2025年3月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります

銀行業 リース業 その他
  • 売上
  • 利益
  • 利益率

最新年度

セグメント名 売上
(百万円)
売上構成比率
(%)
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
銀行業 81,381 86.1 18,517 91.0 22.8
リース業 7,469 7.9 280 1.4 3.7
その他 5,692 6.0 1,550 7.6 27.2

事業内容

 

3 【事業の内容】

当行及び当行の関係会社は、当行、連結子会社8社、非連結子会社3社(持分法非適用)及び関連会社2社(持分法非適用)で構成され、香川県を中心に広域瀬戸内圏を主要な営業基盤として、銀行業務等の金融サービス及び地域社会・お客さまに向けた各種コンサルティングサービスを提供しております。

当行及び当行の関係会社の事業に係わる位置づけは次のとおりであります。なお、事業の区分は「第5 経理の状況  1(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。

 

〔銀行業〕

当行の本店ほか支店、出張所等におきまして、当行グループの主力業務であります預金業務、貸出業務、内国為替業務、外国為替業務などを行っております。

 

〔リース業〕

金融関連業務として、百十四リース株式会社がリース業務を行っております。

 

〔その他事業〕

金融関連業務として、百十四総合保証株式会社が信用保証業務を、株式会社百十四ディーシーカード及び株式会社百十四ジェーシービーカードがクレジットカード業務などを行っております。また、百十四ビジネスサービス株式会社が当行からの事務受託業務などを行っております。

非金融業務として、株式会社百十四システムサービスがICTソリューションを、株式会社百十四人材センターが人材紹介ソリューションを提供し、日本橋不動産株式会社が不動産の賃貸・管理業務を行っております。

 

以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。

 


(注)持分法非適用の非連結子会社3社(HYAKUJUSHI BUSINESS CONSULTING VIETNAM COMPANY LIMITED、百十四共創投資株式会社、114事業承継・成長支援ファンド投資事業有限責任組合)及び持分法非適用の関連会社2社(四国アライアンスキャピタル株式会社、Shikokuブランド株式会社)は上記事業系統図には含めておりません。

なお、2025年4月1日付で、114地域みらいデザイン株式会社を新規設立しております。

業績

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当行グループ(当行、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

(預金業務)

当連結会計年度末の総預金残高は、前連結会計年度末比545億円減少して4兆6,950億円となりました。

 

(貸出業務)

当連結会計年度末の貸出金残高は、前連結会計年度末比782億円増加して3兆5,066億円となりました。

 

(有価証券)

当連結会計年度末の有価証券残高は、前連結会計年度末比721億円増加して1兆1,899億円となりました。

 

(損益)

当連結会計年度の経常収益は、前連結会計年度比78億61百万円増加して900億7百万円となりました。一方、経常費用は、前連結会計年度比25億8百万円増加して700億96百万円となりました。この結果、当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度比53億53百万円増加して199億10百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比40億58百万円増加して137億円となりました。

 

なお、当連結会計年度におけるセグメントごとの業績は次のとおりであります。また、当行グループは、経常利益をセグメント利益としております。

① 銀行業セグメント

経常収益は前連結会計年度比78億40百万円増加して813億81百万円となり、セグメント利益は前連結会計年度比52億39百万円増加して185億17百万円となりました。

② リース業セグメント

経常収益は前連結会計年度比1億32百万円減少して74億69百万円となり、セグメント利益は前連結会計年度比1億11百万円減少して2億80百万円となりました。

③ その他事業セグメント

経常収益は前連結会計年度比18百万円増加して56億92百万円となり、セグメント利益は前連結会計年度比1億15百万円増加して15億50百万円となりました。

 

 (キャッシュ・フロー)

「営業活動によるキャッシュ・フロー」は、前連結会計年度比382億49百万円減少し、1,307億円のマイナスとなりました。

「投資活動によるキャッシュ・フロー」は、前連結会計年度比775億33百万円減少し、941億10百万円のマイナスとなりました。

「財務活動によるキャッシュ・フロー」は、前連結会計年度比8億73百万円減少し、37億64百万円のマイナスとなりました。

これらの結果、「現金及び現金同等物」は前連結会計年度末比2,285億78百万円減少し、当連結会計年度末残高は8,179億円となりました。

 

(生産、受注及び販売の実績)
    銀行業における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。

 

 

(参考)

(1) 国内・国際業務部門別収支

資金運用収支は、「国内業務部門」で374億14百万円、「国際業務部門」で43億71百万円となり、「合計」は前連結会計年度比37億10百万円増加し、417億85百万円となりました。

