人的資本
OpenWork(社員クチコミ)-
社員数1,308名(単体) 1,563名(連結)
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平均年齢46.8歳(単体)
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平均勤続年数19.5年(単体)
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平均年収7,834,740円(単体)
従業員の状況
5【従業員の状況】
(1)連結会社の状況
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2024年3月31日現在 |
セグメントの名称 |
従業員数(人) |
設備工事業 |
1,115 |
その他の事業 |
136 |
全社(共通) |
312 |
合計 |
1,563 |
(注) 1 従業員数は就業人員であります。(当社グループからの出向者を除き、当社グループ外からの出向者を含んでおります。)
2 全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。
(2)提出会社の状況
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2024年3月31日現在 |
従業員数(人) |
平均年齢(歳) |
平均勤続年数(年) |
平均年間給与(円) |
1,308 |
46.8 |
19.5 |
7,834,740 |
セグメントの名称 |
従業員数(人) |
設備工事業 |
1,030 |
全社(共通) |
278 |
合計 |
1,308 |
(注) 1 従業員数は就業人員であります。(当社からの出向者を除き、他社からの出向者を含んでおります。)
2 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
3 全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。
(3)労働組合の状況
労使関係について、特に記載すべき事項はありません。
(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異
① 提出会社
当事業年度 |
補足説明 |
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管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1 |
男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2 |
労働者の男女の賃金の差異(%) (注)1 |
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全労働者 |
正規雇用 労働者 |
パート・有期 労働者 |
|||
1.8 |
18.2 |
67.7 |
67.3 |
59.2 |
(注)3 |
(注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
3 「労働者の男女の賃金の差異」について、賃金制度・体系において性別による差異はありません。男女の賃金の差異は主に男女間の管理職比率及び雇用形態の差異によるものであります。
② 連結子会社
「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。
サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) サステナビリティ方針
当社グループは、「暮らしのより確かな基盤をつくる」という基本理念のもと、お客さま等に「信頼・選択され続ける」ことを第一に、企業成長の源泉に位置付けた人的資本の伸展により社会的課題を解決し、企業価値の向上と持続可能な社会の実現に力強く取り組むことを「サステナビリティ方針」として策定しております。
サステナビリティ方針 |
当社グループは、「暮らしのより確かな基盤をつくる」という基本理念のもと、以下を実践してまいります。 ●人的資本の伸展をエンゲージメントにつなげて、組織基盤を強化してまいります。 ●主体的に社会的課題を解決しステークホルダーから信頼・選択され続けることで、企業価値を高め、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。 |
(2) 気候変動への対応(TCFD提言への取組)
当社グループは、2021年6月に改訂されたコーポレートガバナンス・コードを踏まえ、気候変動問題を重要な経営課題の一つと捉え、2023年5月にTCFD提言への賛同を表明いたしました。
そのうえで、「暮らしのより確かな基盤をつくる」という基本理念のもと、株主及び投資家はもとより地域社会・お客さま・取引先・従業員等のステークホルダーから信頼・選択され続ける企業を目指すとともに、社会的課題の解決に向けてカーボンニュートラル関連事業を主力に更なる挑戦を展開してまいります。
今後も、事業活動を通じた持続可能な社会の実現に貢献するとともに、TCFD提言に基づいた気候変動への対応について情報開示に取り組んでまいります。
<TCFD提言による開示推奨項目>
ガバナンス |
気候関連のリスク及び機会に係る組織のガバナンス |
戦略 |
気候関連のリスク及び機会が組織のビジネス、戦略、財務計画に及ぼす影響 |
リスク管理 |
気候関連のリスクの認識、評価、管理プロセス |
指標と目標 |
気候関連のリスク及び機会を評価・管理する指標と目標 |
