2026.03.11更新
ストーリー・沿革
価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。
情報ソース:
統合報告書2025
サマリ
マツダは1920年に広島でコルク製造から出発し、機械工業への転換と三輪トラック参入を経て総合自動車メーカーへ成長してきた。ロータリーエンジンや「SKYACTIV 技術」、「魂動デザイン」、人馬一体の「走る歓び」といった独自の技術・デザインで世界中のファンと感情的なつながりを育んできた。現在はブランド価値経営を軸に、ライトアセット戦略とマルチソリューション戦略、「ひと中心」の開発哲学、パートナーとの協業を組み合わせ、スモールサイズならではのしなやかな強さで電動化とカーボンニュートラル時代に挑んでいる。
過去
創業当初は広島で圧搾コルク板を製造する「東洋コルク工業」としてスタートし、需要変動の大きいコルク業界からの脱却と経営の安定化を目指して、松田重次郎社長が経験と実績のあった機械分野へ事業を拡大した。その延長線上で三輪トラック「マツダ号 DA型」によって自動車事業へ参入し、広島の地でものづくりの基盤を築いていった。
創業はコルク業者の経営再建を目的にした圧搾コルク板の製造で始まり、コルク業界の需要変動が激しかったことから、経営の安定化を図るべく松田重次郎社長が機械工業へ舵を切った。本社・工場を現在の府中地区に移し...
現在
現在は乗用車・トラックの製造販売を基盤に、「魂動デザイン」と人馬一体の「走る歓び」、SKYACTIV 技術を組み合わせた商品群をグローバルに展開している。ICE、HEV、PHEV、BEVを組み合わせるマルチソリューション戦略と、ライトアセット戦略、ブランド価値経営を軸に、限られた資本を強み領域に集中させながら、「ひと中心」の開発と「おもてなしの心」による顧客体験の向上に取り組んでいる。
マツダは世界各地でラージ商品群やクロスオーバー SUV を展開し、主な事業である乗用車の製造・販売を通じて各市場のエネルギー事情や規制、顧客のライフスタイルに応えるモビリティを提供している。マルチソリ...
未来
2030 VISION として「いきいきとする体験をお届けし前向きに今日を生きる人の輪を広げる」ことを掲げ、2030経営方針のもと、電動化ロードマップとブランド価値経営、ライトアセット戦略、マツダ ものづくり革新 2.0 を組み合わせて、カーボンニュートラルとビジネス成長の両立を図る将来像を描いている。
マツダは2030年までを電動化の黎明期と捉え、2030 VISION 実現に向けて三つのフェーズで電動化を段階的に進める方針を示している。PHASE 1では既存資産を活用し、ラージ商品4車種の投入や北...
目指す経営指標
・中期経営計画最終年度(2026年3月期)までに、売上高5.0兆円、売上高営業利益率(ROS)5.0%以上、自己資本利益率(ROE)10.0%以上を目標とする。
・同期間に配当性向を安定的に30%以上とし、株主還元と成長投資の両立を図る。
・損益分岐点台数を出荷台数ベースで約100万台以下に引き下げる。
・2050年にカーボンニュートラルを実現し、2035年までにグローバル自社工場におけるカーボンニュートラルを達成することを中長期の環境目標とする。
・同期間に配当性向を安定的に30%以上とし、株主還元と成長投資の両立を図る。
・損益分岐点台数を出荷台数ベースで約100万台以下に引き下げる。
・2050年にカーボンニュートラルを実現し、2035年までにグローバル自社工場におけるカーボンニュートラルを達成することを中長期の環境目標とする。
トップメッセージの要約
人を中心に価値を創造する企業
走る歓び
ライトアセット戦略
ブランド価値経営
カーボンニュートラル
走る歓び
ライトアセット戦略
ブランド価値経営
カーボンニュートラル
CEOである毛籠 勝弘氏は、AIやデジタルの進化、電動化が加速する中でもマツダは「人を中心に価値を創造する企業」であり続けたいと語り、移動を通じてお客さまの毎日に前向きなエネルギーと「走る歓び」を届け...