また、役務取引等収支の「合計」は、前連結会計年度比1億19百万円減少し、その他業務収支の「合計」は、前連結会計年度比5億72百万円の減少となりました。

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

資金運用収支

前連結会計年度

34,846

3,228

38,075

当連結会計年度

37,414

4,371

41,785

 うち資金運用収益

前連結会計年度

34,994

17,361

9

52,347

当連結会計年度

40,198

16,004

183

56,019

 うち資金調達費用

前連結会計年度

147

14,132

9

14,271

当連結会計年度

2,784

11,633

183

14,233

信託報酬

前連結会計年度

1

1

当連結会計年度

1

1

役務取引等収支

前連結会計年度

8,837

232

9,070

当連結会計年度

8,705

246

8,951

 うち役務取引等収益

前連結会計年度

12,115

328

12,443

当連結会計年度

12,332

351

12,684

 うち役務取引等費用

前連結会計年度

3,277

95

3,373

当連結会計年度

3,627

105

3,732

その他業務収支

前連結会計年度

△4,544

2,286

△2,257

当連結会計年度

△6,437

3,607

△2,829

 うちその他業務収益

前連結会計年度

576

4,420

4,996

当連結会計年度

83

5,419

5,503

 うちその他業務費用

前連結会計年度

5,120

2,133

7,254

当連結会計年度

6,521

1,811

8,333

 

(注) 1.「国内」、「海外」の区分に替えて、「国内業務部門」、「国際業務部門」で区分しております。

2.「国内業務部門」は円建取引、「国際業務部門」は外貨建取引であります。

  ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は「国際業務部門」に含めております。

3.相殺消去額は、「国内業務部門」と「国際業務部門」の間の資金貸借に係る利息であります。

 

(2) 国内・国際業務部門別資金運用/調達の状況

資金運用勘定においては、貸出金の増加などにより、平均残高は前連結会計年度比1,321億62百万円増加し、利回りは前連結会計年度比0.05ポイント上昇しました。

資金調達勘定においては、コールマネーの減少などにより、平均残高は前連結会計年度比1,593億68百万円減少し、利回りは前連結会計年度比0.01ポイント上昇しました。

 

① 国内業務部門

 

種類

期別

平均残高

利息

利回り

金額(百万円)

金額(百万円)

(%)

資金運用勘定

前連結会計年度

5,136,215

34,994

0.68

当連結会計年度

5,304,469

40,198

0.75

 うち貸出金

前連結会計年度

3,070,551

25,809

0.84

当連結会計年度

3,104,517

29,258

0.94

 うち商品有価証券

前連結会計年度

4

0

12.50

当連結会計年度

4

0

4.56

 うち有価証券

前連結会計年度

951,887

7,907

0.83

当連結会計年度

1,029,491

8,231

0.79

 うちコールローン及び
 買入手形

前連結会計年度

387

0

0.00

当連結会計年度

301

1

0.33

 うち預け金

前連結会計年度

836,663

1,039

0.12

当連結会計年度

843,798

2,337

0.27

資金調達勘定

前連結会計年度

5,287,434

147

0.00

当連結会計年度

5,161,664

2,784

0.05

 うち預金

前連結会計年度

4,469,162

130

0.00

当連結会計年度

4,430,142

2,405

0.05

 うち譲渡性預金

前連結会計年度

87,098

15

0.01

当連結会計年度

85,800

105

0.12

 うちコールマネー及び
 売渡手形

前連結会計年度

173,727

△72

△0.04

当連結会計年度

1,933

9

0.49

うち債券貸借取引受入担保金

前連結会計年度

当連結会計年度

33,745

100

0.29

 うち借用金

前連結会計年度

553,883

40

0.00

当連結会計年度

608,984

143

0.02

 

(注) 1.「国内業務部門」は円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等を除いた円建取引であります。

2.平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、銀行業以外の連結子会社については、半年毎の残高に基づく平均残高を利用しております。

3.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度324,367百万円、当連結会計年度32,044百万円)を控除して表示しております。

 

 

② 国際業務部門

 

種類

期別

平均残高

利息

利回り

金額(百万円)

金額(百万円)

(%)

資金運用勘定

前連結会計年度

505,948

17,361

3.43

当連結会計年度

527,287

16,004

3.03

 うち貸出金

前連結会計年度

328,741

12,886

3.91

当連結会計年度

352,813

11,756

3.33

 うち商品有価証券

前連結会計年度

当連結会計年度

 うち有価証券

前連結会計年度

133,075

4,251

3.19

当連結会計年度

129,520

3,955

3.05

 うちコールローン及び
 買入手形

前連結会計年度

2,583

139

5.39

当連結会計年度

2,795

140

5.03

 うち預け金

前連結会計年度

35,084

△24

△0.07

当連結会計年度

36,989

56

0.15

資金調達勘定

前連結会計年度

501,328

14,132

2.81

当連結会計年度

525,162

11,633

2.21

 うち預金

前連結会計年度

188,346

5,019

2.66

当連結会計年度

195,774

4,149

2.11

 うち譲渡性預金

前連結会計年度

1,031

0

0.04

当連結会計年度

1,600

2

0.15

 うちコールマネー及び
 売渡手形

前連結会計年度

27,374

1,431

5.23

当連結会計年度

9,557

436

4.57

うち債券貸借取引受入担保金

前連結会計年度

当連結会計年度

 うち借用金

前連結会計年度

43,615

2,470

5.66

当連結会計年度

19,791

1,089

5.50

 

(注) 1.「国際業務部門」は外貨建取引であります。

  ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は「国際業務部門」に含めております。

2.平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しております。

3.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度297百万円、当連結会計年度303百万円)を控除して表示しております。

 

 