(注)TCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosuresの略)
金融安定理事会(FSB)によって設立された気候関連財務情報開示タスクフォース。2017年6月、気候変動の影響を金融機関や企業、政府等の財務報告において開示することを求める提言を公表。
① ガバナンス
当社グループは、2024年2月に代表取締役社長が委員長を務めるサステナビリティ推進委員会を執行側に設置しました。経営に重大な影響を及ぼすおそれのある気候関連のリスクや機会とその情報開示並びに脱炭素社会実現に向けた社会的課題の解決による企業価値向上について審議を行ってまいります。
気候変動への対応に対する取締役会によるガバナンスとしては、執行側並びに監査側(監査等委員会及び内部監査部門)の複線化したレポートラインから定期的に報告を受け、監督しております。
なお、当社のコーポレート・ガバナンス体制の詳細につきましては、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1) コーポレート・ガバナンスの概要 ② 企業統治の体制」に記載しております。
② 戦略
イ シナリオ設定
当社グループは、2つのシナリオにおける2050年までの社会を想定し、各シナリオにおける気候関連のリスクと機会の特定を行っております。
1.5℃シナリオ |
4℃シナリオ |
今世紀末までに産業革命前と比較し、世界の平均気温上昇を1.5℃に抑えるため、大胆な政策や技術革新が加速される。 脱炭素社会への移行に伴う社会変化が事業に影響を及ぼす社会を想定。 |
パリ協定に即して各国政策が進められるも、現状を上回る対策をとらなければ世界の平均気温が4℃程度上昇する。 温度上昇等の気候の変化が事業に影響を及ぼす社会を想定。 |
ロ シナリオ分析結果
当社グループは、2つのシナリオ分析によって特定された気候関連のリスクと機会の中から、重要度の高い主な項目について財務インパクトを評価した結果は次のとおりであります。
今後も評価結果を踏まえた対応策を実践する一方、社内外の変化にあわせて適宜見直しを行ってまいります。
③ リスク管理
気候関連のリスクについては、代表取締役社長が委員長を務めるリスク管理委員会において識別・評価を行い、全社横断的なリスクとともにリスクの事前回避や顕在化時の被害軽減について統括的に管理しております。
万が一重大なリスクや損失が顕在化した場合には、迅速かつ的確に対応することにより、経営に及ぼす影響を最小限に抑制するよう努めております。
④ 指標と目標
当社グループは、カーボンニュートラル目標として、温室効果ガス排出量について、2030年度に2021年度比で46%削減、2050年度に実質ゼロを目指しております。
当社は、経済産業省が主導するGXリーグに参画し、トランジション戦略に基づきグループ大で温室効果ガス削減に努めております。
当社の事業における燃料や電気の使用に伴う自社の温室効果ガス排出量として、Scope1排出量(直接排出)及びScope2排出量(間接排出)の算定結果は以下のとおりです。
今後は、Scope3(事業者の活動に関連する他社の排出等Scope1、Scope2以外の間接排出)を含むサプライチェーン全体へ対象範囲の拡充に向けて取り組んでまいります。
(3) 人的資本
① 戦略
当社はこれまで、事業活動を支える人的資本に関しては、中長期的なガバナンス確保の観点から、2021年に『人材育成大綱』を策定し、人材戦略を進めてまいりました。企業活動を支えるのは『人』であり、人は最大の財産であります。そこで、キュードの価値観に基づき「人の成長こそが企業の成長や価値向上につながる」との認識に立ち、人材育成を重要な企業活動と位置づけ、全社を挙げて人材育成に力を入れております。そして、社員が自身の成長を実感し活き活きと活躍する事で、キュードの価値観の実現と企業価値の向上へつなげていくことを、目指しております。2024年度中期経営計画(2024~2026年度)においては、「人を真ん中にした強くてしなやかなQ'dづくり」を実現するため、『人材育成大綱』のブラッシュアップを図るとともに、教育訓練費、福利厚生費などの人材への投資を2023年度対比で倍増・強化してまいります。
<人材育成の方針>
人材育成については、4つの方針を掲げて取り組んでおります。
イ 目指す社員像に向けた人材育成
当社が目指す社員像を明確にすることで、必要な能力と行動を具体的に提示し、成長を促進しております。目指す社員とは、次の3つの要件を満たす社員であります。
a [職場の一員として]
「論理的な思考と判断、的確な意思疎通により、協働する社員」
b [組織のリーダーとして]
「メンバーの能力を引き出して組織の総合力を高め、成果を挙げる社員」
c [社内外に通用するプロフェッショナルとして]
「自身の専門性を充分に発揮し、課題解決、目標達成できる社員」
このために、aに相応する「基盤力」、bに相応する「マネジメント力」、cに相応する「専門性」の育成に取り組んでおります。また、これらは「年度教育訓練計画」によって着実な浸透を図っております。
ロ 部門が目指す社員像に向けた人材育成
各部門においては、部門が目指す社員像を明らかにし、能力、行動を定義して、各部門における人材育成に取り組んでおります。また、技量力量評価を実施し、目指す技量レベルと力量グレードの到達時期の目標を設定し、その実現を目指しております。
ハ 企業価値向上を担う人材開発の充実
経営環境の変化に対応し、業務遂行能力の向上を図るため、特別管理職の育成強化を始めとした、階層別教育の再構築に取り組んでおります。また、経営リテラシーを高めるための選抜型の研修を実施しており、今後、その拡大を図り、事業の成長、革新を実践できる人材の育成を早期に進めてまいります。
ニ 人材採用の強化
