事業内容
セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります
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売上
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利益
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利益率
最新年度
| セグメント名 | 売上 (百万円) |
売上構成比率 (%) |
利益 (百万円) |
利益構成比率 (%) |
利益率 (%) |
|---|---|---|---|---|---|
| ペットコマース事業 | 7,127 | 96.1 | 99 | 63.4 | 1.4 |
| ペットメディア事業 | 291 | 3.9 | 57 | 36.6 | 19.7 |
3 【事業の内容】
当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(ペットゴー株式会社)の他、連結子会社3社で構成されており、ペットフード、ペット用品、動物用医薬品等を販売するペットコマース事業を基盤として、DTC(*1)ブランド、マルチチャネル(*2)、サブスクコマース展開を行っております。また、2025年4月にペットメディア事業を展開する株式会社FLAFFYを、2025年12月に犬の預かりマッチングプラットフォーム事業を展開する株式会社DogHuggyを連結グループに加えており、ペットコマースで培った顧客基盤及びペットデータ(*3)を活用し、モノ消費に加えて、メディア、ケア等のコト消費へと事業領域を拡大しております。
報告セグメントの構成は、ペットコマース事業(ペットゴー株式会社、ペットゴープロダクツ株式会社)、ペットメディア事業(株式会社FLAFFY)となっております。
(1) 事業環境
人間の医療では医薬分業が一般的でありますが、ペットには医薬分業が存在せず、動物用医薬品、食事療法食、サプリメント等の犬猫のペットヘルスケア商品は、従来、動物病院で購入されることが一般的でありました。近年は、ペットの健康に対する飼い主の意識が高まっていることに加え、犬猫の平均寿命が伸長していることから、ペットヘルスケア商品に対するニーズは拡大しております。
また、ペットを家族の一員として捉える意識の浸透、いわゆるペットヒューマニゼーションの進展により、ペット市場は、ペットフード、ペット用品、動物用医薬品等の物販を中心としたモノ消費にとどまらず、医療、美容、預かり、保険、おでかけ等のサービス・体験を中心としたコト消費へと広がっております。
このような環境のもと、当社グループでは、動物病院以外の販売経路で動物用医薬品、食事療法食、サプリメント等の犬猫のペットヘルスケア商品を販売することにより、動物病院へ行くことができない犬猫の飼い主の負担を軽減し、ペットのQOL向上に貢献することを目指しております。また、動物病院におけるペットヘルスケア商品の流通に関わる負担を軽減することで、獣医師が医療に専念できる環境づくりが進み、さらなる高度医療や夜間診療等の獣医療サービスの質の向上にも寄与するものと考えております。
加えて、当社グループは、株式会社FLAFFYの子会社化によりペットメディア及びペットイベント領域へ、株式会社DogHuggyの子会社化により犬の預かりマッチング等のペットケア領域へ事業領域を拡大しております。
(2) ペットコマース事業における取扱商品について
当社グループでは、ペットのQOL向上に役立つ商品として、従来動物病院で販売されることが多かった動物用医薬品、食事療法食、サプリメント等の犬猫を対象としたペットヘルスケア商品を中心に販売しております。また、ナショナルブランド(*4)商品に加えて、DTCブランド製品も取り扱っております。
① 動物用医薬品
動物用医薬品には、指定医薬品と要指示医薬品の2種類の規制区分がありますが、当社グループはいずれの区分にも指定されていないもののみを販売しております。販売中の主な医薬品には、ノミ・マダニ駆除薬をはじめ、目薬、皮膚薬、外耳炎薬、胃腸薬等があります。
② 食事療法食
犬猫のペットフードのうち、栄養成分の量や比率等を調節することによって、特定の疾病等に対していわゆる食事療法として使用されることを意図して作られたもの(注)を販売しております。
(注)農林水産省「動物用医薬品等の範囲に関する基準について」
③ その他のペットヘルスケア商品
・総合栄養食
・サプリメント
・ケア用品等
(3) ペットコマース事業の特徴
ペットコマース事業の特徴は、「DTCブランド」「マルチチャネル」「サブスクコマース(定期購入)」の3つであります。
① DTCブランド
当社グループは、2021年3月期より、ペットヘルスケアDTCブランド「ベッツワン」シリーズを発売しております。
主なDTCブランドは以下となります。
・犬猫の食事療法食「ベッツワンベテリナリー」
・犬猫の総合栄養食「ベッツワンプレミアム」
・犬猫のノミ・マダニ駆除薬「ベッツワンプロテクトプラス」(ジェネリック動物用医薬品)
そのほか、犬猫の関節、目、下部尿路や腸内環境の健康維持に対応した各種サプリメント(栄養補助食)、薬用シャンプー、歯磨きペースト、デンタルガムなどのデンタルケア製品、毎日のペットライフに欠かせないウェットティッシュやペットシーツ、猫砂等のDTCブランド製品も展開しております。
