事業内容
セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります
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売上
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利益
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利益率
最新年度
| セグメント名 | 売上 (百万円) |
売上構成比率 (%) |
利益 (百万円) |
利益構成比率 (%) |
利益率 (%) |
|---|---|---|---|---|---|
| 出版事業 | 16,122 | 97.1 | 3,583 | 103.7 | 22.2 |
| アニメ制作事業 | 488 | 2.9 | -126 | -3.7 | -25.9 |
3【事業の内容】
当社グループは、当社及び子会社2社(式会社WHITE FOX、NIAアニメーション株式会社)により構成されております。また、当社グループの報告セグメントは、従来「出版事業」の単一セグメントでありましたが、当連結会計年度より、株式会社WHITE FOX及びNIAアニメーション株式会社の全株式を取得し、連結子会社化したことに伴い、報告セグメント「アニメ制作事業」を追加しております。
当社グループの事業内容及び当社と子会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。
なお、事業の区分は「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。
(出版事業)
出版事業は当社1社で構成されており、当社が運営する小説・漫画等の投稿サイトに投稿されたコンテンツを編集・出版し、全国書店や電子書店等で販売する事業を主に行っております。
1.ビジネスモデル
当社は、Webサイト及びアプリ上において当社が運営する小説・漫画等の投稿サイトに投稿されたコンテンツの内から、サイト内でのユーザー評価を参考に、書籍として出版すべきコンテンツを調達しております。調達後は、編集部において、コンテンツの品質・商品力を向上させた後、書籍として出版することで収益をあげております。そのビジネスモデルのイメージは次のとおりです。
当社のビジネスモデルは既存の出版社と、①書籍となるコンテンツの調達元、及び、②書籍化すべきコンテンツの選定方法が異なっていることが特徴です。
①書籍となるコンテンツの調達元
インターネット環境が整備されることで、個人が作成したコンテンツをインターネット上に公開することが容易となり、インターネット上には多くのコンテンツが現れてきております。当社は、そのインターネット上からコンテンツを調達することにより安定的に多点数の書籍化が可能となっております。
②書籍化すべきコンテンツの選定方法
当社はインターネット上での多数のユーザー評価を参考に、一定以上の読者ニーズを見極めた上で、当社編集部内で当社刊行書籍のジャンルとの親和性や書籍市場の動向等もあわせ総合的に判断し、書籍化すべきコンテンツの選定を行っております。そのため、書籍刊行に要した費用を回収するだけの売上高が確保できないリスクの低減が可能となっており、また、そのような不用意な書籍化を回避することにより、限りある経営資産の有効活用が図れております。
一方で、当社のビジネスモデルは、インターネット上にて良質なコンテンツが数多く収集でき、かつ、多くのユーザーにより多角的に評価されることで出版時の成功率が事前に高められることを前提に成り立っておりますので、継続的な新規コンテンツ及びユーザーの確保が必要不可欠となっております。
そのため、当社投稿サイトでは、作家及びユーザーの双方にとって魅力的なサービスである「Webコンテンツ大賞(毎月、ジャンルを変えて最も読者に人気のあるコンテンツ及び当社編集部内で最も評価の高いコンテンツを選出し、賞金の贈呈に加えて受賞作として書籍化を検討。加えて、投票したユーザーに対しても抽選で賞金を贈呈。)」の実施や、書籍化を目指す作家の積極的なチャレンジを促す「出版申請制度(当社投稿サイト内で、一定以上の人気を博しているコンテンツの場合、その作家は当社に対して書籍化の検討を依頼することができる制度。)」及び「投稿インセンティブ(投稿作品の人気度に応じ、その作家に対して報酬(Amazon ギフト券など)をお支払いする制度。)」の実施等、作家にとって魅力的なサービスやイベントを開催することにより、コンテンツの拡充に努めております。
また、2017年2月からは、当社投稿サイト内において、これまで書籍化に伴い非公開処理又はダイジェスト化していたコンテンツを一定期間に限り閲覧することが出来る「レンタル」サービスを開始し、さらに2021年7月には海外向けの漫画アプリ「Alpha Manga」を配信してサービスのグローバル展開をしております。これらにより、当社投稿サイトは、コンテンツの調達機能だけでなく、販売サイトとしての機能が加わることで、調達から販売までの垂直の幹を太くすることも目指しております。
2.取扱書籍
当社が取り扱っている書籍は(1)ライトノベル(表紙や挿絵にアニメ調のイラストが用いられており、また一般の小説より軽妙な文体でストーリーが描かれている小説)、(2)漫画、(3)文庫、(4)その他、の4つのジャンルに分けられます。
(1) ライトノベル
ライトノベルは、当社の売上高の約21%を占め、のちに漫画化される作品も数多く存在する重要なジャンルとなります。なお、当社ライトノベルは文庫本サイズではなく、単行本サイズ(文庫本より大きく、高価格)であることが特徴となっております。