用語解説
■2030 VISION
マツダが2030年に向けて掲げている将来像で、「いきいきとする体験をお届けし、前向きに今日を生きる人の輪を広げる」というメッセージに集約されます。クルマやサービスだけでなく、人材・ものづくり・環境対応など、すべての経営判断をどこに向けて行うかを示す“北極星”のような役割を持つビジョンです。
■ブランド価値経営
マツダが大切にしている経営哲学で、スペックや価格だけでなく、「マツダのクルマだから選びたい」という感情的なつながりを軸に企業価値を高めていく考え方です。マツダが提供する体験に共感してもらい、信頼と愛着を育てることで、長期的な収益力や株主価値の向上につなげようとする経営スタイルを指します。
■マルチソリューション戦略
国や地域ごとに異なるエネルギー事情や規制、お客さまの価値観に応えるために、ICE、HEV、PHEV、BEVといった多様なパワートレインを適材適所で組み合わせるマツダの長期戦略です。2007年の「サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言」に基づくビルディングブロック構想の延長線上にあり、特定の技術に一本足で賭けるのではなく、複数の解を準備してCO₂削減と事業成長の両立を目指すアプローチです。
■ビルディングブロック構想
「走る歓び」と環境・安全性能を両立するために、エンジンやトランスミッションなどあらゆる構成技術について理想を追求し、長期的な視点で段階的に積み上げていくというマツダの技術開発の考え方です。個々の技術を一気に入れ替えるのではなく、基礎技術をコツコツと磨き上げ、その上に電動化や知能化の技術を載せていく“積み木”のような発想で、SKYACTIV 技術もこの構想から生まれました。
■SKYACTIV 技術
エンジン、トランスミッション、ボディ、シャシーなど、クルマの基盤となる要素を全面的に見直し、「走る歓び」と燃費・環境性能を同時に高めたマツダ独自の技術群の総称です。2012年の初代「MAZDA CX-5」以降の主力車種に広く展開され、一部の環境対応車だけに頼らず、グローバル全体でCO₂排出量を減らすことを狙った実装となっています。
■ライトアセット戦略
電動化やソフトウエア化で巨額投資が必要になる中、投資と保有資産をできるだけ軽く保ち、事業リスクを抑えながら柔軟性とスピードを高めるマツダの実行戦略です。協業による電動化技術の活用や、既存工場での混流生産などを組み合わせ、キャッシュ・フローと資本コストを意識した投資規律のもとで電動化を進めることで、自社のサイズに合った「しなやかな強さ」を実現しようとしています。
■マツダ ものづくり革新 2.0
2006年に始まった「マツダ ものづくり革新 1.0」を発展させ、2015年から進めている開発・生産プロセス改革の枠組みです。クルマ1台分のデジタルモデルを起点に、設計・試作・生産準備・量産までを一気通貫でつなぎ、サプライチェーン全体を俯瞰しながら省資源かつ高効率なものづくりを行うことを目指します。電動化やソフトウエア開発の負荷が増すなか、ライトアセット戦略と組み合わせて、限られたリソースで競争力を出すための基盤となっています。
■ラージ商品/ラージ商品群
マツダがグローバルに展開する中大型のSUVなどをまとめて指す社内用語で、直列6気筒エンジンや電動化技術を搭載するプレミアムゾーン向けの主力モデル群です。ブランドの世界観や高付加価値な体験を前面に出す役割を担っており、収益性の高い商品構成をつくるうえで重要なポジションを占めています。
■魂動デザイン
「魂動(こうどう)-Soul of Motion」をコンセプトに、生き物が今にも動き出す瞬間の力強さとしなやかさをクルマの造形で表現するマツダのデザイン哲学です。光の当たり方で表情が変わる曲面や、余白を生かした面づくりを重視し、見た瞬間に心が動くようなクルマを生み出すことを目指しています。
■ソウルレッド
「魂動デザイン」を象徴するマツダ独自のボディカラーで、深みのある赤の中に透明感と陰影のコントラストを持たせた色です。多層塗装などの技術を用いて、光が当たる角度によって表情が変わるように設計されており、ボディの造形美と躍動感を最大限に引き出すための重要なカラーとして位置付けられています。
■人馬一体
