2026年3月期有価証券報告書より
  • 社員数
    920名(単体) 1,502名(連結)
  • 平均年齢
    43.4歳(単体)
  • 平均勤続年数
    16.7年(単体)
  • 平均年収
    7,477,000円(単体)
  • 平均年収の
    対前年増減率
    -6.3%(単体)

従業員の状況

人材戦略に関する基本方針等

(1) 【人材戦略に関する基本方針等】

当社企業グループの人財戦略は、人基軸経営を基本に置き、各社の成り立ち、規模、求める人物像に則して人財に関する戦略を各社が立案して実行することとしております。

 

(2) 【従業員の状況】

 ① 連結会社の状況

2026年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

FAシステム事業

821

半導体デバイス事業

412

施設事業

148

その他

29

全社(共通)

92

合       計

1,502

 

(注) 1.従業員数は、当社企業グループから当社企業グループ外への出向者を除き、当社企業グループ外から当社企業グループへの出向者を含んでおります。

2.全社(共通)は、総務及び経理等の管理部門の従業員であります。

 

 ② 提出会社の状況

2026年3月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

平均年間給与の対前

事業年度増減率(%)

920

43.4

16.7

7,477

△6.3

 

 

セグメントの名称

従業員数(名)

FAシステム事業

494

半導体デバイス事業

186

施設事業

129

その他

24

全社(共通)

87

合       計

920

 

(注) 1.従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含んでおります。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

3.全社(共通)は、総務及び経理等の管理部門の従業員であります。

 

 ③ 労働組合の状況

当社企業グループにおける労働組合は組織されておらず、該当事項はありません。

 

 ④ 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

  a 提出会社

当事業年度

管理職に

占める

女性労働者

の割合(%)

(注1)

男性労働者の

育児休業

取得率(%)

(注2)

労働者の男女の

賃金の差異(%)(注1)

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

5.1

38.5

58.8

58.5

48.2

 

 

  b 連結会社

当連結会計年度

管理職に

占める

女性労働者

の割合(%)

(注1)

男性労働者の

育児休業

取得率(%)

(注4)

労働者の男女の

賃金の差異(%)(注1)

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

10.4

46.9

60.1

55.7

35.9

 

(注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

3.連結会社の指標は、海外子会社を含めた指標であり、海外子会社の指標の定義や計算方法は「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に準じて、算出しております。

4.国内グループ会社の正社員を対象とした実績であり、男性の育児休業取得率の集計を実施していない海外関係会社は含まれておりません。

サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)

 

2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】

(1) サステナビリティに関する基本方針

当社企業グループは、「電機、機械、電子、情報を扱う技術商社として、優れた商品を最新の技術と共に産業界のお客様にお届けすることを通じて、社会の発展に貢献する」ことを企業理念に掲げています。

この理念のもと、持続可能な環境や社会への貢献と持続的な企業価値向上が重要な経営課題であるとの認識に立ち、事業活動を通じて社会課題を解決し、持続可能な環境や社会の実現に貢献してまいります。

更に、当社独自のサービスやソリューションを提供することで、お客様の満足度向上とより良い社会の実現を目指します。

① 環境

 ・省エネルギー・省資源に対応した環境配慮型製品の販売及びソリューションの提供を拡大します。

 ・事業活動を通じて、省エネルギー、省資源、廃棄物削減を積極的に推進し、環境負荷を低減します。

② 社会

・社員がやりがいを持って働き、自らの成長を実感できる会社であれば社員は幸せを感じられるという「人基軸経営」の考え方に立ち、自立型人財の育成に積極的に取り組むとともに、労働環境の持続的向上を行います。

・地域社会と連携し、社会貢献活動を拡大してまいります。

③ ガバナンス

 ・法令、規則を遵守し、社会的規範・良識に基づいた企業活動を行います。

 ・適切なリスクマネジメントを行い、全てのステークホルダーからの期待に誠実に応えてまいります。

 

(2) 具体的な取組み

上記の基本方針に則り、以下の取組みを行っております。

① ガバナンス

当社の環境・社会・ガバナンスへの取組みをより一層強化するため、サステナビリティ委員会を設置しております。

委員会は、取締役会の監督・指示のもとでサステナビリティに関する基本方針の策定や重要課題(マテリアリティ)の特定と、それに基づく目標設定、それらの進捗管理を行うことで、全社的なサステナビリティへの取組みを推進いたします。