前述の施策に対処するためには、人材育成だけでなく採用強化が必須であります。処遇改善や、採用プロセス最適化、採用チャネルの充実、採用広報の強化を展開するとともに、新卒採用に加えて経験者採用も活発化させ、合わせて100名規模の安定的な採用に取り組んでおります。
<社内環境整備の方針>
社内環境整備方針については次のとおりであります。
イ 業務効率化・スリム化
IT技術を活用し、業務への取り組み方の変革・改善を実施しております。定例業務における「4悪(紙処理・手入力・定期的なピーク発生・例外処理の多さ)」の改善を目指して現場作業・施工管理のデジタル化や管理部門の業務プロセス変革に全社で取り組むほか、蓄積されたビッグデータ活用も実施してまいります。
ロ 組織風土向上のためのエンゲージメントスコアの改善
仕事のやりがいを高めるワークエンゲージメントと、帰属意識を高める組織エンゲージメントの向上に取り組んでおります。前者は、主として業績向上に関係する指標であり、後者は、定着率向上・採用強化の指標となることから,目標とするエンゲージメントスコアと対処すべき重点項目を定め、組織風土の向上を図ってまいります。
ハ 拡大安全衛生委員会の有効活用
拡大安全衛生委員会は、安全・環境・衛生に関する、東京エネシスグループの取り組みについて審議し、グループ全員で目標達成に向けた意思統一を図ることを目的に開催しております。これにより全員参加による社内環境の改善を行っております。
② 指標と目標
人材育成及び社内環境整備の方針に従い、以下の指標、目標を定めて人的資本の価値を高め、業績向上に資する人材マネジメントを行っております。
<人材育成の方針関連>
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2023年度 目標 |
2023年度 実績 |
達成率 |
2024年度 目標 |
目指す社員像に向けた人材育成 |
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中堅層・新任主任研修(ロジカルライティング) |
36名 |
36名 |
100% |
未設定 |
若年層(1・2・3年目)研修(ロジカルシンキング) |
85名 |
86名 |
101% |
80名 |
管理者マネジメント能力開発研修(真因追究(問題、課題解決、ライティング))(注)1 |
90名 |
46名 |
51.1% |
40名 |
部門が目指す社員像に向けた人材育成 |
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施工管理技士資格取得者数(注)2 |
179名 |
87名 |
48.6% |
45名 |
施工管理技士資格保有率 |
56.5% |
45.7% |
80.9% |
50.5% |
技量力量評価(力量グレードⅣ保持率) |
90.0% |
60.5% |
67.2% |
90.0% |
企業価値向上を担う人材開発の充実 |
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特別管理職の育成(行動型学習) |
20名 |
16名 |
80.0% |
16名 |
聴く力向上研修 |
- |
- |
- |
45名 |
選抜型リーダー養成研修 |
- |
- |
- |
40名 |
人材採用の強化 |
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新卒者採用(2024年度目標は2025年4月入社者) |
50名 |
36名 |
72.0% |
50名 |
経験者採用(注)3 |
40名 |
75名 |
187% |
50名 |
海外人材の採用 |
5名 |
4名 |
80.0% |
3名 |
<社内環境整備の方針関連>
業務効率化・スリム化 |
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電子契約、支払業務、タレントマネジメントデータのスマホ 利用等7項目の改革の実施 |
7項目 |
7項目 |
100% |
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一人当たり労働時間 |
2,000時間 未満 |
2,066時間 |
3.3%超過 |
- |
新たな人材価値創出のための業務デジタル化による削減時間(目標値は2024年度中期経営計画最終年度(2026年度)末時点) |
- |
- |
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20,000時間 |
組織風土向上のためのエンゲージメントスコアの改善 |
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心理的安全性の保てる環境整備のための調査 |
実施 |
実施 |
(達成) |
実施 |
エンゲージメントスコアの改善(目標値は2024年度中期経営計画最終年度(2026年度)末時点) |
- |
- |
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3.75以上 |
拡大安全衛生委員会の有効活用 |
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熱中症重症化 |
ゼロ |
ゼロ |
(達成) |
ゼロ |
業務災害休業4日以上 |
ゼロ |
1件発生 |
(未達成) |
ゼロ |
(注)1 管理者マネジメント能力開発研修は、研修効果の最大化を優先し実施人数を絞って実施しております。
2 施工管理技士資格取得者の2023年度目標・実績数は、中期経営計画(2021年度~2023年度)の3年間を対象としております。
3 品質保証部の新設に伴い、2023年度実績が計画を大きく上回っております。