当社グループは、DTCブランド製品の商品企画を内製で行うとともに、OEMパートナーを活用したファブレス(*5)での製造体制を構築しております。また、当社グループが蓄積する顧客基盤及びペットデータを活用し、購買動向、顧客ニーズ、疾患や悩み等を分析することで、DTCブランド製品の企画開発及びマーケティングに活用しております。今後も、食事療法食に加え、プレミアムフード、動物用医薬品、サプリメント等の品揃えを拡充し、DTCブランドの成長を通じて収益性の向上を図ってまいります。
② マルチチャネル
当社グループの主な取扱商材は、犬猫の日々の健康をサポートするペットヘルスケア商品が大半を占めており、定期的に消費されるものであります。当社グループは、できるだけ多くの飼い主が利用しやすいよう、自社ECに加え、複数の他社ECにも出店し、ペットヘルスケア商品に特化したマルチチャネル展開を行っております。また、マルチチャネル展開により、顧客基盤を拡大し、ペットデータを蓄積することで顧客ニーズを的確に把握することに努めるとともに、特定の販売チャネルへの依存を軽減し、販売機会の損失防止を図っております。
この結果、アクティブ購入者数(*6)は46万人(2026年3月末時点)、累計ユニーク購入者数(*7)は277万人(2026年3月末時点)まで拡大しており、当社グループの売上高に占めるオンライン店舗の売上高の割合は約90%となっております。また、オンライン店舗での売上高の約80%は、リピート顧客(*8)による売上高となっております。
また、オフラインとしてホームセンター等への卸売も行っており、当社グループがホームセンター等から注文を受けた商品を一括して納入し、店舗内に当社の特設コーナーを設置し販売しております。
③ サブスクコマース(定期購入)
自社EC及び他社ECにおける購入形態の1つである定期購入は、継続して成長しております。
当社グループの主な取扱商材は、定期的に消費されるものであり、定期購入とは比較的相性が良いものであります。自社ECにおける定期購入は、購入タイミング及び配送日時を自由に設定でき、解約の自由度も高いため、その利便性の高さから、自社ECの売上高に占める定期購入比率は、第17期で33%、第18期で41%、第19期で50%、第20期で57%、第21期で55%、第22期で56%と着実に増加傾向にあります。当社グループは、今後もサブスクコマースの対象となる品揃え拡充及び利便性向上に取り組むことで、継続購入の促進及び顧客LTVの向上を図ってまいります。
(4) ペットメディア事業の特徴
ペットメディア事業は、主に株式会社FLAFFYにおいて、SNSの運用やペットイベントの企画・運営を通じて、ペット用品、ペットサービス等のペットとともに楽しめる体験の紹介を行っております。
20万人を超える総フォロワーを有するSNS運用では、ペットとの生活を豊かにする情報を発信しており、クライアント企業のプロモーション、SNS運用支援、コラボアイテムの発売等も行っております。また、数万人を集客するイベント運営においては、ペットと飼い主が一緒に楽しめる特別な体験を創出することを目的として、多様なニーズに対応した企画を行っております。
当社グループは、ペットコマース事業で培った顧客基盤とFLAFFYが有するメディア及びイベント運営力を組み合わせることで、ペット関連企業へのマーケティング支援、イベント収益の拡大、当社グループサービスへの送客等のシナジー創出を図ってまいります。
(5) その他の特徴
その他の特徴としては、主に株式会社DogHuggyにおいて、近所の愛犬家であるドッグホストと、犬の預かりを希望する飼い主をつなぐ犬の預かりマッチングプラットフォームを運営しております。
犬の飼い主にとって、旅行、出張、入院、冠婚葬祭等により一時的に愛犬を預ける必要が生じる場面があります。一方で、従来型のペットホテルでは、愛犬の性格や生活環境に合わない場合もあり、より家庭的な環境で安心して預けたいというニーズが存在しております。DogHuggyは、こうしたニーズに対し、経験豊富なドッグホストと飼い主をマッチングすることで、飼い主にとって安心できる預かり体験の提供を目指しております。当社グループは、ペットコマース事業で培った顧客基盤及びペットデータを活用し、DogHuggyへの送客、ホスト募集支援、UI/UX(*9)改善及び当社グループサービスとの連携を進めることで、ペットケア領域における収益機会の拡大を図ってまいります。
上記を図で示した当社グループの事業系統図は以下のとおりとなります。
(6) 当社の強み
当社グループの強みは、長年にわたるペットコマース事業及びマルチチャネル展開を通じて蓄積してきた「膨大な量の顧客データと付加価値の高いペットデータ」であると考えております。
当社グループは、自社EC、他社EC及びオフラインを横断した販売活動を通じて、犬猫の飼い主に関する顧客データに加え、ペット種(犬、猫)、品種(犬種、猫種)、ライフステージ、性別、疾患や悩み、購買商品、購入頻度等の付加価値の高いペットデータを蓄積しております。
これらのデータは、当社グループがペットコマース事業及びペットライフ領域を展開するにあたり、それぞれの顧客及びペットを理解し、最適な商品・サービスの提供、DTCブランド製品の企画開発、マーケティング、グループ企業への送客、アライアンス先との新サービス企画等を行う上で、重要な情報リソースとなっております。
具体的な活用事例は以下のとおりであります。
(マーケティング)
