2026年5月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります

(単一セグメント)
  • 売上
  • 利益
  • 利益率

最新年度
単一セグメントの企業の場合は、連結(あるいは単体)の売上と営業利益を反映しています

セグメント名 売上
(百万円)
売上構成比率
(%)
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
(単一セグメント) 197,740 100.0 3,842 100.0 1.9

3 【事業の内容】

当社グループは、当社および当社の関係会社(子会社11社および関連会社3社(2026年5月31日現在))で構成されております。
 セグメントは「住宅事業」「不動産事業」「金融事業」「エネルギー事業」の4つに分類し、それらセグメントに含まれない事業を「その他事業」に分類しており、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントと同一であります。

事業内容と当社グループの当該事業における位置づけは、次のとおりであります。

住宅事業

事業内容

注文住宅の建築請負、リフォーム工事等の請負、外構工事等付帯工事の紹介、

プレカットCAD入力・図面作成等の設計支援事業

担当会社

タマホーム㈱、TAMA SON THANH VIETNAM JOINT STOCK COMPANY

 

不動産事業

事業内容

分譲宅地・戸建分譲の販売、マンションの企画・開発・販売、オフィスビルの転貸

事業、オフィス区分所有権販売事業、不動産仲介

担当会社

タマホーム㈱

 

金融事業

事業内容

火災保険等の保険代理業務、注文住宅購入者向けつなぎ融資の取次業務

担当会社

タマホーム㈱、タマファイナンス㈱

エネルギー
事業

事業内容

メガソーラー発電施設の運営、管理

担当会社

㈱九州新エネルギー機構、タマホーム有明メガソーラー合同会社

その他事業

事業内容

広告代理業、家具販売・インテリア工事の請負、地盤保証、農業、海外における投資・情報収集・開発、車両リース事業

担当会社

タマホーム㈱、タマ・アド㈱、タマリビング㈱、在住ビジネス㈱、タマアグリ㈱、THオートリース㈱、Tama Global Investments Pte. Ltd.、Tama Global Investments (Cambodia) Ltd.、Kakehashi Tama Home Development Co.,Ltd.

 

 

 

(住宅事業)

・住宅建築

(住宅建築事業の特徴)

住宅建築事業は、注文住宅の建築請負を行う事業であります。注文住宅の建築は、当社が顧客との間で戸建住宅の工事請負契約を締結し、設計及び施工(工事管理)を行うものであります。

当事業における特徴の一つは、ロードサイド型の独立店舗を中心とした店舗展開にあります。

当社グループは、全国47都道府県にロードサイド型の独立店舗を出店しており、2026年5月31日現在、183店舗を展開しております。独立店舗には、主にモデルハウス、事務所及びショールームを併設しており、モデルハウスの見学から仕様打合せまで、一貫した営業活動を行っております。

また、営業エリアの拡充を目的として、住宅総合展示場への出店も行っており、2026年5月31日現在、住宅総合展示場を51箇所出店しております。当社グループでは、ロードサイド型独立店舗及び住宅総合展示場の双方を活用し、地域特性や集客効率等を踏まえた店舗展開を行っております。

店舗への集客については、テレビCM、WEB動画CM、チラシ及びWEB広告等を活用した広告宣伝活動に加え、展示場来場者向けの販売促進施策を実施しております。これらの施策を通じて、展示場来場者数の増加及び集客力向上に努めております。

 

(商品の特徴)

当社グループは、「より良いものをより安く 提供することにより 社会に奉仕する」という経営方針のもと、設立当初より、「自由設計・オール電化・豊富な設備仕様」を特徴とする住宅商品「大安心の家」を提供してまいりました。

設立当初は九州地区を中心に営業展開を行っていたことから、断熱地域区分(注1)5・6・7地域向けの商品を中心に展開しておりましたが、営業エリアの拡大に伴い、北関東・北陸・南東北地区(4地域)向けの「大安心の家〔愛〕」、北東北地区(3地域)向けの「大安心の家〔暖〕」、北海道地区(1・2地域)向けの「大地の家」、沖縄地区(8地域)向けの「大安心の家〔沖縄〕」など、地域特性に対応した商品を投入してまいりました。

また、価格帯や顧客ニーズの多様化に対応するため、価格を抑えた「木麗な家」、都市部の狭小地向け3階建て住宅「木望の家」、屋上緑化が可能な住宅「グリーンエコの家」、外観意匠を向上させた「大安心の家PREMIUM」、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)に対応した「大安心の家ZERO」、品質とコストバランスを重視した「シフクノいえ」など、商品ラインナップの拡充を進めてまいりました。