当ジャンルに含まれる主力レーベル等は次のとおりです。
① 男性向けのライトノベル
10代向けの文庫ライトノベルを卒業したと言われる、20代後半から30代の男性をターゲットとした単行本書籍を刊行しております。代表作としては、シリーズ発行部数累計(注)770万部を超え、シリーズ続編のTVアニメ化が決定した『ゲート』や、同累計559万部を超え、TVアニメ第3期を制作中の『月が導く異世界道中』が挙げられます。
② エタニティブックス
2009年9月に創刊したレーベルで、30代から40代の女性向け恋愛小説を刊行しております。代表作としては、シリーズ発行部数累計33万部の『152センチ62キロの恋人』、同累計29万部の『君が好きだから』、同累計27万部の『ナチュラルキス』が挙げられます。
③ レジーナブックス
2010年11月に創刊したレーベルで、20代から30代の女性向け新感覚ファンタジー小説を刊行しております。代表作としては、シリーズ発行部数累計286万部を超え、2026年4月にTVアニメ化された『自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。』、同累計235万部を超え、2025年10月にTVアニメ化された『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』が挙げられます。
④ ノーチェブックス
2014年2月に創刊したレーベルで、20代から30代の女性をターゲットとした煌びやかな世界で繰り広げられる甘く切ないラブロマンス小説を刊行しております。
⑤ アンダルシュノベルズ
2021年3月に創刊したレーベルで、ファンタジー世界を舞台としたボーイズラブ小説を刊行しております。
(2) 漫画
2012年から本格的に取り扱いを開始しているジャンルとなります。
漫画ジャンルでは、当社のライトノベルで人気を博した作品(『ゲート』、『月が導く異世界道中』、『自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。』、等)の漫画化(二次出版)を行っております。二次出版に至るまでには、原作であるライトノベルの人気を確認するだけではなく、漫画化された作品を当社Webサイト上で公開し、一定以上の人気があることを確認するプロセスを踏んでおりますので、出版時の成功率が事前に高められていることが特長といえます。また、漫画として二次出版することにより、原作であるライトノベルの売上高の増加が期待できることも特長といえます。
その一方で、漫画を更に成長させるためには「オリジナル漫画」の育成が必要であるとの考えから、当社ビジネスモデルを漫画にも適用することで、Web発となる次世代作家の発掘・育成にも積極的に取り組んでおります。
また、当ジャンルは電子書籍との親和性が非常に高く、加えて戦略的に電子書籍販売の体制強化を図っていることから、当連結会計年度においては、当社売上高の約78%を占めるジャンルに成長しております。
(3) 文庫
当ジャンルでは、市場において単行本ではなく文庫本での販売が主流となる「キャラ文芸」や「時代小説」等のジャンルに属する作品を文庫本として刊行しております。当社では更なる業績拡大及びポートフォリオ最適化の観点から、特定ジャンルに依存しないよう取扱いジャンルの拡大に注力しており、文庫において幅広いジャンルの書籍刊行を推進することで、新規ジャンルの開拓、強化に取り組んでおります。
さらに当ジャンルでは、ライトノベルやその他のジャンルから刊行された単行本の廉価版として、文庫本化を行っております。文庫本化することで、単行本の価格帯では躊躇していた読者層に対しても販売機会を逃さず、収益の最大化に努めております。
(4) その他
その他には、ライトノベルに属さない一般文芸書、ビジネス書、絵本等が含まれます。
一般文芸書の代表作としては、2014年5月に刊行した『居酒屋ぼったくり』(2018年4月にTVドラマ化。シリーズ発行部数累計150万部。)、絵本の代表作としては、「絵本・児童書大賞」に応募された文字のみのストーリーであったものに、人気イラストレーターの絵を付けることで誕生した『わたしのげぼく』(同6万部)が挙げられます。
(注)シリーズ発行部数累計:同作品の続編に加え同作品の漫画及び文庫を含み、部数は電子書籍販売数を含む。
3.他メディア展開作品
当社の作品のうち、他のメディアに展開した作品は以下のとおりです。なお、当社は作品の二次的利用に関する権利を有しており、他メディア展開の際にはそのメディア媒体と交渉する窓口となっております。
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作品名 |
作家 |
ジャンル |
実績 |
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Separation |
市川拓司 |
一般文芸書 |
日本テレビ系列にて 連続テレビドラマ化(2003年7月) 発行部数累計16万部 |
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虹色ほたる |
川口雅幸 |
一般文芸書 ・漫画(児童書) |
東映アニメーションにより映画化(2012年5月) シリーズ発行部数累計50万部 |
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THE QUIZ |
椙本孝思 |
男性向けライト ノベル・漫画 |
日本テレビにてドラマ化(2012年9月) シリーズ発行部数累計7万部 |