・顧客属性分析
・利用ブランド分析
・UI/UX最適化
・広告販促ターゲティング最適化
・セグメント別コミュニケーション最適化 等
(製品企画・開発)
・購買動向分析
・売れ筋商品分析
・疾患や悩みの調査分析
・飼育状況及び消費動向分析
・新商品企画への活用 等
(送客・グループ企業支援)
・グループ会社サービスへの送客
・イベント及び体験サービスへの集客支援
・メディア及びケア領域での顧客ニーズ把握
・アライアンス先との新サービス企画支援 等
このように、当社グループは、膨大な量の顧客データと付加価値の高いペットデータを、DTCブランド製品のマーケティング及び企画開発に加え、グループ会社への送客、メディア・ケア領域でのサービス拡大、アライアンスによる新たな顧客接点の創出等に活用し、ペットライフ全体で価値向上を推進しております。
<用語解説>
*1 DTC(Direct to Consumer)
自ら企画、生産した商品を自社EC等を通じて消費者に直接販売すること
*2 マルチチャネル
自社ECだけではなく、複数の大手オンラインモールやオフラインを横断した販売形態の総称のこと
*3 ペットデータ
ペット種(犬、猫)、品種(犬種、猫種)、ライフステージ(年齢)、性別、疾患等のデータのこと
*4 ナショナルブランド
大手メーカーが全国規模で展開するブランドのこと
*5 ファブレス
製造のための自社工場を持たないこと
*6 アクティブ購入者数
過去1年間において当社のいずれかのオンライン店舗を1回以上利用した顧客数のこと。同じ顧客が期間内に何度購入されても、また複数の店舗を併用してもカウント数は1となります
*7 累計ユニーク購入者数
過去に当社のいずれかのオンライン店舗を利用した顧客数のこと。同じ顧客が期間内に何度購入されても、また複数の店舗を併用してもカウント数は1となります
*8 リピート顧客
過去に1回でも購入したことのある顧客のこと
*9 UI/UX(User Interface / User Experience)
優れた顧客体験とそれを実現するインターネット上の顧客接点のこと
業績状況
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績等の状況の概要
当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
当連結会計年度における当社グループを取り巻く経済環境は、物価上昇の影響を受けつつも、個人消費は緩やかに増加しております。また、当社グループが取り扱うペットフードやペット用品は、犬猫の日常生活に必要な消費財であります。
当社グループが属するペット業界におきましては、犬の飼育頭数が減少傾向、猫の飼育頭数は微増傾向であることに加えて、原材料価格の高騰や急激な円安に伴う価格改定が頻繁に行われており、物量の大幅な拡大は見られておりません。一方で、健康志向の高まりによって高付加価値商品に対する飼い主の需要が増加しており、ペット市場の中でもヘルスケアの分野は着実に拡大しております。
また飼育頭数が減少する中でも、医療技術の進歩や健康志向の高まりなどペットに対する意識が変化しており、ペットの平均寿命が長くなると同時に、1頭当たりのペット関連年間支出額も増加傾向となっており、「ペット関連支出の増加」及び「犬猫の平均寿命の伸長」により、ペットヘルスケア市場は今後も堅調に推移していくことが予想されます。
このような状況の中、当社グループは「ハッピーペットライフ・ハッピーワールド~ペットライフを幸せに・世の中を幸せに」という当社のスローガンを実現すべく事業に取り組んでまいりました。
当社グループは、「DTCシフト」を中期成長戦略として掲げており、ナショナルブランドを主体とした事業構造からDTCブランドを主体とした事業構造にシフトしていくことを目指しております。また、新規領域への取り組みの一環として、2025年4月に株式会社FLAFFY、2025年12月に株式会社DogHuggyの株式を取得しました。
当連結会計年度については、食事療法食に関するDTCブランド製品の上市やオフライン店舗へのDTCブランドの展開を拡大し、加えてDTCブランドの成長に向けた広告販促投資等の施策を実施しました。その結果、DTCブランド製品の売上高2,492,797千円(前連結会計年度比27.8%増)となり、ブランド売上高合計に占めるDTCブランドの売上高比率は33.7%まで拡大しております(前連結会計年度は20.9%)。一方、ナショナルブランド商品売上高は、一部ナショナルブランド商品の商流変更による影響により減少しました。
これらの結果、売上高は7,420,426千円(前連結会計年度比17.8%減)、営業損失は204,110千円(前連結会計年度は営業利益228,482千円)、経常損失は227,303千円(前連結会計年度は経常利益207,285千円)、親会社株主に帰属する当期純損失は269,893千円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純利益128,341千円)となりました。
当連結会計年度に、株式会社FLAFFYの株式を取得し連結子会社としており、新たに「ペットメディア事業」と記載しております。ペットゴー株式会社及びペットゴープロダクツ株式会社のペットヘルスケア事業につきましては、「ペットコマース事業」と記載しております。また、株式会社DogHuggyについては報告セグメントに含めておりません。セグメント毎の業績は次のとおりであります。
