2025年3月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります

不動産賃貸 不動産販売 完成工事 不動産流通
  • 売上
  • 利益
  • 利益率

最新年度

セグメント名 売上
(百万円)
売上構成比率
(%)
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
不動産賃貸 472,571 46.9 191,295 65.1 40.5
不動産販売 246,402 24.4 60,389 20.5 24.5
完成工事 215,827 21.4 22,776 7.7 10.6
不動産流通 73,174 7.3 19,501 6.6 26.7

事業内容

 

3 【事業の内容】

当社の企業集団は、当社および連結子会社48社ほかにより構成され、その主要な事業および当該各事業における当社および主要企業の位置づけは次のとおりです。

 

(1) 不動産賃貸事業

当社(ビル事業本部および都市開発事業本部)は、主としてオフィスビルならびに高級賃貸マンション等の開発・賃貸事業を行っております。また、住友不動産ヴィラフォンテーヌ㈱がホテル事業を、住友不動産ベルサール㈱がイベントホール・会議室等の賃貸事業を、住友不動産商業マネジメント㈱が商業施設等の運営・管理を行っております。

 

(2) 不動産販売事業

当社(住宅分譲事業本部および用地開発事業本部)は、マンション、戸建住宅、宅地等の開発分譲事業を行っております。なお、マンション分譲後の管理業務については、当社(住宅分譲事業本部)および住友不動産建物サービス㈱が行っております。

 

(3) 完成工事事業

当社(新築そっくりさん事業本部および注文住宅事業本部)は、主として建替えの新システムである新築そっくりさんならびに戸建住宅等の建築工事請負事業を行っております。また、住友不動産シスコン㈱がインテリアの販売等を行っております。

 

(4) 不動産流通事業

住友不動産販売㈱は、不動産売買の仲介、住宅等の販売代理および賃貸仲介を行っております。

 

(5) その他の事業

住友不動産エスフォルタ㈱がフィットネスクラブ事業を、泉レストラン㈱が飲食業を、いずみ保険サービス㈱が保険代理店業を、泉カントリー倶楽部㈱がゴルフ場運営を行っております。

 

 

 

 


業績

 

 4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績等の状況の概要

① 財政状態及び経営成績の状況

4期連続経常最高益、12期連続純利益最高益更新

当連結会計年度の業績は下表の通りで、売上高、営業利益、経常利益、純利益のすべてにおいて過去最高を更新しました。

 

全部門増収増益、不動産賃貸事業が業績を牽引、不動産販売事業、完成工事事業も最高益

部門別では、需給改善傾向が続く東京のオフィスビルを中心とする不動産賃貸事業が大幅増益となり業績を牽引しました。分譲マンションが堅調に推移した不動産販売事業に加え、高い環境性能を備えた商品を中心に売上高が増加した完成工事(ハウジング)事業も最高益を更新しました。Web広告強化の取組みなどによって集客が増加に転じた不動産流通事業も含め、全部門増収増益を達成しました。

 

営業外損益は支払利息の増加により31億円のマイナス(前期比△16億円)となり、特別損益は、減損損失を187億円計上した一方、投資有価証券売却益を383億円計上した結果、55億円(同+53億円)のプラスとなりました。

 

その結果、売上高1兆142億円(前期比+4.8%)、営業利益2,715億円(同+6.6%)、経常利益2,683億円(同+6.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益1,916億円(同+8.2%)となりました。

 

 

 

 

 

(百万円)

 

 

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増 減

 

 

 

(2023.4.1~2024.3.31)

(2024.4.1~2025.3.31)

 

 

売上高

967,692

1,014,239

+46,547

 

 

営業利益

254,666

271,516

+16,849

 

 

経常利益

253,111

268,323

+15,211

 

 

親会社株主に帰属する
当期純利益

177,171

191,681

+14,510

 

 

 

部門別の営業成績は下表の通りです。

 

 

 

 

 

(百万円)

 

売上高

前連結会計年度

当連結会計年度

増 減

 

 

 

(2023.4.1~2024.3.31)

(2024.4.1~2025.3.31)

 

 

 不動産賃貸

444,406

472,571

+28,165

 

 

 不動産販売

241,207

246,402

+5,194

 

 

 完成工事

205,058

215,827

+10,768

 

 

 不動産流通

72,308

73,174

+866

 

連結計

967,692

1,014,239

+46,547

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(百万円)

 

営業利益

前連結会計年度

当連結会計年度

増 減

 

 

 

(2023.4.1~2024.3.31)

(2024.4.1~2025.3.31)

