リスク
3 【事業等のリスク】
リスク・マネジメントを推進するにあたり、損失を未然に低減・回避すべき当社が想定する事業等の主なリスクは、以下のとおりです。なお、文中における将来に関する事項については、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
(1) 安全S、品質Q、コストC、納期D、環境Eのリスク(事業遂行上のリスク)
当社の施工管理手法の基本である安全Safety、品質Quality、コストCost、納期Delivery、環境Environmentの各方面からのリスク
(2) 得意先や取引先の資金繰り悪化や収益低下による倒産などの財務健全性を含むリスク(財務リスク)
… 信用調査を励行する。
(3) 社員、協力会社社員の長時間労働や熱中症対策、日常の健康障害やメンタルヘルスなどを含めた人の心身に関連するリスク(人為的リスク)
… 各支店在籍者を含めて健康診断を100%実施する。産業医を活用し、必要に応じて産業医面談を実施する。
(4) 得意先・協力会社との工事請負契約などの契約や法的規制、コンプライアンスなどに関連するリスク(法務リスク)
… トラブル防止の観点から、特に新規または中断休眠後の取引については省略することなく正規の再確認ルールを経る。トラブルを未然防止するためには、早い段階から弁護士に相談するよう心掛ける。
(5) 情報セキュリティ…利用頻度が急拡大する中、重要な情報を取り扱うケースも増えている。
(社外)
・セキュリティ事故の内容によっては、高額な損害金を賠償しなければならない。
・見積書や図面など秘匿性が高い情報を扱う場合は、必ずセキュリティーをかけるよう習慣付ける。
(社内)
複数の社員が1つの情報を共有し編集するネットワーク利用するケースも出てきているので、特に注意する。
(6) サプライチェーンなどに起因する連鎖リスク
(7) 気候変動に伴う地震・洪水・山火事などの自然災害ハザードリスクやコロナウイルス感染症などのパンデミックリスク(直接的には制御できないリスク)
… 安否確認システムなどを含めた全社BCP(事業継続計画)訓練を定期的に実施する。
配当政策
3 【配当政策】
当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要事項と位置づけております。また、株主資本の充実と経営基盤の確立に努めつつ、業績に対応した利益還元策を持続しながら、安定的な配当を行うことを基本方針としております。
内部留保資金につきましては、財務体質の強化と更なる事業の拡大に役立ててまいりたいと考えております。
剰余金の配当は、年1回期末配当をさせていただいております。配当の決定機関は株主総会であります。
当事業年度の剰余金の配当につきましては、継続的な安定配当の基本方針のもとに、2025年4月23日の定時株主総会により配当金の総額99百万円、1株当たり50円00銭を実施することといたしました。
当社は取締役会の決議により毎年7月31日を基準日として中間配当を行うことができる旨を定款に定めております。
(注) 基準日が当事業年度に属する剰余金の配当は、以下のとおりであります。
これまで減配なく長期安定配当を継続中ですが、今後は株主資本も加味した長期安定配当の視点から、DOE(株主資本配当率)1.5%達成をめざします。(2026年1月期は1株あたり55円を予定しております。)
(注) 当社は2023年8月1日に1株につき3株に株式分割を行っており、2020年1月期から2025年1月期の1株当たり配当額は当該株式分割を反映した配当額となっております。