2026年3月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります

(単一セグメント)
  • 売上
  • 利益
  • 利益率

最新年度
単一セグメントの企業の場合は、連結(あるいは単体)の売上と営業利益を反映しています

セグメント名 売上
(百万円)
売上構成比率
(%)
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
(単一セグメント) 25,214 100.0 2,848 100.0 11.3

3【事業の内容】

 当連結会計年度末現在において、当社グループは純粋持株会社である当社(株式会社ネットプロテクションズホールディングス)、連結子会社4社(株式会社ネットプロテクションズ、株式会社NPファイナンス、恩沛科技股份有限公司(NP Taiwan, Inc.)、Công ty TNHH Net Protections Vietnam(Net Protections Vietnam Co., Ltd.))の計5社で構成されています。

 

 「第1 企業の概況(はじめに)」に記載の通り、当社グループは2000年1月に設立した旧ネットプロテクションズ(旧商号:株式会社ネットプロテクションズ)が2002年より開始したBNPL(Buy Now Pay Later:後払い)決済サービスを提供する決済ソリューション事業を単一の報告セグメントとしています。

 

 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。

セグメントの名称

主要な事業内容

地域

会社名

決済ソリューション事業

B2C取引向けサービス

「NP後払い」「atone」「NP後払いair」

日本

株式会社ネットプロテクションズ

B2C取引向けサービス

「AFTEE」

台湾

NP Taiwan, Inc.

ベトナム

Net Protections Vietnam Co., Ltd.

B2B取引向けサービス

「NP掛け払い」

日本

株式会社ネットプロテクションズ

株式会社NPファイナンス

 

<決済ソリューション事業>

 2002年より日本で初めての信用リスク保証型のBNPL決済サービスを提供しています。その特徴は、顧客が一連の決済関連業務をワンストップでアウトソースできることにあります。決済関連業務には与信審査、請求書発行、入金確認/消込、督促/回収、貸倒対応があり、それぞれの業務に専門事業者が存在しますが、当社グループが提供するサービスはこれら全ての機能を包含しています。また、BNPL決済サービスの総合プロバイダーとして、個人、法人、EC、対面販売など取引形態を問わずBNPL決済サービスをご利用いただけるよう、当社グループでは複数サービスを提供しています。これらのサービスの概要は以下の通りです。

 

[各サービスに共通するスキーム]

 

 ※当社所定の審査を通過した取引が対象です。審査通過後においても、当該取引に関して加盟店と購入者または購入企業の間に紛争が生じ、速やかに解決ができず、又はその恐れがあると当社が判断したときその他当社が提供するサービスの加盟店規約所定の事由がある取引は、対象外となります。

 

主体

当社グループの提供するサービスの仕組み及び各取引主体の享受するメリット

購入者/購入企業

 購入商品の到着・サービスの提供を受けた後、当社グループから発送される請求書を用い、コンビニエンスストア・銀行・郵便局・口座振替等様々な手段で支払えます。商品着荷・受取及びサービス享受後に支払いを行うため、商品が届かない、破損している等の商品トラブルを避けることができます。

販売元

 出荷・役務などの提供後、当社グループより売買代金から手数料を控除した額を受け取ります。これにより、購入者/購入企業に対する信用リスクを負うことなく確実に代金を回収できます。当社グループの提供するサービスの導入に伴い、決済手段としてBNPL決済サービスを希望する購入者/購入企業からの新規注文及び新規顧客の増加が期待できます。なお、一部の取引については、購入者/購入企業が当社グループに支払いを行う前に、当社グループより販売元に立替払いを行うことで、販売元における販売代金の早期回収にも寄与しています。

当社グループ

 出荷・役務提供等の取引成立を条件に購入者の信用を確認の上で、売買代金を販売元に支払うことで債権を買い取り、その後購入者/購入企業より代金を回収します。債権の額面に対し所定の手数料率を掛けて算出される取引手数料等を販売元から受領し、営業収益として計上します。

 

 

[サービスごとの概要]

 

サービス名称

サービス概要

B2C取引向けサービス

[エヌピー後払い]

 B2C取引のECを対象にしたBNPL決済サービスです。

 クレジットカード情報のような固有の番号や、事前の会員登録が不要で、氏名・住所・電話番号等といった商品配送に必要な基本的な情報のみでBNPL決済サービスを利用できます。請求は取引の都度行われます。

 ①クレジットカード情報の漏洩、不正利用の防止、②請求書に伴う都度支払いによる使い過ぎの防止、③クレジットカード情報の入力を不要とすることによる決済手続きの手間の解消などを理由に「NP後払い」が支持され、決済手段として選択されています。