委員会は、年に1回以上開催される本委員会と、年4回開催されるサブ委員会により構成され、本委員会では取締役社長を委員長とし、委員は執行役員により構成されます。サブ委員会では管理本部長を事務局長とし、FAシステム事業代表、半導体デバイス事業代表、施設事業代表、経営企画部長、総務コンプライアンス部長、人事部長により構成され、このサブ委員会でサステナビリティの諸課題を検討し、本委員会で施策を立案・審議し、取締役会で決定する体制としております。

また、取締役会からの指示を受け、委員会が施策や指標のモニタリングを行ない、その効果を分析することで、サステナビリティ推進を牽引しております。

 


 

② 戦略

a マテリアリティ

当社では、さまざまな社会的責任に関わる項目について「ステークホルダーにとっての重要度」と「当社における重要度」の観点から、環境、社会、ガバナンスの3区分でマテリアリティを特定し、それぞれのマテリアリティにおいて取り組むべき重点テーマを設定しております。

 


 

また、CO2削減については、当社独自の社内活動として、家族を含めた社員全員のCO2削減に対する意識高揚のための運動を進めております。

 

b 気候変動

当社の得意先であるFA、半導体関連のエンドユーザー、セットメーカー、販売店等にとっては、脱炭素への対応は喫緊の課題であり、気候変動に対応した環境配慮型製品の拡販に取り組んでいる当社にとって、好機であると考えております。以下は、気候関連のリスク及び機会が当社ビジネスに与える影響を整理したものです。

 

気候関連のリスク及び機会が当社ビジネスに及ぼす影響

 

分類

当社ビジネスへの影響

リスク

機会

移行
リスク

規制

・炭素税の導入

・その他、温室効果ガスを規制する政策の導入

・再生可能エネルギー需要の増加に伴う、当社での太陽光ビジネスの機会の増加

技術

・水素やアンモニア等の新たな技術革新による脱炭素エネルギーが普及することによる調達コストの増加

・高効率機器やシステム等の開発遅れによる販売量の低下

・環境配慮型製品の需要増加とソリューション提供機会の拡大に伴う販売高の増加

・メーカーとタイアップした高効率機器の開発による販売機会の増加

市場

・マーケットの変化への対応の遅れによる成長機会や売上の減少

・再生可能エネルギー需要増による調達コストの増加

・環境配慮型製品の需要増加とソリューション提供機会の拡大に伴う販売高の増加

・自社での太陽光発電によるエネルギーの調達

評判

・高効率なFAや半導体製品への対応遅れによる社会的評価の低下

・投資家からの開示要求への対応不備によるレピュテーションの低下

・積極的な情報開示によるレピュテーションの向上

物理的
リスク

急性

・気候変動による自然災害による事業所の損害や物流ルート断絶に伴う販売機会の喪失

・気候変動に起因する感染症リスクの増加

・人員減に対応できるロボットや遠隔監視機器等の販売機会の増加

慢性

・地球規模での平均気温の上昇

・環境配慮型製品の需要増加とソリューション提供機会の拡大に伴う販売高の増加

・再生可能エネルギー需要の増加に伴う、当社での太陽光ビジネスの機会の増加

 

気候変動への戦略については、環境配慮型製品の拡販と太陽光ビジネスの拡大を重点施策とし、事業(営業)部門と管理部門で横断的に施策を検討できるサステナビリティサブ委員会にて検討し、本委員会に上申し、本委員会にて審議する体制で進めてまいります。

 

c 人財育成方針

(人財の育成及び社内環境整備に関する方針)

当社では、かねてから「人基軸経営」の考え方に基づき、人財の育成に取り組んでまいりました。これは、「社員がやりがいを持って働き、自らの成長を実感できる会社であれば、社員は幸せを感じられる。そして、社員が少しでも多く幸せを感じている会社は発展する。」という考え方です。今後の人財の育成及び社内の体制や環境整備においても、この「人基軸経営」の考え方に基づき、「‟人の為に”、‟人から信頼を”、‟人と一緒に喜びを”、‟人の育成を”」を指針として、社員には難しい課題への積極的なチャレンジを促し、これを乗り越えることで成長実感が持てるように、取り組んでまいります。

また、この先の労働人口減少を鑑みれば、性別や年齢に関わりなく社員に活躍してもらうための施策を考えていくことが必須であると考えております。同時に、社会全体として人事制度がメンバーシップ型からジョブ型へと移行しつつあるなどのさまざまな経営環境の変化に対応し、社員にとって魅力ある会社にしていくことを目指して、社内の体制や環境整備に取り組んでまいります。

