2025.11.04更新
コーポレートストーリー
価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。
情報ソース:
統合報告書2025
サマリ
熊谷組は「難所難物」に挑むDNAと“現場力”で土木・建築を核に、再エネ・不動産・技術商品まで裾野を広げる建設サービス企業。中計(2024–26)で「稼ぐ力」「選ばれる力」を磨き、木造・インフラ大更新・データセンター等を伸ばす。周辺事業に400億円投資し、2035年度に連結経常利益500億円を狙う。
過去
1898年、福井の石工職人が宿布発電所の水路工事を請負い創業。「難所難物」を進んで担い、黒部川第四発電所の大町トンネルなどで「トンネルの熊谷組」と評価を確立。
創業当初は水力発電の水路など社会インフラ整備から出発。1930年代の三信鉄道工事で実績を重ね、戦後は建築部門を設立し復興に貢献。機械化施工を先導し大町トンネルで難工事を突破、NATMの国内導入など工法...
現在
国内土木・建築、海外建設を柱に、不動産開発、再生可能エネルギー、技術商品(例:コッター式継手、バイオマス燃料)など周辺事業を展開し“しあわせ品質”を提供。
建設はインフラ大更新、防災・減災、資源循環、環境配慮型建築、中大規模木造、プラント、再開発、データセンター等へ提案力を強化。海外は台湾の超高層「台北ツインタワー」や東南アジアの下水道などを推進。周辺で...
未来
「両利きの経営」で建設の稼ぐ力を高めつつ、木造・再エネ・不動産等の周辺事業を加速。カーボンニュートラルとネイチャーポジティブを推進し、2035年度に連結経常利益500億円を目指す。
中計では周辺事業へ3年で400億円を投じ(不動産250億円、再エネ100億円等)、住友林業との協業で中大規模木造や海外不動産ファンドへの参画を拡大。洋上風力(保有SEP船活用)、EMSパッケージ、PP...
目指す経営指標
2026年度:連結売上高5,000億円、連結経常利益300億円、ROE10%以上、自己資本比率45%程度、配当性向40%目途。
2035年度(長期構想):連結経常利益500億円。
2024–2026年度(投資):周辺事業に総額400億円投資(不動産250億円、再エネ100億円、その他50億円)。計上収益40億円見込み。
2035年度(長期構想):連結経常利益500億円。
2024–2026年度(投資):周辺事業に総額400億円投資(不動産250億円、再エネ100億円、その他50億円)。計上収益40億円見込み。
トップメッセージの要約
稼ぐ力
選ばれる力
両利きの経営
投資戦略委員会
カーボンニュートラル対策ワーキング
選ばれる力
両利きの経営
投資戦略委員会
カーボンニュートラル対策ワーキング
取締役社長 上田 真 は、中計初年度を総括し、建設資材高騰で建築の採算が軟化した事実を受け止めた上で、受注時の審査厳格化と価格スライド条項の明確化で「稼ぐ力」を回復させると明言する。一方で周辺事業は「...
専門用語
■ しあわせ品質
熊谷組の品質方針を端的に表す言葉。施工の安全・確実さに加え、利用者や地域の安心・快適まで含めて「品質」と捉え、日々の現場運営や改善活動の指針としている。
■ 現場力
「技術×人」による、現場で課題を捉えて解決し切る総合力。デジタルやAIを取り込み、工程・環境・安全を同時に最適化する実装力を指す。
■ 難所難物
創業期から受け継ぐ「困難工事を進んで引き受ける」精神。黒部川第四発電所の大町トンネルなど難工事の実績とともに、企業のDNAとして語られる。
■ 両利きの経営
建設事業の強化と、再エネ・不動産・PPP/PFI等の周辺事業の拡大を同時に進め、収益源を多角化する経営スタンス。
■ ブラックバークペレット(BBP)
樹皮(バーク)等を使った脱炭素バイオマス燃料。2026年10月に「西条ペレット工場」での製造・販売開始を予定している。
■ コッター式継手
くさび(コッター)を用いる機械式継手。熊谷組とガイアートを含む4社で開発し、年間1万組超の安定販売を見込む自社開発品群の一つ。関連して品質管理アプリやプレキャスト壁高欄の外販も進める。
■ SEP/SEP船
洋上風力の建設に不可欠な自昇式作業台船(Self-Elevating Platform)。同社は6社コンソーシアムで共同保有し、風車大型化を見据え改造中。着床式・浮体式の両分野で活用を想定する。
■ JWFC SUNRISE
