を社会課題の解決に注ぎ込み、快適で安心・安全な未来社会の実現と世界の平和に貢献することを目指す指針です。

■Five Pillars + One
持続的な高収益体質を確立するための事業ポートフォリオ変革構想。「車載」「移動体通信」「産業機器」「特機」「光学製品」の5つの柱(Five Pillars)と「新規事業開発(+ One)」で構成され、安定的な領域で創出したキャッシュを成長領域や新事業へ重点再投資する戦略を指します。

■波動要素技術
日本電波工業が長年培ってきた14の技術資産(人工水晶育成、フォトリソ加工、精密設計、無線技術、信号処理、センシング技術など)を体系化したもので、社会課題を解決する製品開発の競争力の源泉となっています。

■フォトリソ加工技術
半導体製造技術を応用し、水晶を微細かつ精密に加工して超小型・高周波を実現する技術です。業界最大級の4インチウエハに対応し、装置構成からプロセス条件まで自社独自で設計・開発を行っています。

■IC内製化体制
水晶発振器などに組み込むIC(集成回路)を自社で設計・開発する体制です。英国の開発拠点と日本の評価・応用開発チームが連携することで、顧客要望への即応力向上や開発スピードの加速、高収益構造の確立を実現しています。

■ツインQCM技術
水晶振動子の表面に物質が付着した際の周波数変化を利用し、微小な質量変化をナノグラム単位かつリアルタイムで高感度に検出するセンシング技術です。宇宙分野で培われ、半導体製造装置の工程安定化や品質向上などへ応用展開されています。

■グリーン・クリスタル・テクノロジー
電子機器の高精度化や低消費電力化に貢献する製品提供などを通じて、2050年のカーボンニュートラル達成を目指す日本電波工業独自の環境配慮コンセプトです。

■N-Grade EXシリーズ
結晶中の不純物濃度を極限まで抑えた超高純度人工水晶です。高出力レーザーの繰り返し照射に耐える優れた耐久性を持ち、半導体露光装置や高出力レーザー加工機向けの光学製品などに用いられています。
2026年3月期有価証券報告書より

沿革

 

2 【沿革】

当社は1948年4月15日東京都中央区日本橋に設立。1949年11月水晶振動子の製造、販売を開始。1950年6月本店を渋谷区大山町へ移転登記しました。

その後の主な変遷は次のとおりであります。

1954年1月

東京都渋谷区代々木新町(現 渋谷区西原)に本社並びに工場を建設し、移転

1959年4月

水晶フィルタの製造開始

1960年4月

水晶発振器の製造開始

1962年3月

埼玉県狭山市に新工場(現 狭山事業所)建設着手

1963年3月

狭山事業所内に人工水晶工場完成、人工水晶の製造開始

   5月

狭山事業所内に水晶切断工場完成

   6月

株式を㈳日本証券業協会に店頭登録

1964年4月

狭山事業所内に組立工場完成

   7月

大阪出張所を開設(現 関西事務所)

1970年3月

 

新潟県新潟市に関連会社 ホーク電子㈱設立(1990年10月に子会社化、2005年4月に社名を新潟エヌ・デー・ケー㈱に変更)

1975年12月

アメリカ合衆国カリフォルニア州にアメリカ出張所を開設

1976年3月

宮城県古川市(現 大崎市)に子会社 古川エヌ・デー・ケー㈱設立

1979年1月

マレーシア クアラルンプールに子会社 ASIAN NDK CRYSTAL SDN. BHD.設立

   12月

 

アメリカ合衆国カリフォルニア州のアメリカ出張所を発展的に解消し、子会社 NDK AMERICA, INC.設立

1985年4月

狭山事業所本館竣工

1986年4月

愛知県岡崎市に中部営業所を開設

   9月
 

マレーシア クアラルンプールに子会社 MALAYSIAN QUARTZ CRYSTAL SDN. BHD.設立(1992年4月に社名をNDK QUARTZ (M) SDN.BHD.に変更)

   11月

狭山事業所新館竣工

1988年9月

イギリス ロンドンに子会社 NDK EUROPE LTD.設立

1989年3月

北海道函館市に子会社 函館エヌ・デー・ケー㈱設立

1990年3月

東京都新宿区西新宿に本社事務所を開設

   12月

東京証券取引所 市場第2部に上場

1994年1月

中国江蘇省蘇州市に子会社 蘇州日本電波工業有限公司設立

1994年11月

イタリアに子会社 NDK EUROPE LTD.の子会社 NDK ITALY SRL設立

1995年9月

香港に子会社 NDK ELECTRONICS (HK) LIMITED設立

1998年9月

東京証券取引所 市場第1部に指定

2002年3月

アメリカ合衆国イリノイ州に子会社 NDK CRYSTAL, INC.設立

   4月
 

アメリカ合衆国イリノイ州に、子会社 NDK AMERICA, INC.及びNDK CRYSTAL, INC.の全株式を保有する持株会社 NDK HOLDINGS USA, INC.設立