なお、「大安心の家」シリーズについては、2009年6月の「長期優良住宅」認定制度(注2)の開始に伴い、同制度へ適合する仕様への改良を実施しております。また、2022年5月には、住宅性能表示制度の改定により新設された「断熱等性能等級5」へ対応いたしました。「自由設計・オール電化・豊富な設備仕様」を維持しつつ、高耐久・高断熱・高耐震性能を備えた商品展開を行っております。

さらに、省エネ基準の最高水準である「HEAT20 G3」水準及びUA値0.23W/(㎡・K)(注3)を実現した、高耐久・高断熱・高気密住宅「笑顔の家」を全国で販売しております。

 

当社グループの販売する商品の主なラインナップは以下のとおりです。

 

商品名

特徴

大安心の家

「自由設計・オール電化・豊富な設備仕様」が特徴で、当社設立以来の主力商品であります。
また、長期優良住宅認定制度(注2)に標準で対応となっております。地域断熱区分によって各種ラインナップ(「大安心の家[愛]」「大安心の家[暖]」「大地の家(1・2地域対応)」「大安心の家[沖縄]」)を取り揃えております。

木麗な家

「大安心の家」と同じ耐震性能を持ち自由設計でありながら、子育て世代や一次取得者向けに、よりお求めやすい価格設定とした商品です。

木望の家

市街地などの限られた敷地でも、ライフスタイルに応じた住まいづくりが実現可能な3階建住宅です。
ピロティ式カーポート(注4)など、限られた敷地で、広く快適な生活ができる立体的な間取り構成などの工夫がなされている住宅です。防火面での安全性の向上も図られ、標準にて準耐火仕様の設定となっております。

グリーンエコの家

屋上スペースを庭園やアウトドアリビングとして有効活用可能で、都市部の狭い敷地でもプライベートな屋外空間を確保できる自由設計の住宅です。

大安心の家 PREMIUM

開放感を演出するハイ&ワイドサッシや高いデザイン性と耐久性を併せ持つ外壁材を標準採用し、ワンランク上のライフスタイルを実現する商品です。

大安心の家 ZERO

「大安心の家」をベースに年間一次エネルギー収支をゼロ以下にする住宅を実現しました。経済性、快適性、環境性に優れた商品です。

シフクノいえ プレミア

シンプル&ベーシックなプランバリエーションに人気の住宅設備、最高等級3の高耐震性を備えた企画型商品です。

笑顔の家

省エネ基準の最高レベルとなる「HEAT20 G3」水準のUA値0.23w(㎡/K)(注3)を実現した、高耐候、高耐久、高断熱、高気密な商品です。「ダブル断熱工法」で一年を通し快適に暮らすことができます。

 

(注1) 断熱地域区分

断熱地域区分とは、「建築物省エネ法」において、全国の気候条件に応じて地域区分されたものです。

適合する地域区分に応じて断熱性能基準が設けられ、断熱材の厚み・開口部の断熱性・気密性能など規定されています。

断熱地域区分ごとの主な対応地域は以下のとおりであります。(山間部等一部例外もあります。)

1、2地域・・・北海道

3  地域・・・青森県、岩手県、秋田県

4  地域・・・宮城県、山形県、福島県、栃木県、新潟県、長野県

5、6地域・・・茨城県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、富山県、石川県、福井県、山梨県、岐阜県、

               静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、

               鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、

               福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県

7  地域・・・宮崎県、鹿児島県

8  地域・・・沖縄県

(注2) 「長期優良住宅」認定制度

「長期優良住宅の普及の促進に関する法律(2009年6月4日施行)」が施行されたことにより、長期優良住宅としての性能(劣化対策、耐震性、維持管理の容易性等の基準)が定められ、同制度に適合している住宅を購入し、認定を受けることで税制の特例措置(住宅ローン減税、登録免許税、固定資産税等の減免等)を受けることができる制度であります。

(注3) HEAT20 G3・UA値

一般社団法人20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会(HEAT20)が定める断熱基準において、最も高い断熱性能を誇るグレードです。

断熱地域区分 1・2・3 地域の笑顔の家は G2 レベルに該当します。

UA 値は、プラン、その他諸条件により異なります。

(注4) ピロティ式カーポート

ピロティとは建物の一階部分にあって壁のない、柱だけで囲われた空間のことです。

この空間を利用した駐車場をピロティ式カーポートといいます。

 