[アトネ]

 B2C取引を対象にスマートフォンを活用した会員制のBNPL決済サービスです。

 購入者が自身の保有するスマートフォン等で無料の会員登録をすることで、EC及び実店舗にてキャッシュレスでの売買(BNPL決済)が可能になります。請求は月締めで、翌月にまとめて支払うことが可能です。また、利用額に応じたポイントを付与しており、atoneでの次回の買い物の値引きに利用できます。さらに「atoneプラス」を利用することで、ポイント付与率が最大3倍となり、分割払いも利用可能になります。

 会員登録により購入者への信用判断が精緻化されるため、サービス・デジタルコンテンツといったこれまで「NP後払い」では取り扱ってこなかった非物販商材へのサービス提供が可能となっています。

[エヌピー後払いエアー]

 水道・ガスの修理、ハウスクリーニングなど、訪問型のB2C役務サービスを対象としたBNPL決済サービスです。

 購入者は、サービスを受けた後日に代金を支払うことができるため、当日の現金準備が不要となります。

 また、現金のやりとりや管理が一切不要で、請求・督促業務も代行するため、販売元企業の負担が減り、現場スタッフや経理が本業に集中できる環境を整えられるなど、全国の企業における請求業務のDX化推進に寄与します。

[アフティー]

 B2C取引を対象にスマートフォンを活用したBNPL決済サービスで、2018年8月より台湾で、2023年6月よりベトナムで展開しています。「NP後払い」と「atone」から得られたノウハウをもとにローカライズしたBNPL決済サービスです。

 

 

 

B2B取引向けサービス

[エヌピー掛け払い]

 企業間取引における少額債権を主対象とした掛け払い決済です。

 事前手続き不要で末締め翌月末払いといった企業間の商習慣に合わせた決済が可能になります。

 本サービスの導入により、販売元企業は与信、請求書発行、入金確認、督促といった請求関連業務をアウトソースすることができ、更に未回収リスクを低減できます。

 購入企業にとっては、事前手続き不要で締め支払が可能になる上、ペーパーレスにも対応していることによりDX化推進に寄与します。

 近年の少子化の進展による労働力人口の減少、働き方改革・テレワーク普及等によるDX化・業務効率化の必要性が増していることに加え、事業拡大に伴い決済業務の効率化が重視される傾向が高まり、決済サービス等のアウトソース活用ニーズは益々拡大するものと考えています。

 また、連結子会社であるNPファイナンスでは、「NP掛け払い」の購入企業を対象に、オンライン・レンディングサービス「NPハンディレンディング」を提供しています。

 

<事業系統図>

 当社グループの事業の系統図は、以下の通りです。

 ※連結子会社である株式会社NPファイナンスは、株式会社ネットプロテクションズが提供する「NP掛け払い」サービスの購入企業を対象にサービスを提供しています。

 

業績状況

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

① 経営成績の状況

当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)の業績は以下の通りです。

 

前連結会計年度

(自 2024年4月1日

  至 2025年3月31日)

当連結会計年度

(自 2025年4月1日

  至 2026年3月31日)

増減率

 

百万円

百万円

営業収益

23,032

25,214

9.5

営業利益

2,103

2,848

35.4

税引前利益

2,139

2,853

33.4

親会社の所有者に帰属する当期利益

1,350

1,732

28.3

 

当社グループは決済ソリューション事業の単一セグメントのため、セグメントごとの記載はしていませんが、可能な範囲で以下の区分で経営指標を開示しています。

 

区分名称

対象サービス名称

B2C取引向けサービス

B2Cサービス_NP後払い他

NP後払い、NP後払いair、AFTEE等

B2Cサービス_atone

atone

B2B取引向けサービス

B2Bサービス

NP掛け払い

 

経営指標は以下の通りです。

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減率

 

百万円

百万円

GMV(non-GAAP)

641,950

764,384

19.1

  B2Cサービス_NP後払い他

353,716

358,425

1.3

  B2Cサービス_atone

39,966

62,090

55.4

  B2Bサービス

248,267

343,868

38.5

営業収益

23,032

25,214

9.5

  B2Cサービス_NP後払い他

16,576

16,496

△0.5

  B2Cサービス_atone

1,864

2,977

59.7

  B2Bサービス

4,591

5,740

25.0

 -その他営業収益

593

624

5.1

売上収益

22,438

24,589

9.6

 -請求関連費用

  (non-GAAP)

8,036

8,210

2.2

 -貸倒関連費用

3,478

3,805

9.4

 -その他決済に係る

  費用(non-GAAP)

440

589

33.8

売上総利益(non-GAAP)