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ゲート |
柳内たくみ |
男性向けライト ノベル・漫画 |
TVアニメ化(2015年7月) シリーズ発行部数累計770万部 |
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居酒屋ぼったくり |
秋川滝美 |
一般文芸書 ・漫画 |
BS12にてドラマ化(2018年4月) シリーズ発行部数累計150万部 |
|
とあるおっさんの VRMMO活動記 |
椎名ほわほわ |
男性向けライト ノベル・漫画 |
TVアニメ化(2023年10月) シリーズ発行部数累計225万部 |
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月が導く異世界道中 |
あずみ圭 |
男性向けライト ノベル・漫画 |
TVアニメ化 第1期(2021年7月) TVアニメ化 第2期(2024年1月) シリーズ発行部数累計559万部 |
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Re:Monster |
金斬児狐 |
男性向けライト ノベル・漫画 |
TVアニメ化(2024年4月) シリーズ発行部数累計210万部 |
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THE NEW GATE |
風波しのぎ |
男性向けライト ノベル・漫画 |
TVアニメ化(2024年4月) シリーズ発行部数累計370万部 |
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異世界ゆるり紀行 |
水無月静琉 |
男性向けライト ノベル・漫画 |
TVアニメ化(2024年7月) シリーズ発行部数累計193万部 |
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さようなら竜生、 こんにちは人生 |
永島ひろあき |
男性向けライト ノベル・漫画 |
TVアニメ化(2024年10月) シリーズ発行部数累計136万部 |
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いずれ最強の 錬金術師? |
小狐丸 |
男性向けライト ノベル・漫画 |
TVアニメ化(2025年1月) シリーズ発行部数累計180万部 |
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勘違いの工房主 |
時野洋輔 |
男性向けライト ノベル・漫画 |
TVアニメ化(2025年4月) シリーズ発行部数累計167万部 |
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強くてニューサーガ |
阿部正行 |
男性向けライト ノベル・漫画 |
TVアニメ化(2025年7月) シリーズ発行部数累計100万部 |
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作品名 |
作家 |
ジャンル |
実績 |
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素材採取家の異世界旅行記 |
木乃子増緒 |
男性向けライト ノベル・漫画 |
TVアニメ化(2025年10月) シリーズ発行部数累計210万部 |
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最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか |
鳳ナナ |
レジーナブックス・漫画 |
TVアニメ化(2025年10月) シリーズ発行部数累計235万部 |
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最推しの義兄を愛でるため、長生きします! |
朝陽天満 |
アンダルシュノベルズ・漫画 |
TVアニメ化(2026年1月) シリーズ発行部数累計33万部 |
4.当社投稿サイトの総コンテンツ数
当社ビジネスモデルの基幹となる当社投稿サイトの総コンテンツ数は、タグ機能の追加や、新たなジャンル「ライト文芸」等の追加に代表される様々な施策を展開することで順調に推移しております。
当連結会計年度末時点において、当社Webサイト内のコンテンツ数累計は258,381点となっております。
5.紙書籍の販売物流業務
当社は、将来的にはコンテンツを活かした多角展開を見据えておりますので、限られた経営資源は編集等に注力すべきだとの考えから、紙書籍に関する書店と出版社をつなぐ流通業者(以下、「取次」という。)との取引業務は、仲介業者(以下、「中取次」という。)を介して行っております。
なお、各書店への販促活動、市場動向の調査を主な目的とした書店営業は、基本的には当社で実施しております(首都圏以外の地方営業は効率性の観点から外部業者に委託しております。)。
(アニメ制作事業)
アニメ制作事業は子会社2社で構成されており、主にテレビ放送用や動画配信用のアニメーション等の映像制作サービスを提供しております。
[事業系統図]
以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりです。
業績状況
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