 

・リフォーム

当社グループは、設立から28年が経過し、初期に建築した住宅におけるメンテナンス需要及び増改築需要が増加しております。引渡し後の経過年数や顧客ニーズに応じた商品・サービスを展開し、リフォーム事業を行っております。

・住宅関連紹介

住宅建築に付随する各種工事(解体工事、外構工事等)並びに引越し、インターネット回線契約等について、提携事業者への紹介を行い、紹介手数料を受領しております。

・設計支援業務

プレカットCAD入力、図面作成等の設計支援業務を行っております。

 

(不動産事業)

・戸建分譲

当社グループでは、多様化するお客様の住宅ニーズに対応するため、注文住宅に加え、戸建分譲事業を展開しております。土地を保有していないお客様への提案に加え、立地や利便性、入居時期などを重視されるお客様にも幅広い選択肢を提供することで、より多くのお客様の住まいづくりに貢献しております。

当社グループは、これまで培ってきた住宅建築のノウハウを活かし、戸建分譲事業を展開することで、経営方針である「より良いものをより安く」の実現に努めております。

事業開始当初は、5区画程度の小規模開発案件を中心に展開しておりましたが、事業ノウハウの蓄積に伴い、30区画を超える大規模プロジェクトにも対応可能となりました。

現在は、資金効率及び回転率を重視し、主に10区画以下の案件を中心に展開しております。また、住宅の提供にとどまらず、街並み・景観・周辺環境にも十分配慮した総合的な住環境の提供に取り組んでおります。

・マンション販売

中古マンションの買取及びリノベーション再販を主な業務としております。

・サブリース

サブリース事業は、ビルを1棟又はフロア単位で借り受け、転貸する事業であります。オーナー(所有者)に対して賃料保証を行い、テナントから受領する賃料を収益として計上しております。

また、改修工事等によるビルの価値向上を図るとともに、リーシング活動を通じてテナント誘致を行っております。

・オフィス区分所有権販売

オフィス区分所有権販売事業は、サブリース事業で培った経営資源を活用した事業であります。

当事業では、都心商業地に所在する小・中規模オフィスビルを1棟単位で取得し、リノベーション等によるバリューアップを実施することで、オフィス物件としての付加価値向上を図っております。その後、賃料水準及び入居率の改善を進め、1棟単位又はフロア単位で販売しております。

 

(金融事業)

・保険代理業

当社グループでは、保険代理業として、火災保険、地震保険、自動車保険等の損害保険及び生命保険の取次業務を行っております。

保険代理業務は、契約の取次に加え、事故発生時の窓口対応や保険会社との折衝業務等、多岐にわたっております。

また、取扱商品の拡充を目的として生命保険の販売を推進するとともに、社内ファイナンシャル・プランナーを活用したライフプラン提案等にも取り組んでおります。

・ファイナンス

タマファイナンス㈱において、本融資実行までの資金立替に係るつなぎ融資の取次サービスを、当社の新築住宅購入者向けに提供しております。

 

 

(エネルギー事業)

・メガソーラー事業

当社グループでは、大規模太陽光発電所の運営を行っております。

福岡県大牟田市において、「タマホーム有明メガソーラー発電所」を2015年1月に竣工し、2015年2月より商業運転を開始いたしました。

発電した電力については、固定価格買取制度に基づき、九州電力㈱へ売電しております。

 

 (その他事業)

・広告代理業

タマ・アド㈱は、総合広告会社として広告代理業を行っております。広告媒体の仕入販売に加え、広告コンテンツの制作、イベント企画等の業務を行っております。

・家具販売・インテリア工事請負

  タマリビング㈱は、家具の販売(卸売及び直販)並びにカーテン、照明工事等のオプション工事の請負を

 行っております。

・地盤保証

在住ビジネス㈱は、地盤調査、地盤改良工事、地盤保証、省エネ適合性判定の申請代行及び構造計算サービスに関する事業を行っております。

・農業

タマアグリ㈱は、農業への進出及び障がい者雇用機会の創出を目的として、福岡県筑後市において農作物等の生産・加工・販売を行っております。

・車両リース

THオートリース㈱は、当社グループ内の社用車を中心としたリース、中古車販売、メンテナンス、修理並びに損害保険管理業務を行っております。

 

 

