2025.11.12更新

コーポレートストーリー

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書2025

サマリ

PC橋梁と超高層住宅を核に、プレキャスト(SQRIM等)とDXを組み合わせた「速く・質高く・省人化する」施工で稼ぐ力を磨く総合ゼネコン。海外はODAインフラで存在感、周辺では自社開発フロートの水上太陽光を拡大。インフロニアとの統合でスケールとエンジニアリング力を梃子に、データセンター等の新需要も取り込む。

目指す経営指標

・ROE:2030年に向け9%以上の水準を目標
・総還元性向:50%程度の方針
・建設生産性:+30%(SMile生産システム)
・海外売上比率:30%
・新規・周辺領域比率:30%
・Green Challenge 2030(Scope1+2削減、循環型・生物多様性KPI達成)
・労働時間短縮・週休2日達成等の人的資本KPI(目標年度明示済)

専門用語

■SQRIM
三井住友建設が用いるプレキャストコンクリートのコンセプト/技術群の呼称で、部材の工場製作と現場での迅速な据付を前提に、工期短縮・品質安定・省人化をねらう仕組みを指します。

■MIC構法
「Modular Integrated Construction(モジュール化一体工法)」の略で、建物を工場でユニット化して現場で組み立てる方式です。現場作業を減らし、品質のばらつきや天候リスクを抑えて、施工のスピードと確実性を高めます。

■ラクカメラ
現場に設置したカメラや画像を活用し、進捗や安全の確認、記録の自動化を支援する同社のDXツールの呼称です。熟練者の目視負担を減らし、遠隔からの状況把握を容易にします。

■AI de先ヤマ
施工計画の“ヤマ”(先行して片付けるべき重要作業)をAIで抽出・見える化し、段取り最適化や手戻り防止に活かす同社の取組名です。計画精度を高め、現場のムダ時間を削減します。

■SMile生産システム
設計・調達・施工・検査をデータでつなぎ、標準化と見える化で生産性を底上げする同社の生産システムの総称です。人員シフトや資機材手配を最適化し、全体での30%程度の生産性向上を狙います。

■SMilet(バイオトイレ)
電源や給排水が乏しい現場でも使える、微生物分解を利用した同社のバイオトイレの名称です。汚水の外部搬出を減らし、環境負荷と運用コストの低減に寄与します。

■HDC
海外事業での人材育成・技能移転を担う拠点/プログラムを指す社内用語です。現地採用や協力会社の教育を体系化し、現地化と品質確保を両立します。

■エクストラドーズド橋
主桁に大きなプレストレスを与えつつ、低い主塔と斜材で補助する橋梁形式です。長支間を比較的低い塔で実現でき、景観やコストとのバランスに優れます。

■PC斜張橋
プレストレストコンクリート(PC)を主構造に用いた斜張橋です。斜材で主桁を直接支持するため剛性が高く、長大橋でもたわみを抑えやすいのが特長です。

■プレキャスト(PCa)
梁・柱・スラブなどを工場で成形し、現場では組み立て中心で施工する方式です。品質を工場で確保しながら現場の工程を短縮し、天候影響や人手不足リスクを和らげます。

■ZEB/ZEH
建物の断熱・省エネ・創エネを組み合わせ、年間エネルギー消費を実質ゼロに近づける建築コンセプトです。ZEBは業務用、ZEHは住宅を対象とします。

■水上太陽光(自社フロート)
貯水池などに浮かべる太陽光発電で、同社は自社設計の浮体(フロート)を用いて発電設備を構築します。陸上に比べ用地制約が小さく、発電効率や保守性に配慮した設計が可能です。

■浮体式洋上風力(コンクリート浮体)
海上に浮かぶ基礎に風車を載せる方式で、同社はコンクリート製浮体の実現性を検討します。深海域でも設置でき、港湾での製作・組立を活かせる点が利点です。

■PPP/PFI
公共インフラを官民連携(PPP)で整備・運営する枠組みの総称で、PFIはその代表的手法です。民間の資金・技術を活用し、長期運営で成果責任を明確にします。

■低温タンク
LNGなどの超低温流体を貯蔵する大型タンクです。厳格な断熱・気密性能と施工品質が求められ、同社の土木・建築技術の適用領域となります。

■「脱請負」モデル
建設の元請・請負に限定せず、開発・保有・運営や周辺サービスまで収益源を広げる考え方です。請負事業と組み合わせ、安定収益と成長機会の両立を狙います。

■Green Challenge 2030
2030年に向けて温室効果ガス削減や資源循環、生物多様性配慮などを進める同社の環境行動計画です。施工・サプライチェーン・製品の各段階で具体的KPIを設定し、達成を管理します。