10,483

11,984

14.3

  B2Cサービス_NP後払い他

7,624

7,956

4.4

  B2Cサービス_atone

485

878

81.0

  B2Bサービス

2,373

3,149

32.7

 -販売管理費及びその他営業費用

 (non-GAAP)

8,973

9,760

8.8

営業利益

2,103

2,848

35.4

 +減価償却費・償却費

1,629

1,745

7.1

 +株式報酬費用

5

18

240.1

 +固定資産除却損

8

13

60.6

 +減損損失

0

EBITDA(non-GAAP)

3,747

4,626

23.5

 

 

(注)当社は投資家にとって当社グループの業績を評価するために有効であると考える指標として、当社が適用する会計基準であるIFRS会計基準において規定されていないnon-GAAP指標を追加的に開示しています。

 

non-GAAP指標

指標の内容

GMV

当社グループ決済サービスの流通取引総額

請求関連費用

回収手数料+請求書発行手数料。主に請求1件当たりに発生する費用

その他決済に係る費用

与信費用、NPポイント費用等、その他決済の提供に必要な費用

売上総利益

売上収益-(請求関連費用+貸倒関連費用+その他の決済に係る費用)

販売管理費

及びその他営業費用

営業費用-(請求関連費用+貸倒関連費用+その他の決済に係る費用)

EBITDA

営業利益+(減価償却費・償却費+株式報酬費用+固定資産除却損+減損損失-減損損失戻入益)

 

当社グループの加盟店数は数万社にわたるため、特定加盟店への依存度が低い一方で、マクロ環境の変化を通じたEC・決済市場への影響を受けやすい事業構造となっています。

 

(GMVについて)

当連結会計年度において、GMVは前期比19.1%増の764,384百万円(B2Cサービス_NP後払い他は同1.3%増の358,425百万円、B2Cサービス_atoneは同55.4%増の62,090百万円、B2Bサービスは同38.5%増の343,868百万円)となりました。

B2Cサービス_NP後払い他における増減要因は以下の通りです。

・「NP後払い」においては、一部加盟店の取り扱い減少等により、GMVが減少となりました。

・「NP後払いair」においては、第2四半期に稼働した大型加盟店および、全国的な請求業務のDXニーズを背景に、GMVが伸長しました。

・「AFTEE」においては、新規加盟店の獲得が順調に進んでおり、GMVが伸長しました。

B2Cサービス_atoneにおける増減要因は以下の通りです。

・既存加盟店の取引拡大により、GMVが伸長しました。

・デジタルコンテンツを中心とするEC非物販領域での新規加盟店の稼働が、GMVの伸長に寄与しました。

B2Bサービスにおける増減要因は以下の通りです。

・求人広告・スポットワーク・卸業界の加盟店を中心とした既存加盟店にてGMVが伸長しました。

・当期に新しく稼働した大型加盟店がGMVの伸長に寄与しました。

全社のGMVは、業績予想を上回る結果となりました。

 

(営業収益について)

当連結会計年度において、営業収益は前期比9.5%増の25,214百万円(B2Cサービス_NP後払い他は同0.5%減の16,496百万円、B2Cサービス_atoneは同59.7%増の2,977百万円、B2Bサービスは25.0%増の5,740百万円)となりました。

B2Cサービス_NP後払い他における増減要因は以下の通りです。

・「NP後払い」においては、GMVの減少および競合環境の激化による手数料率低下の影響により、営業収益が減少しました。

・一方、「NP後払いair」および「AFTEE」においては、GMVの伸長により、営業収益が増加しました。

B2Cサービス_atoneおよびB2Bサービスにおける増減要因は以下の通りです。

・いずれもGMVが順調に伸長し、営業収益の増加に寄与しました。

GMVに対する営業収益率は、手数料率が相対的に低いB2Bサービスの構成比率上昇、「NP後払い」における手数料

率の低下等の要因により、低下しました。

全社の営業収益は、業績予想を下回る結果となりました。

主な要因は、「NP後払い」におけるGMVの減少および、競合環境の激化による手数料率の低下のためです。

 

(売上総利益について)

当連結会計年度において、売上総利益は前期比14.3%増の11,984百万円(B2Cサービス_NP後払い他は同4.4%増の7,956百万円、B2Cサービス_atoneは同81.0%増の878百万円、B2Bサービスは32.7%増の3,149百万円)となりました。

B2Cサービス_NP後払い他における増減要因は以下の通りです。

・「NP後払い」においては、債権の回収状況の良化および回収時期の早期化により、貸倒関連費用および請求関連費用が減少した結果、売上総利益が増加しました。

 

