2026.05.25更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書2025

サマリ

トーセイは、中古不動産の再生と開発、賃貸、ホテル運営、不動産ファンド・コンサルティング、管理までを一体で手がける総合不動産会社。首都圏で培った目利きと「不動産ソリューション力」「ポートフォリオ・マネジメント力」「グローバル・リーチ力」を軸に、6事業のポートフォリオを柔軟に組み替えながら成長性と安定性を両立させてきた。遊休社宅や老朽ストックに3つのValue Up Codeによる再生を施し、「Green × Value Upレジファンド」や不動産クラウドファンディングなども活用して、既存不動産に新しい価値と感動を生み出している。

目指す経営指標

・2026年度(中期経営計画「Further Evolution 2026」最終年度)までに、売上高1,232億円、税引前利益190億円を目指す
・同年度までにROE12.5%、安定事業比率45%以上、自己資本比率35%程度、ネットD/Eレシオ1.4倍程度を目標とする
・中期経営計画期間(FY2024–2026)において、配当性向を段階的に引き上げ、最終的に35.0%とする方針
・GHG排出量について、2030年度までに基準年(2022年度)比50%削減、2050年度ネットゼロを掲げる
・廃棄物排出量原単位は2030年度までに2022年度比5%削減、2050年度までに15%削減を目指す
・人的資本KPIとして、女性管理職比率10%以上、男性育児休業取得率80%以上、仕事の満足度80%以上など、働きがいと多様性に関する具体的な数値目標を設定している

用語解説

■不動産ソリューション力
トーセイが持つ、不動産に関する課題を「買う・直す・貸す・売る・運営する・資金を集める」まで一気通貫で組み合わせて解決する力のことです。物件ごとに最適な手段を組み合わせることで、老朽化や遊休化した不動産に新しい使い道と価値を与えることを意味します。

■ポートフォリオ・マネジメント力
不動産再生、開発、賃貸、ホテル、ファンド、管理という6つの事業や、オフィス・住宅・ホテルなどのアセットを組み合わせて保有比率を調整し、景気や金利、建築費の変動に応じてリスクとリターンのバランスを最適化する力のことです。

■グローバル・リーチ力
海外投資家向け私募ファンドの組成や、海外市場での上場経験などを通じて培った、海外マネーや海外パートナーにアクセスする力のことです。日本の不動産を投資対象とする世界の資金を取り込み、案件の出口戦略を広げる強みとして語られています。

■不動産流動化事業
トーセイが黎明期から手がけてきたビジネスで、中古オフィスや住宅などを取得し、改修やテナント付けを行ったうえで再度市場に売却する事業を指します。資産価値の低く見られている不動産を磨き直し、資本市場や投資家にとって扱いやすい商品に変えることが特徴です。

■不動産再生事業
不動産流動化事業から発展したトーセイの中核事業で、老朽化したオフィスビルや社宅、住宅などを買い取り、「改修・用途変更・ブランディング」などを通じて価値を高めたうえで売却するビジネスです。単なるリフォームではなく、立地やニーズに合わせてコンセプトを再設計する点が重視されています。

■Value Up Code(Eco-Friendly/Well-being/Resilience)
トーセイが不動産再生の際に重視する3つの視点をまとめた独自の考え方で、「環境に配慮した建物・設備にする(Eco-Friendly)」「住む人・働く人の快適さと健康に配慮する(Well-being)」「災害やトラブルに強い建物にする(Resilience)」を指します。物件ごとの再生方針を決める際のチェック軸として使われます。

■Green × Value Upレジファンド
トーセイが運用するレジデンス(住宅)を対象とした不動産ファンドで、省エネ改修などを行うことでGHG排出量を削減しながら物件価値の向上も狙う商品です。長期保有を前提に、環境性能の改善と賃貸収益の向上を同時に目指す点が特徴とされています。

■不動産クラウドファンディング
トーセイが構築したスキームを通じて、個人投資家が少額から不動産案件に出資できる仕組みを指します。インターネット上のプラットフォームで募集を行い、賃料収入や売却益を投資家に分配する形をとることで、従来は機関投資家中心だった不動産投資の裾野を広げています。

■ユニークな不動産ポートフォリオマネージャー
トーセイが自社の将来像として掲げる自己定義で、多様な不動産アセットと6つの事業を組み合わせ、その配分を柔軟に変えながら価値を最大化する存在であることを表した言葉です。単なるデベロッパーでも、単なるファンド運用会社でもない立ち位置を示しています。

■TOSEI HOTEL COCONE
トーセイが展開するホテルブランドで、自社開発やコンバージョン(用途変更)した物件を中心に運営されています。都市観光やビジネス需要、インバウンド需要を意識し、立地や建物の特性に合わせたコンセプトづくりを行うことで、再生不動産に新たな滞在価値を生み出す役割を担います。