 

(人財の育成に関する戦略及び取組み)

(a)人事制度改革

    当社ではこれまでも能力・実力を重視した人事制度の下、実行力とマネジメント能力のある社員の育成を図ってまいりました。社会全体でジョブ型雇用が浸透しつつある状況を踏まえて、ジョブ型人事制度の将来的な確立を見据えて、当社でも2026年度より移行段階の制度がスタートします。それに向け、当会計年度では職種別の等級基準書を再整備しました。これにより、社員の努力目標と、上司の部下育成目標を明確化し、キャリアアップの道筋をつけてまいります。また、ジョブ型新人事制度への移行を見据えて、営業職・技術職・事務職の職種別での採用活動を前会計年度から継続して行いました。

 

(b)研修体系の刷新

    今後の新たな人事制度移行を見据えて、階層別研修体系を整備し、計画的に実施してまいります。既に、管理職、若手社員を対象とした研修等を実施しておりますが、中堅社員向けの研修も新たに開始しました。今後はさらに多くの研修を体系的に実施し、社員の能力開発と人財育成に努めてまいります。

    また、当社の保有する宿泊研修施設「立志館」では、人間力の醸成から知識研修まで総合的な社員教育を行っております。当研修センターには24畳の「人間道場」(和室)があり、座学の研修とは全く違う雰囲気の中、懇談会スタイルで意見交換ができます。この懇談会での飲食については会社が全面費用負担することで社員の積極的な利用を促し、経営層から一般社員まで年齢や役職の隔たりなく、膝を突き合わせての懇親を行っており、こうした場は、社員にとって、知見や人間としての幅を拡げる貴重な機会となっております。積極的な活用を推奨しており、当会計年度においては、合計59回の「人間道場」を開催し、社内コミュニケーションの活性化と、社員の人間力醸成に努めました。

 

(社内の体制、環境整備に関する戦略及び取組み)

(a)女性のキャリアアップ支援

    女性社員のキャリアアップを目的のひとつとして社内研修の対象者を拡大し、部署や拠点を超えた交流を促進するための人間道場も実施しました。今後は、仕事の内容に基づく職種体系の再構築等の人事制度改革を通じて、これまで以上に女性社員が能力を発揮出来る環境(文化、風土作り)の整備を進め、女性の幅広い活躍を一層推進してまいります。

 

(b)若手のキャリアアップ支援

    体系的な階層別研修の計画と同時並行で、当事業年度においては、若手社員の今後のキャリアアップを支援するための研修を10回実施し、100名以上の若手社員が参加しました。研修では、若手社員に求められる仕事の基礎力強化と共に、今後のキャリアアップについて若手社員同士で考える機会を作りました。また当該研修は、新卒採用者、キャリア採用者を問わず、全ての事業を交えて実施し、若手社員同士の積極的な交流も促進しました。

 

(c)人財の多様性確保

    当社では、新卒採用者、キャリア採用者を問わず、実力・実績に基づいて昇格や管理職登用を行っております。また、当会計年度においては、積極的に中途採用を行った結果、年間63名の採用人数のうち、6割以上を占める38名が中途採用となりました。さらに、女性の営業職、技術職採用も積極的に進め、当会計年度においては、9名の女性営業職、技術職の採用に至りました。今後も、入社形態や性別によらず、専門的な能力や技能を持つ人財を幅広く採用し、育成してまいります。加えて、SNSの活用や、社員からの紹介を通じた採用等、採用活動でも多様な手法を取り入れております。結果として、様々な専門性、技能、経験を持つ社員を採用し、存分に能力を発揮して活躍してもらうことで、会社の発展の原動力にしてまいります。

 

(d)ワークライフバランスへの取組み

    社員が仕事と育児や介護と両立しやすく、働きやすい雇用環境の整備にも努めております。過年度より開始した、育児に従事する社員向けの新たな休業制度において、当会計年度においてその対象者・対象期間を緩和したほか、男性向け育児休業制度(産後パパ育休)の積極的な取得も推奨しております。

  また、余暇を家族や友人と楽しんでいただけるリゾート施設や、人生のあらゆるシーンで活用いただける優待割引サービスなど、新たな福利厚生を追加しました。今後もこうした取組みに力を入れてまいります。

 