③ 合計

 

種類

期別

平均残高(百万円)

利息(百万円)

利回り
(%)

小計

相殺消去額
(△)

合計

小計

相殺消去額
(△)

合計

資金運用勘定

前連結会計年度

5,642,164

240,704

5,401,459

52,356

9

52,347

0.96

当連結会計年度

5,831,757

298,135

5,533,621

56,203

183

56,019

1.01

 うち貸出金

前連結会計年度

3,399,292

3,399,292

38,696

38,696

1.13

当連結会計年度

3,457,331

3,457,331

41,015

41,015

1.18

 うち商品有価証券

前連結会計年度

4

4

0

0

12.50

当連結会計年度

4

4

0

0

4.56

 うち有価証券

前連結会計年度

1,084,963

1,084,963

12,159

12,159

1.12

当連結会計年度

1,159,012

1,159,012

12,186

12,186

1.05

 うちコールローン
 及び買入手形

前連結会計年度

2,971

2,971

139

139

4.69

当連結会計年度

3,096

3,096

141

141

4.57

 うち預け金

前連結会計年度

871,747

871,747

1,014

1,014

0.11

当連結会計年度

880,788

880,788

2,393

2,393

0.27

資金調達勘定

前連結会計年度

5,788,763

240,704

5,548,058

14,280

9

14,271

0.25

当連結会計年度

5,686,826

298,135

5,388,690

14,417

183

14,233

0.26

 うち預金

前連結会計年度

4,657,508

4,657,508

5,150

5,150

0.11

当連結会計年度

4,625,916

4,625,916

6,554

6,554

0.14

 うち譲渡性預金

前連結会計年度

88,129

88,129

15

15

0.01

当連結会計年度

87,400

87,400

107

107

0.12

 うちコールマネー
 及び売渡手形

前連結会計年度

201,102

201,102

1,359

1,359

0.67

当連結会計年度

11,490

11,490

446

446

3.88

うち債券貸借取引受入担保金

前連結会計年度

当連結会計年度

33,745

33,745

100

100

0.29

 うち借用金

前連結会計年度

597,499

597,499

2,510

2,510

0.42

当連結会計年度

628,775

628,775

1,233

1,233

0.19

 

(注) 1.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度324,664百万円、当連結会計年度32,348百万円)を控除して表示しております。

2.相殺消去額は、「国内業務部門」と「国際業務部門」の間の資金貸借に係る平均残高及び利息であります。

 

 

(3) 国内・国際業務部門別役務取引の状況

役務取引等収益は、前連結会計年度比2億41百万円増加して126億84百万円となりました。このうち、為替業務に係る収益は28億90百万円と全体の22.7%を占めております。

また、役務取引等費用は、前連結会計年度比3億59百万円増加して37億32百万円となりました。このうち、為替業務に係る費用は4億24百万円と全体の11.3%を占めております。

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

役務取引等収益

前連結会計年度

12,115

328

12,443

当連結会計年度

12,332

351

12,684

 うち預金・貸出業務

前連結会計年度

2,228

122

2,351

当連結会計年度

2,220

157

2,378

 うち為替業務

前連結会計年度

2,626

164

2,790

当連結会計年度

2,732

158

2,890

 うち証券関連業務

前連結会計年度

1,216

1,216

当連結会計年度

1,508

1,508

 うち代理業務

前連結会計年度

84

84

当連結会計年度

84

84

 うち保証業務

前連結会計年度

313

40

353

当連結会計年度

292

34

327

役務取引等費用

前連結会計年度

3,277

95

3,373

当連結会計年度

3,627

105

3,732

 うち為替業務

前連結会計年度

373

17

390

当連結会計年度

408

16

424

 

(注) 「国内業務部門」は円建取引、「国際業務部門」は外貨建取引であります。

ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は「国際業務部門」に含めております。

 

(4) 国内・国際業務部門別預金残高の状況

○ 預金の種類別残高(末残)

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

預金合計

前連結会計年度

4,472,944

204,013

4,676,957

当連結会計年度

4,382,743

189,728

4,572,471

 うち流動性預金

前連結会計年度

3,467,871

3,467,871

当連結会計年度

3,353,978

3,353,978

 うち定期性預金

前連結会計年度

986,981

986,981

当連結会計年度

970,391

970,391

 うちその他

前連結会計年度

18,091

204,013

222,104

当連結会計年度

58,372

189,728

248,101

譲渡性預金

前連結会計年度

71,078

1,600

72,678

当連結会計年度

120,969

1,600

122,569

総合計

前連結会計年度

4,544,022

205,613

4,749,635

当連結会計年度

4,503,712

191,328

4,695,040

 

(注) 1.流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金

2.定期性預金=定期預金

3.「国内業務部門」は円建取引、「国際業務部門」は外貨建取引であります。

  ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は「国際業務部門」に含めております。

 

 

(5) 貸出金残高の状況

① 業種別貸出状況(末残・構成比)

 

業種別

前連結会計年度

当連結会計年度

金  額(百万円)

構成比(%)

金  額(百万円)

構成比(%)

国内(除く特別国際金融取引勘定分)

