社長・役員
略歴
1975年4月 住友電気工業株式会社入社
2003年4月 独立行政法人産業技術総合研究所(現国立研究開発法人産業技術総合研究所)入所
2009年9月 当社設立 当社取締役
2010年4月 国立大学法人東京大学生産技術研究所顧問研究員
2010年5月 一般社団法人ニューダイヤモンドフォーラム顧問(現任)
2010年5月 当社代表取締役社長(現任)
2012年4月 独立行政法人産業技術総合研究所(現国立研究開発法人産業技術総合研究所)
名誉リサーチャー(現任)
2024年1月 エス・エフ・ディー株式会社代表取締役社長(現任)
所有者
(5)【所有者別状況】
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2024年3月31日現在 |
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区分 |
株式の状況(1単元の株式数100株) |
単元未満 株式の状況 (株) |
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政府及び 地方公共 団体 |
金融機関 |
金融商品 取引業者 |
その他の 法人 |
外国法人等 |
個人 その他 |
計 |
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個人以外 |
個人 |
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株主数 (人) |
- |
5 |
39 |
109 |
28 |
46 |
12,177 |
12,404 |
- |
所有株式数 (単元) |
- |
4,176 |
6,376 |
31,910 |
11,990 |
200 |
76,481 |
131,133 |
22,100 |
所有株式数 の割合(%) |
- |
3.18 |
4.86 |
24.33 |
9.14 |
0.15 |
58.32 |
100.00 |
- |
(注)自己株式385株は、「個人その他」に3単元、「単元未満株式の状況」に85株含まれております。
役員
(2)【役員の状況】
① 役員一覧
男性8名 女性-名 (役員のうち女性の比率-%)
役職名 |
氏名 |
生年月日 |
略歴 |
任期 |
所有株式数 (株) |
代表取締役 社長 |
藤森 直治 |
1949年7月3日生 |
1975年4月 住友電気工業株式会社入社 2003年4月 独立行政法人産業技術総合研究所(現国立研究開発法人産業技術総合研究所)入所 2009年9月 当社設立 当社取締役 2010年4月 国立大学法人東京大学生産技術研究所顧問研究員 2010年5月 一般社団法人ニューダイヤモンドフォーラム顧問(現任) 2010年5月 当社代表取締役社長(現任) 2012年4月 独立行政法人産業技術総合研究所(現国立研究開発法人産業技術総合研究所) 名誉リサーチャー(現任) 2024年1月 エス・エフ・ディー株式会社代表取締役社長(現任) |
(注)3 |
1,049,900 |
代表取締役副社長兼 総務部長 |
髙岸 秀滋 |
1950年11月23日生 |
1974年4月 東レ株式会社入社 2002年5月 東洋コミュニティ株式会社 リフォーム部長 2008年11月 医療法人快生会事務局長(出向) 2011年5月 当社入社 総務部長 2015年6月 当社取締役兼総務部長 2017年5月 当社常務取締役兼総務部長 2022年6月 当社専務取締役兼総務部長 2023年6月 当社代表取締役副社長兼総務部長(現任) |
(注)3 |
51,500 |
常務取締役兼 生産部長 |
林 雅志 |
1959年7月10日生 |
1985年4月 日本ペイント株式会社入社 2013年4月 同社生産技術部長 2019年10月 当社入社 2020年2月 当社製造部長 2020年4月 当社生産部長 2020年6月 当社取締役兼生産部長 2022年6月 当社常務取締役兼生産部長(現任) |
(注)3 |
3,200 |
役職名 |
氏名 |
生年月日 |
略歴 |
任期 |
所有株式数 (株) |
取締役 |
北城 恪太郎 |
1944年4月21日生 |
1967年4月 日本アイ・ビー・エム株式会社入社 1993年1月 同社代表取締役社長 1999年12月 IBMアジア・パシフィック プレジデント兼 日本アイ・ビー・エム株式会社代表取締役会長 2002年4月 旭硝子株式会社(現AGC株式会社)社外取締役 2003年4月 公益社団法人経済同友会代表幹事 2005年6月 オムロン株式会社社外取締役 2007年4月 公益社団法人経済同友会終身幹事 2007年5月 日本アイ・ビー・エム株式会社最高顧問 2007年6月 Ngi group株式会社(現ユナイテッド株式会社)社外取締役 2009年4月 サイジニア株式会社社外取締役(現任) 2009年12月 当社社外取締役(現任) 2010年6月 学校法人国際基督教大学理事長 2011年2月 文部科学省中央教育審議会委員 2012年5月 日本アイ・ビー・エム株式会社相談役 2015年3月 株式会社ブイキューブ社外取締役 2017年4月 日本アイ・ビー・エム株式会社名誉相談役(現任) 2017年5月 トライオン株式会社(現トライズ株式会社)社外取締役(現任) 2019年8月 株式会社インフォ・クリエイツ社外取締役(現任) |
(注)3 |
270,400 |
