人的資本
OpenWork(社員クチコミ)-
社員数31名(単体) 1,303名(連結)
-
平均年齢54.5歳(単体)
-
平均勤続年数15.8年(単体)
-
平均年収7,891,000円(単体)
従業員の状況
5【従業員の状況】
(1)連結会社の状況
|
2025年3月31日現在 |
|
セグメントの名称 |
従業員数(人) |
|
水産物荷受事業 |
395 |
(57) |
市場外水産物卸売事業 |
503 |
(217) |
養殖事業 |
150 |
(34) |
食品加工事業 |
112 |
(128) |
物流事業 |
58 |
(29) |
報告セグメント計 |
1,218 |
(465) |
その他 |
54 |
(48) |
全社(共通) |
31 |
(-) |
合計 |
1,303 |
(513) |
(注)1.従業員数は、当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む就業人員数であります。
2.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の連結会計年度の平均雇用人員であります。
3.全社(共通)として記載されている従業員数は、全社管理部門に所属しているものであります。
(2)提出会社の状況
|
|
|
2025年3月31日現在 |
従業員数(人) |
平均年齢(歳) |
平均勤続年数(年) |
平均年間給与(千円) |
31 |
54.5 |
15.8 |
7,891 |
セグメントの名称 |
従業員数(人) |
|
全社(共通) |
31 |
(-) |
合計 |
31 |
(-) |
(注)1.従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員数であります。
2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
3.臨時従業員はおりません。
4.全社(共通)として記載されている従業員数は、全社管理部門に所属しているものであります。
(3)労働組合の状況
労使関係については、特に記載すべき事項はありません。
(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異
主要な連結子会社
当事業年度 |
補足説明 |
|||||
名称 |
管理職に占める女性労働者の割合 (%) (注)1 |
男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2.3 |
労働者の男女の賃金の差異(%) (注)1 |
|||
全労働者 |
正規雇用労働者 |
パート・有期労働者 |
||||
㈱うおいち |
2.6 |
14.3 |
59.1 |
64.6 |
62.3 |
- |
㈱ショクリュー |
4.2 |
0 |
62.3 |
69.6 |
60.6 |
- |
(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.㈱うおいち及び㈱ショクリューについては、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
3.上記以外の連結子会社については、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表項目に該当しない、若しくは公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。
サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)基本方針
当社グループは、グループの経営理念「水産物をコアとし、お客様に価値ある商品とサービスを提供することにより、食文化の発展に貢献します。」を実現するために、適正な企業統治の下、水産物の源泉となる海の環境と資源を守り、社会性も踏まえ持続可能な水産物の流通に寄与していくことが社会的使命・責任であると認識しております。
当社グループは、この使命・責任を経営活動(本業)及び社会貢献活動を通じ果たしていくことにより、持続可能な社会の実現及びグループの持続的な成長並びに企業価値の向上を図ってまいります。
(2)「ガバナンス」、「戦略」、「リスク管理」、「指標及び目標」に関する考え方及び取組
①ガバナンス
当社は気候変動をはじめとするサステナビリティの対応を経営上の重要課題と認識し、サステナビリティ委員会を中心とするガバナンス体制を構築するとともに、取締役会による監督を行っております。
≪取締役会による監督体制≫
取締役会は、当社グループのサステナビリティに関する重要課題(以下、「マテリアリティ」という。)について、サステナビリティ委員会より取組状況等の報告を受け、モニタリングを行ってまいります。
≪経営者の役割≫