(e)健康経営優良法人

    2026年3月、経済産業省および日本健康会議が主催する「健康経営優良法人2026(大規模法人部門)」に認定されました。これは、「人基軸経営」を根幹とする当社の人財マネジメントにおいて、社員一人ひとりがやりがいを持ち、いきいきと働きながら自らの成長を実感できるよう、「全ての社員とその家族が、心身の健康維持・増進に取り組める環境づくり」に積極的に取り組む姿勢を評価していただいたものです。

  今後も健康経営の推進を通じて、持続的な成長と企業価値の向上を目指してまいります。

 

③ リスク管理

サステナビリティについては、上述のように、気候関連のリスク及び機会が当社ビジネスに与える影響を整理し、リスクを把握・認識しております。これらのリスク管理については、取締役会の監督の下で、サステナビリティ委員会にて対応しております。

 

④ 指標及び目標

a マテリアリティ

マテリアリティについての指標及び目標は、当社ウェブサイトに掲載しておりますので、ご参照ください。

https://www.tachibana.co.jp/csr/materiality/

 

(E)環境の活動の成果として、ここに主なトピックを2点挙げます。

1)本社ビルの全面リニューアル

  2025年1月より、昨今の働き方の変化にも対応した「働きやすい職場環境の実現」を目指して本社ビルを全面リニューアルしました。これにより、①エアコン、ロスナイ、LED照明の更新②レーザープリンター、複合機の台数削減③給茶機の紙コップを廃止し、マイボトル、マイカップを利用するなど省エネ、CO2排出量削減に貢献する設備に更新しました。

2)サステナビリティ啓蒙活動の推進

 サステナビリティ啓蒙活動の一環として「ペーパレス」「節電」などテーマを決めて全社員を対象に標語を募集、その標語をベースにポスターを作成しました。また、各事業・支社において上記テーマをもとに自主動画を作成し社内イントラで配信するなど啓蒙活動を実施してきました。

 

今後も、社員一丸となって啓蒙活動を続け、サステナビリティ活動を推進していきます。

 

b 気候変動

項目

指標(単体ベース)

実績
(2020年度)

 実績
(2023年度)

実績
(2024年度)

実績

(2025年度)

目標値
(2025年度)

スコープ1

ガソリン使用によるGHG排出量

319トン

335トン

319トン

332トン

300トン

削減率(2020年度比)

+5.0%

±0.0%

+4.1%

▲6.0%

売上高比率(トン/億円)

28.3%

20.8%

20.9%

21.0%

スコープ2

電気使用によるGHG排出量

865トン

960トン

937トン

847トン

750トン

削減率(2020年度比)

+11.0%

+8.3%

▲2.1%

▲13.3%

電気使用量(MWh)※

2,105MWh

2,068MWh

1,996MWh

1,795MWh

(1,800MWh)

<参考情報>

単体売上高

1,127億円

1,609億円

1,520億円

1,583億円

 

(注)1.上記の2025年度までの各指標については、グループ各社の規模と制度の違いにより、連結での把握ができていないため、前述の指標に関する目標および実績は、当社単体における情報を記載しております。なお、2026年度よりグループ各社のデータを把握して目標設定を行い、実績についても連結で記載してまいります。

  2.削減率につきましては、2020年度の排出量を100として算出しております。

 

   ※電気使用量は、2020年度に立てた目標は達成しましたが、電気使用量におけるGHG排出量は、環境省が公表している排出係数が高くなったことにより、2020年度に立てた目標に対して未達となりました。

 

項目

指標(連結ベース)

目標値
(2026年度)

スコープ1

ガソリン使用量の削減(㎘)

300㎘

GHG排出量の削減(t-CO2)

690トン

スコープ2

電気使用量の削減(MWh)

2,550MWh

GHG排出量の削減(t-CO2)

1,180トン

 

 

 

c 人財育成

主な戦略

指標(単体ベース)

実績

(前連結会計年度)

実績

(当連結会計年度)

目標値

(2025年度)

人財育成に資する

主な研修

管理職向け研修

11回

15回

15回

女性のキャリアアップを推進する研修

2回

13回

10回

若手を対象とするキャリアアップ研修

9回

10回

10回

専門的な能力・技能向上を目的とする研修

24回

32回

30回

人間道場実施回数

33回

59回

50回

 

(注)上記の各指標については、規模と制度の違いにより、連結グループに属する全ての会社では行われていないため、連結ベースでの記載が困難であります。このため、前述の指標に関する目標および実績は、当社単体における情報を記載しております。