 

 

 不動産賃貸

176,580

191,295

+14,715

 

 

 不動産販売

60,208

60,389

+181

 

 

 完成工事

20,841

22,776

+1,935

 

 

 不動産流通

18,739

19,501

+761

 

連結計

254,666

271,516

+16,849

 

 

<不動産賃貸事業部門>

増収増益、最高益更新

当連結会計年度は、既存ビルの稼働率改善と値上げの浸透、「住友不動産東京三田ガーデンタワー」、「住友不動産新宿ファーストタワー」の入居進捗、「住友不動産中野駅前ビル」、「住友不動産新宿南口ビル」などの新規稼働に加え、ホテル、イベントホールなどの収益増も業績に寄与した結果、大幅な増収増益となり、売上、営業利益ともに過去最高を更新しました。

 

需給改善継続、新規ビル募集順調

当期末の空室率は、5.8%(前期末比△1.1p)となりました。働きやすいオフィス環境を志向する企業や事業拡大のため採用強化を図る企業の新規需要は引き続き旺盛で、契約面積が解約面積を上回る状況が継続しております。また、当第4四半期に竣工した「住友不動産六本木セントラルタワー」ほか新規ビルのテナント募集も進捗し始めました。

 

 

 

 

前期末
(2024.3月末)

当期末
(2025.3月末)

既存ビル空室率

6.9%

5.8%

 

 

<不動産販売事業部門>

増収増益、最高益更新

当連結会計年度は、「シティテラス善福寺公園」、「THE ASAKUSA RESIDENCE」、「シティハウス横浜」、「シティテラス若江岩田」などが引渡しを開始、マンション、戸建、宅地の合計で3,526戸(前期比+2戸)を販売計上した結果増収増益となり、営業利益は過去最高を更新しました。

 

マンション契約順調、次期計上分確保済

当連結会計年度のマンション契約戸数は2,620戸(前期比△661戸)となりました。期首時点で次期計上予定分は概ね確保済みとなり、さらに次々期計上予定分の契約も順調に進捗しております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増 減

 

 

 

 

(2023.4.1~2024.3.31)

(2024.4.1~2025.3.31)

 

 

マンション契約戸数

3,281

2,620

△661

 

 

計上戸数

3,524

3,526

+2

 

 

 

マンション・戸建

3,475

3,440

△35

 

 

 

宅地

49

86

+37

 

 

売上高(百万円)

241,207

246,402

+5,194

 

 

 

マンション・戸建

227,741

227,151

△589

 

 

 

宅地・その他

13,466

19,250

+5,783

 

 

 

 

<完成工事事業部門>

販売単価増、最高益更新

当連結会計年度の受注棟数は、「新築そっくりさん」事業で7,044棟(前期比+97棟)、注文住宅事業で2,140棟(同△82棟)となりました。「高断熱リフォーム」や、ZEH仕様を標準とする「住友不動産の栖(すみか)」など環境性能を訴求した商品の受注は引き続き好調で、1棟当たり単価が上昇したことに加え、マンションスケルトンリフォームの着実な成長もあり、受注高は両事業部門とも前年比プラスとなりました。当事業部門の業績は、両事業ともに計上棟数の減少を販売価格の上昇でカバーして、増収増益となり最高益を更新しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増 減

 

 

 

 

(2023.4.1~2024.3.31)

(2024.4.1~2025.3.31)

 

 

 受注棟数

9,169

9,184

+15

 

 

 

 新築そっくりさん

6,947

7,044

+97

 

 

 

 注文住宅

2,222

2,140

△82

 

 

受注高(百万円)

183,025

192,143

+9,117

 

 

 

新築そっくりさん

105,402

110,821

+5,418

 

 

 

注文住宅

77,623

81,322

+3,698

 

 

 計上棟数

9,479

9,279

△200

 

 

 

 新築そっくりさん

7,204

7,035

△169

 

 

 

 注文住宅

2,275

2,244

△31

 

 

 売上高(百万円)

194,588

204,799

+10,210

 

 

 

 新築そっくりさん

106,538

110,310

+3,772

 

 

 

 注文住宅

88,050

94,488

+6,438

 

 

 

<不動産流通事業部門>

増収増益、先行指標の改善傾向継続

当連結会計年度は、仲介引渡し件数が減少しましたが、取扱単価の上昇により増収増益となりました。当期は、Web広告強化の取組みなどにより問い合わせ件数が増加、契約ベースでは、件数、取扱高とも前年比プラスとなり、改善傾向が続いております。

 

 

 