なお、当社は株式会社WHITE FOX及びNIAアニメーション株式会社の全株式を取得し、子会社化したことにより当連結会計年度より連結財務諸表を作成しておりますので、前連結会計年度及び前連結会計年度末との比較分析は行っておりません。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度(2025年4月1日から2026年3月31日まで)におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善する中で緩やかな回復が続いているものの、中東情勢や米国の通商政策の影響等がわが国の景気を下押しするリスクとなっており、また、金融資本市場の変動等の影響が懸念される等、依然として先行きは不透明な状況が続いております。
当社グループの出版事業が属する出版業界におきましては、紙の出版物の市場は厳しい状況が続いているものの、一方で電子出版の市場は堅調な成長を続けております。公益社団法人全国出版協会・出版科学研究所によると、2025年(1月から12月まで)の紙と電子を合算した推定販売金額は前年比1.6%減の1兆5,462億円となり、その内訳は、紙の出版物については同4.1%減の9,647億円、電子出版については同2.7%増の5,815億円となっております。
こうした環境の中、当社グループは、「これまでのやり方や常識に全くとらわれず」、「良いもの面白いもの望まれるものを徹底的に追求していく」というミッションの下、インターネット時代の新しいエンターテインメントを創造することを目的とし、インターネット上で話題となっている小説・漫画等のコンテンツを書籍化し、さらにアニメ化等のメディア展開を行う事業に取り組んでまいりました。
以上の活動の結果、当連結会計年度の売上高は16,610,070千円、営業利益は3,456,403千円、経常利益は3,512,721千円、親会社株主に帰属する当期純利益は2,316,397千円となりました。
また、当連結会計年度末における資産合計は19,953,310千円、負債合計は4,335,418千円、純資産合計は15,617,891千円となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
なお、当社グループの報告セグメントは、従来「出版事業」の単一セグメントでありましたが、当連結会計年度より、株式会社WHITE FOX及びNIAアニメーション株式会社を連結子会社化したことに伴い、報告セグメント「アニメ制作事業」を追加しております。
(出版事業)
当セグメントにおいては、当社が運営する小説・漫画等の投稿サイトに投稿されたコンテンツを編集・出版し、全国書店や電子書店等で販売する事業を主に行っております。
当連結会計年度における出版事業のジャンル別の概況は次のとおりであります。
a.ライトノベル
当連結会計年度の刊行点数は354点(前期比2点増)となりました。
各書籍の売れ行きにつきましては、コミカライズとの相乗効果により『継母の心得』が伸長したほか、シリーズ累計225万部を突破した『とあるおっさんのVRMMO活動記』の続刊も好調な売れ行きを見せました。また電子書籍販売においては、主要ストアにおける「話売り」施策や女性向け作品の販売が堅調に推移し、増収に寄与いたしました。
結果、当連結会計年度の売上高は前期を上回る着地となりました。
b.漫画
当連結会計年度の刊行点数は前期を大きく上回る242点(前期比27点増)となりました。
各書籍の売れ行きにつきましては、外部アワードにおいて大賞を受賞した大ヒット作品『継母の心得』の最新巻を刊行し、電子書籍販売を中心に既刊を巻き込み大きく伸長いたしました。加えて、2026年4月よりTVアニメを放送する『自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。』やTVアニメ第2期の制作が決定した『いずれ最強の錬金術師?』等の有力IPの続刊が売上を力強く牽引いたしました。
結果、当連結会計年度の売上高は前期を大幅に上回る着地となりました。
c.文庫
当連結会計年度の刊行点数は前期を上回る210点(前期比16点増)となりました。
人気シリーズ『居酒屋ぼったくり』の著者による時代小説『きよのお江戸料理日記』の続刊が引き続き好調に推移し、当ジャンルの売上を牽引いたしました。また、毎月開催しているWebコンテンツ大賞の受賞作を中心に、キャラ文芸から歴史小説に至るまで多彩な新作を刊行し、取り扱いジャンルの更なる拡充とラインナップの強化に努めてまいりました。
結果、当連結会計年度の売上高は前期を上回る着地となりました。
d.その他
当連結会計年度の刊行点数は前期を上回る12点(前期比7点増)となりました。
「第8回ホラー・ミステリー小説大賞」にて優秀賞を受賞した『怪蒐』を刊行したほか、注力分野である絵本ジャンルにおいても複数作品を刊行する等、特定のカテゴリーに依存しない収益基盤の構築を目指し、コンテンツの多角化とポートフォリオの強化を推進してまいりました。
結果、当連結会計年度の売上高は前期を上回る着地となりました。
以上の活動の結果、当連結会計年度の出版事業の売上高は16,122,388千円、セグメント利益は3,582,619千円となりました。
(注)シリーズ累計部数:同作品の続編に加え、同作品の漫画及び文庫を含み、部数は電子書籍販売数を含む。
(アニメ制作事業)
当セグメントは、第2四半期連結会計期間に株式会社WHITE FOXを連結子会社化したことに伴い追加したセグメントであり、同社において主にテレビ放送用や動画配信用のアニメーション等の映像制作サービスを提供しております。また、第4四半期連結会計期間に連結子会社化したNIAアニメーション株式会社においても同サービスを提供しておりますが、当連結会計年度では貸借対照表のみを連結しているため、当セグメントにおいて同社の売上高及び利益または損失は発生しておりません。