・「NP後払いair」および「AFTEE」においては、GMVの伸長により営業収益が拡大し、売上総利益も増加しました。

B2Cサービス_atoneおよびB2Bサービスにおける増減要因は以下の通りです。

・いずれもGMVの伸長により営業収益が順調に積み上がり、売上総利益の増加にも寄与しました。

GMVに対する売上総利益率は、同利益率が相対的に低いB2Bサービスの構成比拡大の影響を受け、低下しました。

なお、貸倒関連費用は長期的に適正な値になるよう算出のルールを定めていますが、四半期等の短い期間で区切

った場合、長期のトレンドにかかわらず前期比・前年同期比での変動が生じることがあります。

全社の売上総利益は、業績予想を上回る結果となりました。

 

(営業利益、EBITDAについて)

当連結会計年度において、営業利益は2,848百万円(前期比35.4%増)、EBITDAは4,626百万円(前期比23.5%増)となりました。要因は以下の通りです。

売上総利益の増加に伴い、営業利益およびEBITDAも増加しました。

販売管理費の絶対額は前期比で増額していますが、GMVの成長および業務効率化の推進の結果、GMVに対する販売管理費の比率は減少しました。

全社の営業利益は、業績予想を下回る結果となりました。

主な要因は、前述した営業収益率の低下によるものです。

 

② 財政状態の状況

 

前連結会計年度

(2025年3月31日)

当連結会計年度

(2026年3月31日)

増減

増減率

 

百万円

百万円

百万円

資産合計

70,848

85,063

14,215

20.1

  流動資産合計

50,540

64,787

14,247

28.2

  非流動資産合計

20,307

20,275

△31

△0.2

負債合計

51,618

63,986

12,368

24.0

  流動負債合計

46,249

63,867

17,617

38.1

  非流動負債合計

5,368

119

△5,249

△97.8

資本合計

19,229

21,077

1,847

9.6

 

当連結会計年度末時点における流動資産は前期末比14,247百万円増加しました。これは主に取扱高の増加等に伴い営業債権及びその他の債権が10,884百万円増加したこと、現金及び現金同等物が3,176百万円増加したことによるものです。

非流動資産は前期末比31百万円減少しました。

流動負債は前期末比17,617百万円増加しました。これは主に取扱高の増加等に伴い営業債務及びその他の債務が15,408百万円増加したことによるものです。

なお、当社グループの流動資産のうち営業債権及びその他の債権(貸倒引当金を控除前)50,466百万円は主に決済を利用したエンドユーザー向けの債権、流動負債のうち営業債務及びその他の債務54,349百万円は主に加盟店向けの債務です。当社グループの決済サービスはエンドユーザーからの回収サイクルと加盟店への支払サイクルが短期間でバランスしており、事業拡大に伴うワーキングキャピタルの増加は限定的です。そのため、金利上昇の影響を受けづらい構造になっています。

なお、期末残高の変動要因はサービスにより異なります。B2C向けサービスにおける加盟店向け債務の支払は主に金曜日に行われるため、期末日の曜日によって残高が変動いたします。また、B2B向けサービスにおいては、エンドユーザーからの回収(30日サイト)に対し、加盟店への支払(40日サイト)が後行するサイクルとなっております。そのため、期末時点においては未払の加盟店向け債務が滞留しやすく、「営業債務及びその他の債務」が構造的に大きく計上される傾向がございます。

非流動負債は前期末比5,249百万円減少しました。これは主に、1年以内に返済予定の借入金を非流動負債から流動負債に振り替えたことによるものです。

 

 

 

 

 

 

③ キャッシュ・フローの状況

 

前連結会計年度

(自 2024年4月1日

  至 2025年3月31日)

当連結会計年度

(自 2025年4月1日

  至 2026年3月31日)

増減

 

百万円

百万円

百万円

営業活動によるキャッシュ・フロー

6,567

8,971

2,404

投資活動によるキャッシュ・フロー

△1,506

△1,749

△242

財務活動によるキャッシュ・フロー

1,209

△4,124

△5,333

現金及び現金同等物に係る換算差額

△40

78

119

現金及び現金同等物の増減額

(△は減少)

6,229

3,176

△3,052

現金及び現金同等物の期首残高

10,810

17,039

6,229

現金及び現金同等物の当期末残高

17,039

20,216

3,176

 

当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は20,216百万円(前期は17,039百万円)となりました。

 

 (営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果、獲得した資金は8,971百万円(前期は6,567百万円の獲得)となりました。これは主に以下の要因によるものです。

・税引前当期利益の計上 (2,853百万円)