■長期ビジョン2032
2032年をターゲットイヤーとしたトーセイの長期的な経営ビジョンで、「多様なソリューション力を持つユニークな不動産ポートフォリオマネージャーとして、サステナブルな社会の実現に貢献する」姿を描いたものです。3つのフェーズに分けて中期経営計画と連動しながら進める方針が示されています。

■中期経営計画「Further Evolution 2026」
長期ビジョン2032のフェーズ1に位置づけられる2024〜2026年度の中期計画で、「サステナブルな社会の実現に貢献できる独自性のある総合不動産会社への進化」をテーマとしています。6事業のシナジー強化や名古屋圏での事業拡大、不動産クラウドファンディングなど新たなスキーム活用を具体的な重点施策としています。

■エッジの効いたオンリー ワンカンパニー
長期ビジョン2032の到達イメージとして使われる表現で、不動産と金融、DX、ESG、M&Aなどを組み合わせることで、他社には真似しにくい独自性の高い総合不動産グループになるという意思を示した言葉です。ただの「オンリーワン」ではなく、選ばれる理由がはっきりした存在を目指すニュアンスが込められています。

■一物八価
山口 誠一郎社長が強調する考え方で、「1つの不動産でも、誰に・どの用途で・どの市場で売るかによって価値は複数通りに変わる」という意味の言葉です。同じ物件であっても、再生の仕方や出口戦略の設計次第で評価が大きく変わるという、トーセイの事業スタイルを象徴するフレーズです。

■マテリアリティ
トーセイが長期ビジョンやサステナビリティ経営を検討するうえで特に重要だと位置づけた課題群のことです。環境、社会、ガバナンス、人材などのテーマについて、ステークホルダーへの影響度と自社の影響度を整理し、重点的に取り組むべき領域として設定されています。

■イントレプレナー/アントレプレナーシップ
イントレプレナーは、会社に属しながら起業家のように新事業に挑戦する人、アントレプレナーシップはその起業家精神を指します。山口社長は、社員一人ひとりが自ら機会を見つけ、リスクを取りながら新しい価値創造に取り組む姿勢を重視しており、これをトーセイの成長ドライバーとして位置づけています。
2025年11月期有価証券報告書より

沿革

 

2 【沿革】

 

年月

概要

1950年2月

 

大分県大分市大字大分514番地に飲食業を事業目的としてユーカリ興業株式会社を設立(資本金:500千円)

1952年4月

本社を東京都江東区亀戸に移転

1964年6月

事業目的に不動産の売買、仲介、賃貸、管理業を追加

1968年5月

本社を東京都千代田区外神田に移転

1969年7月

商号を株式会社ユーカリに変更

1973年3月

宅地建物取引業免許取得(東京都知事免許(1)第24043号)

1983年3月

商号を東誠ビルディング株式会社に変更

1986年4月

本社を東京都千代田区岩本町に移転

1994年10月

「THEパームス」シリーズの分譲マンションの販売を開始

1995年9月

株式会社神田淡路町ビルを設立

1996年3月

商号を東誠不動産株式会社に変更

1996年4月

不動産流動化事業を開始

1996年12月

本社を東京都千代田区神田淡路町に移転

1997年12月

ビル管理業に付帯する改修、原状回復等の工事請負を開始

 

特定建設業許可(東京都知事許可(特-9)第107905号)

1999年7月

「パームスコート」シリーズの戸建分譲住宅の販売を開始

2001年2月

アセットマネジメント事業を開始

 

不動産投資顧問業登録(国土交通大臣登録一般第127号)

2001年3月

LBO(レバレッジド・バイアウト)方式により、株式会社紺政商店、日本興業住宅株式会社、日高鋼業株式会社の3社を吸収合併

2001年4月

一級建築士事務所登録(東京都知事登録第46219号)

2001年11月

ビル管理を行うビル管理部を東誠コミュニティ株式会社(現 連結子会社トーセイ・コミュニティ株式会社)に分割譲渡

2001年12月

不動産証券化ビジネスへの本格参入を目指し、証券化事業部を新設

2002年8月

当社組成による不動産投資ファンドの第1号として、賃貸マンションを信託受益権化した私募ファンド「アルゴ・ファンド」を立ち上げ

2002年12月

子会社の株式会社神田淡路町ビルを吸収合併

2004年2月

日本証券業協会に店頭売買有価証券として新規登録

2004年9月

不動産特定共同事業許可(東京都知事許可第58号)

2004年12月

日本証券業協会へ店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場(2008年1月上場廃止)

2005年3月

トーセイ・リバイバル・インベストメント株式会社(現 連結子会社トーセイ・ロジ・マネジメント株式会社)を設立

2005年4月

東誠コミュニティ株式会社(現 連結子会社トーセイ・コミュニティ株式会社)の株式を取得し連結子会社化

2005年9月

トーセイ・リート・アドバイザーズ株式会社(現 連結子会社トーセイ・アセット・アドバイザーズ株式会社)を設立

2006年10月

商号をトーセイ株式会社に変更、本社を東京都港区虎ノ門に移転

2006年11月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場

2007年9月

第二種金融商品取引業及び投資助言・代理業登録(関東財務局長(金商)第898号)