当セグメントの概況につきましては、受注済みの大型案件の納品が進み売上を計上したものの、一部の納品時期が翌期に跨いだことにより、当連結会計年度における売上計上額に一部、次期への持ち越しが発生いたしました。
以上の活動の結果、当連結会計年度のアニメ制作事業の売上高は487,682千円、セグメント損失は126,216千円となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は11,761,843千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは1,952,246千円の収入となりました。主な増加要因は、税金等調整前当期純利益の計上によるものであります。また、主な減少要因は、法人税等の支払によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは1,310,831千円の支出となりました。これは主に、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出1,060,850千円及び出資金の払込による支出282,073千円が発生したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは446,843千円の支出となりました。これは主に、配当金の支払による支出406,857千円が発生したことによるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。なお、アニメ制作事業は受注制作であるため、生産実績を記載しておりません。
|
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) |
|
出版事業(千円) |
3,950,639 |
|
合計(千円) |
3,950,639 |
(注)金額は販売価格によっております。
b.受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。なお、出版事業は受注制作ではないため、受注実績を記載しておりません。
|
セグメントの名称 |
受注高(千円) |
受注残高(千円) |
|
アニメ制作事業 |
549,914 |
3,171,374 |
|
合計 |
549,914 |
3,171,374 |
(注)金額は販売価格によっております。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) |
|
出版事業(千円) |
16,122,388 |
|
アニメ制作事業(千円) |
487,682 |
|
合計(千円) |
16,610,070 |
(注)主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
|
相手先 |
当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) |
|
|
金額(千円) |
割合(%) |
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|
株式会社メディアドゥ |
9,052,284 |
54.5 |
|
株式会社カカオピッコマ |
2,772,130 |
16.7 |
|
株式会社星雲社 |
1,889,459 |
11.4 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.財政状態の分析
(資産)
当連結会計年度末の流動資産は17,102,350千円となりました。主な内訳は、現金及び預金が11,786,901千円、売掛金が4,087,721千円であります。
固定資産は2,850,959千円となりました。主な内訳は、のれんが1,382,347千円、投資その他の資産が1,032,244千円であります。
(負債)
当連結会計年度末の流動負債は4,239,334千円となりました。主な内訳は、未払金が1,568,685千円、前受金が1,037,339千円、未払法人税等が651,433千円、返金負債が481,835千円であります。
固定負債は96,084千円となりました。主な内訳は、長期借入金が71,951千円、リース債務が17,831千円であります。
(純資産)
当連結会計年度末の純資産は15,617,891千円となりました。主な内訳は、利益剰余金が13,901,129千円であります。
b.経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度の売上高は16,610,070千円となりました。これは主に、出版事業において電子書籍の販売体制強化等により電子書籍売上が大幅に伸長したことによるものであります。
(営業利益)
当連結会計年度の営業利益は3,456,403千円となりました。これは主に、売上高が増加したことによるものであります。
(当期純利益)
当連結会計年度の当期純利益は2,316,397千円となりました。
c.経営成績に重要な影響を与える要因について
「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
a.キャッシュ・フローの状況の分析
「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b.資本の財源及び資金の流動性について