取締役 |
光田 好孝 |
1959年11月1日生 |
1993年7月 東京大学生産技術研究所助教授 2002年7月 文部科学省高等教育局高等教育企画課専門官 2005年6月 国立大学法人東京大学生産技術研究所教授 2009年4月 同大学総長特任補佐(財務担当) 同大学生産技術研究所副所長 2014年5月 一般社団法人ニューダイヤモンドフォーラム会長 2020年4月 独立行政法人大学改革支援・学位授与機構研究開発部教授(現任) 2020年6月 国立大学法人東京大学名誉教授 2022年6月 株式会社UACJ社外取締役(現任) 2023年6月 当社社外取締役(現任) |
(注)3 |
400 |
常勤監査役 |
岡田 宗久 |
1958年4月12日生 |
1981年4月 住友金属工業株式会社(現日本製鉄株式会社)入社 2005年7月 住友チタニウム株式会社(現株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ)転籍 2015年6月 株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ常勤監査役 2019年7月 公益財団法人黒川古文化研究所入社 2021年6月 当社常勤監査役(現任) |
(注)4 |
- |
役職名 |
氏名 |
生年月日 |
略歴 |
任期 |
所有株式数 (株) |
監査役 |
池見 達穗 |
1949年8月23日生 |
1972年4月 日本アイ・ビー・エム株式会社入社 2002年7月 フィナンシャルサービス株式会社取締役 2004年4月 同社常務取締役 2011年5月 当社社外監査役(現任) |
(注)4 |
- |
監査役 |
大松 信貴 |
1970年7月24日生 |
1996年10月 太田昭和監査法人(現EY新日本有限責任監査法人)入所 2016年7月 金融庁公認会計士・監査審査会公認会計士監査検察官 2020年8月 大松公認会計士事務所所長(現任) 2021年2月 川上塗料株式会社社外監査役(現任) 2021年6月 株式会社エスティック社外取締役(監査等委員)(現任) 2021年9月 株式会社タケウチ建設社外監査役(現任) 2023年6月 当社社外監査役(現任) |
(注)5 |
- |
計 |
1,375,400 |
(注) 1.取締役北城恪太郎及び光田好孝は、社外取締役であります。
2.監査役岡田宗久、池見達穗及び大松信貴は、社外監査役であります。
3.取締役の任期は2024年6月26日開催の定時株主総会終結の時から2025年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。
4.監査役岡田宗久、池見達穗の任期は2021年11月18日開催の臨時株主総会終結の時から選任後4年以内に終了する事業年度のうち、最終のものに関する定時株主総会終結の時までであります。
5.監査役大松信貴の任期は2023年6月23日開催の定時株主総会終結の時から選任後4年以内に終了する事業年度のうち、最終のものに関する定時株主総会終結の時までであります。
6.当社は、管理体制の強化・効率化を目指し経営層を厚くするため、執行役員制度を導入しております。執行役
員は1名で、執行役員・営業部長の中西正になります。
②社外役員の状況
当社は、社外取締役2名、社外監査役3名を選任しております。
社外取締役北城恪太郎氏は、日本アイ・ビー・エム株式会社の代表取締役社長等の経歴と経済団体の代表幹事の経験及び各種のベンチャー企業の社外取締役を務めてきた経験と幅広い見識を有しており、経営者としての経験や経営に関する見識を豊富に有していることから、独立的な立場からの当社の経営判断への助言・提言及び取締役の職務執行の監督に適していると判断し、当社の社外取締役に選任しております。
同氏は、当社株式を270,400株、ストック・オプションとしての新株予約権60個(新株予約権の目的となる株式の数30,000株)を保有しております。なお、当社と同氏との間にその他の人的関係、資本的関係または取引関係その他の利害関係はありません。
社外取締役光田好孝氏は、ダイヤモンドに関する豊富な学識経験及び大学運営や産学官連携に関わる豊富な経験並びに他社の社外取締役を務めてきた経験と幅広い見識を有していることから、独立的な立場からの当社の経営判断や研究開発への助言・提言及び取締役の職務執行の監督に適していると判断し、当社の社外取締役に選任しております。
同氏は、当社株式を400株保有しております。なお、当社と同氏との間にその他の人的関係、資本的関係または取引関係その他の利害関係はありません。
社外監査役の岡田宗久氏は、株式会社大阪チタニウムテクノロジーズでの常勤監査役業務経験と監査役の職責を果たすための幅広い見識を有しており、当社の業務執行の適法性を監査することが期待できると判断し、当社の社外監査役に選任しております。
当社と同氏との間にその他の人的関係、資本的関係または取引関係その他の利害関係はありません。
社外監査役の池見達穗氏は、日本アイ・ビー・エム株式会社の管理部門での業務経験と管理業務に関する幅広い見識を有しており、当社の業務執行の適法性を監査することが期待できると判断し、当社の社外監査役に選任しております。
同氏は、ストック・オプションとしての新株予約権30個(新株予約権の目的となる株式の数15,000株)を保有しております。なお、当社と同氏との間にその他の人的関係、資本的関係または取引関係その他の利害関係はありません。