3,428,362

100.00

3,506,645

100.00

 製造業

485,278

14.16

492,427

14.04

 農業,林業

2,863

0.08

2,864

0.08

 漁業

2,405

0.07

1,927

0.05

 鉱業,採石業,砂利採取業

8,982

0.26

8,755

0.25

 建設業

133,145

3.88

140,522

4.01

 電気・ガス・熱供給・水道業

110,555

3.23

126,771

3.62

 情報通信業

10,745

0.31

10,650

0.30

 運輸業,郵便業

235,994

6.88

277,273

7.91

 卸売業,小売業

332,623

9.70

322,996

9.21

 金融業,保険業

319,121

9.31

331,312

9.45

 不動産業,物品賃貸業

400,803

11.69

429,559

12.25

 宿泊業

8,892

0.26

9,237

0.26

 飲食業

15,982

0.47

14,155

0.40

 医療・福祉

100,157

2.92

101,590

2.90

 その他のサービス

135,895

3.97

136,053

3.88

 地方公共団体

251,060

7.32

228,583

6.52

 その他

873,852

25.49

871,955

24.87

特別国際金融取引勘定分

 政府等

 金融機関

 その他

合計

3,428,362

3,506,645

 

(注)「国内」には、特別国際金融取引勘定分以外の「国際業務部門」を含めております。

 

② 外国政府等向け債権残高(国別)

該当事項はありません。

 

(6) 国内・国際業務部門別有価証券の状況

○ 有価証券残高(末残)

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

国債

前連結会計年度

18,048

18,048

当連結会計年度

197,555

197,555

地方債

前連結会計年度

427,908

427,908

当連結会計年度

404,825

404,825

社債

前連結会計年度

204,353

204,353

当連結会計年度

171,110

171,110

株式

前連結会計年度

152,390

152,390

当連結会計年度

139,124

139,124

その他の証券

前連結会計年度

192,275

122,851

315,126

当連結会計年度

150,108

127,208

277,317

合計

前連結会計年度

994,977

122,851

1,117,828

当連結会計年度

1,062,723

127,208

1,189,932

 

(注) 1.「国内業務部門」は円建取引、「国際業務部門」は外貨建取引であります。

  ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は「国際業務部門」に含めております。

2.「その他の証券」には、外国債券を含んでおります。

 

 

(7) 「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務の状況

連結会社のうち「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づき信託業務を営む会社は、当行1社です。

信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表/連結)

資産

科目

前連結会計年度(2024年3月31日)

当連結会計年度(2025年3月31日)

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

信託受益権

7

4.22

7

4.31

現金預け金

178

95.78

173

95.69

合計

185

100.00

181

100.00

 

 

負債

科目

前連結会計年度(2024年3月31日)

当連結会計年度(2025年3月31日)

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

金銭信託

185

100.00

181

100.00

合計

185

100.00

181

100.00

 

(注) 1.共同信託他社管理財産 前連結会計年度末 ―百万円、当連結会計年度末 ―百万円

2.元本補てん契約のある信託については、前連結会計年度末及び当連結会計年度末の取扱残高はありません。

 

(自己資本比率等の状況)

(参考)

連結自己資本比率(国内基準)は、前連結会計年度末比0.21ポイント上昇して9.33%となりました。

自己資本比率につきましては、銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。

なお、当行は国内基準を適用しており、2025年3月末よりバーゼルⅢ基準にて自己資本比率を算出しております。

また、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出においては標準的計測手法を採用しております。

 

連結自己資本比率(国内基準)

(単位:百万円、%)

 

2025年3月31日

1.連結自己資本比率(2/3)

9.33

2.連結における自己資本の額

263,899

3.リスク・アセットの額

2,826,374

4.連結総所要自己資本額

113,054

 

 

単体自己資本比率(国内基準)

(単位:百万円、%)

 

2025年3月31日

1.自己資本比率(2/3)

8.78

2.単体における自己資本の額

246,248

3.リスク・アセットの額

2,802,919

4.単体総所要自己資本額

112,116

 

 

(資産の査定)

(参考)

資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、当行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。

なお、区分対象となる社債のうち、「その他有価証券」目的で保有しているものは、時価(貸借対照表計上額)で区分されております。

 

1.破産更生債権及びこれらに準ずる債権

破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。

 

2.危険債権

危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。

 

3.要管理債権

要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。

 

4.正常債権

正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。

 

資産の査定の額

債権の区分

2024年3月31日

2025年3月31日

金額(百万円)

金額(百万円)

破産更生債権及びこれらに準ずる債権

4,651

4,169

危険債権

24,331

25,464

要管理債権

22,673

17,306

正常債権

3,425,253

3,505,695

 

 

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当行グループの経営成績等の状況に関する分析・検討結果は次のとおりであります。
なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

 ① 財政状態の分析

イ.総預金・預り資産

当連結会計年度末の総預金残高は、公共預金が増加しましたが、法人及び個人預金が減少したことにより、前連結会計年度末比545億円減少して4兆6,950億円となりました。

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増 減

(A)

(B)

(B)-(A)

総預金残高(連結)

百万円

4,749,635

4,695,040

△54,595

総預金残高(単体)

