2023年12月期有価証券報告書より
  • 社員数
    170名(単体)
  • 平均年齢
    39.8歳(単体)
  • 平均勤続年数
    2.6年(単体)
  • 平均年収
    9,001,000円(単体)

従業員の状況

5 【従業員の状況】

(1) 提出会社の状況

 

 

 

 

 2023年12月31日現在

従業員数(名)

 

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

170

(35)

39.8

2.6

9,001

 

(注) 1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー含む。)は最近1年間の平均人員を()外数で記載しております。

2.平均年間給与は、基準外賃金を含んでおります。

3.当事業年度において従業員が36名増加しております。これは主に、事業の拡大に伴う採用の増加によるものであります。

4.当社はロボアドバイザー事業の単一セグメントであるため、セグメント情報との関連については、記載しておりません。

 

(2) 労働組合の状況

当社の労働組合は結成されておりませんが、労使関係は安定しております。 

 

(3) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

当事業年度

 

管理職に占める

女性労働者の割合(%)

(注)1

 

男性労働者の

育児休業取得率(%)

(注)2

労働者の男女の賃金の差異(%) (注)3

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

10.3

 

(注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(1991年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。

3.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。

 

サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)

 

2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】

当社のサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。

 

(1) ガバナンス

サステナビリティ責任者として取締役CFOを任命し、サステナビリティ推進チームを発足しました。社会情勢や自社の事業展開に加え、ステークホルダーとの対話を踏まえて、マテリアリティの見直しを年1回行う予定です。

 

(2) 戦略

当社における、人材の育成に関する方針及び社内の環境整備に関する方針は、以下のとおりです。

 

①人材の育成方針

当社は、ダイバーシティ&オープンネスを推進しております。開かれた企業風土のもとで多様な才能が協働することにより、新しいアイデアが生まれ、革新的なサービスを創り出すことができると考えております。

私たちは、多様なバックグラウンドを持つ優秀な人材が融合するチームを目指しております。従業員の約半数をエンジニアやデザイナーなどのクリエーターが占めており、ITと金融の専門家が協力してサービスを開発・提供しておりますが、両者の間には大きな文化の違いがあります。そのギャップを埋めるため、私たちは部門横断のコミュニケーションを重視し、互いに尊重し合い、コラボレーションが生まれやすい企業文化を醸成し、多様な知識や経験を最大限に活かせるように努めております。

優秀な人材の採用だけではなく、人材開発にも力を入れております。そして、女性活躍推進にも真剣に取り組んでおります。また、様々なライフスタイルを持つ優秀な人材を惹きつけ、支援するため、多様な働き方の実現を目指しております。

ダイバーシティ&オープンネスは、私たちの持続的成長と中長期的な企業価値向上に繋がると信じております。

 

②社内の環境整備方針

a.多様なバックグラウンドを持つ人材の採用、融合

当社では、性別・年齢等を問わず、多様なバックグラウンドを持つ人材を採用しております。入社後も、バリューの一つである「助け合おう、向き合おう」を徹底し、従業員一人ひとりが自立し、お互いを尊重し、足りないところを助け合いながら、チームで力をあわせて目標に向かって着実に前進することに努めております。

また、従業員と会社の関係をより強固なものとすることで、お互いに継続的に成長することができ、さらにはお客様へのサービス向上にもつながると考えております。そのため、次のような制度を整備し、積極的に取り組んでおります。

イ. 人事評価制度

年2回の人事評価を実施しております。従業員の成長を促すための機会として、「月次の1on1面談」「中間レビュー面談」を設定し、適時・適切なフィードバックに取り組んでおります。また、公正・公平な評価のために複数の管理職が評価する仕組みを構築しております。

ロ. 株式報酬制度・従業員持株会

会社の成長に対する貢献意欲や士気を高めるため、従業員向けの株式報酬制度を導入しております。また、従業員の資産形成を助成するため、従業員持株会を設立しております。

ハ. バリューチャンピオン制度

価値基準である「バリュー」を最も体現した従業員及びプロジェクトを表彰する制度として、半期毎に「バリューチャンピオン」を推薦方式で選定し、表彰しております。体現すべきバリューや目指すべき行動規範を意識的に社内で共有することで、働きがいと成長の両立を目指していく文化を築いております。

ニ. ハッピーアワー制度

「ハッピーアワー」と称する懇親会を毎週開催し、新入社員の歓迎、誕生日を迎えた従業員の紹介、従業員の表彰、季節イベントなどを行っております。従業員がお互いの「人となり」を知ることで、心地よく働ける環境づくりを行っております。