人とクルマが一体となって動いているかのような自然で思いどおりの操縦感覚を指す、マツダ独自の走りのコンセプトです。馬に乗る人が意識せずに馬と呼吸を合わせるように、ドライバーの操作にクルマが素直についてくることを理想とし、ステアリングやペダル配置、車体の動き方まで一貫して作り込む考え方です。
■走る歓び
単に目的地へ移動する機能だけでなく、運転することそのものが楽しく、心が前向きになるような体験を指してマツダが用いる言葉です。加速やコーナリングの気持ちよさ、安心感、クルマとの一体感などを総合した価値として位置付けられており、技術開発やデザインの判断基準の中心に据えられています。
■ひと中心(ひと中心の開発哲学)
クルマづくりの起点を常に「人」に置き、人の感覚や身体の動き、心の状態を丁寧に分析してからクルマの性能や機能を設計するというマツダの基本思想です。正しい運転姿勢を取りやすいシートやペダル配置、視界の確保、疲れにくさなどを重視し、「人が本来持つ能力を最大限に発揮できるクルマ」を目指すアプローチを指します。
■SDV(Software Defined Vehicle)
Software Defined Vehicle の略で、車両の機能や性能の多くをソフトウエアで定義・制御し、後からのアップデートや機能追加によって価値を高めていくクルマの在り方を意味します。マツダは電気電子アーキテクチャー(EEA)やモデルベース開発を組み合わせ、SDV時代においても「走る歓び」などマツダらしさをソフトウエアで表現できる基盤づくりを進めています。
■AX(AI Transformation)
AI Transformation の略称で、AIを活用して商品・技術開発や業務プロセスそのものを変革していく取り組みを指します。マツダでは、社内の「AI道場」を中心にAI人材を育成し、生産の自動化や開発効率の向上、健康データの分析など、さまざまな領域でAXを進めることで、競争力と働きやすさの両方を高めようとしています。
マツダが2030年に向けて掲げている将来像で、「いきいきとする体験をお届けし、前向きに今日を生きる人の輪を広げる」というメッセージに集約されます。クルマやサービスだけでなく、人材・ものづくり・環境対応など、すべての経営判断をどこに向けて行うかを示す“北極星”のような役割を持つビジョンです。
■ブランド価値経営
マツダが大切にしている経営哲学で、スペックや価格だけでなく、「マツダのクルマだから選びたい」という感情的なつながりを軸に企業価値を高めていく考え方です。マツダが提供する体験に共感してもらい、信頼と愛着を育てることで、長期的な収益力や株主価値の向上につなげようとする経営スタイルを指します。
■マルチソリューション戦略
国や地域ごとに異なるエネルギー事情や規制、お客さまの価値観に応えるために、ICE、HEV、PHEV、BEVといった多様なパワートレインを適材適所で組み合わせるマツダの長期戦略です。2007年の「サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言」に基づくビルディングブロック構想の延長線上にあり、特定の技術に一本足で賭けるのではなく、複数の解を準備してCO₂削減と事業成長の両立を目指すアプローチです。
■ビルディングブロック構想
「走る歓び」と環境・安全性能を両立するために、エンジンやトランスミッションなどあらゆる構成技術について理想を追求し、長期的な視点で段階的に積み上げていくというマツダの技術開発の考え方です。個々の技術を一気に入れ替えるのではなく、基礎技術をコツコツと磨き上げ、その上に電動化や知能化の技術を載せていく“積み木”のような発想で、SKYACTIV 技術もこの構想から生まれました。
■SKYACTIV 技術
エンジン、トランスミッション、ボディ、シャシーなど、クルマの基盤となる要素を全面的に見直し、「走る歓び」と燃費・環境性能を同時に高めたマツダ独自の技術群の総称です。2012年の初代「MAZDA CX-5」以降の主力車種に広く展開され、一部の環境対応車だけに頼らず、グローバル全体でCO₂排出量を減らすことを狙った実装となっています。
■ライトアセット戦略
電動化やソフトウエア化で巨額投資が必要になる中、投資と保有資産をできるだけ軽く保ち、事業リスクを抑えながら柔軟性とスピードを高めるマツダの実行戦略です。協業による電動化技術の活用や、既存工場での混流生産などを組み合わせ、キャッシュ・フローと資本コストを意識した投資規律のもとで電動化を進めることで、自社のサイズに合った「しなやかな強さ」を実現しようとしています。