<事業系統図>

以上述べた事項を事業の系統図によって示すと、次のとおりであります。

 


業績状況

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

1.財政状態及び経営成績の状況

当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、物価上昇の継続や金融政策の動向による金利上昇への関心の高まりに加え、中東情勢をはじめとする地政学的リスクや金融資本市場の変動等の影響もあり、経済環境は引き続き注視が必要な状況で推移いたしました。

当社グループの属する国内住宅業界は、物価上昇や建築コストの高止まりに加え、住宅ローン金利動向への関心の高まりなどを背景に、住宅取得に対する消費者マインドは慎重な状況が続きました。このような環境のもと、新設住宅着工戸数は弱含みで推移しました。

このような事業環境の中で当社グループにおきましては、注文住宅・戸建分譲・リフォーム・不動産の4つの事業の柱を中心に成長する、2022年5月期よりスタートした5ヵ年計画「タマステップ2026」の中で、早期受注・早期着工・早期売上を目標に掲げ、事業拡大、企業価値向上に取り組んでまいりました。そして、地域特性に合わせた販売戦略を策定・実施するとともに、変化するお客様の価値観・行動様式に柔軟に対応していくことで、中核事業である注文住宅事業の収益基盤をより一層強化するとともに、各事業において収益力の向上に努めました。

その結果、当社グループの連結経営成績は、売上高197,740百万円(前年同期比1.5%減)となりました。利益につきましては営業利益3,842百万円(同6.6%減)、経常利益3,757百万円(同0.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益1,213百万円(同17.9%減)となりました。

また、当社グループの当連結会計年度末における資産総額は、86,468百万円(前連結会計年度比6.3%減)となりました。流動資産は、仕掛販売用不動産の増加9,892百万円等があったものの、現金及び預金の減少9,824百万円、販売用不動産の減少3,888百万円などにより63,713百万円(同5.7%減)となりました。なお、現金及び現金同等物は「2.キャッシュ・フローの状況」に記載のとおり、21,176百万円(同31.7%減)となりました。また、固定資産は建物及び構築物の減少などにより22,755百万円(同8.0%減)となりました。

負債総額は、56,768百万円(同2.2%減)となりました。流動負債は、1年内返済予定の長期借入金の減少2,336百万円があったものの、短期借入金の増加4,835百万円、未成工事受入金等の増加712百万円などにより49,984百万円(同11.5%増)となりました。固定負債は、長期借入金の減少などにより6,784百万円(同48.6%減)となりました。

純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益1,213百万円の計上等があったものの、配当金の支払5,652百万円等により4,575百万円減少し、29,700百万円(同13.4%減)となりました。

 

2.キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ9,824百万円減少し、当連結会計年度末には21,176百万円となりました。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度において営業活動による資金の増加は、926百万円(前連結会計年度は2,248百万円)となりました。これは主に、減価償却費2,368百万円(同2,487百万円)、棚卸資産の増加5,741百万円(同1,975百万円の減少)、未成工事受入金等の増加712百万円(同804百万円)等によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度において投資活動による資金の減少は、1,156百万円(同1,741百万円)となりました。これは、新規支店の開設等の有形固定資産の取得による支出1,002百万円(同1,720百万円)等によるものであります。

 

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度において財務活動による資金の減少は、9,625百万円(同4,390百万円の増加)となりました。これは、長期借入金の返済による支出11,580百万円(同2,598百万円)等によるものであります。

 

3.生産、受注及び販売の実績

(1) 生産実績

当社グループ(当社及び連結子会社)が営む住宅事業、不動産事業、金融事業、エネルギー事業及びその他事業では生産実績を定義することが困難であるため「生産実績」は記載しておりません。

 

(2) 受注実績

当連結会計年度の受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

受注高(百万円)

前期比(%)

受注残高(百万円)

前期比(%)

住宅事業

142,851

+3.4

102,680

+9.6

合計

142,851

+3.4

102,680

+9.6

 

(注) 1  セグメント間取引については相殺消去しております。

2  金額は、販売価格によっております。

3  不動産事業、金融事業、エネルギー事業、その他事業では、受注活動を行っていないため記載しておりません。

 

(3) 販売実績

当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

金額(百万円)

前期比(%)

住宅事業

135,902

△ 7.0

不動産事業

54,917

+ 14.9

金融事業

965

+ 5.3

エネルギー事業

804

△ 3.5

その他事業

5,149

+ 0.6

合計

197,740

△ 1.5

 

