2025年6月期有価証券報告書より

沿革

2【沿革】

 当社(形式上の存続会社、株式会社スズキ精機、1970年7月27日設立、本店所在地長野県須坂市)は、経営の効率化を図るため、1974年7月1日を合併期日として合資会社鈴木製作所(実質上の存続会社、1933年6月10日個人経営の鈴木製作所として創業、本店所在地東京都大田区、1945年6月6日合資会社鈴木製作所に組織変更、本店所在地長野県飯山市、1950年10月長野県須坂市に移転)を吸収合併し、同日付で商号を株式会社鈴木に変更いたしました。

 なお、設立の経緯などから、被合併会社である合資会社鈴木製作所が実質上の存続会社であり、以下の記載事項につきましては特別の記述がない限り、合併以前については実質上の存続会社について記載しております。また、合資会社鈴木製作所の当時の従業員全員は同一の職位で当社に移籍しておりますので、従業員の勤続年数は、合資会社鈴木製作所における勤続年数を通算して記載しております。

 以上の内容を図示しますと、次のとおりであります。

年月

事項

1933年6月

鈴木和夫が独立して鈴木製作所を創業。鉱石ラジオの部品用金型を主体に製作を開始。

1945年6月

富士通須坂工場の設立に伴い、長野県飯山市に戦争疎開。合資会社鈴木製作所に組織変更。

1957年10月

コネクタコンタクトの順送型に着手。

1960年4月

長野県須坂市旭ヶ丘工業団地に本社工場を新築移転。

1968年4月

旭ヶ丘工業団地にプレス加工工場の建設を行い、プレス加工専門工場として加工を開始。

1969年6月

台湾に合弁会社金利精密工業股份有限公司を設立。

1970年7月

株式会社スズキ精機(資本金500万円、券面額1,000円)を設立。金型用パンチの専用研削機、各種自動連続圧着機の製造を開始。

1974年7月

株式会社に組織変更するため、株式会社スズキ精機と合併し、株式会社鈴木となる。

1980年8月

金型用パンチの専用研削機として円筒研削盤PMG-3の販売を開始。

1982年12月

全自動圧着機の製造販売を開始。

1983年12月

当社として最初のリードフレーム加工用の金型としてDIPタイプ16ピンの金型を製作。

1984年12月

電子部品の装着装置であるSMT-85が完成し販売を開始。

1985年4月

リードフレームの後加工用機械ディプレスカットマシンの製造販売を開始。

1985年6月

新分野への進出として精密モールド金型の製造販売を開始。

1991年9月

電子基板の指定位置に接着剤を塗布する高速接着剤塗布機SS-ADの製造販売を開始。

1992年1月

金型製作及び自動機器の組立工場として長野県須坂市に第1期本社新工場が完成。

1996年4月

コネクタ工場がISO9002の認証を取得。

1997年2月

金型製作及びプレス加工工場として長野県須坂市に第2期本社新工場が完成。

2001年2月

日本証券業協会に株式を店頭登録。

2004年12月

日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。

2006年8月

プレス加工工場として長野県須坂市に日滝原工場が完成。

2006年12月

長野県須坂市の日滝原工場内に、住友電装㈱との合弁会社S&Sコンポーネンツ㈱を設立。

2007年8月

香港に、東新工業(株)との合弁会社鈴木東新電子(香港)有限公司を設立。

2007年10月

中国広東省中山市に、東新工業(株)との合弁会社鈴木東新電子(中山)有限公司を設立。

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場。

2012年5月

東京証券取引所市場第二部に上場。

2012年6月

長野県須坂市に医療機器組立工場を増築。

2013年12月

インドネシア西ジャワ州に、PT.SUGINDO INTERNATIONALを設立。

2014年7月

東京証券取引所市場第一部に上場。

2016年3月

インドネシアのPT.GLOBAL TEKNINDO BERKATAMAを子会社化。

(2022年 PT.SUGINDO INTERNATIONALへ吸収合併)

 

年月

事項

2018年10月

長野県須坂市の生産システム工場内に、住友電装㈱との合弁会社S&Sアドバンストテクノロジーズ株式会社を設立。

2019年12月

日滝原工場に日滝原第二工場を増設。

2020年4月

子会社「エスメディカル株式会社」を設立し、医療器具組立事業を譲渡。

2022年4月

東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。

2022年11月

長野県須坂市に須坂インター工場を新設。

2023年1月

IATF16949の認証を取得。

 

 

関係会社

4【関係会社の状況】

名称

住所

資本金

主要な事業内容

議決権の所有割合又は被所有割合

(%)

関係内容

(連結子会社)

S&Sコンポーネンツ㈱

 (注)3

長野県須坂市

80,000

(千円)

部品

51.00

当社工場の一部を賃貸している

役員の兼任あり

(連結子会社)

S&Sアドバンストテクノロジーズ㈱

長野県須坂市

80,000

(千円)

機械器具

51.00

当社工場の一部を賃貸している

役員の兼任あり

(連結子会社)

エスメディカル㈱

長野県須坂市

80,000

(千円)

機械器具

100.00

当社工場の一部を賃貸している

(連結子会社)

鈴木東新電子(香港)有限公司

中国香港

1,200

(千HKD)

金型

部品

80.00

中国における販売

役員の兼任あり

(連結子会社)

鈴木東新電子(中山)有限公司

 (注)2、4

中国中山市

8,050

(千USD)

金型

部品

80.00

中国における製造販売

役員の兼任あり

(連結子会社)

PT.SUGINDO INTERNATIONAL

 (注)2

インドネシア

西ジャワ州

236,203,774

(千IDR)

部品

99.99

インドネシアにおける製造販売

役員の兼任あり

(その他の関係会社)

㈱クリンゲル

 (注)5

長野県須坂市

4,000

(千円)

有価証券の

投資運用業務

被所有

15.87

役員の兼任あり

 (注)1.連結子会社の主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。

2.特定子会社に該当しております。

3.S&Sコンポーネンツ㈱については、売上高(連結会社間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

  主要な損益情報等    (1)売上高    4,921,532千円

              (2)経常利益    703,557千円

              (3)当期純利益   471,223千円

              (4)純資産額    969,140千円

              (5)総資産額   4,622,683千円

4.鈴木東新電子(中山)有限公司については、売上高(連結会社間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

  主要な損益情報等    (1)売上高    5,217,499千円

              (2)経常利益    518,774千円

              (3)当期純利益   435,257千円

              (4)純資産額   1,612,421千円

              (5)総資産額   3,178,453千円

5.議決権の所有割合又は被所有割合は100分の20未満でありますが、実質的な影響力を持っているため、同社をその他の関係会社としたものであります。