2026.03.11更新
ストーリー・沿革
価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。
情報ソース:
CITIZEN REPORT2025
サマリ
シチズン時計は、国産時計づくりから始まり、光発電エコ・ドライブやスーパーチタニウム™、サテライト ウエーブ GPSなど独自技術を磨き、時計・工作機械・デバイスの3事業でBtoCとBtoBを行き来しながら成長してきた精密技術グループです。「市民に愛され市民に貢献する」という企業理念のもと、環境配慮型のサステナブルプロダクツやEcoBalance Machineなどを軸に、グローバルブランド戦略とモノづくりDXを組み合わせて収益性と社会への提供価値を同時に高めようとしており、長期投資家にとっては、ブランド力と製造基盤をテコにした継続的成長ストーリーが期待できます。
過去
創業期は「国産時計をつくりたい」という思いからスタートし、精度を高めるための工作機械を自社で内製し、時計学校まで設立するなど、徹底した技術志向でものづくりに取り組みました。
創業当初は、海外製が主流だった高級時計市場で「国産時計をつくりたい」という創業者・山﨑亀吉の強い意志のもと事業を開始しました。精度向上のための部品用工作機械を自社開発・内製化し、時計学校を開設して技術...
現在
現在は、光発電エコ・ドライブやサテライト ウエーブ GPS、スーパーチタニウム™などの技術を武器とする多ブランド展開の時計事業と、Cincom/ミヤノブランドのCNC自動旋盤を中心とした工作機械事業、そして自動車部品・小型モーター・セラミックス・プリンターなどを展開するデバイス事業の3本柱で、BtoCとBtoBの両面から世界の産業と生活を支えています。
時計事業では、『シチズン』『アテッサ』『ザ・シチズン』『プロマスター』『シチズン エル』や、『ブローバ』『フレデリック・コンスタント』など複数ブランドを運営し、光発電エコ・ドライブ、サテライト ウエー...
未来
将来は「シチズングループビジョン2030」の実現に向け、中期経営計画2027を第2ステージとして、時計と工作機械を成長エンジンに据えたブランド価値向上と収益力強化、デバイス事業の収益改善、そしてサステナブルプロダクツ・EcoBalance Machineの拡大を通じて、技術と環境配慮を両立させたグローバル精密メーカーへの進化を構想しています。
「中期経営計画2027」では、前中計で構築した生産能力やブランド基盤を活かしつつ、時計事業でのプレミアム・機械式強化とグローバルブランドの拡販、直販ECを含むチャネル戦略の高度化を通じて、ブランド価値...
目指す経営指標
・2027年度 グループ売上高3,600億円、営業利益率9.0%、ROE9.0%以上の達成
・2027年度 時計事業 売上高1,900億円・営業利益率12.0%、工作機械事業1,000億円、デバイス事業700億円を目標
・2025~2027年度にかけて累計800億円規模の成長・合理化投資(時計・工作機械・DXを中心に、投資額の7割以上をコア事業へ配分)
・株主還元方針としてDOE(株主資本配当率)5.0%以上を目安とし、安定・継続的な配当と自己株式取得の機動的実施を掲げる
・サステナブルプロダクツやEcoBalance Machineの比率拡大、CO2排出量削減や再資源化率向上など環境目標2030・2050に連動した非財務KPIの達成を志向
・2027年度 時計事業 売上高1,900億円・営業利益率12.0%、工作機械事業1,000億円、デバイス事業700億円を目標
・2025~2027年度にかけて累計800億円規模の成長・合理化投資(時計・工作機械・DXを中心に、投資額の7割以上をコア事業へ配分)
・株主還元方針としてDOE(株主資本配当率)5.0%以上を目安とし、安定・継続的な配当と自己株式取得の機動的実施を掲げる
・サステナブルプロダクツやEcoBalance Machineの比率拡大、CO2排出量削減や再資源化率向上など環境目標2030・2050に連動した非財務KPIの達成を志向
トップメッセージの要約
市民に愛され市民に貢献する
信頼と安心のおける製品
グループで一つのチーム
シチズンという旗
中期経営計画2027
信頼と安心のおける製品
グループで一つのチーム
シチズンという旗
中期経営計画2027
代表取締役社長 大治 良高氏は、BtoCの時計事業を源流にBtoBの工作機械・デバイスへ広げてきた歴史を踏まえ、すべての事業が最終的には完成品を通じて市民に貢献していると語ります。マーケティングによる...