百万円

4,765,284

4,711,240

△54,044

 個人預金

百万円

2,698,066

2,660,600

△37,466

 法人預金

百万円

1,900,409

1,857,129

△43,280

 公共預金

百万円

166,809

193,511

26,702

 

 

当連結会計年度末の預り資産残高は、金融商品仲介が減少しましたが、投資信託及び一時払保険が増加したことにより、前連結会計年度末比326億円増加して3,770億円となりました。

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増 減

(A)

(B)

(B)-(A)

預り資産残高

百万円

344,393

377,017

32,624

 投資信託

百万円

118,420

137,614

19,194

 一時払保険

百万円

213,727

229,621

15,894

 金融商品仲介

百万円

12,245

9,780

△2,465

 

 

ロ.貸出金

当連結会計年度末の貸出金残高は、公共向け貸出金が減少しましたが、法人向け及び個人向け貸出金が増加したことにより、前連結会計年度末比782億円増加して3兆5,066億円となりました。

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増 減

(A)

(B)

(B)-(A)

貸出金残高(連結)

百万円

3,428,362

3,506,645

78,283

貸出金残高(単体)

百万円

3,433,173

3,512,819

79,646

個人向け貸出金

百万円

600,105

604,266

4,161

法人向け貸出金

百万円

2,582,008

2,679,970

97,962

公共向け貸出金

百万円

251,060

228,583

△22,477

 

 

 

 ○金融再生法開示債権及びリスク管理債権の状況

当連結会計年度末の正常債権を除く金融再生法開示債権及びリスク管理債権は、前連結会計年度末比45億円減少して476億円となりました。また、総与信残高比率は、前連結会計年度末比0.16pt低下して1.34%となりました。

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増 減

(A)

(B)

(B) ― (A)

破産更生債権及びこれらに準ずる債権額

百万円

5,229

4,885

△344

危険債権額

百万円

24,343

25,477

1,134

要管理債権額

百万円

22,673

17,306

△5,367

三月以上延滞債権額

百万円

186

151

△35

貸出条件緩和債権額

百万円

22,486

17,155

△5,331

小計額

百万円

52,246

47,670

△4,576

正常債権額

百万円

3,419,858

3,498,792

78,934

合計額

百万円

3,472,105

3,546,462

74,357

総与信残高比率

1.50

1.34

△0.16

 

(注)上表の金額、比率は、部分直接償却後の計数であります。

 

ハ.有価証券

当連結会計年度末の有価証券残高は、債券の増加により、前連結会計年度末比721億円増加して1兆1,899億円となりました。

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増 減

(A)

(B)

(B)-(A)

有価証券残高

百万円

1,117,828

1,189,932

72,104

 債券

百万円

650,310

773,491

123,181

 株式

百万円

152,390

139,124

△13,266

 その他

百万円

315,126

277,317

△37,809

 

   (注)「その他」は投資信託・外国証券等であります。

 

 

② 経営成績の分析

イ.経常収益

当連結会計年度の経常収益は、貸出金利息の増加による資金運用収益の増加や、株式等売却益の増加によるその他経常収益の増加などにより、前連結会計年度比78億61百万円増加して900億7百万円となりました。

ロ.連結粗利益

当連結会計年度の連結粗利益は、その他業務利益及び役務取引等利益は減少しましたが、資金利益の増加などにより、前連結会計年度比30億19百万円増加して479億8百万円となりました。

ハ.経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益

当連結会計年度の経常利益は、連結粗利益の増加及び株式関係損益の増加などにより、前連結会計年度比53億53百万円増加して199億10百万円となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比40億58百万円増加して137億円となりました。

 

<連結損益計算書ベース>

前連結会計年度

当連結会計年度

増減(百万円)

(百万円)(A)

(百万円)(B)

(B)-(A)

経常収益

82,146

90,007

7,861

連結粗利益

44,889

47,908

3,019

 資金利益

38,075

41,785

3,710

 信託報酬 

1

1

0

 役務取引等利益

9,070

8,951

△119

 その他業務利益

△2,257

△2,829

△572

  うち外国為替売買益

3,735

5,406

1,671

   うち金融派生商品関係損益

1,143

△197

△1,340

  うち債券関係損益

△7,163

△8,047

△884

営業経費

33,470

33,337

△133

一般貸倒引当金繰入額

1,250

△219

△1,469

不良債権処理費用

784

4,821

4,037

株式関係損益

2,380

7,344

4,964

その他

2,793

2,597

△196

経常利益

14,557

19,910

5,353

特別損益

△276

△373

△97

税金等調整前当期純利益

14,281

19,537

5,256

法人税、住民税及び事業税

4,337

5,700

1,363

法人税等調整額

301

136

△165

当期純利益

9,642

13,700

4,058

親会社株主に帰属する当期純利益

9,642

13,700

4,058

 

(注)連結粗利益=(資金運用収益-資金調達費用)+信託報酬+(役務取引等収益-役務取引等費用)
         +(その他業務収益-その他業務費用)

 

また、当連結会計年度におけるセグメントごとの分析は次のとおりであります。

このうち、「銀行業」は、当連結会計年度において、当行グループの経常収益合計(セグメント間内部経常収益控除前)の86%を占めており、最も重要なセグメントであると認識しております。

