2026年3月期有価証券報告書より
  • 社員数
    18名(単体) 335名(連結)
  • 平均年齢
    43.7歳(単体)
  • 平均勤続年数
    13.9年(単体)
  • 平均年収
    3,733,000円(単体)
  • 平均年収の
    対前年増減率
    -4.4%(単体)

従業員の状況

人材戦略に関する基本方針等

(1) 【人材戦略に関する基本方針等】

当社グループは、人的資本の強化を重要な経営課題と位置づけております。当社のMission「記憶に、そして心に。」のもと、店舗人材、本社、管理職、経営人材を含めた全社的な育成、適正配置及びマネジメント力の向上を図ることで、人的資本の強化を図り、組織全体の生産性と実行力の向上を目指していくことを基本方針としております。

そのために、当社グループでは、社員が個々の能力を最大限活かすことができる職場環境整備のため、積極的に働き方改革を実施しております。具体的には、テレワーク運用やフレックスタイム制度を導入することで働きやすい環境づくりに取り組んでおります。さらに、育児短時間勤務期間の延長、介護等による勤務形態を選択できる制度や家族の事情による休暇に対する休日付与制度を創設し、社員が長く、フレキシブルに働くことができる環境を醸成し社員エンゲージメントの向上を図っております。

また、当社グループにおける従業員の給与その他の給付の額及び内容については、基本給に加え、個人業績に連動したインセンティブ報酬及び会社業績に連動した賞与で構成されており、市場水準や同業他社の報酬動向等を踏まえ、適正な報酬水準を設定しております。

当社グループは、当期に策定したMission「記憶に、そして心に。」を、当社グループの存在意義及び判断・行動の基準と位置づけております。当社グループが営む和装事業は、お客様の人生の節目に深く関わる事業であり、商品そのものの品質に加え、接客、提案、顧客理解及びアフターフォロー等を担う人材の力が、企業価値の源泉であると認識しております。このため、当社グループは、人的資本の強化を中長期的な企業価値向上のための重要な経営課題と位置づけ、店舗人材、本社人材、管理職及び次世代経営人材の育成、適正配置並びにマネジメント力の向上に取り組んでおります。特に、主力事業である振袖販売及びレンタルにおいては、来店から成約、前撮り、納品後のフォローに至るまでの顧客接点全体における販売品質の向上が重要であり、商品知識、接客技術及び顧客対応力の向上に資する教育体制の整備を進めております。

また、当社グループは、きものを単なる商品としてではなく、お客様やご家族の記憶とともに受け継がれる価値を有するものと捉えております。その価値をお客様に適切にお伝えし、人生の節目に寄り添う提案を行うためには、社員一人ひとりの専門性、接客技術及び人間性の向上が不可欠であると考えております。

社員一人ひとりが安心して長く働き、自らの能力を発揮できる職場環境の整備は、持続的な成長の基盤であります。当社グループは、性別や年齢にかかわらず、能力、経験及び意欲を重視した人材登用を推進するとともに、女性社員が多数在籍する事業特性を踏まえ、女性管理職の登用、育児・介護等と仕事の両立支援及び柔軟な働き方の整備等に取り組んでおります。

従業員の給与等については、各人の職責、役割、能力、経験、業績への貢献度、評価結果及び会社業績等を総合的に勘案して決定しております。今後も、社員の成長意欲及び定着につながる処遇制度の整備を進めるとともに、販売品質の向上、組織全体の生産性向上及び持続的な企業価値向上に資する人材戦略を推進してまいります。

なお、人材の育成及び社内環境整備に関する具体的な取組並びに当該方針に関する指標の内容及び実績については、「第2 サステナビリティに関する考え方及び取組」に記載しております。

 

(2) 【従業員の状況】

① 連結会社の状況

2026年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

和装事業

317

[29]

全社(共通)

18

[-]

335

[29]

 

(注) 1 連結子会社である株式会社京都きもの友禅友の会は、営業活動並びに事務処理等全て提出会社に委託しており、従業員はおりません。

2 従業員は就業人員であり、定時社員は[ ]内に当連結会計年度の平均人員を外数で記載しております。

3 全社(共通)は、経営管理部門の従業員数であります。

 

 

② 提出会社の状況

2026年3月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(才)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

平均年間給与の対前

事業年度増減率(%)

18

[-]

43.7

13.9

3,733

△4.4

 

 

セグメントの名称

従業員数(人)

全社(共通)

18

[-]

18

[-]

 

(注) 1 従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員数であります。

   2 従業員は就業人員であり、定時社員は[ ]内に当事業年度の平均人員を外数で記載しております。

3 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

 

③ 最大人員会社の状況

当事業年度における従業員数が最も多い会社

京都きもの友禅㈱

 

従業員数(名)

平均年齢(才)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

平均年間給与の対前

事業年度増減率(%)

317

[29]

51.8

16.3

3,803

0.58

 

(注) 1 従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員数であります。

   2 従業員は就業人員であり、定時社員は[ ]内に当事業年度の平均人員を外数で記載しております。

3 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

 

④ 労働組合の状況

労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。

 

⑤ 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

イ 提出会社

当事業年度

管理職に占める

女性労働者の割合

(%)(注1)

男性労働者の

育児休業取得率

(%)(注2)

労働者の男女の

賃金の差異(%)(注1、3)

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

57.1

0.0

64.2

65.7

0.0

 

(注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

3 労働者の人員数について労働時間を基に換算し算出しております。

 