2009年9月

不動産流動化事業の新規ビジネスモデルとして「Restyling事業」を開始

2011年9月

東京証券取引所市場第一部に株式を上場

2012年1月

TOSEI SINGAPORE PTE.LTD.を設立

2012年12月

NAI・トーセイ・JAPAN株式会社を設立(2016年8月清算結了)

2013年3月

シンガポール証券取引所メインボードに株式を上場

 

 

年月

概要

2014年11月

連結子会社トーセイ・アセット・アドバイザーズ株式会社が運用するトーセイ・リート投資法人が東京証券取引所に上場

2015年12月

株式会社アーバンホーム(商号を2019年3月にトーセイ・アーバンホーム株式会社に変更)の株式を取得し連結子会社化(2022年5月清算結了)

2016年2月

トーセイ・ホテル・マネジメント株式会社を設立

2017年6月

トーセイホテル神田株式会社(2020年4月 連結子会社トーセイ・ホテル・マネジメント株式会社との合併により消滅)を設立

2017年12月

ホテル事業を開始(第1号として、トーセイホテル ココネ神田を開業)

2018年5月

トーセイホテル上野株式会社(2020年4月 連結子会社トーセイ・ホテル・マネジメント株式会社との合併により消滅)を設立

2018年7月

トーセイ・ホテル・サービス株式会社を設立

2020年4月

不動産開発事業における新規アセットタイプとして物流施設の開発を開始(第1号として、T’s Logi橋本を竣工)

2020年7月

クラウドファンディングを活用した不動産証券化ビジネスを開始(第1号案件として、TREC1号世田谷区用賀マンション投資ファンドを立ち上げ)

2021年4月

本社を東京都港区芝浦に移転

2021年9月

株式会社アイ・カンパニー並びにその子会社4社の株式を取得し連結子会社化(連結子会社株式会社プリンセススクゥエアーを存続会社とする吸収合併により株式会社アイ・カンパニー、株式会社プリンセスホールディングス、株式会社ジー・ピー・アセットおよび株式会社レッツクリエイションの4社は2022年11月期中に消滅)

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行

2023年6月

トーセイ・アール株式会社を設立

2023年7月

トーセイ・プロップテック株式会社を設立

2023年9月

トーセイ・アール株式会社が株式会社LIXILリアルティから事業の一部を吸収分割により承継

2024年5月

名古屋鉄道株式会社と資本業務提携契約を締結

2024年7月

貸金業登録(東京都知事登録第31987号)

 

 

関係会社

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金又は
出資金
(千円)

主要な事業の内容

議決権の所有
割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

トーセイ・コミュニティ株式会社

東京都港区

99,500

不動産管理事業

100.0

当社保有不動産の管理をしております。
役員の兼任あり

トーセイ・アセット・アドバイザーズ株式会社

東京都港区

100,000

不動産ファンド・コンサルティング事業

100.0

役員の兼任あり

トーセイ・ロジ・マネジメント株式会社

東京都港区

50,000

不動産コンサルティング事業

100.0

役員の兼任あり

トーセイ・ホテル・マネジメント株式会社

東京都港区

100,000

ホテル事業

100.0

役員の兼任あり

トーセイ・ホテル・サービス株式会社

東京都港区

10,000

ホテル事業

100.0

 

株式会社プリンセススクゥエアー

東京都港区

96,000

不動産再生事業

100.0

役員の兼任あり

トーセイ・プロップテック株式会社

東京都港区

100,000

不動産コンサルティング事業

100.0

役員の兼任あり

トーセイ・アール株式会社

東京都港区

50,000

不動産再生事業

100.0

役員の兼任あり

トーセイ賃貸保証合同会社

東京都港区

3,000

不動産管理事業

100.0

 

TOSEI SINGAPORE PTE.LTD.

シンガポール

322,787

不動産賃貸事業

100.0

役員の兼任あり

岸野商事株式会社

東京都港区

10,000

不動産賃貸事業

100.0

 

磯子アセットマネジメント株式会社

東京都港区

15,000

不動産再生事業

100.0

役員の兼任あり

芝浦レジデンシャル株式会社

東京都港区

10,000

不動産再生事業

100.0

役員の兼任あり

臼井木型工業株式会社

東京都港区

32,000

不動産再生事業

100.0

役員の兼任あり

その他1社

 

 

 

 

 

 

(注) 1.当連結会計年度中に、株式会社増田建材店の全株式を売却したことに伴い、連結の範囲から除外しております。

2.株式会社プリンセススクゥエアーについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等 (1)売上高   13,754,704千円

(2)経常利益   2,122,960千円

(3)当期純利益   1,373,869千円

(4)純資産額     5,483,636千円

(5)総資産額    19,530,505千円