 

 (ⅰ)銀行業セグメント

経常収益は資金運用収益及びその他経常収益の増加などにより、前連結会計年度比78億40百万円増加して813億81百万円となりました。また、経常費用は、その他業務費用の増加などにより、前連結会計年度比26億1百万円増加して628億64百万円となりました。この結果、セグメント利益は前連結会計年度比52億39百万円増加して185億17百万円となりました。

 

 (ⅱ)リース業セグメント

経常収益はリース料収入の減少などにより、前連結会計年度比1億32百万円減少して74億69百万円となりました。また、セグメント利益は、前連結会計年度比1億11百万円減少して2億80百万円となりました。

 (ⅲ)その他事業セグメント

経常収益は保証業務などで増加したことなどにより、前連結会計年度比18百万円増加して56億92百万円となりました。また、セグメント利益は与信費用が減少したことなどにより、前連結会計年度比1億15百万円増加して15億50百万円となりました。

 

ニ.中期経営計画の進捗状況及び経営目標の達成状況

 中期経営計画「創ろうイ・イ・ヨ♪」(2023年度~2025年度)の各重点戦略の取組状況及び最終年度に設定している経営目標の達成に向けた進捗状況は以下のとおりであります。

[中期経営計画の進捗状況]

「長期ビジョン2030」の実現に向けた第1フェーズと位置付けている中期経営計画では、「非金融領域の拡大」と「金融サービスの高度化」を通じて「総合コンサルティング・グループ」としての機能の進化に取り組んでおり、概ね計画どおりに進捗しております。

 

重点戦略1

総合コンサルティング・グループの進化

 

・事業承継や新規事業、地域活性化等に取り組む地域の事業者を強力に支援し、お客さま・地域が抱える課題解決に伴走する投資専門子会社「百十四共創投資株式会社」を2024年4月に設立しました。

・法人のお客さまには、各事業ステージにおける重要な経営課題や社会課題に対応する取組みの支援に向けて最適な金融サービスをワンストップで提供する態勢の強化を図るため、ソリューション関連のファイナンス機能を集約した「ソリューションファイナンス部」を新設しました。

・個人のお客さまには、人生100年時代において将来の不安がなく生活できるように着実な資産形成をサポートするべく、職域セミナーや休日相談会のほか、将来世代の金融リテラシー向上を目的とする金融教育活動に取り組んでおります。なお、お客さまのライフプランに沿った着実な資産形成と円滑な資産承継に関して、これまでよりも一層強力に支援していくことを目的として、野村證券株式会社と「金融商品仲介業務における包括的業務提携に関する基本合意書」を締結しました。双方の強みを活かすことで地域の隅々まで良質なコンサルティングを提供し、地域のお客さまのファイナンシャル・ウェルネスの実現をリードする存在となるべく、2025年度中の最終合意に向けて協議を進めてまいります。

 

重点戦略2

職員のウェルビーイング向上

 

・「ポストチャレンジ制度」や「シニアチャレンジ制度」等、年齢に関わらず、意欲や能力の高い人材が活躍できる場を創出するための制度面の整備を進めてまいりました。

・また、経営方針や経営戦略への理解を深めることを通じて、仕事への熱意や職場への愛着につなげることを目的に、頭取と若手行員の対話集会である「タウンホールミーティング」を実施しました。経営陣との直接の対話機会創出を通じて、更なる全行的なエンゲージメント向上を図っていくため、中堅行員を対象とした「ミニタウンホールミーティング」の開催を順次進めております。 

・職員が働きやすい職場環境づくりや健康経営を目的とした各種施策への取組みにも注力しており、「健康経営優良法人2025(ホワイト500)」に2年連続で認定を受けました。

 

重点戦略3

生産性の飛躍的向上

 

・事業性融資における電子契約サービスや名刺管理アプリ、稟議書作成時間の短縮を目的とした検索システムの導入等、生産性向上を目的とした各種業務のデジタルシフトを進めてまいりました。

・また、既存の「114バンキングアプリ」において、投資信託取引や複数口座の照会機能等、新機能の追加を進めたほか、「来店予約サービス」について、空き情報がリアルタイムで確認できるようにリニューアルする等、お客さまの満足度向上につながる業務改革にも注力してまいりました。

 

 

重点戦略4

持続可能な経営基盤の構築

 

・地域金融機関として重要な経営基盤の一つである地域の活性化と持続可能性向上に向けて、地方公共団体が新たな事業を推進するうえでの財源確保や、域外のお客さまによる地方創生に向けたプロジェクトへの貢献機会の創出を目的とした「企業版ふるさと納税」に取り組むことで、地元への資金の還流に貢献してまいりました。

・また、持続可能な地域社会の実現に向けて、2050年のカーボンニュートラルを見据えた脱炭素・循環型社会への取組みを進めており、新築店舗のZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)認証の取得や、地元の市町とゼロカーボンシティの実現に向けた共創に関する連携協定を締結しました。

・さらに、豊かな生態系を誇る瀬戸内海において、藻場再生を起点に地域で協働し、長期的な目線で生物多様性の保全をめざす取組みである「瀬戸内渚フォーラム」に参画しております。