用語解説
■光発電エコ・ドライブ
文字板の下にある太陽電池で光を電気に変え、二次電池に蓄えて動くシチズン独自の時計駆動技術です。日常の室内光でも発電できるため、定期的な電池交換がほとんど不要で、電池廃棄を減らせる環境配慮型の仕組みとして位置づけられています。
■スーパーチタニウム™
チタン素材に独自の加工・表面処理を施すことで、ステンレスよりも軽く、サビにくく、傷付きにくくしたシチズン独自の金属素材です。腕時計のケースやバンドに用いることで、長時間着けていても負担が少ない快適さと、美しい外観を長く保てることを狙っています。
■サテライト ウエーブ GPS
地球を周回するGPS衛星からの信号を受信し、現在地のタイムゾーンや時刻情報に基づいて時計の時刻を自動修正するシチズンの時刻補正技術です。電波の届きにくい場所や海外渡航時でも、素早く正確な時間表示ができることを特徴としています。
■サステナブルプロダクツ
シチズングループが、地球環境や資源への配慮を重視して開発・提供する製品群を指す呼び方です。光発電時計や、省エネルギー性能に優れた工作機械、プリンターなど、CO₂排出や廃棄物の削減、資源の有効利用に貢献することを意識した商品がここに含まれます。
■EcoBalance Machine
工作機械事業で、地球環境に配慮したサステナブルプロダクツとして位置づけられる機種に付けられるシチズン独自の名称です。省エネルギー性や環境負荷低減など、一定の環境配慮の観点を満たした工作機械を「EcoBalance Machine」と呼び、長期的に開発を進めていく方針を示しています。
■デジタル・フラッグシップストア
北米などで展開している直販ECサイトを、実店舗の旗艦店に相当する存在として位置づけた呼び名です。単にオンラインで商品を売る場ではなく、ブランドの世界観を伝え、質の高いユーザー体験を提供しながら、高収益な販売チャネルとして育てていく戦略的な拠点という意味合いがあります。
■CNC自動旋盤
コンピューター数値制御(CNC)によって工具や材料の動きを自動制御し、金属部品を連続的に削り出す工作機械です。シチズンは中小型のCNC自動旋盤で世界トップクラスのシェアを持ち、時計部品で培った精密加工技術を自動車部品などの分野にも応用しています。
■シンコム
シチズンのCNC自動旋盤ブランドの一つで、「主軸台移動形」と呼ばれる構造を持つ機種群を指します。細く長い部品の加工を得意とし、時計部品製造で培った小径・高精度加工と小型化技術に、制御技術を組み合わせた高性能な自動旋盤として位置づけられています。
■ミヤノ
シチズングループのもう一つのCNC自動旋盤ブランドで、中径・短尺の部品加工を得意とする固定主軸台タイプの機種群を指します。自動車部品、建設機械、油圧・空圧機器などの分野で、信頼性と耐久性の高い機械として評価されており、新中計ではグローバルでの販売強化が重点戦略とされています。
■LFV(低周波振動切削)
旋削加工で問題になりやすい「切りくずのからまり」を解決するためにシチズンが開発した独自の切削技術です。工具に低周波の振動を与えることで、切りくずを細かく分断しながら加工できるため、排出トラブルを抑え、難削材でも安定した長時間の無人運転を実現しやすくします。
■FA フレンドリー
工場のFA(Factory Automation:工場自動化)をサポートするため、工作機械と組み合わせて導入するロボットシステム群を指す名称です。部品の自動着脱や搬送などをロボットで行うことで、省人化や24時間稼働を支援し、顧客の生産ライン全体の自動化を進める役割を担っています。
■アルカプリソリューション
最新のICT技術を活用して、モノづくり現場をトータルに支援するシチズンのソリューションサービスです。技術者教育やスキルアップを支える仕組み、設備の稼働情報を可視化・管理するツールなどを提供し、工作機械本体の提供にとどまらず、生産性向上や工程改善まで含めて支援することを狙っています。
■シチズングループビジョン2030
2030年に向けて、シチズングループがどのような企業グループを目指すのかを示した長期ビジョンです。時計、工作機械、デバイスといった事業を通じて、環境や地域社会、取引先、従業員、株主など多様なステークホルダーにどのような価値を届けるかを整理し、中期経営計画の方向性を決める「北極星」として機能しています。
■中期経営計画2027
2027年度までをターゲットとしたシチズングループの中期経営計画の名称です。時計・工作機械を成長エンジンとしつつ、デバイス事業の収益改善、サステナビリティ関連投資、DX推進などの重点施策と財務目標を定め、シチズングループビジョン2030の実現に向けた「第2ステージ」と位置づけられています。
■サステナブルファクトリー