 

 

 

 

引渡しベース

前連結会計年度

当連結会計年度

増 減

 

 

 

(2023.4.1~2024.3.31)

(2024.4.1~2025.3.31)

 

 

 仲介件数

31,502

31,003

△499

 

 

 取扱高  (百万円)

1,392,869

1,434,390

+41,521

 

 

 取扱単価(百万円)

44.2

46.3

+2.1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

契約ベース

前連結会計年度

当連結会計年度

増 減

 

 

 

(2023.4.1~2024.3.31)

(2024.4.1~2025.3.31)

 

 

 仲介件数

30,753

31,325

+572

 

 

 取扱高  (百万円)

1,389,430

1,486,422

+96,991

 

 

 取扱単価(百万円)

45.2

47.5

+2.3

 

 

 

<その他の事業部門>

フィットネスクラブ事業、飲食業などその他の事業は、売上高13,034百万円(前期比+1,756百万円)、営業利益2,170百万円(同+751百万円)となりました。

 

 

<中期経営計画の達成状況>

2022年4月より取り組んできた「第九次中期経営計画」は当期(2025年3月期)をもって終了しました。計画最終年度の当期は、前掲「当期の経営成績」に記載の通り、4期連続経常最高益、12期連続純利益最高益更新を達成しました。

3ヵ年累計業績は下表の通りで、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益のすべてにおいて八次実績を上回るとともに、経常利益と当期純利益は当初目標を超過達成することができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(億円)

 

 

八次実績

 (2019.4.1~
2022.3.31)

 

 

 

 

九次実績

(3ヵ年累計)

 

八次比

 

 九次目標※

(2022.4.1~

2025.3.31)

 

 

 

前々期

 (2022.4.1~2023.3.31)

前期

(2023.4.1~2024.3.31)

  当期
(2024.4.1~2025.3.31)

 

 

 

売上高

2兆8,704

 

9,399

9,677

10,142

2兆9,218

 

+514

 

3兆0,000

 

 営業利益

6,875

 

2,413

2,547

2,715

7,675

 

+800

 

7,700

 

 経常利益

6,556

 

2,367

2,531

2,683

7,581

 

+1,025

 

7,500

 

 当期純利益

4,328

 

1,619

1,772

1,917

5,308

 

+979

 

5,000

 

※2022年5月12日公表

<資産、負債、純資産の状況>

当連結会計年度における総資産は、6兆7,224億円(前期末比+440億円)となりました。仕掛販売用不動産と賃貸ビルを主とする有形固定資産が増加しました。

負債合計額は、4兆5,543億円(前期末比△734億円)となりました。連結有利子負債が3兆8,919億円(同△696億円)と減少しました。

純資産合計額は2兆1,681億円(前期末比+1,175億円)となりました。当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益が1,916億円となり、利益剰余金が増加しました。自己資本比率は32.3%(前期末30.7%)となりました。

なお、当連結会計年度における連結有利子負債の長期比率は97%(前期末97%)、固定金利比率は87%(同84%)となっております。

 

② キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度におけるキャッシュ・フローは、
 営業活動によるキャッシュ・フロー  253,171百万円(前期比  + 21,138百万円)

 投資活動によるキャッシュ・フロー △143,616百万円(前期比 +167,078百万円)

 財務活動によるキャッシュ・フロー △116,847百万円(前期比 △113,192百万円)

となり、現金及び現金同等物は△4,890百万円減少して98,234百万円となりました。

 

<営業活動によるキャッシュ・フロー>

当期の経常利益は2,683億円、減価償却費は748億円となりました。法人税等の支払を差し引いた営業キャッシュ・フローは2,531億円の収入となりました。

 

<投資活動によるキャッシュ・フロー>

主に賃貸事業の増強を目的として合計1,655億円の有形固定資産投資を行う一方、投資有価証券を455億円売却した結果、投資キャッシュ・フローは1,436億円の支出となりました。

 

<財務活動によるキャッシュ・フロー>

賃貸事業の増強に伴う有形固定資産投資がキャッシュ・フローで賄える状況となったため、当連結会計年度中に、期限到来に伴う長期借入金(ノンリコース含む)2,937億円の返済、社債900億円の償還、コマーシャルペーパー差引き260億円の償還に対応し、3,372億円の長期借入を実施しました。その結果、財務キャッシュ・フローは1,168億円の支出となりました。

 

③ 生産、受注及び販売の状況

生産、受注及び販売の状況については、前掲「① 財政状態及び経営成績の状況」における各セグメントの業績に関連付けて記載しております。

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末(2025年3月31日)現在において当社グループが判断したものであります。