(注) 1  セグメント間取引については相殺消去しております。

2  主たる販売先は不特定多数の一般消費者であり、相手先別販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10以上の販売先はありません。

 

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

(当連結会計年度の経営成績等)

当社グループの売上高は、注文住宅事業における引渡棟数の減少により、197,740百万円(前連結会計年度比1.5%減)となりました。利益面は、営業利益3,842百万円(同6.6%減)、経常利益は3,757百万円(同0.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は、1,213百万円(同17.9%減)と各段階利益において減益となり、1株当たり当期純利益は41円86銭(前連結会計年度は50円99銭)となりました。

住宅事業は、中核である注文住宅事業における引渡棟数の減少等により減収減益となりました。不動産事業では、戸建分譲事業及びオフィス区分所有権販売事業が前連結会計年度を上回り、増収増益となりました。引き続き、お客様の多様なニーズに対応した商品・サービスの提供を通じて注文住宅事業の競争力を強化するとともに、戸建分譲事業、リフォーム事業及び不動産事業の成長を推進することで、収益基盤の多様化を図り、持続的な成長及び企業価値の向上に努めてまいります。セグメントごとの経営成績等の詳細は、「(3)セグメントごとの経営成績等の状況に関する認識及び分析」に記載しているとおりであります。

 

(キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性について)

当社グループの事業活動における運転資金需要の主なものは、不動産事業における販売用不動産取得があります。また、設備投資資金需要の主なものとしては、注文住宅事業における展示場の新設および移転があります。当社グループの事業活動に必要な資金を安定的に確保するため、内部資金の活用、金融機関からの借入等を行っており、自己資本比率等の財務健全性指標を注視しながら、最適な選択を実施していきます。

なお、当連結会計年度における借入金及びリース債務等を含む有利子負債の残高は15,113百万円(前連結会計年度は19,071百万円)となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、21,176百万円となっております。

 

(3)セグメントごとの経営成績等の状況に関する認識及び分析

(住宅事業)

住宅事業においては、当連結会計年度における営業拠点は234ヶ所となりました。注文住宅の引渡棟数は5,176棟と前期比で7.5%減少いたしました。

注文住宅事業では、受注促進施策の実施や市場ニーズを踏まえた商品提案の強化に取り組むとともに、集客チャネルの拡充及び営業体制の強化を推進いたしました。一方で、WEB施策の変更や住宅取得マインドの低下等を背景に集客は低調に推移したものの、価格帯が市場ニーズと合致したことや受注促進施策の効果により成約率は向上し、受注は堅調に推移いたしました。

施工面では、受注減少下においても着工の前倒しや工程管理の徹底により工期短縮及び売上確保に努めました。また、中東情勢や為替変動等を背景に輸入木材やナフサ由来製品を中心として資材価格は上昇基調で推移したものの、調達先の多様化や協力会社・メーカーとの連携強化により、安定した資材調達及び施工体制の維持に努めました。

リフォーム事業におきましては、保証延長工事を中心としたオーナー様向け提案活動の強化に取り組みました。物価上昇や金利動向の影響により、お客様のリフォーム需要は慎重な状況が続いたものの、引渡後10年超のオーナー様へのアプローチ強化が奏功し、主力である保証延長工事の受注は堅調に推移いたしました。また、エコキュート交換工事等の住宅設備工事の受注拡大にも努めました。

保証延長工事においては、防蟻工事及びシーリング工事を中心に受注を獲得し、安定した収益基盤の構築に寄与いたしました。

以上の結果、当事業の売上高は135,902百万円(前年同期比7.0%減)、営業損失は1,066百万円(前年同期は営業利益330百万円)となりました。

 

 

(不動産事業)

不動産事業においては、戸建分譲事業では、用地仕入れが順調に進捗したことに加え、販売活動の強化に取り組んだ結果、引渡棟数は1,444棟と前期比で7.1%増加いたしました。また、完成在庫の適正化を進めるとともに、仕入れから販売までの回転率改善にも取り組みました。

用地取得競争の継続や建築資材価格、人件費等の上昇を背景に、収益性を重視した事業運営が求められる事業環境となりました。

サブリース事業では、東京都心部を中心にオフィス賃貸市場が堅調に推移する中、高い入居率の維持及び安定した賃貸運営に努めました。一方で、新規サブリース物件の受託拡大に取り組んだものの、新規受託には至りませんでした。