社外監査役の大松信貴氏は、公認会計士・税理士として財務及び会計並びに税務に関する相当程度の知見を有し、加えて上場企業の社外取締役(監査等委員)及び社外監査役としての経験と監査役の職責を果たすための幅広い見識を有しており、当社の業務執行の適法性を監査することが期待できると判断し、当社の社外監査役に選任しております。
当社と同氏との間にその他の人的関係、資本的関係または取引関係その他の利害関係はありません。
当社においては、社外取締役または社外監査役を選任するための独立性に関する基準または方針について特段の定めはありませんが、その選任に際しては、経歴や当社との関係を踏まえて、一般株主との利益相反が生じることのないように東京証券取引所の独立性に関する判断基準等を参考にしており、また、専門的な知見に基づく客観的かつ適切な監督または監査といった機能及び役割についての判断をしております。
③社外取締役又は社外監査役による監督又は監査と内部監査、監査役監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門
との関係
社外取締役は、取締役会の監督機能を強化するため、毎月あるいは随時開催される取締役会に出席して、それぞれの専門的見地から必要に応じて意見を述べるとともに、監査役と情報交換を行い、取締役の業務執行を監督しております。
また、ビジネス状況や関連する学術情報を入手し、各役員との面談等の方法により、コミュニケーションを図っています。
社外監査役は、毎月あるいは随時開催される監査役会及び取締役会に出席し、それぞれの専門的見地から必要に応じて意見を述べるほか、定期的に、会計監査人から会計監査に関する説明を受け、意見交換等を行っております。
また、各部門や内部監査室からの各種報告を受け、会計監査人との情報共有を図り、監査役会での十分な議論を踏まえて監査を行っております。
関係会社
4【関係会社の状況】
該当事項はありません。
沿革
2【沿革】
当社は、独立行政法人産業技術総合研究所(以下「産総研」)のダイヤモンド単結晶製造技術の事業化を目的として、産総研ダイヤモンド研究センター長であった藤森直治(現当社代表取締役社長)を中心に設立されました。
2009年9月 |
大阪府池田市緑丘一丁目8番31号に資本金10,000,000円で株式会社イーディーピーを設立 |
2009年10月 |
営業開始 産総研の研究成果を活用した事業を行う設立5年以内のベンチャーに付与される「産総研発ベンチャー」の称号付与 |
2010年10月 2011年5月 2011年10月 2012年10月 2012年11月 2013年10月 2015年4月 2015年11月 2017年11月 2021年12月 2022年2月 2022年6月 2022年11月
2023年8月 2023年11月 2024年1月 |
12.5mm長の長尺工具素材の発売 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)・イノベーション推進事業に採択 本社及び本社工場を大阪府茨木市五日市一丁目7番24号に移転 本社及び本社工場を大阪府豊中市上新田四丁目6番3号に移転 1インチ(25x25mm)基板の発売 (111)面(注1)研究用基板の発売 大阪府茨木市横江一丁目17番3号に横江第1工場(現在は横江工場に改称)を設置 Bドープエピ層(注2)付き基板の発売 10x10mm種結晶(注3)の発売 本社工場の稼働を停止し、横江第2工場(現在は開発部の拠点に変更)の設置準備を開始 大阪府茨木市横江一丁目2番9号に横江第2工場(現在は開発部の拠点に変更)を設置 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 大阪府茨木市四丁目26番6号に島工場を設置 横江第1工場を横江工場に改称し、横江第2工場を開発部の拠点に変更 低抵抗ダイヤモンド基板の発売 15x15mm単結晶基板、種結晶の発売 エス・エフ・ディー株式会社を設立 |
(注)1.ダイヤモンド単結晶の利用する結晶面としてよく現れる、代表的な結晶面であります。最も硬い面でありますが、n形半導体(電子が移動する半導体)を作製する成長工程においては、P(リン)が含有する層を成長させやすいので、半導体関連の研究で使用されます。
2.半導体材料として使用するには、その物質の中を電子もしくは正孔(通常の状態に比べ電子が足りない状態)のどちらかが移動できるようにすることが必要です。このような2種類の半導体を、n形半導体(電子が移動する半導体)、p形半導体(正孔が移動する半導体)と呼びます。ダイヤモンドは絶縁体でありますが、半導体化するには、周期律表のⅢ属元素(BやAl)やⅤ属元素(P、As、Sb)を混入させます。n形半導体にはP(リン)を、p形半導体にはB(ボロン)を、結晶内に取り込ませれば(このことをドーピングという)それぞれの特性を持つ半導体となります。中でも、Bドーピングしたダイヤモンドは、広い範囲の電気伝導率の制御が可能で、比較的利用が容易であります。当社は、通常の基板上にBドープ層を成長させ製品化しております。
3.種結晶とは人工ダイヤモンド宝石を製造するために、気相合成法(メタンなどの炭素を含んだガスを、何等かの手段で活性化し、1,000℃程度の温度でダイヤモンドを生成する方法)でダイヤモンドを成長させるための、元となる結晶であります。当社の主力製品で、代表的には7x7~11x11mmの面積を持ち、0.3mmの厚さの板状のダイヤモンドであります。