代表取締役社長はサステナビリティ委員会の委員長として、サステナビリティに関するリスクと機会が事業に与える影響について評価し、対応策の立案等を行い、その達成状況の管理を統括いたします。
≪サステナビリティ委員会≫
サステナビリティ委員会は、代表取締役社長を委員長とし、委員は取締役(社外取締役を含む)および執行役員で構成されており、当社グループのサステナビリティ全般の取り組みを推進しております。
②戦略
当社グループは、企業価値の向上と社会課題の解決のために取り組むべきマテリアリティを4つのステップを経て特定しております。
・STEP1:国際的なサステナビリティフレームワークをもとに、社会課題を抽出します。
・STEP2:抽出した課題を「当社グループにとっての重要度」と「ステークホルダーにとっての重要度」の2つの視点から評価します。特にステークホルダーにとっての重要度については、主要なステークホルダーへのアンケート調査を通じて、当社グループに対する意見や期待をフィードバックとして受け取ります。
・STEP3:STEP2で評価した課題を、リスクと機会の観点からさらに検討し、取り組むべき優先度を決定します。
・STEP4:サステナビリティ委員会においてマテリアリティを特定し、取締役会で最終決定を行います。決定したマテリアリティは定期的に再評価し、必要に応じて見直しを行います。
マテリアリティの特定にあたり、現時点で当社グループが想定するインパクト(リスク・機会)は下表のとおりであります。今後さらにリスク・機会およびその対応策の検討を深め、グループ全体で、サステナビリティ活動を推進してまいります。
マテリアリティ |
マテリアリティの特定理由 |
現時点の当社グループが想定するインパクト |
|
●リスク |
〇機会 |
||
気候変動による地球環境への対応 |
・気候変動による海洋生態系への大きな影響 ・漁業資源への悪影響 ・持続可能な漁業による水産物の安定供給 ・環境保護への取組み ・環境に配慮した商品を求める消費者への対応 |
(物理的リスク) 海洋環境の変化や異常気象による自然災害によって引き起されるリスク ●水産資源の減少による供給能力の低下 ●自然災害の増加によるサプライチェーンへの影響 (移行リスク) 低炭素・脱炭素社会への移行にともなう規制に起因するリスク ●規制強化に対する対応コストの増加 ●漁獲規制の強化による買付量の減少 ●気候変動対策の遅れによる環境意識の高い取引企業との信頼関係の損失 |
〇持続可能な海面養殖の探究と実現 〇新技術による生産方法への挑戦 〇持続可能な商品やサービスの提供と新しい市場の開拓 〇再生可能エネルギーの導入による長期的なコスト削減 |
環境負荷低減による持続可能な調達 |
・環境負荷低減による持続可能な漁業支援 ・トレース可能なサプライヤーからの調達 ・環境に配慮した漁業や養殖業を証明する認証水産物の調達 |
●海洋プラスチックによる漁業への悪影響 ●環境負荷を減らす技術やプロセスの導入による初期投資や運用コストの増加 ●持続可能な資源を調達するためのサプライチェーンの見直しによる影響 |
〇環境負荷を低減する商品やサービスの提供による新しい市場への参入 〇認証水産物の調達や環境ラベルの包装資材の使用による需要の獲得 |
食品ロス・廃棄物の削減 |
・食品ロスや廃棄物の削減による廃棄物処理に必要なエネルギーや水などの資源の節約 ・食品ロスや廃棄物の削減による温室効果ガスの削減 ・プラスチックごみ削減による海洋生態系の保護 |
●食品ロスや廃棄物を減らすための設備や技術導入によるコスト増加 ●食品ロス削減を目指した効率的な物流や在庫管理の再構築 |
〇食品ロスの削減による無駄なコストの削減 〇食品ロス削減の取り組みによる環境意識の高い取引先企業の支持 〇食品廃棄物の再利用による新たなビジネスチャンスの可能性 |
安全・安心な食品の提供 |
・安全で安心な食品の提供による消費者の健康保護 ・安全で安心な食品の提供による企業価値向上 ・社会やステークホルダーとの信頼構築 |
●食品のクレーム・トラブルによるお客様からの信頼低下・失墜 ●食品の安全性に関する法規制の厳格化によるリコールなどの法的対応の必要性 ●品質管理や安全基準を満たすための設備導入や従業員教育によるコストの増加 ●安全性向上のためのサプライチェーン管理の複雑化 |
〇安全で安心な食品の提供によるブランド価値の向上 〇ステークホルダーへの適切な情報公開による信頼獲得 〇健康志向の高い消費者や規制の厳しい市場での競争力の強化 〇国際的な食品安全基準の満足による輸出機会の増加 |
多様な人材の活躍と社内環境の調整 |
・多様なバックグラウンドを持つ人材による新しい視点やアイデアの創出 ・企業のイノベーション促進および競争力の向上 ・多様な人材が活躍できる環境整備による優秀な人材の引きつけと長期的な確保 |
●人材の受け入れや教育による追加コストの発生 ●多様な人材の受け入れのための企業ポリシーや制度の見直しの必要性 |