 

b.人材育成の強化

当社では、従業員一人ひとりが持つ可能性を引き出し、自身の専門領域での知識と経験を蓄積していくことに加えて、他領域の知見も吸収していくことを積極的に支援しております。そのため、次のような研修制度・支援制度を整備しております。

イ. 研修制度

 ・業務に関する各種研修

 ・マネジメント研修

 ・資産運用に関する社内勉強会

 ・新卒内定者インターン

ロ. 支援制度

 ・証券外務員、内部管理責任者資格の取得支援

・ファイナンシャルプランナー資格の取得支援

・スキルアップ支援(外部研修補助)

・書籍購入補助

 

c. 女性活躍推進

女性従業員の活躍が、イノベーションを促進し、企業の持続的な成長にもつながると考えております。そのため、経営戦略に多様な価値観を反映させる観点から、女性管理職の登用を推進しております。国内において「金融×テクノロジー」の領域で活躍する女性管理職は少ないため、「女性活躍推進プロジェクト」を立ち上げ、外部ゲストによるセッション等を通じ、女性管理職の今後のキャリア形成をサポートしております。

また、女性従業員の活躍を実現するためには、多様な働き方や家庭と仕事を両立するための支援が不可欠であると考え、ワークライフバランスを実現するための職場環境の整備を進めております。

 

d. 多様な働き方の推進

当社は、従業員一人ひとりがライフステージに応じた多様な働き方を選択しながら、安心して働ける環境の実現を目指して、各種制度・施策の拡充に努めております。

イ. ワークライフバランス向上のための取り組み

勤務時間や場所を柔軟に選び、ワークライフバランスの向上を図るため、以下の制度を整備しております。

・フレックスタイム制度

・リモートワーク制度

ロ. 健全な就業時間を維持するための取り組み

労働法令を遵守した労務管理を行うため、勤務時間のモニタリングや従業員へのヒアリング等を実施し、時間外労働の削減に努めるとともに、適正な業務配分や健康管理に取り組んでおります。また、従業員の健康維持や心身のリフレッシュを目的として、年次有給休暇の取得を推奨しております。

ハ. 仕事と育児・介護の両立を支援するための取り組み

仕事と育児・介護を安心して両立できる環境を整備するため、フレックスタイム制度やリモートワーク制度のほか、以下の制度を整備しております。

・育児休業制度

・育児短時間勤務制度

・子の看護休暇制度

・介護休業制度

・介護短時間勤務制度

・介護休暇制度

さらに、当社は、労働安全衛生関連法令や社内の労働安全に関する規定などを遵守し、職場環境を整え、健康で安全に働ける適切な環境づくりに取り組んでおります。

ニ. 健康管理への取り組み

健康診断やストレスチェック等の結果を産業医と連携し、従業員の健康管理を推進しております。また、労働安全衛生に関する相談窓口を設け、従業員が困ったときには随時、相談・対応できるようにしております。

ホ. 衛生推進体制の整備への取り組み

労働安全衛生法に基づき、議長、衛生管理者、産業医、衛生に関して経験を有する一般従業員で構成される「衛生委員会」を毎月一回開催しております。衛生委員会では、職場環境の改善や健康に関する様々な施策やテーマについて議論し、すべての従業員が心身ともに健康に働けるよう、労働安全施策へ反映しております。

 

(3) リスク管理

持続的な成長実現のためには、業績拡大や収益性向上の追求だけでなく、適切なリスク管理とリスク対応が求められます。当社では包括的なリスクマネジメントを積極的に進めております。

リスク管理体制のもと、事業や組織が抱えるリスクを把握し、発生可能性と影響度を考慮した上で優先順位付けを行い、対応しております。そして、順次リスク管理の範囲を広げ、全社的リスクマネジメント(ERM)の確立を目指しております。

当社は、適切なリスクマネジメントを通じてリスクとリターンのバランスを取り、企業価値の持続的な向上を図ってまいります。

 

(4) 指標及び目標

上記の取組に関する指標をウェブサイト上で公開しております。各指標に対する目標は定めておりませんが、今後も各取組の継続や見直しを通じて、持続可能な社会の発展への貢献と、企業価値の向上を目指してまいります。

日本語:https://corp.wealthnavi.com/sustainability/data

英語:https://corp.wealthnavi.com/en/sustainability/data