・減価償却費、償却費等の計上 (1,746百万円)

・営業債権及びその他の債権の増減 (△10,884百万円)

・営業債務及びその他の債務の増減 (15,408百万円)

・その他資産・負債の増減等 (1,215百万円)

・法人所得税の支払 (△1,210百万円)

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果、使用した資金は1,749百万円(前期は1,506百万円の使用)となりました。

これは主に以下の要因によるものです。

・システム開発投資による、無形資産の取得 (△1,646百万円)

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果、使用した資金は4,124百万円(前期は1,209百万円の獲得)となりました。

これは主に以下の要因によるものです。

・短期借入金の純増減額 (△3,850百万円)

・リース負債の返済による支出 (△286百万円)

 

(2)生産、受注及び販売の実績

① 生産実績及び受注実績

当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績及び受注実績の記載に馴染まないため、当該記載を省略しています。

 

② 販売実績

本項目「(1)経営成績等の状況の概要」に記載の通りです。

 

(3)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものです。

 

① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループは第1期連結会計年度(2018年7月2日から2019年3月31日)より従来の日本基準に替えてIFRS会計基準を適用しており、この連結財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積りは合理的な基準に基づいて実施しています。経営者はこれらの見積りについて過去の実績や将来における発生の可能性等を勘案し合理的に判断していますが、判断時には予期し得なかった事象等の発生により、実際の結果はこれらと異なる場合があります。

なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 連結財務諸表 注記3.重要性がある会計方針4.重要な会計上の判断、見積り及び仮定に記載していますが、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、以下の会計方針は連結財務諸表における重要な見積りの判断に影響を及ぼすものと考えます。

 

(貸倒引当金)

当社グループは、主に将来の債権の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率等を勘案して必要額を、貸倒懸念債権等の特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上していますが、ユーザーの支払が遅延、その支払能力が低下した等の場合には追加の引当金が必要となる可能性があります。

 

(のれんの減損)

当社グループは、のれんの減損の判断をする際に、のれんが配分された資金生成単位について、回収可能価額の見積りが必要となります。使用価値の見積りにあたり、資金生成単位により生じることが予想される将来キャッシュ・フロー及びその現在価値を算定するための割引率を見積っています。仮に、資金生成単位により生じると予想したキャッシュ・フローが減少した場合又は現在価値を算定するための割引率が上昇した場合には減損損失が発生又は増加する可能性があります。

 

② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

(財政状態、経営成績、キャッシュ・フロー)

本項目「(1)経営成績等の状況の概要」に記載の通りです。

 

(資本の財源及び資金の流動性)

a.資金需要

当社グループにおける主な資金需要は、決済関連事業の拡大に伴い増加する運転資金やシステム開発費等によるものです。

 

b.財務政策

主に、手元資金に加えて、運転資金については金融機関からの借入により必要な資金を調達しています。資金調達については事業計画に基づく資金需要・金利動向等の調達環境を考慮の上、調達の規模・手段について資金計画を作成し、状況を適宜判断し実施しています。

 

(経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等)

当社グループでは、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、年間取扱高及び購入者による未払い率を掲げています。それぞれについて以下の通り記載します。

a.年間取扱高

本項目「(1)経営成績等の状況の概要」に記載の通りです。

 

b.未払い率

  未払い率(未払いとなった取引額の割合(貸倒処理前のものを含む))はNP後払い(NP後払いair含む)サービスが0.34%(前期は0.46%)、NP掛け払いサービスが0.59%(前期は0.50%)となりました。今後は一層の与信・督促業務の改善を講じることにより、更なる低減を図ってまいります。

 

セグメント情報

6.セグメント情報

(1)報告セグメントの概要

 当社グループの事業セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。

 なお、当社グループの事業内容は、決済ソリューション事業であり、区分すべきセグメントが存在しないため、報告セグメントは決済ソリューション事業の単一セグメントとなっています。

 

(2)セグメント収益及び業績

 報告セグメントが1つであるため、報告セグメントの売上収益及び利益の記載を省略しています。

 

(3)製品及びサービスに関する情報

 当社の製品及びサービスに関する情報は、注記「23.売上収益」に記載しています。

 

(4)地域別に関する情報

 外部顧客への売上収益

 本邦の外部顧客への売上収益が連結損益計算書の売上収益の大部分を占めるため、記載を省略しています。

 非流動資産

 本邦に所在している非流動資産の金額が連結財政状態計算書の非流動資産の金額の大部分を占めるため、記載を省略しています。

 

(5)主要な顧客に関する情報

 外部顧客への売上収益のうち、連結損益計算書の売上収益の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しています。