a.ペットコマース事業
当連結会計年度におけるペットコマース事業は、新規製品の上市、DTCブランドのオフライン展開の拡大及び広告販促投資等の施策を実施した結果、売上高は7,126,572千円、セグメント利益(営業利益)は99,466千円となりました。
また、ペットコマース事業における自社ECと他社EC等別の売上高は以下の通りとなります。
・自社ECと他社EC等別の売上高
(単位:千円)
b.ペットメディア事業
当連結会計年度におけるペットメディア事業の売上高は291,491千円、セグメント利益(営業利益)は57,498千円となりました。
② 財政状態の状況
(資産)
当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末と比較して、147,307千円減少し、3,163,309千円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末と比較して、612,199千円減少し、2,601,475千円となりました。これは主に現金及び預金が424,856千円及び売上の減少に伴い商品が297,944千円減少したことによるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末と比較して464,891千円増加し、561,833千円となりました。これは主に、株式会社FLAFFY及び株式会社DogHuggyの株式の取得に伴いのれんが350,560千円増加したことによるものであります。
(負債)
当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末と比較して、39,926千円増加し、2,124,392千円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末と比較して、60,141千円増加し、1,836,804千円となりました。これは主に、買掛金が91,924千円増加したことによるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末と比較して、20,215千円減少し、287,587千円となりました。これは主に、返済により長期借入金が61,407千円減少したことによるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末と比較して、187,233千円減少し、1,038,916千円となりました。これは主に、自己株式の処分により自己株式が40,555千円減少した一方で、親会社株主に帰属する当期純損失269,893千円を計上したことによるものであります。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末と比べ424,856千円減少し、838,739千円となりました。当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、46,955千円の支出(前連結会計年度は89,425千円の収入)となりました。これは主に、減少要因として、税金等調整前当期純損失の計上227,303千円(前連結会計年度は税金等調整前当期純利益の計上207,285千円)、売上債権の増加額58,688千円(前連結会計年度は売上債権の減少額94,312千円)及び法人税等の支払額117,912千円(前連結会計年度は法人税等の支払額45,909千円)があった一方で、増加要因として、のれん償却額の計上44,526千円、棚卸資産の減少額298,054千円(前連結会計年度は棚卸資産の減少額247,128千円)があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、372,288千円の支出(前連結会計年度は37,344千円の支出)となりました。これは、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出304,734千円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、5,612千円の支出(前連結会計年度は310,082千円の収入)となりました。これは主に、減少要因として、長期借入金の返済による支出73,419千円(前連結会計年度は長期借入金の返済による支出63,310千円)があった一方で、増加要因として短期借入金の増加額63,307千円(前連結会計年度は短期借入金の増加額61,851千円)があったことによるものであります。
④ 生産、受注及び販売の実績
a. 生産実績
当社グループは、生産に該当する事項がありませんので、生産実績に関する記載はしておりません。
b. 受注実績
当社グループは、受注に該当する事項がありませんので、受注実績に関する記載はしておりません。
c. 仕入実績
(注)「ペットメディア事業」では仕入を行っていないため、仕入実績は記載しておりません。
d. 販売実績
(注)2025年4月1日付で株式会社FLAFFYの株式を取得しており、新たに「ペットメディア事業」を報告セグメントとしたため、前年同期比は記載しておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度の財政状態の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②財政状態の状況」に記載しております。