 

[経営目標の達成状況]

2024年度は、市場金利の上昇に伴う資金利益の改善と併せ、総合コンサルティング・グループとしての機能の進化により地域やお客さまの課題解決に向けた推進力が高まってきたことで、ファイナンスとコンサルティングの双方の領域で稼ぐ力が向上し、その結果、経営目標に掲げている各経営指標は、2024年11月に引き上げした経営目標の達成に向けて順調に進捗しております。

 

〔経営目標の進捗〕


 

 

 

③ キャッシュ・フローの状況の分析

「営業活動によるキャッシュ・フロー」は、貸出金の増加等により、1,307億円のマイナスとなり、前連結会計年度比では382億49百万円減少しました。

「投資活動によるキャッシュ・フロー」は、有価証券の取得等により、941億10百万円のマイナスとなり、前連結会計年度比では775億33百万円減少しました。

「財務活動によるキャッシュ・フロー」は、自己株式の取得及び配当金の支払い等により、37億64百万円のマイナスとなり、前連結会計年度比では8億73百万円減少しました。

これらの結果、「現金及び現金同等物」は8,179億円となり、前連結会計年度末比2,285億78百万円減少しました。

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減(百万円)

(百万円)(A)

(百万円)(B)

(B)-(A)

営業活動によるキャッシュ・フロー

△92,451

△130,700

△38,249

投資活動によるキャッシュ・フロー

△16,577

△94,110

△77,533

財務活動によるキャッシュ・フロー

△2,891

△3,764

△873

現金及び現金同等物の期末残高

1,046,479

817,900

△228,578

 

 

④ 資本の財源及び資金の流動性についての情報

当行グループは、地域の皆さまよりお預け入れいただいた預金を資金調達の原資とし、貸出金や有価証券等にて資金運用を行っております。また、外貨資金等については、必要に応じて市場等から調達しております。資金調達・運用の状況については、定期的にモニタリングし、必要に応じて対応を検討するALM態勢を整備しております。

重要な資本的支出は、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載のとおりであります。主なものとして電子計算機等の設備投資66億72百万円を予定しており、うち42億97百万円を翌連結会計年度以降に自己資金での支払を予定しております。

また今後の経営戦略として、非対面チャネルの充実や店舗・業務のデジタル化などによるDX推進への投資のほか、EV車導入や事業用不動産のLED化など脱炭素・循環型社会の実現に向けた省エネ関連への投資も積極的に行っていく方針であります。

株主還元につきましては、安定的な利益還元に配慮しつつ、内部留保の充実度合い、利益の状況及び経営環境等を総合的に判断したうえで、配当を実施していく予定であります。

今後予定している資本的支出及び株主還元は、主に自己資金にて対応する予定であります。

 

⑤ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当行グループは、銀行業を中心に事業展開しており、主要業務は貸出業務であります。融資契約により発生した貸出金が総資産に占める割合は概ね6割であり、この貸出金を基準に算定される「貸倒引当金」は、当行の損益に与える影響が大きいため、重要な会計上の見積りとしております。

貸倒引当金の算定方法等につきましては、「第5経理の状況」における「注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.会計方針に関する事項(5)貸倒引当金の計上基準」、及び「注記事項(重要な会計上の見積り)(貸倒引当金)」に記載のとおりであります。

 

<損益に与える影響>

正常先

貸倒引当金に与える影響額

予想損失率±0.01%の変動

±3億円

 

(注)貸倒引当金算定において、影響額が大きい正常先について記載しております。

 

セグメント情報

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1.報告セグメントの概要

当行グループの報告セグメントは、当行グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当行グループは、銀行業務を中心に、連結子会社においてリース業務をはじめとする金融サービスに係わる事業を行っており、当行及び企業集団を構成する個々の連結子会社がそれぞれ事業計画等を立案し、事業活動を展開しております。

したがって、当行グループは、当行及び個々の連結子会社を基礎とした業務別のセグメントから構成されており、「銀行業」及び「リース業」の2つを報告セグメントとしております。なお、「銀行業」は、預金業務、貸出業務、有価証券投資業務、為替業務等を行い、「リース業」は、連結子会社の百十四リース株式会社において、リース業務等を行っております。

 

2.報告セグメントごとの経常収益、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と同一であります。

なお、報告セグメントの利益は、経常利益ベースの数値であります。

セグメント間の内部経常収益は、第三者間取引価格に基づいております。

 

 

3.報告セグメントごとの経常収益、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報

 

 前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日)

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

合計

調整額

連結
財務諸表
計上額

銀行業

リース業

経常収益

 

 

 

 

 

 

 

  外部顧客に対する
  経常収益

72,968

7,080

80,048

2,097

82,146

82,146

  セグメント間の内部
  経常収益

573

520

1,094

3,577

4,671

△4,671

73,541

7,601

81,143

5,674

86,818

△4,671

82,146

セグメント利益

13,278

391

13,669

1,435

15,105

△547

14,557

セグメント資産

5,819,507

27,289

5,846,796

24,348

5,871,145

△30,494

5,840,650

セグメント負債

5,508,167

21,411

5,529,579

9,493

5,539,073

△27,608

5,511,464

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

  減価償却費

2,331

175

2,506

300

2,806

43

2,850

  資金運用収益

52,457

343

52,800

116

52,917

△570

52,347

  資金調達費用

14,263

61

14,324

22

14,347

△75

14,271

 特別利益

2

29

32

32

△6

26

 (固定資産処分益)