区分所有権販売事業では、国内外からの投資マネーの流入を背景にオフィス売買市場が堅調に推移する中、販売活動を推進いたしました。また、空室区画のリーシングや物件価値向上に取り組み、収益性の向上に努めました。

一方で、物件価格の高止まりや金利上昇等を背景に仕入環境は厳しい状況が継続しており、立地や収益性を重視した案件の厳選に加え、賃料水準や稼働率の改善を見込めるバリューアップ型物件への取り組みを強化いたしました。

以上の結果、当事業の売上高は54,917百万円(前年同期比14.9%増)、営業利益は3,581百万円(同48.1%増)となりました。

 

(金融事業)

金融事業においては、住宅ローン及び損害保険を中心に手数料収入が堅調に推移いたしました。

住宅ローンでは、提携金融機関とのキャンペーンや支店単位での勉強会の開催、オーナー様の借り換え需要の掘り起こし等により利用促進に努めました。また、損害保険では、火災保険の補償額上昇に伴う損保単価の上昇等を背景に、1件当たりの収益性が向上いたしました。

一方、生命保険については、新築住宅の受注動向や顧客の慎重な検討姿勢の影響を受けましたが、金融事業全体としては概ね計画どおりに推移いたしました。

以上の結果、当事業の売上高は965百万円(前年同期比5.3%増)、営業利益は252百万円(同64.8%増)となりました。

 

(エネルギー事業)

エネルギー事業においては、福岡県大牟田市で運営するメガソーラー発電所において、九州電力株式会社による出力制御における代理制御の仕組み導入及び天候要因等により、売電実績は、前期を下回りました。当事業の売上高は804百万円(前年同期比3.5%減)、営業利益は249百万円(同6.6%減)となりました。

 

(その他事業)

その他事業においては、住宅周辺事業を中心に増収減益となり、当事業の売上高は5,149百万円(前年同期比0.6%増)、営業利益は813百万円(同10.6%減)となりました。

 

以上の結果、当社グループの連結経営成績は、売上高197,740百万円(前年同期比1.5%減)となりました。利益につきましては営業利益3,842百万円(同6.6%減)、経常利益3,757百万円(同0.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益1,213百万円(同17.9%減)となりました。

 

 

(4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っていますが、見積り特有の不確実性が存在するため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。

連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

 

セグメント情報

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1.報告セグメントの概要

当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社は、住宅の建築請負をはじめとして多分野にわたる総合的な事業展開を行っており、その報告セグメントは、事業領域を基礎とした製品・サービス別に「その他」の事業領域を除いた「住宅事業」「不動産事業」「金融事業」「エネルギー事業」の4つで構成しております。

「住宅事業」は、戸建住宅、集合住宅の建築請負、リフォームを行っております。「不動産事業」は、戸建分譲・マンションの開発・分譲、賃貸ビルのサブリース、オフィス区分所有権の販売等を行っております。「金融事業」は、火災保険、生命保険等の保険代理業、住宅購入者向けつなぎ融資を行っております。「エネルギー事業」は、メガソーラー発電施設の運営、経営を行っております。

 

2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額の算定方法

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と同一です。

報告セグメントの利益は営業利益ベースの数値であります。セグメント間の内部利益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。

 

 

3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失(△)、資産その他の項目の金額に関する情報

前連結会計年度(自  2024年6月1日  至  2025年5月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他
(注1)

合計

調整額
(注3、4)

連結
財務諸表
計上額
(注5)

住宅
事業

不動産
事業

金融
事業

エネルギー事業

計

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

 

注文住宅販売

133,533

-

-

-

133,533

-

133,533

-

133,533

戸建分譲販売

-

41,811

-

-

41,811

-

41,811

-

41,811

リフォーム事業

11,124

-

-

-

11,124

-

11,124

-

11,124

マンション販売

-

1,869

-

-

1,869

-

1,869

-

1,869

その他

1,472

960

913

833

4,180

5,120

9,301

-

9,301

顧客との契約から生じる収益

146,130

44,641

913

833

192,519

5,120

197,639

-

197,639

その他の収益(注2)