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、出版事業に係わる製造費(印刷費、印税など含む。)、販売費及び一般管理費等の営業費であります。投資を目的とした資金需要は、出版事業のビジネスモデルの基幹となる投稿サイトに対する開発費となります。
当社グループは、運転資金及び投資を目的とした資金につきましては、内部資金または借り入れにより資金調達することとしております。
なお、当連結会計年度末における借入金の残高は、108,611千円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、11,761,843千円となっております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
セグメント情報
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社グループの報告セグメントは、従来「出版事業」の単一セグメントでありましたが、当連結会計年度より、株式会社WHITE FOX及びNIAアニメーション株式会社を連結子会社化したことに伴い、報告セグメント「アニメ制作事業」を追加しております。
・「出版事業」
出版事業は当社1社で構成されており、当社が運営する小説・漫画等の投稿サイトに投稿されたコンテンツを編集・出版し、全国書店や電子書店等で販売する事業を主に行っております。
・「アニメ制作事業」
アニメ制作事業は子会社2社で構成されており、主にテレビ放送用や動画配信用のアニメーション等の映像制作サービスを提供しております。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載の方法と同一であります。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースであります。
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)
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(単位:千円) |
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報告セグメント |
合計 |
調整額 |
連結財務諸表計上額(注) |
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出版事業 |
アニメ制作事業 |
|||
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売上高 |
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|
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|
外部顧客への売上高 |
16,122,388 |
487,682 |
16,610,070 |
- |
16,610,070 |
|
セグメント間の内部売上高又は振替高 |
- |
- |
- |
- |
- |
|
計 |
16,122,388 |
487,682 |
16,610,070 |
- |
16,610,070 |
|
セグメント利益又は損失(△) |
3,582,619 |
△126,216 |
3,456,403 |
- |
3,456,403 |
|
セグメント資産 |
17,363,713 |
2,589,596 |
19,953,310 |
- |
19,953,310 |
|
その他の項目 |
|
|
|
|
|
|
減価償却費 |
39,731 |
21,935 |
61,666 |
- |
61,666 |
|
のれん償却額 |
- |
63,253 |
63,253 |
- |
63,253 |
|
有形固定資産及び無形固定 資産の増加額 |
62,106 |
12,962 |
75,068 |
- |
75,068 |
(注)セグメント利益又は損失の合計額は、連結損益計算書の営業利益と一致しております。
【関連情報】
当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。
(2)有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。
3.主要な顧客ごとの情報
|
(単位:千円) |
|
顧客の名称又は氏名 |
売上高 |
関連するセグメント名 |
|
株式会社メディアドゥ |
9,052,284 |
出版事業 |
|
株式会社カカオピッコマ |
2,772,130 |
出版事業 |
|
株式会社星雲社 |
1,889,459 |
出版事業 |
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)
該当事項はありません。
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)
|
|
|
|
|
|
(単位:千円) |
|
|
出版事業 |
アニメ制作事業 |
計 |
全社・消去 |
連結財務諸表計上額 |
|
当期償却額 |
- |
63,253 |
63,253 |
- |
63,253 |
|
当期末残高 |
- |
1,382,347 |
1,382,347 |
- |
1,382,347 |
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)
該当事項はありません。