 

① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

(イ) 概況

当連結会計年度は、売上高1兆142億円(前連結会計年度比+465億円)、営業利益2,715億円(同+168億円)、経常利益2,683億円(同+152億円)となりました。売上高、営業利益、経常利益、純利益のすべてにおいて過去最高を更新しました。

 

(ロ) 売上高および営業利益

当連結会計年度は、需給改善傾向が続く東京のオフィスビルを中心とする不動産賃貸事業が大幅増益となり業績を牽引しました。分譲マンションが堅調に推移した不動産販売事業に加え、高い環境性能を備えた商品を中心に売上高が増加した完成工事(ハウジング)事業も最高益を更新しました。Web広告強化の取組みなどによって集客が増加に転じた不動産流通事業も含め、全部門増収増益を達成しました。その結果、売上高は1,014,239百万円(前連結会計年度比+46,547百万円、同+4.8%)、営業利益は271,516百万円(同+16,849百万円、同+6.6%)となりました。

なお、各事業部門の詳細については、前掲「(1) 経営成績等の状況の概要」をご参照下さい。

 

(ハ) 営業外損益

営業外収益は、受取配当金の増加などにより、21,146百万円(前連結会計年度比+549百万円)となりました。また、営業外費用は24,339百万円(同+2,187百万円)となりました。その結果、営業外損益は△3,192百万円(同1,637百万円の悪化)となりました。

 

(ニ) 特別損益

当連結会計年度は、投資有価証券売却益などにより特別利益は38,495百万円(前連結会計年度比+25,599百万円)となった一方、減損損失や固定資産除却損など32,978百万円(同+20,234百万円)の特別損失を計上しました。その結果、特別損益は、差引5,516百万円の利益(同5,365百万円の改善)となりました。

 

 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

親会社株主に帰属する当期純利益が191,681百万円となり、株主資本が前連結会計年度末比144,022百万円増加 した結果、当連結会計年度末の自己資本は、2,168,107百万円(同+117,525百万円)、自己資本比率は32.3%となりました。
 
 資金調達においては、賃貸事業の増強に伴う有形固定資産投資がキャッシュ・フローで賄える状況となったため、当連結会計年度中に、期限到来に伴う長期借入金(ノンリコース含む)2,937億円の返済、社債900億円の償還、コマーシャルペーパー差引き260億円の償還に対応し、3,372億円の長期借入を実施しました。その結果、連結有利子負債は、3,891,925百万円(前連結会計年度末比△69,639百万円)となりました。
 なお、当連結会計年度における連結有利子負債の長期比率は97%(前期末97%)、固定金利比率は87%(同84%)となっております。
 

2025年4月より開始した「第十次中期経営計画」では、更なる収益基盤強化のため、東京都心およびインド・ムンバイにおける賃貸資産への投資を継続推進することとしております。必要な資金は、拡大する賃貸キャッシュフローにより賄うこととしており、併せて累進配当による株主還元も強化していく方針としております。詳しくは、前掲「1[経営方針、経営環境及び対処すべき課題等](2)中長期的な経営戦略、目標とする経営指標及び対処すべき課題」をご参照ください。

 

 

③ 重要な会計方針および見積り

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債および収益・費用の報告金額および開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、第5[経理の状況]の連結財務諸表の(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)に記載しておりますが、特に次の重要な会計方針等が連結財務諸表作成における重要な見積りの判断に大きな影響を及ぼすものと考えております。

 

販売用不動産(仕掛含む)及び賃貸資産の評価

当社グループは、販売用不動産(仕掛含む)について、連結財務諸表の注記事項に記載のとおり、主として個別法に基づく原価法(収益性の低下による簿価切り下げの方法)により評価しております。また、賃貸資産について、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、資産のグルーピング、減損の兆候の識別、減損損失の認識の判定及び測定を行っております。

    なお、詳細は第5[経理の状況]の連結財務諸表の(重要な会計上の見積り)に記載しております。

 

セグメント情報

 

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1  報告セグメントの概要

当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定および業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
 当社は、本社に事業内容に応じた事業本部を置き、各事業本部は、取り扱う商品・サービスについて包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。
  したがって、当社は、「不動産賃貸」、「不動産販売」、「完成工事」、「不動産流通」および「その他」を報告セグメントとしております。「不動産賃貸」はオフィスビル、マンション等の賃貸・管理、ホテル、イベントホール、商業施設等の運営・管理、「不動産販売」はマンション、戸建住宅などの分譲、「完成工事」は戸建住宅、マンション等の建築・改修工事請負、「不動産流通」は不動産売買の仲介および販売代理受託、「その他」はフィットネスクラブ事業、飲食事業などで構成されております。