(売上高、売上原価、売上総利益)
新たなDTCブランド製品の上市や広告販促投資を継続して実施した結果、DTCブランド製品の売上高2,492,797千円(前連結会計年度比27.8%増)となりました。一方、ナショナルブランド商品売上高は、一部ナショナルブランド商品の商流変更による影響により減少した影響で、売上高は7,420,426千円(前連結会計年度比17.8%減)となりました。
また、売上高の減少により仕入高が減少したため、売上原価は5,146,395千円(前連結会計年度比17.3%減)となりました。その結果、売上総利益は2,274,031千円(前連結会計年度比19.0%減)となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
売上高減少により、運賃及び荷造費が679,225千円(前連結会計年度比7.4%減)、販売手数料が419,029千円(前連結会計年度比4.8%減)、決済手数料が196,387千円(前連結会計年度比22.8%減)となりました。結果として販売費及び一般管理費は2,478,142千円(前連結会計年度比3.9%減)となりました。その結果、営業損失は204,110千円(前連結会計年度は営業利益228,482千円)となりました。
(営業外損益、経常利益)
一部敷地の転貸による受取賃貸料21,721千円(前連結会計年度比8.3%減)を計上した結果、営業外収益は27,955千円(前連結会計年度比1.6%減)となりました。
金融機関に対する支払利息17,816千円(前連結会計年度比32.5%増)、一部敷地の転貸及び物流センター移転に伴う支払賃料33,082千円(前連結会計年度比44.7%増)を計上した結果、営業外費用51,148千円(前連結会計年度比3.1%増)となりました。
その結果、経常損失は227,303千円(前連結会計年度は経常利益207,285千円)となりました。
(法人税等合計、親会社株主に帰属する当期純利益)
課税所得の減少により法人税等合計は28,890千円(前連結会計年度比63.4%減)となりました。その結果、親会社株主に帰属する当期純損失は269,893千円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純利益128,341千円)となりました。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。運転資金は自己資金及び金融機関からの借入金を基本としております。また、持続的な成長を図るための投資を行っており、これらに必要な資金については金融機関からの借入を中心として調達しております。
運転資金の主要な使途としては、仕入代金、人件費、運賃及び荷造費、販売手数料、支払家賃等があります。持続的な成長を図るための投資としては、広告宣伝費及び研究開発費があります。
なお、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は838,739千円に対して、短期借入金の残高は824,998千円であり、流動性を確保しております。
③ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、経営方針、経営戦略及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3) 目標とする経営指標」に記載のとおり、売上高、DTC売上高、営業利益及び営業利益率としております。
当社グループは、これまでペットコマースを通じて培ってきた顧客基盤及びペットデータを競争力の源泉として、ペットコマースを中心に事業を展開してまいりました。一方で、外部環境の変化を踏まえ、従来のナショナルブランド中心・コマース主体の成長モデルから、収益構造の転換及び次なる成長モデルの構築を進めております。
今後は、自社EC及び他社ECによる収益基盤の再構築、食事療法食及びプレミアムフード等を中心としたDTCブランドの拡大、グループ会社との相互送客及びM&Aによるコト消費領域への展開及びアライアンスを通じた新たな顧客接並びに収益機会の創出に取り組むことで、ペットライフ市場における事業領域の拡大を図ってまいります。
このような方針のもと、売上高については、既存のペットコマース事業の再成長に加え、メディア、ケア等のペットライフ領域への展開を通じたグループ全体の成長を測る指標として位置付けております。DTC売上高については、当社グループの収益構造の改善及び利益率向上に資する高粗利ブランドの成長度合いを測る指標として位置付けております。また、営業利益・営業利益率については、事業構造転換の進捗及び持続的な収益力の向上を測る指標として重視しております。
当該指標に対する今後の方針としては、EC、DTC、M&A及びアライアンスの4つの成長ドライバーを通じて、売上高の再成長、DTC売上高の拡大及び営業利益・営業利益率の改善を図ってまいります。特に、DTCブランドの拡大による粗利率の改善、既存ECの効率化、グループ会社とのシナジー創出及び新たなペットライフ領域での収益機会の獲得により、持続的な成長及び中長期的な企業価値の向上につなげてまいります。
なお、2026年3月期に掲げておりました主要な経営指標の実績は、以下に記載のとおりであります。