6社で共同保有するSEPの名称。熊谷組の洋上風力参入体制を象徴する基幹アセット。
■ 道路トンネルMOM事業
トンネルの管理・運営・保守(Management, Operation and Maintenance)を一体で担うビジネス。香港で4件を運営し、東南アジアでの拡大を目指す。
■ 再エネ電源供給&EMSパッケージ
自社開発の再エネ電源に、PPAや蓄電池、エネルギー管理(EMS)を組み合わせて提供するモデル。2025年2月にオンサイトPPAが稼働。
■ KUMA-DECS
災害時の応急復旧対応チーム。非常時に迅速な初動・復旧力を発揮するための社内体制。
■ アクアマリオネット
高精度水中測位システムの技術名称。水中での位置計測を高度化し、港湾・水中工事の精度向上に寄与する。
■ SAGAアクポニサーモン
独自藻類株の培養と完全閉鎖循環型アクアポニックスで養殖したトラウトサーモンのブランド。事業化検証のため試験販売を実施。
■ カーボンニュートラル対策ワーキング
全社のカーボンニュートラル戦略を推進するため、2024年度に発足した横断ワーキング。マテリアリティ改定や「ネイチャーポジティブ」対応とも連動する。
■ ネイチャーポジティブ
自然資本への依存・影響を把握し、自然の回復に資する方向へ転じる取り組み。同社は個別課題として掲げ、TNFDの枠組みで開示・評価を進めている。
■ ボルキタ/ボルピタ
鉄骨建方時のボルト孔ずれ調整で、従来の打撃音を抑えるために開発した治具。現場の騒音低減と作業の効率化に寄与する。
熊谷組の品質方針を端的に表す言葉。施工の安全・確実さに加え、利用者や地域の安心・快適まで含めて「品質」と捉え、日々の現場運営や改善活動の指針としている。
■ 現場力
「技術×人」による、現場で課題を捉えて解決し切る総合力。デジタルやAIを取り込み、工程・環境・安全を同時に最適化する実装力を指す。
■ 難所難物
創業期から受け継ぐ「困難工事を進んで引き受ける」精神。黒部川第四発電所の大町トンネルなど難工事の実績とともに、企業のDNAとして語られる。
■ 両利きの経営
建設事業の強化と、再エネ・不動産・PPP/PFI等の周辺事業の拡大を同時に進め、収益源を多角化する経営スタンス。
■ ブラックバークペレット(BBP)
樹皮(バーク)等を使った脱炭素バイオマス燃料。2026年10月に「西条ペレット工場」での製造・販売開始を予定している。
■ コッター式継手
くさび(コッター)を用いる機械式継手。熊谷組とガイアートを含む4社で開発し、年間1万組超の安定販売を見込む自社開発品群の一つ。関連して品質管理アプリやプレキャスト壁高欄の外販も進める。
■ SEP/SEP船
洋上風力の建設に不可欠な自昇式作業台船(Self-Elevating Platform)。同社は6社コンソーシアムで共同保有し、風車大型化を見据え改造中。着床式・浮体式の両分野で活用を想定する。
■ JWFC SUNRISE
6社で共同保有するSEPの名称。熊谷組の洋上風力参入体制を象徴する基幹アセット。
■ 道路トンネルMOM事業
トンネルの管理・運営・保守(Management, Operation and Maintenance)を一体で担うビジネス。香港で4件を運営し、東南アジアでの拡大を目指す。
■ 再エネ電源供給&EMSパッケージ
自社開発の再エネ電源に、PPAや蓄電池、エネルギー管理(EMS)を組み合わせて提供するモデル。2025年2月にオンサイトPPAが稼働。
■ KUMA-DECS
災害時の応急復旧対応チーム。非常時に迅速な初動・復旧力を発揮するための社内体制。
■ アクアマリオネット
高精度水中測位システムの技術名称。水中での位置計測を高度化し、港湾・水中工事の精度向上に寄与する。
■ SAGAアクポニサーモン
独自藻類株の培養と完全閉鎖循環型アクアポニックスで養殖したトラウトサーモンのブランド。事業化検証のため試験販売を実施。
■ カーボンニュートラル対策ワーキング
全社のカーボンニュートラル戦略を推進するため、2024年度に発足した横断ワーキング。マテリアリティ改定や「ネイチャーポジティブ」対応とも連動する。
■ ネイチャーポジティブ
自然資本への依存・影響を把握し、自然の回復に資する方向へ転じる取り組み。同社は個別課題として掲げ、TNFDの枠組みで開示・評価を進めている。
■ ボルキタ/ボルピタ
鉄骨建方時のボルト孔ずれ調整で、従来の打撃音を抑えるために開発した治具。現場の騒音低減と作業の効率化に寄与する。