■マツダ ものづくり革新 2.0
2006年に始まった「マツダ ものづくり革新 1.0」を発展させ、2015年から進めている開発・生産プロセス改革の枠組みです。クルマ1台分のデジタルモデルを起点に、設計・試作・生産準備・量産までを一気通貫でつなぎ、サプライチェーン全体を俯瞰しながら省資源かつ高効率なものづくりを行うことを目指します。電動化やソフトウエア開発の負荷が増すなか、ライトアセット戦略と組み合わせて、限られたリソースで競争力を出すための基盤となっています。
■ラージ商品/ラージ商品群
マツダがグローバルに展開する中大型のSUVなどをまとめて指す社内用語で、直列6気筒エンジンや電動化技術を搭載するプレミアムゾーン向けの主力モデル群です。ブランドの世界観や高付加価値な体験を前面に出す役割を担っており、収益性の高い商品構成をつくるうえで重要なポジションを占めています。
■魂動デザイン
「魂動(こうどう)-Soul of Motion」をコンセプトに、生き物が今にも動き出す瞬間の力強さとしなやかさをクルマの造形で表現するマツダのデザイン哲学です。光の当たり方で表情が変わる曲面や、余白を生かした面づくりを重視し、見た瞬間に心が動くようなクルマを生み出すことを目指しています。
■ソウルレッド
「魂動デザイン」を象徴するマツダ独自のボディカラーで、深みのある赤の中に透明感と陰影のコントラストを持たせた色です。多層塗装などの技術を用いて、光が当たる角度によって表情が変わるように設計されており、ボディの造形美と躍動感を最大限に引き出すための重要なカラーとして位置付けられています。
■人馬一体
人とクルマが一体となって動いているかのような自然で思いどおりの操縦感覚を指す、マツダ独自の走りのコンセプトです。馬に乗る人が意識せずに馬と呼吸を合わせるように、ドライバーの操作にクルマが素直についてくることを理想とし、ステアリングやペダル配置、車体の動き方まで一貫して作り込む考え方です。
■走る歓び
単に目的地へ移動する機能だけでなく、運転することそのものが楽しく、心が前向きになるような体験を指してマツダが用いる言葉です。加速やコーナリングの気持ちよさ、安心感、クルマとの一体感などを総合した価値として位置付けられており、技術開発やデザインの判断基準の中心に据えられています。
■ひと中心(ひと中心の開発哲学)
クルマづくりの起点を常に「人」に置き、人の感覚や身体の動き、心の状態を丁寧に分析してからクルマの性能や機能を設計するというマツダの基本思想です。正しい運転姿勢を取りやすいシートやペダル配置、視界の確保、疲れにくさなどを重視し、「人が本来持つ能力を最大限に発揮できるクルマ」を目指すアプローチを指します。
■SDV(Software Defined Vehicle)
Software Defined Vehicle の略で、車両の機能や性能の多くをソフトウエアで定義・制御し、後からのアップデートや機能追加によって価値を高めていくクルマの在り方を意味します。マツダは電気電子アーキテクチャー(EEA)やモデルベース開発を組み合わせ、SDV時代においても「走る歓び」などマツダらしさをソフトウエアで表現できる基盤づくりを進めています。
■AX(AI Transformation)
AI Transformation の略称で、AIを活用して商品・技術開発や業務プロセスそのものを変革していく取り組みを指します。マツダでは、社内の「AI道場」を中心にAI人材を育成し、生産の自動化や開発効率の向上、健康データの分析など、さまざまな領域でAXを進めることで、競争力と働きやすさの両方を高めようとしています。
2026年3月期有価証券報告書より
沿革
2 【沿革】
関係会社
4 【関係会社の状況】
(1) 連結子会社
(2) 持分法適用関連会社
(注)1 特定子会社に該当します。
2 マツダモーターオブアメリカ, Inc.については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
主要な損益情報等
3 持分は100分の20未満でありますが、実質的な影響力を持っているため関連会社としております。
4 共同支配企業に該当します。
5 有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。