④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度末における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積りを行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。連結財務諸表の作成に用いた会計上の見積り及び仮定のうち、特に重要なものは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりです。
セグメント情報
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社及び連結子会社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の方法及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。当社グループは、経済的特徴の類似性、製品及びサービス内容、販売方法、販売市場性等を基に「ペットコマース事業」、「ペットメディア事業」の2つを報告セグメントとしております。
「ペットコマース事業」においては、自社EC及び他社EC等を通じて消費者向けに主にペットヘルスケア商品の販売を行っております。「ペットメディア事業」においては、SNSやペット向けのイベントにて、ペット用品やペットサービス等の紹介を行っております。
当連結会計年度に、株式会社FLAFFYの株式を取得し連結子会社としており、新たに「ペットメディア事業」と記載しております。ペットゴー株式会社及びペットゴープロダクツ株式会社のペットヘルスケア事業につきましては、「ペットコマース事業」と記載しております。
なお、前連結会計年度のセグメント情報については、変更後の区分により作成したものを記載しております。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表作成において採用している会計処理の方法と概ね同一であります。なお、報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)
(単位:千円)
(注)1.セグメント利益の調整額△356,909千円は、各報告セグメントに配分していない全社費用であり、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。また、セグメント資産の調整額1,263,596千円には、現預金等の全社資産が含まれております。
2.セグメント利益は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。
当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)
(単位:千円)
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、子会社の事業を含んでおります。
2.セグメント利益又は損失の調整額△358,905千円は、各報告セグメントに配分していない全社費用であり、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。また、セグメント資産の調整額838,739千円には、現預金等の全社資産が含まれております。
3.セグメント利益又は損失は、連結財務諸表の営業損失と調整を行っております。
【関連情報】
前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
製品及びサービスの区分が単一であるため、製品及びサービスごとの記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1) 売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。
(2) 有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。
3.主要な顧客ごとの情報
外部顧客に対する売上高で連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。
当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
(単位:千円)
2.地域ごとの情報
(1) 売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。
(2) 有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。
3.主要な顧客ごとの情報
外部顧客に対する売上高で連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
該当事項はありません。
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)
(単位:千円)
(のれんの金額の重要な変動)
2025年4月1日付けで株式会社FLAFFYの株式を取得したこと及び2025年12月17日付けで株式会社DogHuggyの株式を取得したことにより、当連結会計年度から連結の範囲に含めたことで、当連結会計年度末におけるのれんが350,560千円増加しております。
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
該当事項はありません。