ロ 主要な連結子会社

当事業年度

名称

管理職に占める

女性労働者の割合

(%)(注1)

男性労働者の

育児休業取得率

(%)(注2)

労働者の男女の

賃金の差異(%)(注1、3)

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

京都きもの友禅
株式会社

31.6

0.0

59.1

58.1

69.8

 

(注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

3 労働者の人員数について労働時間を基に換算し算出しております。

サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)

2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】

当社グループは、当期に策定したMission「記憶に、そして心に。」のもと、人生の晴れ舞台である成人式においてお召しになる振袖をはじめ、和装に関連する商品・サービスを通じて、お客様及びご家族の大切な記憶と心に残る価値を提供することを目指しております。そのために、事業活動を継続する中での環境問題、社会問題への対応等を通じ、顧客、取引先、従業員をはじめとする全てのステークホルダーと共に持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

当社のサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。

 

① ガバナンス

国際情勢及び外部環境に伴う社会的な課題の変化、当該変化に伴うリスク、及び中長期的な企業価値向上の観点から、役員及び社員のサステナビリティに関する意識を高め、適切な対応をしていく方針としております。

サステナビリティを巡る課題、また課題に対応するための計画立案、進捗管理については適宜、各種会議において協議・決定されております。また、取締役会において、その内容を各担当取締役より報告することとしております。

 

② 戦略

(環境問題に関する取組)

当社グループでは、環境問題への配慮として、きもののお手入れ、お直しサービスを強化し、きものが本来持つサステナブルな価値の維持に貢献しております。その他、家族のきものを受け継ぎたいというご要望に応えるべく、母親や姉が着用した振袖を、サイズのお直しや帯・小物のアレンジにより着用する「ママ振袖・姉振袖」プランを新設するなど、商品を永く、大切に利用したいという消費者の想いに沿った多様なプランの整備に取り組んでおります。今後も、きもの、宝飾品のリユースや、アップサイクル商品開発の検討など、施策の実施、企画検討に取り組んでまいります。

このように、きものは、適切なお手入れやお直しを行うことにより、世代を超えて受け継ぐことができる商品特性を有しております。当社グループは、きものを、つくり手の想い、袖を通すお客様の願い、そしてご家族の記憶が重なるものと捉えており、こうしたきもの本来の価値を活かし、お客様やご家族の大切な記憶とともに、きものを長く大切にご利用いただける選択肢を提供することも、当社グループのサステナビリティへの取組の一つであると考えております。

 

 

(人材の育成及び社内環境整備に関する方針)

当社グループは、社員個人がより成果が出せる能力開発及び教育体制と組織力の向上に貢献できる人材育成を推進しております。また、社員が長く安心して働くために、多様な価値観を尊重し合える社内環境の整備を進めております。具体的には以下のとおりであります。

 

a.人材育成

呉服販売においては、高い接客技術及び商品知識が求められます。そのため、体系的に商品知識を学習できる教育体制の整備や教育担当者の育成に取り組んでおります。また、中途採用者に対しても教育・サポート体制を構築しており、社員が販売業務に注力でき、安心して長く働くことのできる環境の整備に努めております。

 

b.採用方針等

当社グループでは性別や年齢に隔たりのない多様な人材登用の推進を掲げております。能力・経験等を重視した幅広い人材登用のため、中途採用についても積極的に実施しております。

また、主力商品のきものを販売するという特性上、女性社員が多数在籍しております。2026年3月末時点における正社員の女性比率は76.7%であります。現在、次世代経営幹部候補者育成の観点から、同様に性別、年齢を問わず管理職への登用を推進しており、女性の管理職比率は年々向上しております。

 

c.働き方

当社グループでは、社員が個々の能力を最大限活かすことができる職場環境整備のため、積極的に働き方改革を実施しております。具体的には、テレワーク運用やフレックスタイム制度を導入することで働きやすい環境づくりに取り組んでおります。さらに、育児短時間勤務期間の延長、介護等による勤務形態を選択できる制度や家族の事情による休暇に対する休日付与制度を創設し、社員が長く、フレキシブルに働くことができる環境を醸成し社員エンゲージメントの向上を図っております。

 

③ リスク管理

当社グループでは、全社的なリスクを特定し、リスクの顕在化を防止するため、各部門でリスクを含めた検討を実施するとともに、適宜、リスク管理委員会に共有・報告しております。リスク管理委員会では、リスクの重要度や対応する責任者(リスクオーナー)を定め、リスクの重要度に鑑み、対策指示等を行い、状況を取締役会に報告しております。内部監査室はこれら全体のリスク管理体制・状況を独立した立場から確認、監督しております。

 

④ 指標及び目標

二酸化炭素排出量の削減目標など具体的な数値管理は行っておりませんが、「② 戦略」の項目に記載のとおり、当社グループが事業活動を継続する中で実現可能な施策を通じ、環境負荷低減、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。

また、当社グループでは、上記「② 戦略」において記載した、人材の育成に関する方針及び社会環境整備に関する方針に関する指標については、関連する指標のデータ管理とともに、具体的な取組が行われているものの、連結グループに属するすべての会社では行われていないため、連結グループにおける記載が困難であります。このため、次の指標における目標及び実績は、連結グループにおける主要な事業を営む京都きもの友禅㈱のものを記載しております。

指標

目標

実績(当事業年度)

管理職に占める女性労働者の割合

2030年までに50%

31.6%

男性の育児休業取得率

2030年までに100%

0.0%