2025年6月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります

(単一セグメント)
  • 売上
  • 利益
  • 利益率

最新年度
単一セグメントの企業の場合は、連結(あるいは単体)の売上と営業利益を反映しています

セグメント名 売上
(百万円)
売上構成比率
(%)
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
(単一セグメント) 34,896 100.0 1,236 100.0 3.5

事業内容

 

3 【事業の内容】

当社はDIY用品、家庭用品、カー・レジャー用品の販売を行うホームセンター事業に従事しており、事業の系統図は次のとおりであります。なお、当社は単一セグメントであるため、商品区分別により記載しております。


 

業績

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績等の状況の概要

当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

  なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末において判断したものであります。

 

①経営成績の状況

当事業年度(2024年7月1日~2025年6月30日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の増加等により景気は緩やかな回復基調で推移しましたが、一方であらゆる商品・サービスの物価上昇が続いていることにより消費者の節約志向が高まっており、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。

当社におきましては、原材料高や円安、物流コストの上昇などを背景に、取引先による商品の廃番や値上げが多発する中、一部の商品群では一時的な欠品による機会損失も発生しましたが、これらに替わる商品の探究や新規開発に注力することで、可能な限り商品の継続販売と販売価格の維持に努めてまいりました。また、DIYアドバイザー資格取得者の大幅な増員を果たし、店舗接客におけるコンサルティング販売能力を向上させるなど、より多くのお客様にお役に立てる店づくりに努めてまいりました。

これらの結果、当事業年度における既存店の来店客数は前期比98.1%、客単価は同101.7%となり、既存店売上高は同99.7%の334億76百万円となりました。また、松原店の通期実績を含む全店ベースの来店客数は前期比100.0%、客単価は同102.3%となり、全店売上高は同102.3%の348億96百万円となりました。

利益につきましては、仕入原価の上昇により売上総利益率が前期比0.2ポイント低下しましたが、売上高が増加したことにより売上総利益は前期比101.6%の110億14百万円となりました。また、販売費及び一般管理費は光熱費や減価償却費などが増加した一方、松原店のオープンに伴う費用の影響などにより前期比98.1%の97億77百万円に減少し、その結果、営業利益は同142.2%の12億36百万円、経常利益は同139.7%の15億26百万円、当期純利益は同130.2%の10億27百万円となりました。

 

②財政状態の状況

    当事業年度末における資産合計は、前事業年度末に比べ5億27百万円減少の256億65百万円となりました。これ

は主に売掛金が52百万円、前払費用が40百万円、長期前払費用が1億44百万円増加した一方、現預金が91百万円、商品が1億67百万円、有形固定資産が4億96百万円減少したことによるものであります。

負債合計は、前事業年度末に比べ7億64百万円減少の75億62百万円となりました。これは主に未払法人税等が3億6百万円、リース債務が1億30百万円増加した一方、買掛金が1億27百万円、長短借入金が8億99百万円、未払金が1億35百万円減少したことによるものであります。

純資産合計は、前事業年度末に比べ2億37百万円増加の181億2百万円となりました。これは主に剰余金の配当が4億26百万円、自己株式の取得が3億65百万円あった一方、当期純利益を10億27百万円計上したことによるものであります。

 

③キャッシュ・フローの状況

 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ91百万円減少の15億42百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 

   (営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は、18億30百万円(前期は12億32百万円の取得)となりました。これは主に法人税等の支払額が1億70百万円、その他営業支出が3億42百万円となったのに対し、税引前当期純利益が15億26百万円、減価償却費が9億6百万円となったことによるものであります。

  (投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は、1億76百万円(前期は19億42百万円の使用)となりました。これは主に投資不動産の賃貸による収入が1億24百万円となったのに対し、有形固定資産の取得による支出が2億33百万円、投資不動産の賃貸による支出が31百万円となったことによるものであります。

  (財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果使用した資金は、17億45百万円(前期は4億50百万円の取得)となりました。これは主に短期借入金の純減額が3億円、長期借入金の返済による支出が5億99百万円、配当金の支払額が4億26百万円、自己株式の取得による支出が3億65百万円となったことによるものであります。

 

④重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。当社の採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (重要な会計方針)」に記載しております。財務諸表の作成に当たっては、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。

 

⑤経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 当社の目標とする経営指標は「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)目標とする経営指標」に記載のとおりであります。当事業年度は自己資本比率70.5%、ROA5.9%、ROE5.7%となっており、新規出店等大型の設備投資を実施してもこれらの目標数値を達成できるよう財務体質及び収益力の強化に努めてまいります。

 

 

(2) 仕入及び販売の実績

 ①仕入実績

部門別

仕入高(百万円)

構成比(%)

前期比(%)

DIY用品

12,664

53.3

98.2

家庭用品

7,799

32.8

102.2

カー・レジャー用品

3,295

13.9

100.1

合計

23,759

100.0

99.8

 

(注) 1.部門別の用品明細は次のとおりであります。

(1) DIY用品……………ホビー・木製品、建材、手工具、電動工具、金物、塗料、接着剤、園芸資材、薬剤肥料・用土、植物、エクステリア用品、石材

(2) 家庭用品………………家庭用品、日用品、インテリア用品、電気資材用品、収納用品、住宅設備用品、季節用品

(3) カー・レジャー用品…カー用品、アウトドア用品、ペット用品、文具

2.当社は単一セグメントであるため、商品区分別により記載しております。

 

 ②販売実績

部門別

売上高(百万円)

構成比(%)

前期比(%)

DIY用品

19,281

55.2

101.6

家庭用品

10,917

31.3

103.9

カー・レジャー用品

4,697

13.5

101.1

合計

34,896

100.0

102.3

 

(注) 1.部門別の用品明細は次のとおりであります。

(1) DIY用品……………ホビー・木製品、建材、手工具、電動工具、金物、塗料、接着剤、園芸資材、薬剤肥料・用土、植物、エクステリア用品、石材

(2) 家庭用品………………家庭用品、日用品、インテリア用品、電気資材用品、収納用品、住宅設備用品、季節用品

(3) カー・レジャー用品…カー用品、アウトドア用品、ペット用品、文具

2.当社は単一セグメントであるため、商品区分別により記載しております。

 

 ③単位当たり売上高

項目

 

前期比(%)

売上高

(百万円)

34,896

102.3

売場面積(平均)

( ㎡ )

100,683

104.8

1㎡当たり売上高

(千円)

345

97.6

従業員数(平均)

( 人 )

1,280

99.3

1人当たり売上高

(千円)

27,262

103.0

 

(注) 1.従業員数には、地域限定正社員、嘱託社員及びパート・アルバイト(1日8時間換算)を含んでおります。

2.1㎡当たり売上高にはネット販売は含んでおりません。