2  報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であります。セグメント間の内部売上高又は振替高は市場実勢価格に基づいております。

3  報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報

  前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額
(注)1,2

連結財務諸
表計上額
(注)3

不動産
賃貸

不動産
販売

完成工事

不動産
流通

その他

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

  外部顧客への売上高

441,755

241,071

203,497

71,304

10,062

967,692

967,692

  セグメント間の内部
  売上高又は振替高

2,650

135

1,561

1,004

1,214

6,566

△6,566

444,406

241,207

205,058

72,308

11,277

974,258

△6,566

967,692

セグメント利益

176,580

60,208

20,841

18,739

1,418

277,788

△23,121

254,666

セグメント資産

4,622,907

1,035,567

21,937

202,321

177,686

6,060,420

617,969

6,678,390

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

  減価償却費(注)4

68,606

559

721

720

254

70,861

2,256

73,118

  減損損失

6,387

610

6,998

6,998

  有形固定資産及び
  無形固定資産の増加額

146,802

44,573

846

1,762

307

194,291

2,467

196,758

 

(注)1   セグメント利益の調整額△23,121百万円は、セグメント間取引消去△15百万円、各報告セグメントに配分していない全社費用△23,106百万円が含まれております。全社費用は、連結財務諸表提出会社の一般管理部門に係る費用であります。

    2   セグメント資産の調整額617,969百万円は、セグメント間取引消去△331,258百万円、各報告セグメントに配分していない全社資産949,228百万円が含まれております。全社資産は、連結財務諸表提出会社の現金及び預金、投資有価証券および一般管理部門に係る資産等であります。

    3   セグメント利益およびセグメント資産は、それぞれ連結財務諸表の営業利益および資産合計と調整を行っております。

    4   減価償却費には、長期前払費用(投資その他の資産「その他」に含む)の償却額が含まれております。

 

  当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額
(注)1,2

連結財務諸
表計上額
(注)3

不動産
賃貸

不動産
販売

完成工事

不動産
流通

その他

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

  外部顧客への売上高

470,236

246,199

214,108

72,876

10,819

1,014,239

1,014,239

  セグメント間の内部
  売上高又は振替高

2,334

203

1,719

298

2,215

6,770

△6,770

472,571

246,402

215,827

73,174

13,034

1,021,010

△6,770

1,014,239

セグメント利益

191,295

60,389

22,776

19,501

2,170

296,134

△24,618

271,516

セグメント資産

4,675,716

1,074,540

22,750

196,512

180,122

6,149,643

572,779

6,722,422

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

  減価償却費(注)4

69,657

812

644

862

288

72,264

2,617

74,881

  減損損失

18,614

123

18,737

18,737

  有形固定資産及び
  無形固定資産の増加額

140,402

25,919

920

767

149

168,158

2,086

170,244

 

(注)1   セグメント利益の調整額△24,618百万円は、セグメント間取引消去△11百万円、各報告セグメントに配分していない全社費用△24,606百万円が含まれております。全社費用は、連結財務諸表提出会社の一般管理部門に係る費用であります。

    2   セグメント資産の調整額572,779百万円は、セグメント間取引消去△320,797百万円、各報告セグメントに配分していない全社資産893,576百万円が含まれております。全社資産は、連結財務諸表提出会社の現金及び預金、投資有価証券および一般管理部門に係る資産等であります。

    3   セグメント利益およびセグメント資産は、それぞれ連結財務諸表の営業利益および資産合計と調整を行っております。

    4   減価償却費には、長期前払費用(投資その他の資産「その他」に含む)の償却額が含まれております。

 

 

【関連情報】

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

1  製品及びサービスごとの情報

製品及びサービスの区分が報告セグメント区分と同一であるため、記載を省略しております。

 

2  地域ごとの情報

(1) 売上高

本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

(2) 有形固定資産

本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

3  主要な顧客ごとの情報

外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%を占める相手先がないため、記載はありません。

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

1  製品及びサービスごとの情報

製品及びサービスの区分が報告セグメント区分と同一であるため、記載を省略しております。

 

2  地域ごとの情報

(1) 売上高

本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

(2) 有形固定資産

本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

3  主要な顧客ごとの情報

外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%を占める相手先がないため、記載はありません。

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

該当事項はありません。

 

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

該当事項はありません。