2

29

32

32

△6

26

 特別損失

284

284

17

302

302

 (固定資産処分損)

47

47

17

65

65

 (減損損失)

236

236

236

236

 税金費用

4,141

73

4,215

435

4,650

△11

4,639

  有形固定資産及び
  無形固定資産の増加額

3,566

3,566

269

3,836

84

3,920

 

(注)1.一般企業の売上高に代えて、それぞれ経常収益を記載しております。また、差異調整につきましては、経常収益と連結損益計算書の経常収益計上額との差異について記載しております。

  2.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、クレジットカード業及び信用保証業等を含んでおります。

    3.「セグメント利益」「セグメント資産」「セグメント負債」「減価償却費」「資金運用収益」「資金調達費用」「特別利益」「税金費用」「有形固定資産及び無形固定資産の増加額」の調整額は、主にセグメント間取引消去であります。

    4.セグメント利益は、連結損益計算書の経常利益と調整を行っております。

 

 

 当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

合計

調整額

連結
財務諸表
計上額

銀行業

リース業

経常収益

 

 

 

 

 

 

 

  外部顧客に対する
  経常収益

80,853

6,982

87,836

2,170

90,007

90,007

  セグメント間の内部
  経常収益

527

487

1,015

3,521

4,536

△4,536

81,381

7,469

88,851

5,692

94,543

△4,536

90,007

セグメント利益

18,517

280

18,798

1,550

20,348

△437

19,910

セグメント資産

5,731,563

29,791

5,761,355

25,243

5,786,598

△33,015

5,753,583

セグメント負債

5,421,666

24,084

5,445,750

9,684

5,455,434

△30,125

5,425,309

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

  減価償却費

2,416

169

2,586

305

2,892

44

2,936

  資金運用収益

56,185

267

56,453

92

56,545

△525

56,019

  資金調達費用

14,215

108

14,324

20

14,344

△111

14,233

 特別利益

73

30

104

104

△13

91

 (固定資産処分益)

4

30

34

34

△13

21

  (国庫補助金受贈益)

69

69

69

69

 特別損失

453

453

11

464

464

 (固定資産処分損)

125

125

11

136

136

 (減損損失)

259

259

259

259

   (固定資産圧縮損)

69

69

69

69

 税金費用

5,265

75

5,340

497

5,838

△1

5,836

  有形固定資産及び
  無形固定資産の増加額

3,756

0

3,757

304

4,061

97

4,158

 

(注)1.一般企業の売上高に代えて、それぞれ経常収益を記載しております。また、差異調整につきましては、経常収益と連結損益計算書の経常収益計上額との差異について記載しております。

  2.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、クレジットカード業及び信用保証業等を含んでおります。

    3.「セグメント利益」「セグメント資産」「セグメント負債」「減価償却費」「資金運用収益」「資金調達費用」「特別利益」「税金費用」「有形固定資産及び無形固定資産の増加額」の調整額は、主にセグメント間取引消去であります。

    4.セグメント利益は、連結損益計算書の経常利益と調整を行っております。

 

 

【関連情報】

 前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

1.サービスごとの情報

(単位:百万円)

 

貸出業務

有価証券
投資業務

リース業務

その他

合計

外部顧客に対する
経常収益

40,085

17,219

7,080

17,760

82,146

 

(注) 一般企業の売上高に代えて、それぞれ経常収益を記載しております。

 

2.地域ごとの情報

(1) 経常収益

当行グループは、本邦の外部顧客に対する経常収益に区分した金額が連結損益計算書の経常収益の90%を超えるため、記載を省略しております。

(2) 有形固定資産

当行グループは、本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

3.主要な顧客ごとの情報

特定の顧客に対する経常収益で連結損益計算書の経常収益の10%以上を占めるものがないため、記載を省略しております。

 

 当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

1.サービスごとの情報

(単位:百万円)

 

貸出業務

有価証券
投資業務

リース業務

その他

合計

外部顧客に対する
経常収益

42,425

21,188

6,982

19,411

90,007

 

(注) 一般企業の売上高に代えて、それぞれ経常収益を記載しております。

 

2.地域ごとの情報

(1) 経常収益

当行グループは、本邦の外部顧客に対する経常収益に区分した金額が連結損益計算書の経常収益の90%を超えるため、記載を省略しております。

(2) 有形固定資産

当行グループは、本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

3.主要な顧客ごとの情報

特定の顧客に対する経常収益で連結損益計算書の経常収益の10%以上を占めるものがないため、記載を省略しております。

 

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

  前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

合計

銀行業

リース業

減損損失

236

236

236

 

 

  当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

合計

銀行業

リース業

減損損失

259

259

259

 

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

 該当事項はありません。

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

 該当事項はありません。