2025.11.12更新

コーポレートストーリー

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書2025

サマリ

日本道路は舗装のパイオニアとして「道からはじまる街づくり」を掲げ、厳格な品質と現場機動力、土浦テクノBASEを核にした人材×技術の統合で価値を拡張。環境配慮型「バイオ炭アスコン」「PETアスコン」、テストコースや空港など高度施工で差別化し、地域の暮らしと産業をつなぐインフラを創る。

目指す経営指標

・2026年度目標:総売上高1兆6,900億円、営業利益1,000億円、当期純利益660億円
・セグメント利益率目標(2026年度):建設10.4%、製造・販売12.4%、共創25.0%
・海外事業:受注高50億円目標(中計)
・環境:2030年「カーボンハーフ」達成に向け製造投資を実行、2050年カーボンニュートラルビジョン推進

専門用語

■ 道からはじまる“街づくり”
道路舗装の枠を超え、地域の声に寄り添いながら公園・スポーツ施設・建築外構・PFI等を組み合わせ、暮らしの質を高めるコミュニティを共創するという日本道路独自の事業コンセプトです。

■ 土浦テクノBASE
技術研究所・機械センター・研修施設の3機能を統合した拠点で、次世代のインフラづくりに向けた研究開発と人財育成、施工機械の改良・運用支援を一体で進めるための基盤施設です。

■ バイオ炭アスコン
木質バイオマス由来の「バイオ炭」を舗装材料に添加し、路面に炭素を長期固定することで製造時のCO₂排出と吸収を相殺し、排出量収支を実質ゼロに近づける舗装技術です。通常の合材と同等の施工性・性状を持ち、国道などで採用が進んでいます。

■ PETアスコン
使用済みPETボトルや漁網を再資源化し、舗装材として活用するリサイクル舗装技術で、資源循環と高耐久を両立させる同社の環境工法ブランドです。

■ 入口管理
「適正工期・適正価格での受注」を全社で徹底するプロセス改革で、契約内容と対価を明確化したうえで着手し、変更交渉や利益率を“入口”段階から管理して収益性を確保する取り組みです。

■ 直接受注(50%目標)
発注者と直接対話して元請として受注する比率を安定的に50%以上に維持し、提案力と採算性を高める営業方針で、初年度は目標を上回る進捗が示されています。

■ Plan-Tech Mirai Nichido 2050
中長期の技術開発計画の総称で、カーボンニュートラル、アスファルト代替バインダー、リサイクル高度化、DX・自動化、長寿命化などの重点テーマをロードマップで推進する枠組みです。

■ すりもみ骨材
劣化したアスファルト舗装から砂利・砂などを分離し、磨砕処理で品質を回復させて新規骨材の代替として再利用する同社の再生骨材技術で、資源循環の拡充に寄与します。

■ ユニバーサル舗装技術
高齢者や子どもにも歩きやすく、安全で快適な歩行空間を目指す舗装の設計・材料・施工の考え方で、スマートシティ対応の将来ビジョンの一部として位置づけられています。

■ ND施工管理システム
無人化・施工機械自動化を見据えた同社の施工管理のデジタル基盤で、現場データの取得・可視化・フィードバックを通じて生産性向上と安全対策を図る仕組みです。

■ 自動運転技術開発支援施設(ADAS試験場・テストコース)
自動緊急ブレーキや車線維持支援などの先進安全機能の検証に対応した路面・環境を整備する試験路で、次世代モビリティ社会に向けた高度施工・計測技術の実証基盤として活用されています。