サプライチェーンも含め、人権・環境・労働環境・コンプライアンス・BCP・生産性向上などを総合的に配慮した、シチズングループの「持続可能な生産施設・事業所・事業プロセス」を指す概念です。シチズンは2030年までにサステナブルファクトリーを実現することを目標とし、CO₂削減や水使用量の削減、再資源化率向上などの具体的指標を設定しています。
■「市民に愛され市民に貢献する」
シチズングループが掲げる企業理念で、「市民に愛され親しまれるものづくり」を通じて世界の人々の暮らしに貢献するという意味を持ちます。単に製品を売るだけでなく、信頼と安心のある製品・サービスを提供し、生活者に近い立場から社会に役立つ存在であり続けることを自社の存在意義としています。
■TNFD
「自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures)」の略称で、企業の事業が自然資本に与える影響や依存、リスク・機会を把握し、開示するための枠組みづくりを進める国際的な取り組みです。シチズンはTNFDの提言に賛同し、フォーラムへの参加や「TNFD Adopter」への登録を通じて、自然・生物多様性に関する情報開示の高度化を進めています。
■人権デュー・ディリジェンス
事業活動やサプライチェーンにおいて、人権侵害のリスクや負の影響を特定・評価し、その予防や是正に取り組むプロセスを指します。シチズングループは、人権方針に基づき、取引先との対話やモニタリング、是正措置などを通じて人権デュー・ディリジェンスを確立していくことを経営課題の一つとして掲げています。
■シチズン エル
シチズンの腕時計ブランドの一つで、特に「内面の美しさ」やサステナブルな価値観を重視した世界観を持つブランドです。CSR部門との連携を通じてリブランディングが進められ、少人数チームで商品企画・デザイン・宣伝を行いながら、「Brave is Beautiful(勇気こそ美しい)」といったメッセージを軸に、デザイン性と社会性を両立したブランドとして事業成長への貢献を目指しています。
文字板の下にある太陽電池で光を電気に変え、二次電池に蓄えて動くシチズン独自の時計駆動技術です。日常の室内光でも発電できるため、定期的な電池交換がほとんど不要で、電池廃棄を減らせる環境配慮型の仕組みとして位置づけられています。
■スーパーチタニウム™
チタン素材に独自の加工・表面処理を施すことで、ステンレスよりも軽く、サビにくく、傷付きにくくしたシチズン独自の金属素材です。腕時計のケースやバンドに用いることで、長時間着けていても負担が少ない快適さと、美しい外観を長く保てることを狙っています。
■サテライト ウエーブ GPS
地球を周回するGPS衛星からの信号を受信し、現在地のタイムゾーンや時刻情報に基づいて時計の時刻を自動修正するシチズンの時刻補正技術です。電波の届きにくい場所や海外渡航時でも、素早く正確な時間表示ができることを特徴としています。
■サステナブルプロダクツ
シチズングループが、地球環境や資源への配慮を重視して開発・提供する製品群を指す呼び方です。光発電時計や、省エネルギー性能に優れた工作機械、プリンターなど、CO₂排出や廃棄物の削減、資源の有効利用に貢献することを意識した商品がここに含まれます。
■EcoBalance Machine
工作機械事業で、地球環境に配慮したサステナブルプロダクツとして位置づけられる機種に付けられるシチズン独自の名称です。省エネルギー性や環境負荷低減など、一定の環境配慮の観点を満たした工作機械を「EcoBalance Machine」と呼び、長期的に開発を進めていく方針を示しています。
■デジタル・フラッグシップストア
北米などで展開している直販ECサイトを、実店舗の旗艦店に相当する存在として位置づけた呼び名です。単にオンラインで商品を売る場ではなく、ブランドの世界観を伝え、質の高いユーザー体験を提供しながら、高収益な販売チャネルとして育てていく戦略的な拠点という意味合いがあります。
■CNC自動旋盤
コンピューター数値制御(CNC)によって工具や材料の動きを自動制御し、金属部品を連続的に削り出す工作機械です。シチズンは中小型のCNC自動旋盤で世界トップクラスのシェアを持ち、時計部品で培った精密加工技術を自動車部品などの分野にも応用しています。
■シンコム
シチズンのCNC自動旋盤ブランドの一つで、「主軸台移動形」と呼ばれる構造を持つ機種群を指します。細く長い部品の加工を得意とし、時計部品製造で培った小径・高精度加工と小型化技術に、制御技術を組み合わせた高性能な自動旋盤として位置づけられています。
■ミヤノ