〇多様なバックグラウンドと視点を持つ人材による革新的な発想の創出と企業競争力の向上 〇多様な人材が活躍できる職場環境の整備による優秀な人材の引きつけ効果の期待 |
人権問題への対応 |
・労働者の人権保護のための国際的な規制や基準の厳格化 ・サプライチェーン全体での人権に配慮した取り組みの必要性 ・従業員のモラルやエンゲージメント向上のための人権に配慮した職場環境の整備 |
●サプライチェーン全体の監査など人権保護への取り組みにともなうコスト ●人権問題への対応が不十分な場合の法的罰則や社会的制裁のリスク ●企業イメージへの悪影響 |
〇人権問題への取り組みによる取引先企業や投資家からの信頼獲得 〇人権に配慮した活動の推進による法的リスクの回避とコンプライアンスの確保 〇国際的な人権基準の満足によるグローバル市場での評価向上と輸出機会の増加 |
当社グループは、経営理念に基づき、役職員が社会の責任ある一員として行動するための指針として「グループ行動規範」を定めております。また、多様性ある人材を育成する仕組みや、働きやすい社内環境の整備を進めるために、「人材育成方針」および「社内環境整備方針」を次のように定めております。
≪人材育成方針≫
当社グループは、環境変化が激しい複雑系の社会にあって異なる視点、価値観、経験、資質等を備えた多様な人材を確保し、当該人材が活躍することは、事業を成功裏に推進していくうえで重要な要素であると認識しております。したがって、多様性を有する人材がその能力を十分に発揮できるよう育成していくことを方針としております。
具体的な取り組みとして、事業遂行に必要とされる専門知識・ノウハウについて、個々のパフォーマンスを向上させるため、OJTおよび階層別研修等のOff-JTを実施しております。
また、自己啓発や資格取得などの学習機会の提供も行っており、キャリア形成と能力開発を支援しております。さらに、法令や社内規程の遵守および当社グループが定める行動規範の浸透を図るためのコンプライアンス研修を実施しております。
≪社内環境整備方針≫
当社グループは、仕事と子育て・介護との両立の支援、ハラスメント行為の防止を図るための研修の実施および内部通報窓口の設置、異動に関する申告制度を設けるなど、安心して働くことができる職場の環境整備を図っております。
また、生活習慣病予防健診や人間ドック、保健指導等により社員の健康づくりを推進しております。
③リスク管理
サステナビリティに関するリスクは、サステナビリティ委員会において識別・評価し、取締役会に報告してまいります。
≪サステナビリティに関するリスクを識別・評価・管理するプロセス≫
サステナビリティ委員会は、当社グループにおけるリスクと機会の特定を行い、リスクを識別し、識別されたリスクについては、潜在的な影響の大きさを評価し、最小化に向けた方針やその対応策を当社の関係部署およびグループ会社に指示してまいります。
また、識別・評価したリスクの対応策の進捗については、取締役会に報告してまいります。取締役会は、サステナビリティ委員会から報告を受け、監督を行ってまいります。
④指標及び目標
気候変動による地球環境の変化に対応するため、温室効果ガス排出量の削減に関する国際的な合意が強化され、社会からの要請も高まっております。当社グループは、事業を通じてその社会的責任を果たすとともに、気候変動にともなうリスクと機会を分析するため、2025年度から以下の取り組みを開始してまいります。
・Scope1(自社による温室効果ガスの直接排出)の算定
・Scope2(他社から供給された電気や熱・蒸気使用にともなう間接排出)の算定
また、日本政府が掲げる温室効果ガス排出量の削減目標に基づき、2030年度を見据えた目標の設定を検討してまいります。
当社グループでは、前記「②戦略」において記載した、人材育成方針および社内環境整備方針について、次の指標を用いております。当該指標に関する目標および実績は、次のとおりであります。
人材育成方針及び社内環境整備方針に関する指標、目標及び実績
指標 |
目標(当連結会計年度) |
実績(当連結会計年度) |
コンプライアンス研修(管理職)の受講率(注)1 |
100% |
100% |
グループ取締役・監査役・執行役員研修の受講率(注)2 |
100% |
100% |
グループ部長職研修の受講率(注)3 |
100% |
100% |
(注)1.当連結会計年度におけるコンプライアンス研修(管理職)の受講率については、当社の連結子会社の管理職を対象に実施したものであります。
2.当連結会計年度におけるグループ取締役・監査役・執行役員研修の受講率については、当社の連結子会社の取締役、監査役及び執行役員を対象に実施したものであります。
3.当連結会計年度におけるグループ部長職研修の受講率については、当社の連結子会社の部長職を対象に実施したものであります。