   4月

北海道函館市に日本電気㈱との合弁会社 エヌ・アール・エス・テクノロジー㈱設立

   9月

中国上海市に子会社 NDK-ELECTRONICS SHANGHAI CO.,LTD.設立

2003年11月

シンガポールに子会社 ASIAN NDK CRYSTAL SDN. BHD.の子会社 NDK CRYSTAL ASIA PTE. LTD.設立

2004年4月

北海道千歳市に千歳テクニカルセンターを開設

2005年10月

子会社 エヌ・アール・エス・テクノロジー㈱は、子会社 函館エヌ・デー・ケー㈱と合併し解散

   12月

本社事務所を東京都新宿区西新宿から東京都渋谷区笹塚に移転

2006年1月

本店を東京都渋谷区西原から東京都渋谷区笹塚に移転

2009年4月

狭山事業所内に新研究棟「ラボラトリーATOM」竣工

   6月

中国江蘇省蘇州市に子会社 蘇州日本電波工業有限公司の子会社 蘇州日電波工業貿易有限公司設立

2014年4月

子会社 NDK ITALY SRLは、子会社 NDK EUROPE LTD.と合併し解散

2015年5月

本社事務所・本店を東京都渋谷区笹塚(移転前と同一地域内)に移転

2016年6月

子会社 NDK CRYSTAL, INC.は、子会社 NDK HOLDINGS USA, INC.と合併し解散

2019年11月

中国江蘇省蘇州市に子会社 蘇州日電波電子工業有限公司設立

2020年5月

北海道函館市に子会社 NDK SAW devices㈱設立

2020年10月

子会社 NDK SAW devices㈱の株式の51%を売却し、関連会社化

2021年9月

子会社 蘇州日本電波工業有限公司は、事業を子会社 蘇州日電波電子工業有限公司に移管し解散

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行

2022年9月

子会社 新潟エヌ・デー・ケー㈱解散

2024年3月

蘇州日電波電子工業有限公司の子会社 蘇州日電波工業貿易有限公司解散

2024年9月

台湾に子会社 NDK TAIPEI CO.,LTD.設立

 

関係会社

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金又は出資金
 

主要な事業
の内容

議決権の
所有(被所有)割合

関係内容

所有割合(%)

被所有割合(%)

(連結子会社)

 

 

 

 

 

 

古川
エヌ・デー・ケー㈱

(注)2

宮城県大崎市

百万円

50

水晶振動子
等製造業

100.0

―

当社の水晶製品を製造しております。当社より設備賃貸を受けております。
役員の兼任等…有 2名

ASIAN NDK
 CRYSTAL SDN. BHD.

(注)2

マレーシア・
セランゴール

千M$

62,188

水晶振動子
等製造業

100.0

―

当社の水晶製品を製造及び販売しております。当社より資金援助を受けております。
役員の兼任等…有 1名

NDK QUARTZ
(M) SDN. BHD.

(注)2

マレーシア・
セランゴール

千M$

30,000

水晶片等
製造業

100.0

(26.7)

―

当社の水晶製品用の材料等を製造しております。
役員の兼任等…有 1名

函館
エヌ・デー・ケー㈱

(注)2

北海道函館市

百万円

50

水晶振動子
等製造業

100.0

―

当社の水晶製品を製造しております。当社より設備賃貸を受けております。
役員の兼任等…有 2名

蘇州日電波電子工業

有限公司

(注)2

中国・
江蘇省蘇州市

千US$

20,000

水晶振動子
等製造・販売業

100.0

―

当社の水晶製品を製造及び販売をしております。
役員の兼任等…有 1名

NDK HOLDINGS USA, INC.

 

アメリカ・
デラウェア

千US$

100

持株会社

100.0

―

当社の北米地域における関係会社の株式を所有しております。
役員の兼任等…有 1名

NDK AMERICA, INC.

(注)3

アメリカ・
イリノイ

千US$

100

水晶振動子
等販売業

100.0

(100.0)

―

当社の水晶製品を販売しております。
役員の兼任等…有 1名

NDK EUROPE LTD.

(注)2
(注)3

イギリス・
ロンドン

千STG£

275

水晶振動子
等販売業

100.0

(0.0)

―

当社の水晶製品を販売しております。
役員の兼任等…有 1名

NDK-ELECTRONICS
SHANGHAI CO.,LTD.

(注)2
 

(注)3

中国・上海市

千US$

200

水晶振動子
等販売業

100.0

―

当社の水晶製品を販売しております。
役員の兼任等…有 1名

NDK TAIPEI CO., LTD.

(注)2
 

(注)3

台湾・台北

千NT$

5,000

水晶振動子
等販売業 

100.0

―

当社の水晶製品を販売しております。
役員の兼任等…有 1名

その他 2社

 

 

 

 

 

 

 

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

 

 

NDK SAW devices㈱

 

北海道函館市

百万円

1,551

SAWフィルター製造・販売業

 

42.0

―

SAWフィルターの製造及び販売をしております。
役員の兼任等…有 1名

その他 1社

 

 

 

 

 

 

 

 

(注) 1  議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。

2  特定子会社であります。

3  NDK AMERICA, INC.、NDK EUROPE LTD.、NDK TAIPEI CO., LTD.及びNDK-ELECTRONICS SHANGHAI CO.,LTD.については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

(主要な損益情報等)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

NDK AMERICA, INC.

 

NDK EUROPE LTD.

 

NDK TAIPEI CO., LTD.

 

NDK-ELECTRONICS
SHANGHAI CO.,LTD.

① 売上高

7,409

 

13,601

 

10,952

 

10,488

② 税引前利益

179

 

126

 

301

 

156

③ 当期利益

186

 

57

 

241

 

115

④ 親会社の所有者

   に帰属する持分

1,952

 

404

 

274

 

820

⑤ 総資産額

2,979

 

5,178

 

3,640

 

3,575