シチズングループのもう一つのCNC自動旋盤ブランドで、中径・短尺の部品加工を得意とする固定主軸台タイプの機種群を指します。自動車部品、建設機械、油圧・空圧機器などの分野で、信頼性と耐久性の高い機械として評価されており、新中計ではグローバルでの販売強化が重点戦略とされています。
■LFV(低周波振動切削)
旋削加工で問題になりやすい「切りくずのからまり」を解決するためにシチズンが開発した独自の切削技術です。工具に低周波の振動を与えることで、切りくずを細かく分断しながら加工できるため、排出トラブルを抑え、難削材でも安定した長時間の無人運転を実現しやすくします。
■FA フレンドリー
工場のFA(Factory Automation:工場自動化)をサポートするため、工作機械と組み合わせて導入するロボットシステム群を指す名称です。部品の自動着脱や搬送などをロボットで行うことで、省人化や24時間稼働を支援し、顧客の生産ライン全体の自動化を進める役割を担っています。
■アルカプリソリューション
最新のICT技術を活用して、モノづくり現場をトータルに支援するシチズンのソリューションサービスです。技術者教育やスキルアップを支える仕組み、設備の稼働情報を可視化・管理するツールなどを提供し、工作機械本体の提供にとどまらず、生産性向上や工程改善まで含めて支援することを狙っています。
■シチズングループビジョン2030
2030年に向けて、シチズングループがどのような企業グループを目指すのかを示した長期ビジョンです。時計、工作機械、デバイスといった事業を通じて、環境や地域社会、取引先、従業員、株主など多様なステークホルダーにどのような価値を届けるかを整理し、中期経営計画の方向性を決める「北極星」として機能しています。
■中期経営計画2027
2027年度までをターゲットとしたシチズングループの中期経営計画の名称です。時計・工作機械を成長エンジンとしつつ、デバイス事業の収益改善、サステナビリティ関連投資、DX推進などの重点施策と財務目標を定め、シチズングループビジョン2030の実現に向けた「第2ステージ」と位置づけられています。
■サステナブルファクトリー
サプライチェーンも含め、人権・環境・労働環境・コンプライアンス・BCP・生産性向上などを総合的に配慮した、シチズングループの「持続可能な生産施設・事業所・事業プロセス」を指す概念です。シチズンは2030年までにサステナブルファクトリーを実現することを目標とし、CO₂削減や水使用量の削減、再資源化率向上などの具体的指標を設定しています。
■「市民に愛され市民に貢献する」
シチズングループが掲げる企業理念で、「市民に愛され親しまれるものづくり」を通じて世界の人々の暮らしに貢献するという意味を持ちます。単に製品を売るだけでなく、信頼と安心のある製品・サービスを提供し、生活者に近い立場から社会に役立つ存在であり続けることを自社の存在意義としています。
■TNFD
「自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures)」の略称で、企業の事業が自然資本に与える影響や依存、リスク・機会を把握し、開示するための枠組みづくりを進める国際的な取り組みです。シチズンはTNFDの提言に賛同し、フォーラムへの参加や「TNFD Adopter」への登録を通じて、自然・生物多様性に関する情報開示の高度化を進めています。
■人権デュー・ディリジェンス
事業活動やサプライチェーンにおいて、人権侵害のリスクや負の影響を特定・評価し、その予防や是正に取り組むプロセスを指します。シチズングループは、人権方針に基づき、取引先との対話やモニタリング、是正措置などを通じて人権デュー・ディリジェンスを確立していくことを経営課題の一つとして掲げています。
■シチズン エル
シチズンの腕時計ブランドの一つで、特に「内面の美しさ」やサステナブルな価値観を重視した世界観を持つブランドです。CSR部門との連携を通じてリブランディングが進められ、少人数チームで商品企画・デザイン・宣伝を行いながら、「Brave is Beautiful(勇気こそ美しい)」といったメッセージを軸に、デザイン性と社会性を両立したブランドとして事業成長への貢献を目指しています。
2026年3月期有価証券報告書より
沿革
2 【沿革】
関係会社
4 【関係会社の状況】
(1) 連結子会社
(2) 持分法適用の関連会社
(注) 1.主要な事業の内容欄には、主としてセグメントの名称を記載しております。
2.議決権の所有割合欄の( )内は、間接所有割合で内数となっております。
3.※1は特定子会社であります。
4.シチズン・ウオッチ・カンパニー・オブ・アメリカInc.については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
主要な損益情報等