-

3,174

3

-

3,177

-

3,177

-

3,177

外部顧客への
売上高

146,130

47,816

916

833

195,696

5,120

200,817

-

200,817

セグメント間の内部売上高又は振替高

226

14

-

-

240

11,801

12,042

△12,042

-

 計

146,356

47,830

916

833

195,937

16,922

212,860

△12,042

200,817

セグメント利益

330

2,418

153

266

3,168

909

4,078

34

4,113

セグメント資産

41,292

42,891

1,486

3,164

88,834

7,981

96,816

△4,513

92,302

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費

2,127

90

11

243

2,472

18

2,491

△3

2,487

有形固定資産

及び無形固定

資産の増加額

1,702

16

0

2

1,721

15

1,736

-

1,736

 

(注) 1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、 家具・インテリア事業、広告代理業及び海外事業等を含んでおります。

2.その他の収益には、「金融商品に関する会計基準」(企業会計基準第10号)に基づく営業貸付金の利息収入および、「リース取引に関する会計基準」(企業会計基準第13号)に基づく賃貸料収入が含まれております。

3.セグメント利益の調整額34百万円は、セグメント間取引消去によるものです。

4.セグメント資産の調整額△4,513百万円は、報告セグメントに帰属しない全社資産1,659百万円及びセグメント間取引消去△6,172百万円によるものです。

5.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

 

 

当連結会計年度(自  2025年6月1日  至  2026年5月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他
(注1)

合計

調整額
(注3、4)

連結
財務諸表
計上額
(注5)

住宅
事業

不動産
事業

金融
事業

エネルギー事業

計

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

 

注文住宅販売

124,494

-

-

-

124,494

-

124,494

-

124,494

戸建分譲販売

-

47,669

-

-

47,669

-

47,669

-

47,669

リフォーム事業

10,062

-

-

-

10,062

-

10,062

-

10,062

マンション販売

-

909

-

-

909

-

909

-

909

その他

1,346

3,216

954

804

6,322

5,149

11,471

-

11,471

顧客との契約から生じる収益

135,902

51,795

954

804

189,457

5,149

194,607

-

194,607

その他の収益(注2)

-

3,122

10

-

3,132

-

3,132

-

3,132

外部顧客への
売上高

135,902

54,917

965

804

192,590

5,149

197,740

-

197,740

セグメント間の内部売上高又は振替高

228

14

-

-

242

10,734

10,977

△10,977

-

 計

136,131

54,931

965

804

192,833

15,884

208,717

△10,977

197,740

セグメント利益又は損失(△)

△1,066

3,581

252

249

3,017

813

3,830

11

3,842

セグメント資産

32,475

45,807

1,224

2,974

82,483

8,080

90,563

△4,094

86,468

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費

2,018

86

9

238

2,353

18

2,371

△3

2,368

有形固定資産

及び無形固定

資産の増加額

1,002

16

3

9

1,032

0

1,033

-

1,033

 

(注) 1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、 家具・インテリア事業、広告代理業及び海外事業等を含んでおります。

2.その他の収益には、「金融商品に関する会計基準」(企業会計基準第10号)に基づく営業貸付金の利息収入および、「リース取引に関する会計基準」(企業会計基準第13号)に基づく賃貸料収入が含まれております。

3.セグメント利益又は損失(△)の調整額11百万円は、セグメント間取引消去によるものです。

4.セグメント資産の調整額△4,094百万円は、報告セグメントに帰属しない全社資産2,320百万円及びセグメント間取引消去△6,415百万円によるものです。

5.セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

 

 

【関連情報】

前連結会計年度(自  2024年6月1日  至  2025年5月31日)

1.製品及びサービスごとの情報

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

2.地域ごとの情報

(1) 売上高

本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

(2) 有形固定資産

本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。

3.主要な顧客ごとの情報

全セグメントの売上高の合計額に対する割合が10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。

 

当連結会計年度(自  2025年6月1日  至  2026年5月31日)

1.製品及びサービスごとの情報

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

2.地域ごとの情報

(1) 売上高

本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

(2) 有形固定資産

本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。

3.主要な顧客ごとの情報

全セグメントの売上高の合計額に対する割合が10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前連結会計年度(自  2024年6月1日  至  2025年5月31日)

 (単位:百万円)

 

住宅事業

不動産

事業

金融事業

エネルギー

事業

その他

全社・消去

合計

減損損失

960

5

-

-

-

-

966

 

 

当連結会計年度(自  2025年6月1日  至  2026年5月31日)

 (単位:百万円)

 

住宅事業

不動産

事業

金融事業

エネルギー

事業

その他

全社・消去

合計

減損損失

1,541

-

-

-

-

-

1,541

 

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

該当事項はありません。

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

該当事項はありません。